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サッカーW杯ロシア大会があぶりだした日韓の「本能」


今回のサッカーW杯ロシア大会は、日韓の対比が鮮やかに表れてとても興味深い大会となりました。

◆ゴミ拾いの日本vs八つ当たりの韓国

 日本のサポーターは、日本代表が勝っても負けても観戦後にゴミ拾いをして世界のメディアに絶賛されたようです。
 かたや韓国サポーターは自チームが負けると、自国の大統領府公式サイトで「審判を死刑にしろ」「スウェーデンとの戦争を望む」「イケアに税務調査を行ってほしい」などと八つ当たり。これに対して大統領府は「遊び感覚で怒りをぶつけているだけだから問題ない」と完全放置しました。

2018/6/28【朝鮮日報日本語版】サッカーW杯:苦戦続く韓国代表、荒れる国民請願掲示板
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/27/2018062701338.html

こういうニュースが世界に拡散されてしまうこと自体、国家ブランドにとっては大きな損失のはずですから、大統領府はせめて「我が国民には冷静で紳士的な態度を望む」くらいのコメントは出せばよかったのにと思います。ま、わたしのようなチョッパリがとやかく言うことではありませんけど。

◆フェアプレーポイントで救われた日本vsファウル連発で自滅した韓国

 グループリーグの全試合が終了した段階で、出場した32カ国のうち、ファウル数が最多だったのは韓国の63回、最少だったのが日本の28回とのこと。日本はイエローカードやレッドカードによるフェアプレーポイントの減点が少なかったおかげで、ポーランドに破れても16強進出を果たすことができました。
 一方の韓国は、余りのファウルの多さに対戦相手からも苦言を呈されてしまうほど。日本の解説者はこういうラフプレーに対してたびたび「気持ちが出ている」などと肯定的なコメントをしていましたが、日大アメフト部のファウルは悪い反則、韓国代表のファウルはいい反則なんですかね。わたしには基準がよくわかりません。
 結局、韓国が全試合で献上した3失点のうち、2点はファウルによるPKでしたから、ただの自滅でしかなかったというオチでした。

◆韓国を応援する日本メディアvs日本敗退を喜ぶ韓国メディア

 韓国の試合を放映した日本メディアは、おおむね「同じアジアのチーム」という親近感を前提に、アナウンスや解説も「韓国目線」を軸にしていた印象でした。
 一方の韓国メディアは、どの局も程度の差こそあれ、アナウンサーや解説者が日本の敗北を願うような発言を繰り返したとのこと。日本がベルギーに負けた試合では、公共放送であるKBSの解説委員までが、ベルギーの得点シーンで露骨に喜びを爆発させ、話題になりました。この解説委員は「瞬間的に本能が発現した」と釈明したそうですが、これはすごいですね。
 いままで韓国人は、自分たちの対日憎悪をすべて歴史認識問題にこじつけて正当化してきました。「我々は本当は日本と仲良くしたいのに、歴史を反省しない日本の態度がそれを妨げている」という理屈です。
けれど本当は日本の態度なんか関係なく、韓国人が日本の不幸を願うのは生まれつきの「本能」なのだということを、公共放送の解説委員が堂々と自白したのです。

朝鮮日報のソク・ナムジュン記者は、この解説者の発言を次のように批判しています。

 日本は歴史的に見て、韓国に消すことのできない苦痛を与えた国だ。だから韓国はほかのどの国よりも日本に勝ちたいという気持ちが強い。元サッカー韓国代表だった人物は「韓日戦に出場する時は『スタジアムでオレは今日、死ぬつもりでやらなければならない』と思った」と語る。

我々が悪く言っても、日本は弱くならない。一瞬は胸がスッキリするかもしれないが、だからといって韓国が強くなるわけでもない。「克日(日本に克つ=勝つ)」は騒々しいスローガンではなく、結局は実力で決まるものだ。韓国は今回のW杯でグループリーグ脱落となり、日本はアジアの国で唯一、決勝トーナメントに進出した。日本のベスト8進出失敗で気を晴らす前に、なぜ韓国はグループリーグの壁を越えられなかったのかをまず考えなければならない。



 この文章はKBS解説委員の発言を批判してはいるものの、「悪口は卑劣な行為だからするべきではない」と言っているわけではなく、「悪口なんか役に立たないからやめておけ」と言っているにすぎません。日本への悪感情そのものは、相変わらず「歴史」を持ち出すことで正当化したうえで、意図的かどうかわかりませんが、「日本の負けを喜ぶ気持ち」から「日本に勝ちたい気持ち」へと論点をすり替えています。
 ソク記者の指摘を裏返せば、「もし悪口で日本が弱り、韓国が強くなれるのなら、どんどんやれ」ということになります。韓国人が国際社会でイアンフガーを止めない理由が、こんなところからも読み取れます。まさに「本能」がにじみ出ている記事ですね。

