BTS声明文の「真正性」を検証する

 原爆Tシャツの件、BTSが所属する事務所Big Hitが日本語版の公式サイトに「お詫び」の文章を掲載しました。
 わたし自身は被爆者ではないので、BTSに謝罪を求める立場ではありません。
 ただし、これまで韓国から歴史認識問題で「真正性のある謝罪」を延々と要求された日本の国民の一人として、この文章に「真正性」があるかどうかを検証してみたいと思います。
 文章の前半、原爆Tシャツに触れている部分を見てみましょう。

BTS JAPAN OFFICIAL FANCLUB

最近、BTSに提起された問題に対するBig Hit Entertainmentの立場

Big Hit Entertainmentです。

1. 最近、提起された問題のうち、私共Big Hitが検討した内容は次の通りです。

● 当社アーティストが原子爆弾(以下、“原爆”)のイメージの入った衣装を着用した内容
● 当社アーティストが過去に韓国内の雑誌のグラビア撮影でナチスの模様の入った帽子を着用した内容
● 当社アーティストが過去に参加したイベントのパフォーマンスでナチスのマークを連想させる旗を振って公演をしたという内容

2. 上記内容に対するBig Hitの立場は次の通りです。

● Big HitはBTSをはじめ、当社所属の全アーティストの活動において、戦争および原爆等を支持せず、これに反対し、原爆投下により被害に遭われた方を傷つける意図は一切なく、今後もないことを明らかにいたします。
● Big HitはBTSをはじめ、当社所属の全アーティストの活動において、ナチスを含む全ての全体主義、極端な政治的傾向を帯びた全ての団体および組織を支持せず、これに反対し、このような団体との関わりを通して過去の歴史によって被害に遭われた方を傷つける意図は一切なく、今後もないことを明らかにいたします。

3. Big Hitは最近、提起された問題に関連し、次の通りお詫びの言葉をお伝え申し上げます。

● Big Hitは、原爆のイメージの入った衣装の着用に関連し、上記に明らかにしたように一切の意図はなく衣装自体が原爆被害者の方を傷つける目的で製作されたものではないことが確認されたにも関わらず、当社が事前に十分な監修ができず、当社のアーティストが着用するに至ったことにより、原爆被害者の方を意図せずとも傷つけ得ることになった点はもちろん、原爆のイメージを連想させる当社アーティストの姿によって不快な思いを感じ得た点について心よりお詫び申し上げます。

(強調引用者)

以下、私が感じたことをいくつか指摘したいと思います。

1.「意図はない」の是非
 人権派のみなさんは、つね日頃「差別の意図はなかった発言、マジ絶滅しろ!」と叫んでいらっしゃいました。「意図はなかった」と弁解すること自体が見苦しい自己保身であり、被害者をさらに傷つけるという主張です。
 その視点からすると、今回のBig Hitの文章は、引用部分だけでも「意図はなかった」系のフレーズが4回も登場し、自分たちに悪気がなかったことをくどいほどに強調しています。はたしてこういう姿勢は従来のサヨク基準・韓国基準に照らして許容できるものなのでしょうか?

2.「にも関わらず」の意図
 この文章には、あきらかに日本語としておかしなところがあります。

>衣装自体が原爆被害者の方を傷つける目的で製作されたものではないことが確認されたにも関わらず、当社が事前に十分な監修ができず、当社のアーティストが着用するに至ったことにより…

 なんですか、この「にも関わらず」の使い方。
「衣装の製作目的に悪意があると確認されたにも関わらず、当社の監督不行き届きでアーティストに着用させてしまったので謝罪する」
もしくは
「衣装自体に悪意がないことが確認されたのでアーティストに着用させたが、その判断が甘かったことを謝罪する」
なら意味が通じるのですが。
 それにこの文章を読む限り、あのシャツを衣装に選んだとき事務所はメーカーに問い合わせて「原爆写真をプリントしたのはどういう意図?」と確認したかのように受け取れますが、とても事実とは思えませんね。

【2018.11.15追記
声明文のこの部分は1センテンスが長すぎるので分かりづらいのですが、バッサリ要約すると「Tシャツの制作意図に悪意がないと確認されたにもかかわらず、原爆被害者を傷つけ得ることになったことをお詫びする」ということですね。つまり韓国側関係者は誰も悪意がなかったのに、日本側が勝手に誤解して今回の事態をもたらしたとほのめかしたいわけです】


 この悪文のすべての原因は、事務所がここで強引にシャツのメーカーをもかばおうとしたせいです。
 芸能事務所がなぜ無関係なはずのTシャツメーカーをかばわなければならないのか?
 それは、あのTシャツが韓国社会に(肯定的に)受け入れられているため、シャツを悪者扱いすると韓国人全体が悪者になってしまうからでしょう。
 わたしが上に挙げた2つの修正案では、どちらもTシャツが不適切なものだったと認めることになってしまいます。それを回避するための呻吟の結果、あの奇妙な文章が出来上がったと想像します。
 こうした態度を「真正性ある謝罪」と認めてよいのでしょうか?

3.「不快にさせた」は謝罪なのか
 
 「意図したことではなかったが、結果的に不快にさせてしまった人がいるので謝る」というのは、日本の謝罪会見でも頻繁に聞かれる決まり文句です。
 それで相手が納得するのならべつにいいのですが、これって自分たちの何が問題だったのかを本当に理解し反省したうえでの言葉なのでしょうか?

