毎日新聞の<定年老人ネトウヨ説>を検証する

 毎日新聞の元ソウル支局長、澤田克己氏の記事「なぜ嫌韓は高齢者に多いのだろうか」。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190518-00000003-mai-soci

 澤田氏は内閣府が行っている「外交に関する世論調査」や自身の経験などを根拠に「日本人の嫌韓は高齢層に多い」と指摘し、その理由として次のような仮説を示しています。

1980年代末から韓国にかかわってきた私の感覚では、「昔の韓国」のイメージが作用しているのではないかと感じています。80年代までの日本で韓国に持たれていたイメージは「軍事政権」というネガティブなものでした。

 それに対して90年代後半以降に成人した世代には、K-POPに代表されるような発展した国という明るいイメージしかありません。
・・・・・・
 そして「昔の韓国」は、経済的にも、政治的にも、日本とは比べものにならない小さく、弱い存在でした。それなのに、バブル崩壊後に日本がもたついている間に追いついてきて生意気なことを言うようになった。そうした意識が嫌韓につながっているのではないか。そう考えるのが自然なように思えます。
・・・・・・
さらに、定年退職した後に感じる社会からの疎外感というものも無視できないのかもしれません。



 澤田氏はこのように述べ、レベルの低いデマに踊らされた哀れな定年退職者の事例を紹介しています。

 高齢者は韓国が軍事政権だった頃やまだ国力が弱かった頃の記憶に縛られ、定年後の孤独からネトウヨ化しやすいのだろうという分析です。

 では、それが正しいのか、問題の世論調査のデータをグラフで見てみましょう。

韓国に対する親近感(2018年)
https://survey.gov-online.go.jp/h30/h30-gaiko/2-1.html


 澤田氏はまるで、「90年代後半以降に成人した世代」と「定年退職後の世代」との間に大きな格差があるかのような書きぶりをしていますが、グラフを見れば分かる通り、嫌韓度は年齢にほぼ比例しており、変化は連続的です。確かに50代と60代の間が開き気味にも見えますが、これは50代の嫌韓増加率が例外的に低めであるせいですから、定年退職の影響はほとんど見られないといっていいでしょう。
 いまの50代に親韓傾向が強いのは、ヨン様などの第一次韓流ブームの名残りではないかとわたしは想像しているのですが、どうでしょうか。

 澤田氏自身が「どこで線を引くべきかは難しいところですが」と言っているくらいなのですから、無理に線引きしなければいいのに。
 根拠のない印象論による一方的な線引きって、それ要するに「偏見」と同じですよね。
 記事でも触れられている、かつての<貧乏若者ネトウヨ説>と同じ轍じゃないですか。

 では、年齢が上がるにつれて嫌韓が増える本当の原因は何でしょうか。じつは、澤田氏の記事の中にそのヒントがありました。

・・・実は、国民交流はむしろ活発になっています。日本を昨年訪れた韓国人は過去最高の753万人、韓国を訪れた日本人も前年比27.6%増の294万人でした。
・・・・・・
訪日韓国人の増加については、日本との歴史問題に対する韓国世論の関心が高くないことがあるのだと思います。日本で持たれているイメージとは違うかもしれませんが、この点については昨年7月のコラム「挺対協は過大評価されていないか」 https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20180727/pol/00m/010/004000d でも書きました。そして日本側については、こうした問題に関心を持つ層と持たない層の分化が進んでいるのかもしれません。鮮明に出ているのが世代による違いです。



 澤田氏はこう述べて先の世論調査を紹介するのですが、あの世代変化を「分化」と呼ぶのはちょっとおかしいですよね。どうしても嫌韓を特定の世代に押し込めたいというバイアスを感じます。
 ただし、日本人の若い世代は日韓の歴史問題に関心がないために嫌韓に染まらずに済んでいるのだという澤田氏の指摘は、その通りだと思います。
 現在の日韓関係のゴタゴタは、ほぼすべてが歴史認識問題を背景にしていますから、日本の若い世代は日韓関係そのものに興味がないと言い換えることができます。
 考えてみれば、若い世代が社会や政治に興味が薄いのは日韓問題に限ったことではありません。ためしに、国政選挙の年代別投票率を見てみましょう。

2017年総選挙投票率
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/


 2017年10月の衆議院総選挙は、投票年齢が18歳からに引き下げられて最初の総選挙だったこともあり、10代の投票率が高くなっています。60代は職場のしがらみがなくなるため、70代以上は高齢化のために投票率が下がるものと想像されます。
 そうした事情はあるものの、全体として投票率は年齢にほぼ比例して上昇しており、世論調査の嫌韓グラフにそっくりです。年を重ねるごとに政治への関心が高くなり、韓国の傍若無人な反日ぶりを知って嫌韓になるのは、ごく自然な流れでしょう。
 だって、澤田氏がWEDGEで連載している記事を読んでいるだけで、韓国の無神経ぶりにむかっ腹が立ってきますもの。


 逆に、政治にも外交にも歴史にも興味のない人々が、互いの国の娯楽を消費しあったところで、国際問題は解決しません。何百万人もの韓国人が日本観光を堪能したところで、彼らが過激な反日団体にブレーキをかけてくれるわけではありませんし、韓流タレントや韓流コスメに熱中する日本の女子高生たちが、安倍政権の対韓外交に物を申すこともないのです。そのことは澤田氏自身が分かってるはずですけどねえ→こちら
 
 無邪気でノンポリな韓流ファンよりも、日夜韓国情報を収集してあーでもないこーでもないと議論しているネトウヨの方が、よほど日韓問題の解決に貢献できる可能性があるんじゃないでしょうか。