◆日本のアラ探しに必死な韓国

 今大会はほかにも、韓国の「本能」をさまざまな場面で観察することができました。

・反日広報専門家ソ・ギョンドクを先頭に、血眼になって旭日旗狩りをする偏執性。
日本-コロンビア戦に「旭日旗」登場せず
日本-セネガル戦で旭日旗登場…「変わらない日本ファン」
徐敬徳教授、日本の戦犯旗応援でFIFAに懲戒要求
アディダス広報映像に「旭日旗」登場…徐敬徳教授、抗議メール送る

・2連敗してしょげ返っていたくせに、ドイツに勝って有頂天になる短絡性。

・ポーランド戦で「時間稼ぎ」した日本を嬉々として批判する嗜虐性。

 さらに、韓国メディアは日本サポーターのゴミ拾いにまで無理やり「裏」を読み取ろうとしています。

2018/7/4中央日報<W杯>ベスト16で負けてもゴミ拾った日本…感動ショーの後ろには「迷惑意識」
http://japanese.joins.com/article/895/242895.html

 タイトルからして棘がありますね。案の定、「2002年W杯ではオレたちだって同じことをした」と強調したうえで、匿名の外交専門家とやらのコメントを引用し、日本人のゴミ拾いはただのええカッコシイであり、西洋人への媚であるとの解釈を紹介しています。

反面、日本人の今回の行動を別の視角から見る向きもある。匿名を求めた外交専門家は「W杯というグローバル行事だったため、西欧世論に対する意識がある程度反映されたかもしれない」と評価した。この専門家は「日本人との個人的な関係のために名前を明かすことはできない」とし「選手団と応援団は皆、日本を代表するという意識を持っていた中で、『何か違う姿を見せよう』と考えたかもしれない」と分析した。この人物はまた「習慣化した行動を最大化することによって『差別化された日本人』を自ら発見する過程という解釈も可能だ」と説明した。



 こんな嫉妬まみれの「分析」、する方も載せる方も、虚しくないのかなあ。今大会はロシアが会場でしたが、南アフリカ大会やブラジル大会でも日本人サポーターは黙々とごみ拾いをしていたのですから、たとえそれがええカッコシイだったとしても、特定の地域ではなく世界中の人々の目を意識したものであることは明らか。なのにこの匿名専門家は、強引に「西欧に媚びる日本人」という構図を印象付けようとしています。

 記事は一応、「ただし、このような分析が主流というわけではない。」と続け、別の識者による反論コメントを紹介してバランスを取ろうとしているのですが、最後に無理やり「韓国だって捨てたもんじゃない!」と強調しようとしておかしなことになっています。

こうした意見がある中、韓国人の意識を日本と比較しながら自虐のほうへ流れる雰囲気を警戒する声もある。実際、SNSでは「韓国人の国民性ははるかに下だ」「我が国にはマナーのない人だらけ」というコメントが出回っている。ソ・スンウォン教授は「米国・欧州の人々と比較すると、韓国の水準はそれなりに高く、劣っているわけではない」とし「韓国人も世界的に見た時、水準が高いという点を忘れずにいて、一層発展させていくように努力するのが合理的だ」と話した。



 ここ、まさに韓国人の本能が出てますね。すぐ上下関係に結び付けたがるという習性が。
 ソ・スンウォン教授とやらは、要するに「韓国よりも国民性が劣った国はいくらでもある! オレたちは世界水準よりもずっと上だ!」って言ってるわけですけど、この思考ってヤバくないですか?
 この教授さんは、何か客観的な根拠に基づいて発言しているんでしょうかね。国民性の「違い」ならともかく、「優劣」なんてどうやって測るんでしょう。その評価項目には「国際スポーツ試合におけるファウルの数」も含まれてるんでしょうかw
 で、もし日本のネトウヨあたりが「日本人の国民性は韓国よりも優れている」なんて発言をしたら、韓国の皆さんは素直に「はい、おっしゃる通りです」って受け入れてくれるんですか? ……そんな度量があったら、そもそも大手メディアがこんな記事を掲載したりしませんよねえ。

 そういうお前はどうなんだ、お隣の国のアラ探しをして喜んでいるのはおまえら嫌韓ネトウヨも同じじゃないか! という声が聞こえてきそうですが、その通り。韓国は大手の新聞記者とか公共放送の解説委員とか大学教授とかいった名だたる知識人でさえ、その本能は日本の「ネトウヨ」レベルだということを、今回のW杯が改めて浮き彫りにしてくれたのでした。
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テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

諦めモードの日本人の尻を叩こうとして空振りしてる言論NPO座談会

言論NPOが公表した第6回日韓共同世論調査によると、韓国人の対日感情が4年連続で改善したのに対し、日本人の対韓感情は改善が見られず、「相手国によい印象を持っている」と答えた人の割合は、ついに韓国よりも日本の方が少なくなりました。