 今回の件で日本世論が腹を立てているのは、原爆という悲惨なものを平然とファッションに取り入れる韓国人たちの無神経さに対してです。見た目はただのモクモクした雲でも、その下では何万人もの市民が焼かれ、吹き飛ばされ、苦しみながら死んでいった。しかもその影響で苦しんでいる人がいまもたくさん残っている。
 そういう事実に想像を巡らせることなく、「原爆は日本に対する神罰だ」「原爆のおかげで独立できた」と称賛し、原爆を格好いいもの、オシャレなものと考えるデリカシーのなさが、日本人をいらだたせるのです。

 原爆に対してその程度の認識しかないのですから、デザイナーもスタイリストもアーティストも所属事務所も、特段の「意図」がなかったのは当然のこと。たとえれば、花の冠を作って遊ぶ子供が、生殖器を千切られた植物の苦しみに思いが至らないのと同じことです。
 この声明文は、自分たちが原爆犠牲者やその遺族の感情などまったく「眼中になかった」事実を、「傷つける意図はなかった」と都合よく言い換えて自己保身に利用しているのです。

 日本世論が何に対して怒っているのかを理解せず、たとえ理解したとしても受け入れる意志がないからこそ、事務所は「不快にさせた」ことにしか謝罪しないし、韓国メディアは「防弾少年団、Tシャツ騒ぎにも人気…光復Tシャツの販売急増・東京ドーム満席」なんて記事を嬉々として書き連ねるのです。

4.「得る」「得た」とはどういう意味か

 ここまで書いてきて言うのはなんですが、事務所側は自分たちが実際に被爆者を傷つけたり不快な思いをさせたと認めているわけではありません。「傷つけ得ることになった」「不快な思いを感じ得た」――つまりそのような可能性をもたらした点を認めているだけです。
 こうした表現は、日本の謝罪現場でもよく使われる「傷ついた人がいるとしたら謝罪する」と同じニュアンスですね。「こんなことで本当に傷ついた奴なんかいるのかよ?」という、ふてくされた本音が透けて見えます。
 こうした態度を「真正性ある謝罪」と認めてよいのでしょうか?

5.本人の発言はあれでいいのか

 13日に東京ドームで行われたBTSのコンサートで、原爆Tシャツを着た当人がどんな発言をするかに注目が集まりました。

 午後6時から始まった公演は、約3時間行われた。ステージを見たファンによると、アンコールとなり、メンバーの1人1人が一言づつMCを行い、一連の騒動に関してコメントをするか注目されていた“原爆Tシャツ”を着た当人のジミンの番となった。ジミンは涙目となりながら、日本語でこうファンに語りかけたという。

「僕たちは2014年、初めて日本に来て渋谷の小さい場所でライブをやり、ようやく東京ドームに来ることができました。日本だけじゃなく、世界の人々に心配をおかけしました」

 観客たちももらい泣きし、会場からは何度も「ジミン」と大歓声が起こった。


https://dot.asahi.com/wa/2018111300086.html

 「心配をおかけした」。へえ、それだけですか。着用した本人がそれで済むと思ってるわけですかw
 しかも、アンコールがなければ何のコメントもなくコンサートは終わっていたわけでしょう?
 アーティストには責任がないとBig Hitは強調していますが、では彼らはただのマネキンなのでしょうか。
 もし当事者の彼が原爆について(日本人なみの)デリカシーを持っていたら、衣装を渡された時点で「他の服はありませんか」とやんわり拒否することもできたはずです。彼があのTシャツのデザインをどのように認識していたか、ぜひとも知りたいところです。
 それとも韓国が誇る世界的トップスターwは、自分が着た服について自分の言葉で語ることもできないような操り人形なんでしょうか?
 だとすれば彼らが国連で「自分自身について話してください」と世界に向けて呼びかけた演説も、事務所から渡された台本を朗読しただけという理解でいいのでしょうか?

6.韓国社会の膿を放っておいていいのか

 日韓の歴史認識問題では、河野談話や村山談話、菅談話、2015年の慰安婦合意などで日本政府が何度も謝罪表明したにもかかわらず、韓国側は石原慎太郎や橋下徹、一部活動家らの言動などをことさらに取り上げて「日本の謝罪は真正性がない」と批判しました。
 今回、韓国の世論やメディア、政治家たちは「BTSに対する日本の嫉妬」「おまえらが騒げば日本の蛮行が世界に知れ渡る」「難癖をつけるな」「BTSの出演拒否は最悪のダメヅマリ」「BTS批判は日本の被害者ロンダリング」と言いたい放題です。
 今回のTシャツ騒動は、たまたま日本でも人気の高いアーティストが着用していたために注目を集めましたが、根本的な問題は、日本への原爆投下を肯定的にとらえる韓国人の価値観にあります。この膿をえぐり出さない限り、芸能事務所1社が曖昧な声明文を発表したところで何の意味もありません。
 しかも前述の通り、Big Hitは文章を歪めてまで韓国社会の膿をかばっています。この声明は謝罪文というより、韓国社会の「どうしようもなさ」を浮き彫りにする自白調書といえるでしょう。