 親韓リベラルの皆さんって、日頃は「日本人はもっと韓国のことを学ぶべき」なんて説教を垂れておきながら、単なる消費行動を「交流」と言い換えて過大評価し、一方で自発的に韓国を学んで嫌韓になった人々を「孤独で哀れな連中」と決めつけたがる傾向がありますよね。
 韓国情勢については冷静に分析できる澤田氏すら、日本の世論については強引な「線引き」をしたがる不思議。

>それ以外にも、さまざまな要因があるのでしょう。もう少し取材を続けてみたいと思います。

 記事はそんな一文で締めくくられていますが、どうなることやら。


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ダイバーシティ・令

 新元号「令和」、クールな響きでいいと思います。

 「令」は「命令」で上から目線のイメージだと口をとがらせている人たちも一定数いるようですが、一つの漢字がいろんな意味=多義性を持つ場合が多々あることは常識です。今回は出典が明示されており、現代でも「令」がよい意味で使われる例は巷にあふれているのですから、安易な先入観を根拠に「令」叩きをする人は、自分の了見の狭さを自白しているようなものです。

2019/4/2 J-CASTニュース
モーニングショーでは「令和」の「令」に批判ばっかり 「命令」「逮捕令状」「巧言令色」...と
https://www.j-cast.com/tv/2019/04/02354191.html

 事前の予想が外れてフラストレーションのやり場に困っていたのかもしれませんが、この番組のコメンテーターさんたちの発言は「国家安康」レベルの難癖というか、呪詛に近いものを感じました。
 「巧言令色鮮し仁」(言葉巧みで愛想のよい人は不誠実である)という言葉を引いて「令」バッシングしていた東大教授がいましたが、その理屈でいえば「巧」もよくないイメージということになりますね。ましてや「鮮」なんてもってのほかw
 ていうか、「外面と内面は一致しない」という意味の警句を使って字面(=外面)を批判するのはナンセンスじゃないでしょうか。

 元号の問題に限らず、自分の認識に固執して表面にばかり噛みつく人はなくなりませんね。
 発言者の意図や文脈を無視し、わずかな言葉尻をとらえて差別や失言と決めつけたり。
 中味も読まずにタイトルだけ見て「嫌韓本」と決めつけたり。

 そういう人たちがもし「人を見た目で決めつけるな」とか「ダイバーシティ社会の実現を」とか言ってるのを見たら、鼻で笑ってあげたいと思います。漢字の多義性すら認められないような石頭で、価値観の多様性を容認できるんですか、と。

 文化は生き物。字の持つイメージだってつねに変化するものです。
 これから生まれてくる赤ちゃんの名前で令の字が大人気になるのは確実ですし、親や本人たちは名前の漢字を伝える際に、「命令のレイ」でも「令状のレイ」でも「令色のレイ」でもなく、「令和のレイ」と説明するでしょう。
 それまでの一般的なイメージがどうであろうと、元号に初採用されたことで、「令」は日本の新時代を象徴する字となることを運命づけられたのです。かつて「21」という数字が未来を象徴する記号としてもてはやされたのと同じように。

 メディアで訳知り顔に「令」批判している人たちは、そういう数歩先の未来を想像したうえで発言しているんでしょうか。10年先、20年先もおなじ主張を続ける信念があるんでしょうか。

 ま、こうして日本国民が新元号にハシャいだりボヤいたりできるのも、今上天皇が譲位という「前例破り」をしてくれたからこそ。高い位置から広く遠く見通せる者が行った決断、よい意味での「上から目線」のおかげなのだと思います。

テーマ : 報道・マスコミ
ジャンル : 政治・経済

韓国国防部の反論文を検証する

韓国国防部のホームページに、日本防衛省が1月21日に発表した表明文に対する反論が掲載されていましたので、わたしのツッコミ(緑字)をまじえながらご紹介します。太字や下線などの強調は引用者によるものです。

http://www.mnd.go.kr/user/boardList.action?command=view&page=1&boardId=I_42745&boardSeq=I_6654722&mcategoryId=&id=mnd_020600000000

日本の哨戒機低空脅威飛行に関連する国防総省の立場
投稿日: 2019-01-22

◯日本側の問題認識と対応方法

日韓両国は近い隣国であり、友好国として、今回の事案の処理は、韓国側が一貫して主張してきたように、両国の実務者間の協議を通じて解決すればよい問題であった。国際法と兵器システムに対する理解に基づいて実務会議を開催し、事実関係を把握して誤解を解消すればよい事案であった。

【両国民および国際社会が見守る中ですら、こんな泥試合が繰り広げられているのですから、水面下の実務協議ならば韓国側がますます好き勝手な言い逃れをしていただろうことは容易に推測できます。】

ところが日本側は12月21日、われわれが追跡レーダー(STIR)を照射していなかったと回答したのを聞いてから3時間もたたない時点で一方的な主張を盛り込んだ記者会見を実施し、12月27日にビデオ実務会議を開催した翌日、われわれの反対にもかかわらず動画を公開するなど、実務協議を通じた問題解決の努力とはかけ離れた行動を見せながら年を越して、両国間の真実をめぐる攻防へと問題を拡大させた。このような一連の過程が果たして友好国に接する適切な態度だったのかを尋ねたい。

 一方、われわれは、両国の当事者間の実務協議を通じた問題解決と誤解解消の努力を一貫して維持しつつ、ハイレベルの次元で否定的な一切の言及を自制するなど、両国の安全保障協力関係に否定的な影響を及ぼさないように節度ある努力をしてきた。日本側もこうした私たちの努力を理解しているだろうと考える。