「印象が悪い」「どちらともいえない」を含めた推移は下のグラフのとおりです。「韓国への印象が悪い」と答えた日本人の割合は、2016年以降、40%超で横ばいになっていますから、日本人の対韓感情は低位安定期に入ったのかもしれません。文在寅政権が対日関係改善のためになにか積極的な手を打ったわけではありませんから、当然の結果といえるでしょう。

日本世論の韓国に対する印象
日本世論:韓国に対する印象


韓国世論の日本に対する印象
韓国世論:日本に対する印象

この調査結果をもとに、言論NPO代表や識者らが座談会を行っているのですが、そこでの議論を要約すると
  • 北朝鮮の核放棄に懐疑的なのは、日米韓のなかで日本だけ。日本世論がこのままだと、北朝鮮の核問題が本当に解決したときに日本の居場所がなくなってしまう

  • 日本社会は細かいことにこだわりすぎてネガティブになりがち

  • 日本は他の国々と比べても核兵器に対する感覚が特殊(核アレルギーが強いという意味か?)

  • 日本人は韓国に対して諦めモードに入っている

  • 「安倍は極右」「文在寅は親北」など、指導者に対する固定化されたイメージがその国のイメージに直結してしまっており、観光客の増加程度では国家イメージを書き換えられない

  • 日韓両政府は互いの関係の重要性を認識しているが、国民感情を刺激して国内的に利用しようとする政治家がいるのが問題

  • 文在寅の外交方針は現実的。日本人も感情的にならず、「ツートラック」で国益を追求すればいい。歴史認識や領土の問題はどうせ解決の見込みがないのだから、他の問題と切り離すべき

  • 北東アジアに新しい秩序が作られようとしているいまこそ、日韓協力が重要となっている。政府やメディアはそのことを国民に知らせるべき


だいたい以上のような主張が行われておりました。
そうですねえ、いまの日本国民は基本的に、北朝鮮はもちろん韓国のことも信用してませんよね。だって、核問題にしろ歴史問題にしろ、信用できるようなことをしてきませんでしたからね、彼ら。それに対する反省の弁すら述べてないじゃないですか。

トランプがあんな中身のない共同宣言に調印せざるを得なかったのも北朝鮮側が精一杯ゴネまくった結果なわけで、その時点でもうすでに北朝鮮に「誠意」がないことは明らかだと思うんですが。トランプはみずから軍事的圧力という交渉カードを放棄し、北朝鮮がますますゴネるスキを与えてしまいました。

日韓協力の重要性を認識しろと言われましても。
この座談会を最後まで読んでも、なぜ日韓協力が必要なのか、イマイチ腑に落ちなかったですね。
トランプと文在寅が喜んで米韓軍事演習を中止し、いずれ在韓米軍の撤収も見据えようというこのご時世。座談会の皆さんが期待する通りに南北米中で平和協定が結ばれてしまえば、「日韓が協力してアメリカをこの地域に引き止める」(by西野氏)なんて、文政権にとってはメリットゼロ。ナンセンスもいいところです。
日本にはまだ中国というラスボスが残っていますが、韓国人が日本よりも中国にシンパシーを強く感じているのは、この世論調査にもはっきり表れている確かな事実。韓国が安倍首相の唱える「セキュリティダイヤモンド構想」に加わるはずがありません。

北東アジアに本当に「平和」が訪れてしまえば、左派政権下の韓国にとって安保面で日本と手を組む理由がなくなります。
利用価値が残るのは金ヅルとしての日本、そして仮想敵国としての日本でしょう。南北が力をあわせて歴史問題で日本を吊し上げ、「賠償金」をせしめようとするに決まっています。早くもサムスン証券が「北朝鮮は日本から200億ドルを請求できる」と勝手に試算し、「こんなに金を出したら北朝鮮で日本の影響が過度に高まってしまう」とくだらない心配までしています。

座談会の皆さんは気軽に「日本もツートラックに徹すればいい」とか言ってくれますが、じゃあ日本は島根県の竹島の日式典に総理大臣が出席していいんですか? 閣僚がこぞって靖国神社に参拝していいんですか? そんなわけありませんよね、座談会の澤田氏は「感情を抑えて大人になれ」と言っているのですから。
感情に流されず自制的に対処するのをツートラックと呼ぶのなら、日本政府は大昔からツートラックですよ。韓国から官民挙げての嫌がらせを受けても、口頭で抗議するだけで、露骨な経済制裁も軍事的圧力もかけてこなかったんですから。

一方の韓国は、日本の「大人ぶり」に寄りかかって好き放題暴れた挙句、少しは反省したのか徴用工像の設置は阻止したものの、いまだに慰安婦像をどかす気ゼロ、竹島での軍事演習をやめる気ゼロ。
結局のところ、歴史問題や領土問題で日本を挑発し、南北共通の仮想敵国に仕立て上げて民族の団結を強めつつ、何食わぬ顔で日本に経済支援をねだることこそが、韓国にとって一番国益に合致した「ツートラック」なのです。