 ……とまあ、これまで韓国人や自称人権派が振り回してきた論理を使えば、今回のBig HitおよびBTSの対応をボロクソにけなすことができるわけです。
 それでも、被団協とユダヤ団体はこの声明を受け入れたとのこと( BuzzFeed )。よかったですね、相手の物分りがよくて。
 お互いこの程度の「謝罪」で丸く収まるなら、日韓はもっと仲良くできたでしょうに。

 今回は「真正性ある謝罪」とやらの素晴らしいお手本を見ることができ、われわれネトウヨは大きな勇気をもらいました。今後、この件を最大限に利用させていただこうと思います。感謝感謝。
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ミュージックステーションはBTS吊し上げの絶好の舞台だったのに

 防弾少年団(BTS)の原爆Tシャツの件。ネットの右派世論がマスメディアを動かすほどの力を得たのは感慨深いことです。
 Tシャツの問題が取り上げられるようになったのは徴用工あらため朝鮮半島出身労働者訴訟の大法院判決が出る前だそうですが、あの判決がなければ番組への出演中止もなかったはずです。大法院のおかげで、日本ではあらゆる分野で「韓国離れ」が許容・肯定されるようになりました。

 個人的にBTSには興味ありませんし、彼らが原爆Tシャツを着ていたからといって驚きも怒りも感じません。
 中央日報の論説委員が堂々と「原爆は神の懲罰」と言い、原爆被害者を取材した朝鮮日報の女性記者が「自業自得の日本がいつまでも苦しんでいる姿は疎ましい」と言う国です。そもそも韓国世論は自国の核武装に前向きで(→たとえばこちらこちら)、文在寅が北朝鮮の核放棄よりも制裁緩和と南北統一を優先しているのは、統一コリアの核保有を目論んでいるからと分析する識者の見方もあります。
 要するに、BTSのメンバーはごく普通の韓国人なのです。

 今回の件、日韓のBTS擁護派は
「原爆Tシャツはただの口実でネトウヨは韓国ヘイトをしたいだけ!」
「ごく少数の極端な連中が大声で騒いでいるだけ!」
「本人たちに悪気はない!」
と訴えていますが、ブーメランになりかねませんね。
 今回のバッシングは人権団体や韓国人たちがこれまで実践してきた「やり口」とまったく同じですから、軽々しく反論すれば簡単に逆手に取られます。ろくな根拠もなく上記のような反論を行うなら、今後は下記のような主張も受け入れなければならなくなります。

「慰安婦はただの口実で、韓国人は日本ヘイトをしたいだけ」
「人権侵害なんて、ごく少数の極端な連中が大声で騒いでいるだけ」
「旭日旗を振る行為に悪気はない」

 わたしは嫌韓ネトウヨですから、韓流が日本から干されることは歓迎する立場です。でもたとえ韓流芸能人が日本を席巻したとしても、内心ウンザリするだけで、彼らを排除するために積極的に行動や発言をする気にはなれません。彼らのファンが日本に多いのなら仕方ないことだと思いますし、嫌なら観なければいいだけのことなので。

 むしろ願うのは、原爆もナチスも旭日旗も人種差別も含めて、もう少しタブーというものが減ってほしいということです。
 核兵器の使用は恐ろしいことですが、原爆を落とした米国はいまだに謝罪も後悔もしていないし、核保有国の数がちっとも減らない現実がある以上、原爆に一定程度の意義を認める価値観を抹殺しようとするのはおこがましいと感じます。必要なのは拒絶ではなく相互理解への努力だとリベラルのみなさんもおっしゃっていることですし。

 韓流芸能人が原爆Tシャツを着たからといって「反日」呼ばわりするのはナンセンスです。われわれ嫌韓ネトウヨ界隈では、反日でない韓国人など存在しないというのが定説になっているのですから。
 あのTシャツを作ったデザイナーも、売ったショップ店員も、着ている韓国の消費者も、心の奥底で「原爆を落とされた日本ざまあ」と思っているはずです。そうでなければ、今回の騒動で韓国の世論もメディアも政治家もそろって「あの程度のことで腹を立てる日本は偏狭だ」と一斉に反発するはずがありません。

 茂木健一郎氏が「BTSに出演してもらって、番組内で、この問題についてのわだかまりを解くような一言を放送できたら、ものすごく価値が生まれたのに」とツイートしたそうですが、ある意味同感ですね。
 気に食わないから拒絶するというのは、トラブル回避の知恵ではありますが、あまり面白くありません。
 あえてBTSに出演してもらい、曲よりもまず例のTシャツについて説明を求め、

「あのきのこ雲の下では何万人もの人たちが一瞬で焼き殺されたんですよ。そういう写真の入った服を着ることをあなたがたは格好いいと思うのですか」

 と、冷静かつネチネチと追及してあげればよかったのにね。もちろん、質問内容をきちんと事前通告したうえで。

 そうすれば、テレビ局がわざわざ出演拒否を伝えるまでもなかったように思います。

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信毎「嫌韓する日本が悪い! 旭日旗問題?なにそれ知らないw」

 韓国軍の国際観艦式に、海上自衛隊が参加しないことが決まりました。
 個人的な願望をいえば、日本の護衛艦が堂々と旭日旗を掲げて参加してくれればよかったのにと思います。でも両国間の協議で韓国側が「旭日旗を掲げての参加は認められない」との立場をはっきりと示したそうですから、日本が旭日旗を掲げて強引に乗り込むわけにもいきません。ここまで大騒ぎになった以上、必然的な結末でしょう。
 「韓国は理不尽な要求を平気でする国だ」という認識が世界に広まってくれるとよいのですが。
 