◯日本側哨戒機の低空脅威飛行

日本側は、東海の韓日中間水域で北朝鮮遭難漁船に対する人道的な救助作戦を進行中だった私たちの艦艇に対して継続的な脅威飛行を実施した。日本側は、われわれの艦艇が何の任務を遂行しているのかを知らずに継続的な観察飛行をしたといい、わが艦艇の遭難漁船救助作戦自体を認識していなかったと主張した。

わが艦艇と哨戒機との間の通信未受信の問題を取り上げる日本側が、遭難漁船救助を要請する緊急通信を聞いてなかったこと自体が理解されず、日本側の動画でも(哨戒機の)乗組員がわが海洋警察のゴムボート2隻と遭難中の木造船を視認しこれに言及しているのだから、当時の救助の状況を認知していなかったというのは常識に合わない。

【件の北朝鮮漁船は無線を積んでおらず、漂流を発見した韓国漁船が通報したらしいですが、そのへんの詳しい状況は寡聞ながらほとんど報道されていません。いつ、どこで、どんな方法で通報したのかを説明してくれなければ、「日本側だって救助要請の緊急通信を聞いていたはずだ」なんて言われても困ります。】

低空脅威飛行について、日本側が「低空飛行」をしていなかったと主張することは最も理解しがたい部分の一つである。最低安全高度150メートルは、国際民間航空条約で軍用機には適用されないことを日本側も結局は認めたが、150メートルという高度は、民間航空機ですら人や建物がない場合でも、安全のために遵守しなければならない最低高度である。すなわち、150メートルは日本側が言うような「十分な高度」ではなく、必ず避けるべき「低高度」であるというのは常識である。

【なんですか、この「ですら」の使い方。まるで民間機は軍用機よりも飛行制限が緩いかのような口ぶりですが、まるっきり逆ですよね。軍用機の飛行高度を規制する国際条約は存在しないため、日本は国際民間航空条約を目安として国内法を定め、それに基づいて自衛隊機を運用し、これまで何の問題もありませんでした。いまごろになってそれにイチャモンをつけはじめた韓国は、いったい何を根拠に「遵守しなければならない」とか「必ず避けるべき」とか言っているのでしょうか? 少なくとも、他国の例などを挙げて、国際社会の常識がどうなっているかを具体的に示さなくちゃ話になりません。たとえ飛行高度が150メートルを下回った場合でも、「監視活動に必要だった」「威嚇の意図はない」で終わりですけどね】

ちなみに私たちの哨戒機は、疑わしい船舶を監視するなどの特殊作戦を除けば、高度約300メートル、距離約5,500~9,000メートルの距離を保って飛行し、検出装置の性能などを考慮すると、この程度の距離でも十分相手の艦艇を識別できている。ところが日本の哨戒機が高さ150メートル、距離500メートルまで接近して低空脅威飛行をしたということは、友好国艦艇を疑わしい船舶とみなして行った偵察行為としか理解するほかない。

【最近の日本近海では、北朝鮮の瀬取りや半島漁船の不法操業、韓国海警による日本漁船への不当な圧力など、不穏な動きが続いています。そんななか、日本の排他的経済水域で、見慣れない韓国海警の大型艦と韓国海軍の駆逐艦が何かをしているのですから、艦艇識別だけでハイおしまい、というわけにはいきません。かといって飛行高度は従来と変わらなかったのですから、友好国軍機が近寄っただけで「偵察行為」と決めつけること自体、韓国が日本を敵視するようになった、もしくは何か見られて困るようなことをしていたことを示唆するものと疑われても文句は言えないはずです。】

 問題は、「脅威の飛行」である。当時、わが艦艇の乗組員は、日本哨戒機の低空飛行を明確に脅威と感じた。友好国の艦艇が救助活動中ならば支援してくれるのが常識なのに、緊迫した救助活動を進行中の私たちの乗組員が騒音と振動を感じるほど、艦艇のすぐ横に向かう進路飛行と近距離横断飛行に似た飛行をした。
 日本側がこのように意図的に救助活動を妨害する非紳士的な行動をしたことは非常に遺憾であり、私たちの艦艇に対する低空脅威飛行の再発防止を強く要求する。

【乗組員がビビったというのなら、それこそインタビュー動画でも流せばいいのにw 少なくとも慰安婦ハルモニよりは記憶がしっかりとした「証人」がたくさんいるはずですが?
友好国の航空機が近寄ってきたのなら、支援しにきてくれたのかと心強く思うのが普通でしょうに。しかも、韓国側が公表した動画の中で、韓国海警の隊員はP-1のことなど気にもとめずに漁民の救助を行っています。あの映像をみる限り、とてもP-1が救助活動の妨げになっていたとは思えません。】


 このような日本側の低空脅威飛行にもかかわらず、IFF(敵味方識別装置)で既に友好国航空機であることを確認したので、救助活動に専念している状態で近接する航空機を光学カメラで再確認しただけだ。友好国航空機ではなく未識別航空機が持続接近したならば自衛権的措置を取るべきところである。

【救助活動に専念? 実際に救助してたのは海警の警備艦であって、駆逐艦はただぼーっと浮かんでただけじゃないですか。むしろ、他国に見られたくないなにかを守るボディーガードみたいに見えましたが?
カメラを使ったならその録画があるでしょうから公表すればいいのに。まさか、撮ってない? 身の危険を感じたことの重大な証拠なのに撮ってない?】