これから韓国が北朝鮮への宥和政策を進め、南北統一を目指そうとすれば、必ず北朝鮮の人権侵害や南北格差が障壁になってきます。それらをごまかすために「南北が力をあわせて日本の人権問題を追及しよう!」とか言い出す可能性は高いでしょうね。

大人が子どもに対して「大人の態度」で接するのは、その子がいつか大人になってくれる見込みがあるから。でも朝鮮半島の皆さんは、日本の手を離れて70年以上が経つというのにいまだに「ニッテイガー」「イアンフガー」と泣きわめいています。
そんな「とっつあん坊や」を相手に、日本が無理して大人ぶったりして何の得があるのか、よく分からないんですよね。

現に、座談会の皆さんが「文政権は慰安婦問題を適切にマネージしている」なんて褒めた矢先、康京和外相は挺対協やナヌムの家の関係者らを集めた「女性とともにする平和イニシアチブ」とやらを発足させました。
不快感を示した河野外相に対し、韓国側は「慰安婦問題とは関係ない」と釈明して理解を得たそうですが、だったら前日の「国際社会で慰安婦問題が非常に深刻な人権問題として位置付けられるよう計画している」という発言はなんだったんでしょうかね。ライダイハン問題すらまともに向き合ってこなかった韓国が、純粋な目的で世界の人権問題に首を突っ込むとは思えません。

安保も経済も、協力関係の土台は両国の信頼なのですが、韓国はこの世論調査でも明らかなとおり、感情的で移り気な国民性。とくに日本がからむと感情的になりやすく、ときには自らの国益を損ねる反日行為も厭わないときている。
現在の文在寅は支持率が高いですから比較的大人しくしていますが、もしこれでレームダックが進んだら、歴代大統領と同様に反日ブーストで支持率回復を狙う可能性は高いでしょう。

そういう相手にはもう高望みをせず、無理な干渉も控えて、しばらく距離を置いて様子を見ようという日本人の冷静な姿勢が、言論NPOの世論調査にはよく表れています。

嫌な思いまでして韓国と協力する必要性をわれわれ日本人は感じないし、この座談会メンバーの皆さんも、日韓協力がどんな国益をもたらすのかを具体的に語れていない。せいぜい「日本の居場所がなくなる」と脅したり、「新秩序の構築に貢献しなければ」とプライドをくすぐったりするのが関の山。

6月23日の「第6回日韓未来対話」では、もう少し具体的な議論が行われるんでしょうかね。「言論外交」を標榜してるくらいですものね。


以下、座談会の発言をわたしなりに要約しました。(言葉の表現などが若干変わっているので詳しくはソースをご覧ください)



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【日大アメフト問題】専制君主が要求するもの―内田国王の「闘争心」vsマスコミ皇帝の「誠意」

 アメフトには興味ありませんが、日大アメフト部の騒動は、社会問題として興味深いですね。
 マスコミや世間は「真実を語れ」と内田監督らを追い込んでいますが、試合の動画や当事者の発言を総合すれば、構図はとても分かりやすいもので、これ以上事実関係を追及したところで何も出てこないと思います。

 責任の所在は別として、日大アメフト部の当事者たちは誰も悪意(相手QBへの加害の意図)がなかったんでしょう。

 報道から事実関係を整理すると、大体次のようになるのでしょう。

 アメフトの世界では総じて荒々しい言葉遣いがされることは、多くの識者が言及しています。「つぶせ」は頻繁に使われる言葉であり、普通は「思い切り当たれ」といった意味で使われるということは共通認識のようです。

 日大アメフト部は上下関係の厳しいスパルタ式であり、そのおかげで2017年に学生日本一になったという実績もあって、内田監督や井上コーチの発言・指示は絶対的な力を持っていました。選手は完全な従属を求められていたわけです。
 宮川選手は日本代表にも選ばれるほどの有力選手であり、監督やコーチは大きな期待を寄せていました。一方で、指導陣は彼のメンタルの弱さ(?)に不満を抱いており、彼を精神的に追い込んで鍛え上げようとしました。

 宮川選手は4月以降、監督やコーチから「やる気がない奴は辞めろ」「練習にも試合にも出さない」「日本代表に行っちゃダメだ」などと厳しく叱責され、実際に練習を外されたりして精神的に追い詰められていました。

 5月6日の関学大との定期戦で、日大の指導陣は勝つことだけでなく(勝つことよりも?)宮川選手の闘争心に火をつけさせることを重点課題としていました。いわば「宮川を漢にしてやる」「一皮剥かせてやる」みたいな感覚だったと想像します。
 そのために「アライン(守備位置)はどこでもいいから相手のQBを1プレー目で潰せ」と命じ、「相手がけがをすればこっちの得だろう」と畳み掛けました。過激な表現ではありますが、ルールに則ったプレーをしていれば相手にけがを負わせても責任を問われることはありませんから、それくらいの心意気で行け、という意味でのハッパだったのでしょう。
 そして宮川選手の「リードをしないで(試合の流れを無視して)突っ込みますよ」という言葉に「思い切り行ってこい」と応じ、「できませんでしたじゃ済まされないぞ」とダメ押しをして送り出しました。