 韓国メディアは今回の結末について、「韓国軍が左乗艦(大統領が搭乗して査閲する艦)を独島にするぞと日本側を脅したことが功を奏した」というニュアンスで伝えています。

朝鮮日報日本語版
2018/10/06
旭日旗自粛要請を拒否、日本が済州島観艦式参加中止
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/06/2018100600385_2.html

韓国海軍は5日午前、日本側に「独島艦を左乗艦にせよ」という国民世論を伝えたという。事実、軍当局はこれを検討していたことが分かった。左乗艦とは、大統領や軍首脳部が乗船して海上査閲をする艦艇のことだ。現在の左乗艦は次期揚陸艦である天子峰艦で、大型揚陸艦の独島艦には国民査閲団が乗る予定だ。海上査閲は、参加艦艇が左乗艦を通り過ぎる時、乗組員たちが敬礼するという方式で行われる。独島艦が左乗艦になれば、自衛隊員たちは日本が自国の領土だと主張している独島(日本名:竹島)の名が付いた艦艇に敬礼しなければならない。日本が同日午後、観艦式不参加の意向を表明したのも、これと無関係でないと見られている。


 これが事実なら韓国軍は、国際的メンツをかなぐり捨てて日本に露骨な嫌がらせをしてきたことになります。
 これがのちのち韓国の軍事外交や安全保障にどんな影響を与えることになりますかね。

 軍関係者は「艦艇は動く領土であり、治外法権地域なので、旭日旗を掲揚するなと強制するのは難しい。韓国で開催される祭りであり、親善交流行事なのに、日本が韓国の立場を全く理解しない姿勢を見せたのは残念だ」と言った。


 ゲスト国への内政干渉を前提としたイベントなんて、親善交流であるわけがないじゃないですか。
 今回の騒動で、韓国は日本を敵視しているということを世界の国の軍隊に知らしめたのです。

 当の韓国海軍は、自分たちの立場が悪化していると自覚しているんでしょうか。

中央日報日本語版
2018年10月06日
韓国海軍「海上自衛隊の観艦式不参加は遺憾…両国の友好増進は持続」
https://japanese.joins.com/article/831/245831.html

旭日旗の掲揚をめぐり韓国と葛藤が生じていた日本が10日の「2018大韓民国海軍国際観艦式」に海上自衛隊艦艇を派遣しないことを決めた中、韓国海軍は遺憾の立場を表しながらも両国間の関係に影響があってはならないと強調した

 ある海軍関係者は「海軍は世界海軍間の平和と和合のための今回の国際観艦式に日本海上自衛隊艦艇が参加できなくなったことについて遺憾に思う」とし「両国海軍間の軍事交流と友好増進は持続させていく」と述べた。


 あってはならないって…この先どうなろうと、自分のケツは自分で拭けよ、としか。

 旗はそれを掲げる集団の象徴であり分身です。旗を否定することはその集団を否定することと同義です。だからこそ韓国人は日本大使館前で日章旗や旭日旗を踏んだり裂いたり燃やしたりしているわけで。
 そんな相手とどうやって友好増進できるというのでしょうか。

>「世界海軍間の平和と和合のための今回の国際観艦式に日本海上自衛隊艦艇が参加できなくなったことについて遺憾に思う」

 この発言、うがった見方をするならば、「平和と和合のための式典に参加しない日本は世界の敵」というニュアンスをにじませたがっているとも受け取れますね。実際、韓国世論はそう叫んで大喜びしています。

 また、「韓国政府はツートラック戦略だから大丈夫」とわけのわからない理屈で不安から逃れようとしているメディアもあります。

ハンギョレ日本語版
2018-10-05
日本、済州観艦式に艦艇を送らないことを決定
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/31785.html

 今回の日本の海上自衛隊艦艇の済州観艦式不参加に対して、韓国と日本の軍当局はそろって「遺憾」の意を明らかにした。しかし、この事態が韓日軍事協力にどのような影響を及ぼすか、速断することは早すぎる。
 韓国政府の対日外交政策は、過去の問題と政治・経済協力を分離して処理するという“ツートラック路線”上に立っている。最近韓国政府は、2015年12月の韓日慰安婦合意に基づく「和解癒し財団」の解体方針を日本に伝達するなど、過去の問題に対しては非妥協原則を再確認しながらも、他の分野では韓日間で必要な協力を持続する意志であることも明らかにしている。
 海軍は今回のことと関連して「遺憾と考え、今回の決定が両国海軍の発展的関係維持に影響を与えてはならないと考える」と明らかにした。


 「ツートラック」とは、本来「あれとこれとは分けて考える」ってことでしょう? だったら、旭日旗(安保協力)も歴史問題とは分けて考えるべきでした。自分から何もかもゴチャマゼにしておいて、日本が今まで通り仲良くしてくれると本当に思っているのでしょうか?
 日韓協力は、通過スワップにせよ漁業協定にせよ新卒学生の受け入れにせよ、ほとんどの場合は日本が韓国に恩恵を与えるものです。安倍政権としては拉致問題解決を韓国がサポートしてくれればありがたいところですが、「金正恩の報道官」と化している文在寅にはどうせ期待できません。