日本側は、以前にも同様の活動を私たちの艦艇に実施したことがあるのに問題提起をしていなかったと主張したが、1月14日にシンガポールで開催された実務会議の際、われわれが「ほかの国が同様の飛行パターンを見せた場合は、抗議しないことができるのか」と質問したのに対し、日本側は明確な回答をできなかった。自分が不快感や威嚇感を受ける可能性があることは他人にしてはならない。日本側は必ず低空脅威飛行を謝罪し、再発防止を約束しなければならないものである。

【日本側の指摘に対する答えになっていませんね。お得意の論点反らしです。
何を脅威と感じるかは、そりゃ、「時と場合による」のがあたりまえじゃないですか。相手国がどこか、航空機の機種はどうか、兵装があるか、現場海域はどこか、自分たちがどんな任務を実施中の出来事か・・・などなど。
謎なのは、友好国の丸腰の哨戒機相手に、広開土大王はどうしてそんなにビビったのかということです。韓国側が強調すればするほど、ますます疑念を招くだけ。いまではあの毎日新聞ですら、1月23日の社説
「そもそも韓国艦は日本の排他的経済水域(EEZ)で何をしていたのか。北朝鮮漁船の救難に当たっていたと言うが、軍艦がそこにいたのは不自然だ。人道目的という説明だけでは説得力を欠く。」
と述べています。あの毎日がねえ・・・。

韓国側がP-1の飛行を脅威に感じていたのなら、なぜ即座に抗議しなかったの? えっ、なになに「友好国だから」って? 従来どおりの飛行をしていただけの友好国機がどうして急に怖くなったの? どうしてどうして!? 
結局、矛盾から逃れられないんですよね。 しかも、韓国側が「威嚇飛行だ!」と騒ぎだしたのは、「火器管制レーダーを探索用にも使っていた云々」という言い訳を日本に論破された後のこと。緊迫感ゼロなんですけど!】


◯追跡レーダー照射の有無

 改めて表明すべきことは、人道的遭難救助活動していたわが艦艇は、日本の哨戒機に追跡レーダー(STIR)を照射していなかったということである。友好国の航空機に脅威的な追跡レーダーを照射する理由は何もない。

【それをいうなら、日本の哨戒機だって友好国(当時)の艦艇に対して威嚇飛行する理由なんか何もありませんよw】

それでも我々は、日本側の主張を真剣に検討して細かい検証作業まで進めた。当日と同じ条件で実施した2回の戦闘実験、乗組員のインタビュー、戦闘システムと保存された資料の分析などを通じて、当日、私たちの艦艇から追跡レーダー(STIR)が照射されていなかったという明白で科学的な結論に達した。

【疑いをかけられている当事者がそんな茶番をやって何の意味があるんですか。それを「科学的」とか言っちゃうレベルだからいつまでたってもノーベル賞が獲れないんですよ。身の潔白を客観的に証明したければ、駆逐艦の艦長を日本に引き渡して尋問させるくらいしてみろっての。
再現実験で分かるものがあるとすれば、それはP-1の飛行が駆逐艦の乗員にどれほどの威圧を与えたかということのはず。なのにそのことに言及していないってことは・・・推して知るべし。】


追跡レーダー照射の有無は、日本側が関連レーダー周波数の正確な情報を提示して、両国の専門家が科学的かつ客観的検証をすれば明確に確認することができる問題である。
ところが日本側は、自分たちが収集した未詳のレーダー周波数を確認するために私たちの艦艇の追跡レーダーの全周波数諸元を共に公開しようという主張を続けているが、これは友好国に対して非常に不適切な態度である。

【これ、指紋に例えると分かりやすいですね。日本側は、採取した指紋が韓国のものだという確信を得ている。でもそれを公に証明しようとすれば、指紋検出技術などの手の内をさらす危険があるし、きちんと「答え合わせ」をするには、相手から全部の指の指紋を目の前で捺印提出してもらう必要がある。
韓国側はそれを百も承知で「おまえが現場で採取したという指紋は一つだけなのに、おれの全部の指を調べさせろなんて不公平だ」と言ってる。そして、「おまえが採取したという指紋を見せてみろ。それが本当におれのものかどうか、答えてやろう。疑うことは許さない!」と言っている。専門家だの科学的だのなんて言葉は中身のない飾り表現ですね。】


艦艇の追跡レーダー周波数諸元情報は、非常に高いレベルの軍事機密事項であり、これを公開する場合には、機密が露出して、私たちの艦艇の武器体系すべてを変更しなければならない問題に直面することは日本側も十分承知しているはずのものである。実務会議で、このような絶対的な非対称性を持つ情報を交換しようという主張を曲げない日本側の意図が気になる。

【意図が気になる? それは、韓国側がいつまでもしらじらしい嘘をついて非を認めないからです。友好国にあるまじき不誠実な態度をとったからですよ。P-1からの無線を傍受したとき、もしくは直後の実務協議で誠意を見せていればこんなことにはならなかったのにねえ。
まあ、いくらGSOMIAを締結しているといっても、双方とも生データの提供は認められないでしょうね。日本側だって、韓国が応じないだろうことは最初から見越しています。要するに、国内外の世論を意識した駆け引きに過ぎないのです。
それなのに「韓国をやりこめるために、日本は安保機密を犠牲にしてでも情報公開しろ!!」としたり顔で言う橋下徹は話になりませんね。韓国相手になんでそこまでしなくちゃいけないのか。】


日本側が公開した1月21日の電磁波接触音は、私たちが要求した検出日時、防衛、電磁波特性などを全く確認できず実体も分からない機械音である。そして、日本側自らも「日本が探知したレーダー波情報と韓国の艦艇のレーダー波の詳細な性能情報を組み合わせて総合的に判断してこそ客観的な事実が認められる」と告白しながら、自分たちの分析だけに頼って、両国国民と国際社会に向けて、事実関係を糊塗する主張を続けることは理解できない。