 動画を見る限り、この試合の1プレー目というのは、開始のホイッスルが鳴ってからたったの5秒間程度でした。この間に特定の相手を潰す(=強烈なタックルを決める)のはかなり難しいことです。しかも、相手がボールを持っている間に行わなれば反則になってしまいます。だからこそ、宮川選手にはアラインもリードも無視していいという特権が与えられたのです。この時点で、「選手は試合に勝つために全力を尽くさなければならない」というスポーツの常識とはかなりの乖離が生じていました。ただし日大にとって関学大との定期戦は練習試合のようなものだったとすれば、そういう方針もべつに異常なことではありません。

 当然ながら、宮川選手には1プレー目で理想的なタックルを行うチャンスがありませんでした。それでも「できませんでしたじゃ済まされない」の一心で、彼は反則であることを承知で無茶なタックルを敢行しました。勝負やフェアプレーよりも、指導陣に自分の闘争心をアピールすることを優先したのです。

 宮川選手の無謀な行動は、勝利のためには有害でしかありません。実際、井上コーチは2プレー目の後で宮川選手に「キャリアに行け(ボールを持った相手にタックルしろ)」と指示を出します。「無茶はもういいから通常のプレーに戻れ」という意図だったのでしょう。けれど冷静さを失っていた宮川選手は理解できず、さらに反則を重ねて退場になりました。

 指導陣は、彼のがむしゃらさに一定の満足を得たのでしょう。退場してきた宮川選手を叱ることなく迎えました。内田監督は試合後に、報道陣に対して「選手も必死。あれぐらいやっていかないと勝てない。やらせている私の責任」と発言しましたが、ここにも監督の満足感がにじんでいます。「あんな無茶な反則をしてまで指示を実行しようとするなんて、見どころのあるやつだ」と思っていたに違いありません。

 日大指導陣は、宮川選手に反則をさせたかったわけではないし、相手QBを怪我させたかったわけでもありません。あくまで宮川選手を「成長」させることに重点を置いていたのです。
 一方で、選手が少しくらい反則したって構わないと思っていたし、相手選手の安全性をまじめに考慮することもありませんでした。また、教え子の「成長」といっても、フェアプレー精神に溢れたスポーツ選手というより、闘争心に溢れた「兵士」としての成長を期待したものであり、選手個人の人間性を尊重する意識に欠けていました。ただ、そうした指導で宮川選手が強くなり、日大が強くなって甲子園ボウルを連覇できれば、結果オーライだったのです。
 ところが、反則行為の動画がネットにアップされて炎上し、事態は最悪の状況に転落しました。

 問題が大きくなって宮川選手が退部を申し出た時、かつて「やる気がないなら辞めろ」と言っていたはずの監督やコーチは、必死になって彼を引き止めました。「辞めろ」なんて言葉は彼を発奮させるための方便であり、ようやく漢になった主力選手に去られてしまっては、元も子もないのですから当然のことです。

 宮川選手はもともと井上コーチから「おまえは優しすぎるからダメなんだ」と言われるような性格です。自分の反則が大騒動に発展し、自分もバッシングを受ける中で、部を辞めることも被害者に謝罪することも禁じられて悶々としていました。さらに19日の内田監督の謝罪会見で、すべての原因は自分の勘違い、暴走のせいだと突き放され、指導陣への信頼を失いました。そして捨て身の覚悟でみずから会見を行うことを決断したのです。

 彼の謝罪会見を、世論も関学大も「事実を語ってくれた」と絶賛しました。彼の証言が本当にすべて事実かどうか、厳密に裏取りした人はたぶんいませんが、試合直後の内田監督の発言や他の日大選手の発言などと矛盾せず、何より被害者や世論の感情にしっくりくる会見だったことから、世論は一気に宮川選手の味方になり、内田監督への風当たりはますます強くなりました。

興味深いのが、内田監督とマスコミ世論はものごとの考え方の土台がとてもよく似ていることです。

「宮川選手は反則をしたが、その闘志はすばらしい」(内田)
「宮川選手は反則をしたが、謝罪の態度はすばらしい」(世論)

 どちらも「反則は悪いことだが、より高次元の価値を実現すればいくらでも挽回できる」「その価値は、言葉や理屈ではなく態度で示さなければならない」という信念に基づいています。

 それぞれの国にはそれぞれの国是があります。うまく棲み分けられているうちはいいけれど、何かのきっかけで国境が崩れれば、弱い国は強い国の価値観を受け入れなければなりません。