 韓国は、あらゆる不満をすべて歴史問題に結びつけ、国民感情を振り回して騒ぐしか能がない国です。国民の「鍋根性」に抗えない以上、韓国政府のいうツートラックは、相手の立場を考慮せずにあらゆる分野で自分たちの要求を一方的に押し付ける「駄々っ子外交」の方便でしかないことが、今回の騒動でも改めて浮き彫りとなりました。
 いくら日本がお人好しでも、そんなものにつきあっていられるわけがありません。

 ところが、それに積極的につきあえと訴えるのがわが県民紙の信濃毎日新聞です。

信濃毎日新聞社説
2018年10月7日朝刊
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20181007/KT181006ETI090002000.php
(全文引用)

日韓宣言20年 未来志向の精神生かせ

 小渕恵三首相と金大中大統領が日韓共同宣言に署名してから8日で20年になる。

 首相は過去の植民地支配に対する「痛切な反省と心からのおわび」を表明。大統領は首相の言葉を真摯(しんし)に受け止め、評価すると同時に、未来志向の関係発展のため互いに努力することが時代の要請だと表明した―。

 以上が宣言の核心部だ。この認識に立って、協力関係を発展させる決意を確認し合った。

 「痛切な反省と心からのおわび」はその3年前、1995年の村山富市首相による「村山談話」で使われている表現である。村山談話は共同宣言により、日韓関係の基礎に据え直された。

 日本と韓国は65年の日韓基本条約によって国交を正常化した。東西冷戦を背景に、植民地支配など過去の歴史の清算が不十分に終わった面がある。

 日韓は共同宣言でようやく関係を一段高い水準に引き上げる足がかりを築いた。

 宣言には日本文化を韓国で開放することが盛り込まれている。韓国政府はその後、日本の映画や音楽、アニメなど大衆文化を段階的に開放。日本では韓国ドラマやK―POPがブームになった。宣言は日韓を国民レベルで近づける節目にもなった。

 むろん、関係の改善、強化は一直線には進んでこなかった。領土や慰安婦の問題を巡り、政府間では今も摩擦が絶えない。それでも国民レベルの交流があれば決定的対立は避けられるはずだ。

 日本を訪ねた韓国人は昨年、714万人を数えた。円安や格安航空会社(LCC)の拡大を背景に前年比40%の大幅増になった。

 韓国の人々が日本に向ける目にも変化が見える。日韓シンクタンクが共同でこの春実施した調査では、日本に対し「良くない印象を持っている」韓国人は51%。なお半数を超えるものの、5年前に比べれば26ポイント減った。

 対照的に日本の側では、書店に嫌韓本があふれるなど先行きを懸念させる実情がある。

 日本政府の有識者会議は先日、青少年交流の拡大や相手国での就職を希望する若者への支援などを盛り込んだ提言をまとめている。着実に実施したい。

 文在寅大統領はいま朝鮮半島の緊張緩和に執念を燃やしている。日本が北朝鮮との関係を改善すれば側面支援になる。

 そのためには共同宣言の精神に沿って、歴史の教訓を踏まえ続ける姿勢が日本側に欠かせない。


 韓国人観光客が増加していること、日韓世論調査で韓国の対日感情に改善が見られることを強調する一方、日本では嫌韓本が溢れていることを指摘して、事実上「日本が譲歩しろ」と訴えています。
 韓国内でこれほど大騒ぎになり、両国の安全保障にも直結する旭日旗問題には一言も触れていません。

 言論NPOが公表した例の世論調査は、今年5月~6月に行われたもの。もしいま同じ調査を行えば、韓国の対日感情は爆発的に悪化しているに違いありません。べつに日本が新たな火種を撒かなくても、韓国人は勝手に怒りを自家生産するのです。
 また巷の嫌韓本の内容は、基本的に韓国の不条理な反日に対するツッコミが主です。いわゆるネトウヨと呼ばれる人たちの主張は、「韓国をやっつけろ」ではなく「韓国なんかと関わるな」という消極的なものが大勢を占めています。今回だって、自衛隊の決定を弱腰と批判する声は少数派で、「駐日韓国大使館でデモをして太極旗を燃やそう!」といった動きすら報じられていません。

 今回の旭日旗騒動について、信毎が記事を掲載したのはたった2回だけ、しかも段の下の方で小さく扱っただけでした。お隣の国に興味がないのか、面倒な話題には関わりたくないのか。

>日本国民レベルの交流があれば決定的対立は避けられるはずだ。

 日韓交流が増加しているにもかかわらず、韓国世論の反日感情がますます先鋭化している現状を、信毎はどう受け止めるんでしょうか。社説が今回の旭日旗騒動を完全無視しているのは、自分たちが長年繰り返してきた「民間交流万能論」の限界を認めたくないからなんじゃないですか。
 そんな姑息な新聞がしたり顔で「未来志向の精神」なんて語らないでほしいですね。

 日本と韓国では、見据える未来の形が違います。日本は民主主義や法の支配といった価値観を共有する国際社会と共栄していくのが願いですが、韓国は歴史問題を武器に日本を踏み越えるのが夢です。