日本側の根拠のない電磁波受信音は単純な機械音であり、当時(の現場で)は様々な種類のレーダーが運用されていた以上、これらの加工された機械音を我が方の追跡レーダーの電磁波受信音と断定する根拠は何もない。また、日本側がシステムのログファイルを提供しないため、それが当時獲得された電磁波受信音であるかどうかすら確定できない。

【まあ、あの音声公表は防衛省(というか首相官邸?)の自己満足でしょうね。とはいえ、世論戦の手段の一つとしてみれば、出せる範囲のものはなるべく出すという前向きな姿勢を示すことにはそれなりの意義があるでしょう。決定的な証拠にならないという点は、韓国側が出してきたP-3Cの画像も同じでしょう。あの数値が入ったレーダー画面なるものはちょっと気になりますが。】

追跡レーダー照射を受けたという日本側哨戒機の飛行形態も、当時の状況と一致しない。通常、航空機が追跡レーダー照射を受ければ速度を最大に増速して回避飛行をするのが一般的であるのに対し、日本の哨戒機は増速もせず、むしろ1次照射を受けたと主張した時点の後になって、私たちの艦艇方向に旋回する異常な軌道をみせた。

【これもきれいなブーメランですね。駆逐艦がP-1に対してすぐに抗議しなかったのは「友好国航空機であることを確認した」からだって、自分で言ってたじゃないですか。P-1だって、相手が友好国(当時)の艦艇だったからそんなに大慌てしなかったわけで。もし相手が未識別軍艦だったら、フレア射出くらいはやってたかもしれませんね。】

◯その他日本側の主張と関連して

日本側は、当日の天気は快晴だったと主張するが、当時の海の環境はあまり良くなかった。波高は1メートルではなく、気象庁の天気予報でも分かるように、1.5~2メートル程度の高さがあり、遭難救助環境は良くなかった。このような状況は、日本側の映像から見える海上の白波や、私たちの映像で提示された救命ボートの傾きでも十分感じられる。

【波高1.5メートル程度で無線が使えなくなるの? やっぱダメじゃん? で、それだけ海が荒れてて無線が聞き取れなくても仕方ない状況だったというのなら、日本側が漁船救助要請の緊急無線を傍受できなくても不自然じゃなかったことになりますけど?】

通信関連について、日本側が主張した3種類の無線呼び出しの中でただ1種類だけやっと聞くことができたのは事実であり、残りの2回の呼び出しは、最初から録音さえされていないことを確認した。これにより、我が方は、残りの2つの呼び出しが実際に送出されたのかを確認できる録音記録などを日本側に要請したが、何も答えがない。

受信が可能であったVHF 156.8MHzへの通信呼び出しもノイズ過多、受信感度不良、日本側パイロットの不正確な英語の発音で通信で「Korea South」と言及したことを「Korea Coast」(海警呼び出し)で通信の監視員が聞き間違えたということはすでに日本側に説明した。

【P-1の「威嚇飛行」のせいで駆逐艦内部では大騒ぎになってたんでしょ?そんなときにP-1から「This is Japan NAVY」と無線が入ったんだから、KORIA NAVY は最大の注意を払うのが当然でしょう。聞き取りにくければもう一度言ってくれとリクエストすればいいだけだし、Korea Coast と聞こえたのなら海警の警備艦に応答させるべきだったし、すぐに録音を聞き直すことだってできたはず。そのいずれもやらなかったって・・・友好国(当時)相手にどんだけをシャイなんですか。日本側の無線を「よく聞こえなかったから」というくだらない理由であっさり無視したこと自体、P-1の飛行が実際は脅威でなかったことを推測させる根拠になります。】

日本側は、前述したように、私たちの漁船の遭難北朝鮮漁船救助要請の緊急通信を全く聞かなかったと主張しており、これによって哨戒機は、我が艦艇が救助しているかどうか分からなくて接近したと抗弁している。

実務協議の中で、長い艦艇生活をした韓国側の担当者が発言したように、海の中で最も一般的に起こる現象の一つが通信不良である。通信の受信状態は、送信機と受信機の機器の状態に応じて大きな影響を受ける可能性がある。日韓双方でこれらの問題を解決するための改善案を議論するというなら共感できるが、韓国側に一方的な措置を必要とするような発言に対しては遺憾を表わすところである。

【韓国人がしょっちゅう使う「両非論」ですが、こんな役立たずな海軍を放っておいていいんですか?韓国民のみなさん!】

◯結論

今回の事案の本質は、人道的救助活動中だった私たちの艦艇に対する日本哨戒機の低空脅威飛行である。日本側は、私たちの艦艇への低空脅威飛行を認めて再発防止対策を樹立してくれるよう促す。

私たちは、日本側が両国関係と韓米日の協力、さらに国際社会の和合には役に立たない不適切な世論戦をこれ以上しないようにもう一度厳重に促す。韓国側の立場は、我々がこれまで継続的に強調したように、レーダー音の発生時点と電波の方位、周波数特性などの正確な情報を提示して、両国の専門家が参加した中、科学的かつ客観的検証を受けるということだった。日本側が決定的な証拠を提示しないまま実務協議を中断したという事実に対して強い遺憾を表すところである。

【韓国側の求める「実務協議」ってのは、要するに「おれはデータ出さないけどおまえは出せ」「おれは絶対に非を認めないけどおまえは謝れ」と言い続けること。それこそ日韓の協力や和合に役に立たない罵り合いじゃないですか。】