 内田王国の領内では、安全性とかフェアプレーなんてキレイゴトを言っても通用せず、求められる至上価値は「闘争心あふれるプレー」です。
 かたや記者会見場では、「反則しろとは言ってない」「怪我をさせろとは言ってない」「選手の成長のためだった」なんて弁解は、たとえそれが事実だったとしても通用しません。すべての批判を無条件で受け入れて腹を切ることが、敗戦国の君主に期待される身の処し方なのです。世の中はけっきょく問答無用弱肉強食の世界であり、権力者の期待に応えられるか否かだけが問われるのです。

 宮川選手はつねに内田陛下や井上騎士団長の顔色をうかがわなければならない一兵卒の立場でしたから、世間帝国に飲み込まれたあとは新しい価値観にうまく順応し、見事な謝罪会見をして株を上げました。
 しかし内田監督は、狭いながらも一国の君主だっただけに、世間帝国皇帝マスコミ陛下の前でどんな態度をとればいいか分からず、いまや社会的に抹殺されそうになっています。

 この構図って、いろんなところで見かけますよね。野党のみなさんがモリカケなど安倍政権の一連の問題と重ねたくなるのも無理ないような気がします。
 籠池や加計は学校を作りたくて無我夢中。安倍政権は規制緩和のためにあの手この手。安倍夫人は無邪気な善意にまっしぐら。財務省はそんな彼らに振り回されて四苦八苦。みんな、それぞれの立場で一生懸命でした。当事者でありながら腹をくくって内幕を暴露し、野党やマスコミの寵児となった籠池さんや前川さんは、宮川選手とよく似たポジションです。
 内田監督も安倍首相も、明確な反則指示や私利私欲といった後ろめたいことがないからこそ、強気な態度を捨てられずに世論を敵に回しています。ただしモリカケ合戦では、安倍政権与党軍と野党・左派マスコミ連合軍との間に力の差があまりないため、国民がうんざりするほどの膠着状態が続いています。

 日本と特アの歴史認識問題も似たようなものですね。韓国は現代の価値観に基づいて戦前の日本を否定し、「反省していない」という理屈で現在の日本をも攻撃し一定の成果を挙げました。それでも日韓の力関係をひっくり返すほどの威力はなく、道義面の謝罪やアジア女性基金、日韓合意などを勝ち取るのが精一杯で、これも膠着状態に陥っています。


 現在、マスコミやコメンテーターたちは寄ってたかって日大を批判していますが、彼らだって程度の差こそあれ、それぞれの内部に小さな王国を抱え、その中でのみ通用する価値観と階級構造を持っているはずです。
 そういうことを棚に上げて、ことさら感情的に日大を懲らしめようとすれば、「正義の鉄槌」がブーメランならぬトールハンマーになって戻ってくるかもしれません。万が一、STAP細胞騒動の笹井教授みたいな後味の悪いことになったら、誰が責任とるんですかね?

SBCの大株主には新聞法4条が必要だw

 放送法4条をめぐる論議は、政府の規制改革推進会議の答申では撤廃を明示しない方針が示されたということで、嵐が過ぎた感があります。テレビだけでなく新聞すらも4条撤廃反対キャンペーンを張っていましたが、これほど頑強に自縄自縛を望む日本のメディアはどれほどマゾなんですかって話ですよね。

4月15日の信毎社説の前半を以下に要約します。

信濃毎日新聞 2018年4月15日社説
http://editorial.x-winz.net/ed-64524

あすへのとびら
テレビの公平原則 撤廃は国民の分断招く

 昨年秋、テレビを自称するインターネットサイトが安倍晋三首相を出演させて彼に持論を一方的に語らせる番組を流した。安保政策、経済、拉致問題…。首相は約1時間にわたり持論を展開した。
 放送法が適用されないからといってこんな偏った番組を流すメディアは無責任である。
 放送法4条は放送局に対し政治的公平のほかに、▽報道は事実をまげない▽意見が対立する問題ではできるだけ多くの角度から論点を明らかにする―などを求めているが、安倍政権はこれを撤廃しようとしている。

安倍政権はこれまで放送法4条を根拠に放送への介入を繰り返してきたが、これは許されないことだ。放送局の自律は最高裁も認めている。番組に問題があるときは、業界で作る放送倫理・番組向上機構(BPO)が自主的に判断する。その仕組みを支えているのが4条だ。



法律の権威は欲しいけどそれに縛られたくはない、何が適法かは自分たちで決めるから口出しするな――。要するにそういうことですよね。こんな身勝手なことを言う連中に、バーゲンセールみたいな値段で電波を独占させておいていいんでしょうか。

元アナウンサーの長谷川豊氏(日本維新の会)がこんなことを述べていました。

2018年03月30日
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/51762936.html
放送法4条撤廃の動き?違うだろ。放送法4条には罰則をちゃんと設けるべきだ。