 韓国世論にとって、今回の自衛隊の観艦式不参加は歴史的な勝利となりました。地球上から旭日旗を一掃するための「戦争」に向けて、これからますます前のめりになるでしょう。
 康京和外交部長官は、「旭日旗問題を国連など国際社会に公式に提起する計画があるかどうか」と記者から問われ、「いかなる方案が可能か、また適正か検討したい」と答えたとのことです(10月5日中央日報)。
 「そんなの無理」ときっぱり否定しないってことは、いずれやる方向で計画を練っていくことを意味していると思われます。旭日旗がハーケンクロイツと同様の「戦犯旗」ならば、それを撲滅するのが正義国家韓国の使命ですものね。でないと、針のむしろを覚悟してまで自衛隊を拒絶した韓国軍の立つ瀬がありません。
 国民感情に押されるまま突き進む先にあるのは、日章旗、君が代、天皇制の廃絶要求――つまり日本という国そのものの否定です。

 日本のリベラルメディアがどんなにお花畑の社説を掲げても、韓国人が霊的に生まれ変わらない限り、日韓の「未来」が重なり合うことはありません。
 韓国のプロパガンダに負けないために、日本国民はもう少し愛国というものに自覚的になった方がいいんじゃないでしょうか。
 わたしもささやかながら貢献するために、旭日旗をさりげなく着こなせそうなファッションアイテムがあるかどうか、ちょっと探してみようかな。

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反日国がノーベル賞を取れない理由

 韓国海軍観艦式の旭日旗問題について、韓国の大手新聞もようやく社説や記者コラムで主体的な論評・主張を行うようになりました。少しは冷静な見解があるかと思ったら典型的な朝鮮論法ばっかりで、うれしいような悲しいような。

ハンギョレ日本語版
2018-10-02
[社説]真に平和・共存を望むなら旭日旗降ろすべきhttp://japan.hani.co.kr/arti/opinion/31749.html

(要約)

韓国が主催する観艦式なのだから、日本は黙って要求に従うべきだ。法律がどうの前例がどうのなどと日本が言うのは、ずうずうしい居直りだ。
旭日旗は日本軍国主義の好戦性を象徴しており、韓国や中国など周辺国が反発するのは当然だ。ドイツが刑法で禁止しているハーケンクロイツと同様だ。
国際社会は旭日旗に固執し平和憲法を改正しようとする日本の軍国主義復活を憂慮している。日本が真に平和を望むならば、自ら旭日旗を降ろすべきである。


 まあ、とくに新鮮味はありませんね。
 「国際社会が旭日旗を憂慮している!」と主張していますが、その根拠については言及ゼロ。徐敬徳やVANKが必死になって世界を相手に旭日狩りをしていますが、そのこと自体、旭日模様が日本の象徴として世界から好意的に受け入れられてきた証拠でしょうに。

2日遅れて、朝鮮日報も記者コラムを掲載しました。

朝鮮日報日本語版 2018/10/04
【コラム】なぜ韓国人は旭日旗に過剰反応するようになったのか
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/04/2018100401038.html

 へえ、自分たちの態度が過剰反応だと自覚してるんだ…!と一瞬感心してしまいそうになりましたが、コリア語版の記事のタイトルは「子供雑誌『宝島』に旭日旗が出ていた?」。日本語版のスタッフがどういう意図でタイトルを変えたのか興味深いですね。

 これを書いた兪碩在(ユ・ソクチェ)記者はコラムの前半で、1980年代の韓国には旭日旗が登場する作品などが普通に出回っていたどころか「旭日旗の起源は韓国」などという主張まであったこと、欧米諸国は現在も旭日旗に何の反感も持っていないこと、そのため日本国内から「韓国と中国だけが最近になって旭日旗に過度に反応している」と皮肉を言われていること、朝日新聞の社旗も旭日旗であることを述べています。
 奇誠庸事件をスルーしている点を除けば、まるでバンダ―ビルドの親戚かと思うほどの物分りの良さです。
 けれど、後半はやっぱり典型的な韓国脳。

(引用)

 では今になって韓国人が旭日旗を見ただけで感情が高ぶるようになったのはなぜか。太平洋戦争の終戦から時間がたつほど、日本から侵略を受けた国々では逆に旭日旗に対する反感が高まっているのはなぜだろう。
 一つ最も重要かつ根本的な事実がある。それは戦争が終わってこれだけ長い時間が過ぎても、日本が過去の歴史を巡って被害者たちに心から反省の意を示し、謝罪してこなかったことだ。
 「自衛隊が韓国に来るときは艦艇から旭日旗を外してほしい」と韓国が要請すると、日本は逆に「無礼だ」として反発した。これは彼らが相手の立場に立って考えることができない精神構造を持っているからだ。その旗を前面に立てた日本軍は礼儀を持って侵略してきたのだろうか。


 つまり、「これまでずっと我慢してきてやったのに、日本がいつまで経ってもきちんと反省謝罪しないので、我々はますますブチ切れざるを得ないのだ」と、すべての責任を日本に丸投げするいつもの論法です。
 日本が反省していないことを示す具体例として、彼が挙げたのが「日本は我々が旭日旗を外してほしいと要請したのを断った」。
 この記者さん、自分の主張が前後関係を無視した循環論法に陥っていることを理解できてないんでしょうね。