今回の事案にもかかわらず、私たちの政府は発表した韓米連合防衛体制に加え、日韓安保協力を強化するための努力は継続発展させていくものである。

以上



これからは日本の正念場です。こういう面倒事が起きたからといってビビったりせず、これまでどおりの哨戒活動を続けてほしいですね。そして韓国が本当に「自衛的措置」に踏み切ったその瞬間、韓国は晴れて自由主義陣営から決別することになるのです。

「点と線」―日韓比較文化論

韓国は点であり、日本は線である

1.「点」としての感情vs「線」としての論理

自己の感情を重視する韓国
 感情は個人的なものであり、つねに変化する刹那的なもの(=点)なので一貫性に欠ける。感情の共有は点と点を重ねるようなもので、よほど価値観を共有した相手とでなければ、完全な一致を図るのは至難の業である。
 利害が対立する場合、韓国ではお互いの感情をぶつけあうので、妥協点を探るよりも声の大きさや粘り強さで相手を圧倒しようとする(声闘)。明確な反論や批判がなければ自分の勝利とみなすため、相手が面と向かって反論・批判しにくい道徳論で攻撃したがる(対日歴史認識問題が典型例)。
 今も昔も、韓国では声闘により上下関係(序列)を決定し、固定化することで社会秩序を保ってきた(李氏朝鮮時代の朱子学、現代のカプチル(甲乙)、ランキング好きな国民性)。そのため封建的な価値観(男らしさ、女らしさ、家父長の権威など)がいまも根強く残る。こうした負の側面が目下の者への冷酷性となって現れるため、冷戦終結後も左翼運動が健在である(従北派)。

集団の論理を重視する日本
 日本は、自集団の平和的維持を至上の価値とする。そのために明文もしくは暗黙の法を作り、全員が周知徹底することを望む。法が共有されるためには、前例や実情、論理などによる正当性の裏付け(権威化)が必要なので、法が簡単に変化することはあり得ない。「平和憲法」が長らく改正されない理由もここにある。
 個人という「点」を無理に重ねるのではなく、一定の法則によって線(集団)に結ぼうとするのが日本社会である。
 そのため、日本人は線列を乱さないように努力し(遵法精神)、他人の意向を気にし(思いやり、忖度、根回し、アンケート好き)、その場の「空気」に敏感になり、抑制的な態度をとり(引っ込み思案)、本音と建前を使い分け、他者にも同様の姿勢を求める(マナーの重視)。
 「みんなのために」「おかげさま」「お騒がせしてすみません」といった言葉が使いまわされる。
 そうした行動がとれない人間は「恥知らず」と軽蔑され、村ハチブにされる。
 日本人は穏やかで礼儀正しいが、列に並ばない相手には冷酷に振る舞う場合がある。
 直線は、起点と方向が与えられることでベクトルとなる。力強く進み敵を射抜く鋭い矢である。


2.「点」としての瞬発力vs「線」としての忍耐力

矛盾を気にしない韓国の刹那主義
 韓国では刹那の感情が最優先なので、過去の自分との整合性・連続性に興味がない。柔軟な判断によりその場その時に最大利益を獲得することが理想(パリパリ精神)のため、歴史歪曲、強引な起源主張、誣告、虚言、整形などに罪悪感が薄い。
 時代によって価値観が変わるので老舗が育たない。変化に順応しやすく波に乗りやすい一方で、扇動されやすく、未来に向けて綿密に準備したり計画したりすることは苦手(危機管理不足→頻発する大規模人災)。
 日本やアメリカが敷いたレールの上なら威勢よく邁進できるが、近道をしようとして脱線することもしばしば(マニュアルに従わない、真似や剽窃に走る)。
 変化をいとわないので、政権も政党名も憲法もコロコロ変わる。選挙で破れた前政権勢力に対しては容赦ない積弊清算が行われる。「いずれ我が身」などと考えて自制することがないので、怨恨が連鎖する。

惰性を許容しがちな日本の「細く長く」的価値観
 日本社会は、集団の和を乱すような変化を嫌う。長く安定していることが徳なので、「その道一筋」の専門家や老舗が尊ばれる。個人は自分の感情を殺して家業や組織の維持を優先する。役割を終えた組織や惰性な会議がいつまでも続く。一度放たれた矢は、自分の力では止まれない。
 長く続く間に洗練されて個性が磨かれていく一方、形式化・硬直化・ガラパゴス化の危険もはらむ。新参者や突出者を拒む傾向があり、イノベーションをリードする力はアメリカなどと比べると弱い。ただしコツコツと粘り強いため基礎研究は強い(ノーベル賞)。


3.同情を求める韓国vs信頼を得たがる日本

韓国式「無節操な被害者面」の背景
 感情論のぶつかりあいは客観的なジャッジが難しい。よってライバルと力が拮抗する場合は、より上位の者を後ろ盾にして、その権威で相手を圧倒しようとする(事大主義)。民主主義の下では国民が最高の権威者なので、世論の共感を得るために、自分の不幸や被害を強調して訴える「被害者面」が常套手段となる。他者の感情に訴える技術に長け、これが韓流やプロパガンダにつながっている。
 一方、連続性や整合性を重視しないので、相手を悪し様に批判しながら、同時に援助を求めたりすることにもためらいがない。むしろ、批判によってマウンティングに成功すれば、相手にさまざまな要求を突きつけるのが当然の権利だと考える。
 相手を声高に批判するデモはストレス解消になるので大好きだが、自制が必要になるボイコットは長続きしない。そうした姿が日本人の目からは「無節操」と映る。