テレビの客は視聴者じゃない。
スポンサー様だ。
実際に顧客契約書も結んでる。

テレビ局ってのは新聞と全然違う。
新聞はジャーナリズムだ。言いたいことを主張するのだ。なので朝日も産経もあれでいいのだ。
が、テレビは違う。テレビは…

「番組」という「撒き餌」をばらまいて、寄ってきた「大衆」に「CMを見せる」事業形態のことを言う。

だが独占の権利を持っているし、明らかに優遇されている商売形式なので縛りもあるのだ。それが放送法4条。

政治的に中立に。
多々ある議論は並列で。

これが視聴率稼ぎに走っているテレビ朝日やTBSが守っていないことが問題なのだ。明らかに政権批判が多すぎる。

大事なことは放送法4条に罰則規定を設けて、ああいった視聴率稼ぎのために「不安だけをあおり続けるテレビ局」から独占放送波を取り上げることなのだ。

やめろと言ってるんじゃあない。
バランスを欠いた放送は「法律違反だ」と言ってるのだ。
なので「法律を守れ」と言ってるのだ。
全然守らないから「罰則を作れ」と言うのが私の前回の選挙の時からの持論だ。

周波数オークション法案を設け、まず正常な競争原理の中にテレビ局を置き、その上で4条の罰則をきちんと設ければ日本の放送はかなりマシになる。もちろんBPOは解体。全然機能してない。そもそも「法律違反」という案件は検察と裁判所が対応するのが普通。



 今回の信毎の社説は、ごく少数の企業が公共の電波を独占している事実や、テレビ局は政治以前にスポンサーの影響を受けざるを得ない事実にまったく触れていません。

 正直言って、現在のテレビが公平で事実に即した放送をしてると信じている人がどれほどいるんでしょうかね。ひな壇に整形顔が並ぶバラエティ、嘘くさいドラマ、詐欺まがいのCM、偏った主張を繰り返す解説者…。そんな番組を垂れ流しているテレビ局が「4条が撤廃されたら自律できない!」なんて叫べば、長谷川氏のように「だったらむしろ罰則が必要じゃね?」という声が力を持ってくるのは当然の流れのように感じます。

以下、信毎社説後半の一部を要約せず引用。

 米国は30年ほど前、言論・報道の自由を定めた憲法に反しているとの理由で放送の公平原則を廃止した。その結果どうなったか。

 米ギャラップ社の昨年の世論調査結果が興味深い。マスメディアを「信頼する」と答えた人は、全体では41%だった。支持政党別に見ると民主党支持者は72%が「信頼する」と答えたのに対し、共和党支持者は14%。主要メディアとトランプ共和党政権との対立が数字に反映している。

 そんな中で、大統領を支持する保守系メディア傘下の193局のキャスターらが主要メディアの「偏向報道」を一言一句変わらぬ言葉で批判する問題も起きた。テレビを使ったプロパガンダ、政治宣伝だとの批判を呼んだ。

 メディアの機能の一つにフォーラム(討論の場)がある。国民に考える材料を提供し、議論を深めてもらう。その役割を果たすには公平原則が不可欠だ。4条が廃止されてテレビが党派色を強めれば国民の統合どころか、分断を加速する結果を招くだろう。



社説は共和党支持者がトランプのメディア攻撃に踊らされてマスメディアを疑るようになっている、と言いたげですが、同世論調査を分析したガベージニュースによると、共和も民主も支持しない「中立派」層のメディア信頼度も年々低下しているとのこと。
→ガベージニュース「下落を続ける米国内のマスメディアへの信頼感、直近では信頼派は32%のみ」

そもそも、この世論調査が取り上げたのはテレビの信頼度ではなく、ラジオや新聞も含めた「マスメディア」の信頼度です。要するにアメリカ人は新聞も信用していないということ。それがあたかも30年前の放送法改正の影響であるかのように書く信毎は印象操作と言われても仕方ないんじゃないですかね? 本気でメディアの信頼度を回復したければ、「新聞法4条」も必要なんじゃないですかね?

 結局、既存のマスコミが藪蛇のリスクを冒してまで4条撤廃を阻止しようとするのは、放送の世界に市場原理を持ち込まれたくないからでしょう。公平原則に縛られない新聞までが足並みをそろえるのは、新聞がテレビ局の大株主だから。信濃毎日新聞だってSBC信越放送の筆頭株主(17.6%)ですもんね。

わたしのような素人でも、ネット検索すればこういう「裏側」を知ることができるのですから、そりゃあ既存のマスコミが信頼を落とすわけですよ。彼らも自分たちが信用されていないと自覚しているからこそ、なおのこと法律という権威にすがりたがるのでしょう。
本当にジャーナリズムとしての矜持があるなら、「放送法4条撤廃けっこう。我々には表現の自由を保障した憲法と、我々みずから策定した崇高な放送倫理綱領がある!」と胸を張ればいいだけなのに。