 韓国の要求が理不尽さを増せば増すほど日本は拒否せざるを得ず、日本が拒否すれば自動的に「無反省」の証明とされ、韓国側の正当性がさらに強化されるという無敵の永久機関。
 さらに彼は「日本人は反省できない精神構造を持っている」と断定しているのですから、「我々は永遠に日本人を奴隷扱いする権利がある」と高らかに宣言したのも同然です。うゎあ…。


 これらの社説やコラムは、韓国人の思考回路をとても分かりやすく示してくれて興味深いです。

①韓国人は論理が嫌い。
 ハンギョレは、韓国の旭日アレルギーがごく最近のものであること、欧米は旭日旗に反感を持っていないことを完全に無視。朝鮮日報はこれらの事実を認めたうえで、「日本が反省しないから」と全責任を日本に押し付ける力業。

②韓国人は客観視が苦手。
 とくに朝鮮日報の記者の主張は支離滅裂で、ヤクザの強請りよりも醜悪です。韓国が訴えてきた他の歴史認識問題もこれと同レベルであることを暴露する自滅行為なのに、なぜ彼らはこれほどまでに堂々としているのでしょうか。結局、自分の言動が第三者の目にどのように映るかを想像できないのでしょうね。卑俗な表現をすれば「恥を知らない」ということです。

③韓国人は孤独が怖い。
 両紙とも「日本から侵略を受けた国々は旭日旗に反感を持っている」と訴えていますが、これはまったく事実ではありませんよね。台湾も東南アジアも旭日旗アレルギーがないという事実を直視できないのは、本当は韓国人も自分たちの「正義」に自信が持てていない証拠ではないでしょうか。
 そんな中、両紙が共通して具体的な国名を挙げている唯一の「同志」が中国です。
 ハンギョレ「韓国や中国など周辺国が旭日旗掲揚に反発するのもこのような理由からだ」
 朝鮮日報「『韓国と中国だけが最近になって旭日旗に過度に反応している』といった皮肉交じりの声が日本国内で相次いでいる」

 これ、かなり妄想が混じってますね。中国が旭日旗をこれほどの外交問題にしたことはなかったはずですし、われわれ日本のネトウヨも、旭日旗の話題で皮肉を浴びせるのは韓国に対してだけです。だって、こんなことで突っかかってくるのは韓国人だけだから。
 中国人に言わせれば、「日帝の手先だったおまえたちが被害国?ふざけるな」ってところじゃないでしょうか。もちろん、韓国が尻尾を振って寄ってくればそれを最大限に利用するのが中国ですが。
 歴史共闘してくれそうな相手が中国しかおらず、しかも限りなく片思いに近いなんて、可哀そうですねw


 旭日旗問題に限らず韓国の対日言論を見ていてつくづく感じるのは、彼らは「現実」を直視するのが苦手で、不都合なものにはすぐに目をそらし、思考を停止させるということ。筋道の通った議論を好まず、感情を押し出せば相手を屈服させられると信じていること。真理の追求よりも勝利の獲得を重視する傾向が顕著であるということです。

 こうして考えると、韓国人が科学分野でノーベル賞を取れない理由がなんとなく分かる気になります。
 実証科学の基本は、目の前にある事象を予断を持たず観察・分析し、因果関係を論理的に推測し、仮説を立てて計画的に行動(実験)し、目標達成を図ることです。学問に限らず、ビジネスや日常生活、政治などすべての分野において問題解決の基本的作法でしょう。
 韓国はこれが日本相手にまったくできていません。自分たちがいままで何をしてきたのかを振り返ろうとしない。相手の主張や周囲の実情を分析しようとしない。自分たちは最終的に日本をどうしたいか、そのためにどうするべきかというビジョンがない。日韓関係に限らず、感情任せな行き当たりばったりを許容する社会を作ってきた国民性の表れでしょう。

 もちろん日本人だって、欧米人と比べれば理屈より感情を優先しがちで非効率な面はあります。だからノーベル賞の獲得も20数個にとどまっているといえるかもしれません。

 日本人がノーベル賞を受賞するたび、韓国メディアは「日本に学ぶべき」と叫びます。しかし本当にノーベル賞がほしければ、日本なんかより真のノーベル賞大国であるアメリカやイギリスのやり方を「ベンチマーキング」するのが早道であるはずです。なぜそうしようとしないのか。
 要するに、韓国人は「欧米にはどうせかなわないけれど、チョッパリのやることくらいはすぐに真似できるだろう」とナメたことを考えており、彼らが本当に欲しいのはノーベル賞そのものよりも「日本に追いつき追い越したという自尊心」だからでしょう。
 韓国が次から次へと新しいネタを作って反日に没頭するのも同じ情念によるものですから、日本の奴隷化とノーベル賞の獲得は、どちらも同じくらい難しいでしょうね。
 

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

保坂祐二「国際法違反を逃れるために国内法を作って日本を圧迫しろ」

 今回の旭日旗問題、韓国側の報道には専門家による分析や論評がちっとも出てこないなあと思ってじりじりしていたら、ようやく登場したのがあの保坂祐二氏でした。
 教授という肩書ではありますが、客観的な分析もなく、たんに韓国人を扇動してるだけなのががっかりというか、案の定というか。