日本的「ことなかれ主義」の危うさ
 日本人は、和を尊ぶので場を騒がせるような自己主張をしたがらない。相手から非難されてようやく論駁する場合でも、感情を抑えて理詰めで説得しようとするので回りくどい。議論の応酬よりも、日頃からの信頼関係で仲間を増やしておくことが大事と考え、国際貢献に熱心に取り組む(ODA、サッカーW杯のごみ拾いなど)。よって国際社会での評判は悪くない(各種国際世論調査)。
 必然的に自己主張のスキルが弱いので、自論が通じないと判断すると、「負けるが勝ち」「分かる人は分かってくれる」などと自分に言いきかせて形式的な負けを受け入れるか(一部サヨクが典型的)、相手のすべてを拒絶し交渉を絶とうとする(日韓断交を主張する一部ウヨクが典型的)。
 いずれにせよ、相手への不満はくすぶり続けるうえ、反論・抵抗をあきらめて引きこもる態度が恭順と誤解され、根本的解決がされず問題が長期化・悪化するリスクがある。


4.点として凝縮したがる「ウリ」vs線の完結形としての「ワ」

 線は伸びたがり、繋がりたがる。その理想形が輪(=和)すなわち円である。円は中心から一定の距離を保った点の集合体である。円心は決して円周と重ならない。すなわち、日本の和が保たれているのは、国民とは異なりながらも、国民の中心に存在し続ける存在の求心力による。
 求心力のバランスが崩れ、中心点からの距離がバラバラになれば円は歪み、最悪の場合は断線しかねない。よって個々人は集団の和を保つために一定の距離感を重視する。日本の国旗が赤い円であることは象徴的である。

 一方、点はそれ自体が最小単位なので、距離や断線などは最初から心配する必要がないかわり、広がりに欠ける。若者の価値観が高学歴や高収入などの一点に集中するため、落ちこぼれはチキン屋となって消えていく。
家族や友人など、価値観を共有できる人間を「ウリ」として取り込むことで自意識は拡大する。しかしあくまでゼロ次元が基本なので、ウリ内部では自他の区別がない。ブラックホールのように濃密な関係を求めるために距離感に疎く、ウリとナムの境、公私の境は不確定性原理なみに曖昧である(汚職の温床)。陰陽が中心に向かって渦を巻き、混然一体となろうとする太極図が韓国旗に採用されている事実は象徴的である。
 砂粒に水を混ぜて固めれば小石か泥団子くらいにはなるだろうが、それを転がらないようにまとめるには積み重ねる必要がある(階級社会)。その頂点に立ち、権力を一手に握るのが大統領だが、彼自身が既存の積み重ねを「積弊」と呼んでぶち壊すので、たとえ塵埃が「さざれ石」になれたとしても巌に成長することはなく、永遠に砂上の楼閣、というより賽の河原である。


5.Q&A

Q.日本は伝統を重視し変化を好まないというが、敗戦を境とした変わり身の早さをどう説明するか?

A.オセロの玉が一気にひっくり返るのと同じ。ツルを引っ張れば芋が全部抜けるのと同じ。戦争に負けても、国民を束ねる紐帯だけは守り通した。求心力さえ維持されていれば、中心点の移動にともない円全体が大きく動くのは必然である。

Q.韓国が刹那主義だとすれば、大使館前の水曜集会など日本への抗議が飽きずに続いているのはなぜか?

A.つねに感情対立をはらむ韓国社会において、反日感情はほぼ全員が共有できる貴重な「財産」である。それは3つの比喩で表現できる。
 ①人間が空腹を満たすために毎日飽きもせず飯を食うのと同様、韓国人は反日に没頭することで自分たちの感情的飢え(=恨?)を満たし、国家エネルギーを自家生産できる。
 ②日本という物差しを使うときに限り、韓国は自分たちの「点」の位置を確かめ、それらを一カ所に重ねることができる。レーザーを一点に集中させれば、鉄を焼き切ることができるのと同様、反日は韓国に大きなエネルギーを発揮させるのだ。
 ③韓国民という砂利に民族主義という消石灰を加え、日本という水を混ぜてこねれば、強固なコンクリートができあがる。その土台の上に建っているのが韓国という国家である。
 じつはこの土台こそが最大の設計ミス=積弊なのだろうが、家に住む子どもは目の前の積み木は崩せても、足の下にある床や基礎まではぶち壊せない。子どもは家の耐震性などに興味はない。

Q.なぜ日韓はいがみあうのか?

A.「点と線」をキーワードに縷々たとえ話をしてきたとおり、日韓は価値観や倫理観が大きく異なる。かつては皮肉にも凸と凹がうまく噛み合っていたが、東西冷戦の終焉、韓国内での民主主義(ポピュリズム)の浸透、国力差の縮小による両国の民族主義台頭などにより、対立が表面化した。
 アメリカに殴られて「凹」んでいた日本が、内圧に押されて「口」に戻ろうとしている。一方の韓国は、「凸」がさらに先鋭化して「△」になりつつある。「△」は必死で「口」を突ついて凹に戻そうとするが、相手のかたちをよく見ずにやみくもに突きまくるため、日本まで「凸」になりかねない状況。両国の衝突により、先に韓国の角が削られて「○」さらには「・」になってくれるとありがたいものだが。

Q.この先、日韓関係はどうなるのか?