テレビ朝日なんか自社の記者からも信用されず、公平原則に縛られない週刊新潮に福田事務次官のセクハラ問題をスクープされてしまう事態となりました。セクハラ発生時にみずから公表するどころか、記者の配置換えなどの対策をとることもなく、リークされた後になって財務省に抗議する厚顔無恥。エロ役人に若い女性記者をあてがって情報を獲ろうとした自分たちも加害者だってことを、まったく自覚できていないようです。

信毎の社説も、最後の段落でとってつけたようにテレビの問題点を指摘しています。

 誤報、やらせ、取材の行き過ぎ…。視聴者がテレビに向ける目は厳しい。放送が信頼されるには役目の自覚と自律の努力が欠かせない。それなくしては政治からの圧力以前に、国民から見放されてしまう。放送法見直しの動きはテレビのありようも問うている。



 言ってることはもっともらしいですけど、市場経済にさらされたら低質なフェイクニュースにすら勝てないと自白しているような既存テレビに、一体何を期待しろっていうんでしょうか。

テーマ : 報道・マスコミ
ジャンル : 政治・経済

「普遍的人権」と輸出競争を同列に語る韓国メディアの本音

2018年01月25日の中央日報日本語版に、「美しい復讐、真の克日の道」というコラムが掲載されていました。
執筆者は韓国経済新聞のイ・ハクヨン論説室長ですが、復讐とは穏やかでありませんね。
いったいどういうつもりでこんな言葉を使うのか、興味がわいたので読んでみました。

コラムはまず、欧米人の警句を次々と引用します。

ナンシー・アスター「あなたの成功に対する対価はあなたを無視してきた人たちが支払う」
ユダヤ人の格言「立派な生き方をせよ。それが最大の復讐だ」
カント「最大の復讐は復讐の対象よりも幸せになることだ」
リンカーン「犬を殺しても咬まれた傷は治らない」
マーク・トゥエイン「怒りとは酸である。注ぐ相手より蓄える器をより浸す」

要するに、慰安婦問題でいつまでも日本に怒りをぶつけていてもラチが開かない、韓国が日本よりも幸せな国になれば、おのずと復讐=自己回復は成し遂げられるのだ、というわけです。

 独立後、60年以上も慰安婦問題で日本からまともな謝罪を受けられない我が国の現実は最悪だ。安倍首相は平昌五輪に出席すると言いながら、韓国政府に慰安婦少女像の撤去を要求すると宣言した。より緊急性があるはずの北朝鮮問題すら後回しする勢いだ。

 過去の問題は両国の国内問題と絡んでおり速やかな進展は期待しにくい。こんなときこそ、「真の復讐」を思い出すべきだ。

 壬辰倭乱後の朝鮮とは違い、日本の植民残滓を踏んで建国した大韓民国は、少なくない分野で日本と肩を並べたり上回る成果を出した。世界市場で日本企業を圧倒しているサムスン電子とLGエレクトロニクスの製品がそうであり、日本の真ん中で注目を集めている飲食品、K-POP、化粧品など韓流文化商品がそうだ。まだ不足しているが、真の克日の道を確認させる。韓国社会のより多くの分野で日本が認めざるを得ない力を蓄積していくことが強く求められる。政府が率先して取り組むべき重要な宿題だ。「積弊清算」を越える大きな絵が必要だ。



日本人であるわたしは素朴な疑問を抱きます。慰安婦問題と韓流商品との間に、一体何の関係があるのでしょうか。

韓国は慰安婦問題を「女性の人権に関する人類普遍の問題」として世界に訴えてきたはずです。韓国人自身も、「我が国は日本よりも道徳的に甲である」との信念があったからこそ、あれだけしつこく日本に謝罪を要求してきたはずです。

慰安婦問題が人権問題であるならば、韓国が自己回復のために日本と競うべきなのはスマホでも芸能でも化粧品でもなく、やはり人権という土俵のはずです。その国(の人や社会)が、どれほど人の命と心を大切にしているかを競わなければ、過ちを二度と繰り返さないことを祈るために建てられたはずの慰安婦像も存在意義がありません。

人権レベルの高低は、犯罪や事故の発生率、自殺率、モラルやマナーの浸透度、他者への献身度、過去と向き合う姿勢など、さまざまな指標で判断されることになるでしょう。これらの点で、韓国はどれほど日本を上回っている、もしくは上回ろうと努力しているのでしょうか。

多くの犠牲者を生む事故や火災を繰り返しながら、その教訓を生かさず政争に利用してばかりの自国を、中央日報の論説委員も嘆いています。

【時視各角】事故の度に駆けつけ謝る大統領=韓国(1)

日韓どちらが人権レベルで優っているのかをここで論じるつもりはありません。ただ、輸出競争での勝利が「真の克日」であり、それが日本の「真の謝罪」と同等以上の価値を持つと韓国人が認識しているのだとすれば、韓国人が口にする「人権」とか「真の」とかいう言葉も、所詮その程度の重さしかないということです。


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