中央日報日本語版 2018年10月01日

旭日旗掲揚問題…専門家「韓国政府、感情対応自制して戦略を」
https://japanese.joins.com/article/654/245654.html

今月10日に韓国で開かれる済州(チェジュ)国際観艦式の「旭日旗掲揚問題」について、専門家は「国内的に『法制定』を、国際的には『世論造成』をするべきだ」とするツートラック戦略を要求した。

(中略。日本側の反発に韓国世論が激怒している状況を説明)

 だが、専門家はこのような状況で「政府は感情的対応を自制しなければならない」と求めた。反日感情を前面に出した行動が、最悪の場合、日本の逆攻勢となって跳ね返ってきかねないという懸念のためだ。

世宗(セジョン)大学の保坂祐二教授(政治学)は「国際秩序は法で動く。『旭日旗を掲げるのなら来るな』のような対応は外交的失敗になりかねない」とし「日本はこれを普遍化して国際法を守らない信用できない国として韓国を追い込みかねない。一歩間違うと日本の戦略に飲み込まれてしまう可能性がある」と分析した。

国立外交院日本研究センターのチェ・ウンミ研究教授は「現在、日本は朝日対話に関心を傾けている。来週には『金大中(キム・デジュン)・小渕共同宣言』20周年を迎える日もある」とし「現時点で日本は旭日旗問題が自国に何の利益ももたらさないと判断している」としながら、韓国政府側の慎重なアプローチを求めた。

専門家は国内・国外で別の戦略を展開すべきだとみている。保坂教授は「今からでも旭日旗など日本の軍国主義を象徴するものは国内で使用できないようにする法案を作るべきだ」とし「それでこそ次に同じような問題が生じた場合、日本に根拠を出すことができる」と助言した。

(太字引用者)

 うーん。保坂氏はあいかわらずトンチンカンですね。さすが韓国人。
 韓国側が感情に任せて暴走すれば自滅しかねない、という指摘はそのとおりだと思うのですが、「旭日旗を禁止する国内法を作れば、次に同じような問題が生じた場合、日本に根拠を出すことができる」だなんて、こう言っちゃ失礼ですがアホ丸出しではないかと。

 韓国海軍がなぜ日本を狙い撃ちせず、観艦式参加国すべてに遠回しな懇願通知を送ったのかといえば、中央日報がすでに報じている通り、艦艇は国際法上、自国の領土と見なされていて、韓国海軍が日本側に旭日旗をつけないようにするのは主権侵害に該当するからです。韓国が旭日旗を禁止する国内法を整備したところで、日本の護衛艦にあれこれ指図できる根拠にはなりません。
 にもかかわらず自衛隊と在日米軍を事実上の敵と認定するような国内法を制定すること自体、見境のない「感情的対応」そのものじゃないですか。
 自衛隊旗を敵視し続ける限り、韓国は「信用できない国」というレッテルから逃れられないのです。

 で、「日本の軍国主義を象徴するもの」というのは、旭日旗の他に何を想定しているのでしょうか? 日章旗や君が代、皇族は含まなくてもいいですか? 三菱グループや新日鉄住金みたいな「戦犯企業」は韓国内での活動を禁止しますか?

 また、チェ・ウンミ研究教授という人は、韓国政府に「慎重なアプローチ」を求めたとありますが、具体的にどんな提言したのか、肝心なところが何も書かれていません。たぶん、ゴニョゴニョと言葉を濁したのでしょうw

韓国国防安保フォーラム大量破壊兵器(WMD)対応センターのヤン・ウク・センター長は「旭日旗使用などは第2次世界大戦が終わった直後、すぐに問題提起されるべき部分だった。残念だ」とし「現在としては旭日旗使用が『帝国主義の象徴』として使用されるべきではないという国際的世論を作り出すことが急がれる」と話した。



 このセンター長さんは、比較的自分たちの立場を理解できていますね。そうです、旭日旗が憎ければ自衛隊の隊旗に選定されるときに声を挙げなければならなかったのです。なぜそれをしなかったのか?…その時代には奇誠庸がいなかったからですねw

 慰安婦問題も終戦からずいぶんと時間が経ってから勃発しましたが、このときは「被害者は世間の目を気にして沈黙していた」という言い訳がききました。でも今回は通用しません。

 このセンター長は、「これから急いで旭日旗を撲滅する国際世論を作り出さなければならない」と主張してますが、そんなことができると本気で思っているんでしょうかね。
 あの慰安婦問題でさえ、韓国が官民の総力を挙げてアピールし、日本の親韓派も全面支援し、国連人権理事会まで巻き込んだ挙げ句、あの程度でした。まして旭日旗問題なんか人権とは何の関係もないし、諸外国にとっては平和国家日本に嫌われてまで韓国の肩を持つメリットがありません。

 勝ち目があるとは思えない、勝ったところで自己満足以外の利益をもたらさない旭日旗戦争。
 でも大手メディアも野党政治家も誰も「もうやめようぜ」と言い出せない世論圧力。
 なあんかこの雰囲気、戦前の日本にすごく似ていると思いませんか。
 これから韓国の景気は減速して雇用情勢がますます悪化すると予測されています。米韓の軍事連携に隙間風が吹く一方、北朝鮮との宥和が進めば、南北格差の矛盾を日本という仮想敵国への憎悪で乗り越えようとする民族主義がさらに台頭するのは必然です。
 その結果どうなるか――。やっぱり日韓戦争という結論に至ってしまう、自分のネトウヨ脳が悩ましいw
 
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