A.北東アジアが平穏なら、日韓はこのまま静かにいがみあいが続くだろう。双方に多少の「反発疲れ」が生じたとしても、韓国経済が悪化すれば、韓国政府は国民の不満のはけ口としてますます反日を利用するだろうし、逆に韓国経済が好転しても、自信をつけた韓国はますます日本を見下し高圧的になるだろう。幸運にも南北統一が実現した場合、統一コリアは日本に対して堂々と戦後賠償の「おかわり」を要求するだろう。
 一方、中国が台湾併合に向けて実力行使を図ったり、北朝鮮が核実験やミサイル実験を再開させたりするようになれば、日本の「凸化」が大きく進行する。そのとき韓国は、日米勢力と中朝勢力のどちらにつくかを迫られることになる。
 歴史に鑑みれば、韓国はどっちつかずな態度を維持して両陣営から利益を得ようとするに違いない。その利益とは、米中双方からの軍需獲得、自国の核武装化、日本の弱体化などである。しかし歴史が繰り返されるとすれば、両陣営から恨まれてむしろ災いを呼び込むのが半島のお約束である。
 また、より大きな可能性として、深刻な経済危機に陥った韓国が、日本からの支援ほしさに反日自粛に転じることも考えられる。そのとき日本が支援に応じるかどうかは、現在の日韓間の諸問題がそれまでに解決されているかどうかにかかっている。

 さらに、事故や事件、災害などの突発的リスクも大きな変数となるだろうが、いずれにせよ、韓国によほど大きな災厄が降りかかって日本の助力が必要にならない限り、日韓関係が好転することはないだろうし、たとえ一時的な関係改善があり得たとしても、それは問題の先送りにしかならないだろう。

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テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

レーダー問題泥沼化でほくそ笑む金正恩の首席報道官

 今回のレーダー照射事件。韓国軍はまだ非を認めておらず、韓国は官民挙げて逆切れしていますが、論争としてはすでに勝負が付きましたね。
 日本国内では、防衛省の主張を疑う声は右派左派問わずほぼ皆無。つまり日本人のほぼすべてが、「韓国は幼稚な嘘つきだ」と認めるようになったわけです。
 当初は「悪天候下で遭難船を探すためにすべてのレーダーを使用した」と言っていた韓国軍が、途中から「火器管制レーダーは使っていない」と言葉を翻すようになったのも、日本側が抗議の中でさまざまな事実を突きつけた結果でしょう。

 自衛隊が公開した動画に対する韓国国防部の反論は、国際社会では通用しないものばかりです。

韓国「レーダーの周波数を開示しなければ照射の証明にはならない!」

→要するに「オレたちが使っている火器管制レーダーの周波数を言い当ててみろ」ってことでしょうけれど、P-1が傍受した周波数データは機密であり、これを開示することは自衛隊の能力をさらし日本の国防力を弱めかねない行為。それを承知で開示を要求すること自体が挑発であり、「ああ、やっぱりこいつら日本を敵に回したがってるんだな」という心証を日本国民および第3国に与えるに十分です。
 あの映像が客観的な証拠にはならないというのなら、記録されている隊員たちの生々しい発言はすべて芝居だというのでしょうか? そんな理屈が通用するなら、元慰安婦のおばあさんたちの証言なんて犬の餌にもならないんですけど。

韓国「危険な接近で威嚇してきた自衛隊機が悪い!」

→例の映像が望遠撮影だったために、日本人の中にもP-1が広開土大王艦に対して国際法違反の異常接近をしたと信じている人たちがいるようですが、もしそんな事実があれば防衛省は映像を公開したりしないでしょう。

 P-1が韓国軍艦に異常接近したというのなら、韓国側はそれを客観的に示す証拠を提示しなければなりませんし、なぜその時にP-1に対して警告や確認を行わなかったのか、この問題が勃発した当初に日本に抗議しなかったのかを説明しなければなりません。しかし韓国側は一向にそれらの申し開きをする様子がありません。

 そもそも、「レーダー照射はしたが、異常接近してきた自衛隊機に警告を与えるためのやむを得ない措置だった」と主張するのなら筋が通っていますが、現在の韓国軍はレーダー照射そのものを否定しているのですから、韓国艦艇と自衛隊機の距離なんて問題の本筋とは何の関係もありません。
 お得意の「朝鮮論法」で論点を反らし、問題をウヤムヤにしようとする姑息な態度が見え見えです。

韓国&アベガー界隈「支持率を上げたい安倍の陰謀だ!」

 映像公開が安倍首相の指示だったとしても、韓国側の見苦しい態度を見ていると、陰謀どころか英断だったなあとつくづく思います。
 支持率を上げたいから韓国に厳しく当たるというより、支持率を下げたくないから韓国に甘い顔をしない、という方が正確ではないでしょうか。
 支持率を気にするのはムン政権も同じでしょうが、その結果堂々と事実を公開する日本政府と、幼稚園児レベルの嘘と逆ギレを繰り返す韓国政府とでは、どちらがマシでしょうかね。

韓国「日本側の無線通信はノイズと英語の発音がひどくて聞き取れなかったww」

→「異常接近」だったはずのP-1から、ご丁寧に3種類の周波数を使って送られた無線をまともに受信できないなんて、軍艦のくせにどれだけポンコツの機器を使ってるんだという話。
 「英語の発音が悪すぎて」…この期に及んでさらに自衛隊を愚弄する発言ですね。完全に喧嘩を売ってます。
 うまく聞き取れなかったならどうして聞き返さなかったのでしょうか? 海警への無線だと勘違いしたとの主張ですが、では韓国海警は自衛隊からの呼びかけに応答したんでしょうか? 自衛隊と自国の海警がどのようなやりとりをするのか、現場にいた広開土大王艦の艦長らは確認しようとすらしなかったというのでしょうか?

 36年前に航路逸脱もソ連軍機の接近も気づかず269人を死なせた前歴を持つ国とはいえ、もし日本側の機体がP-1でなくF2で、通信内容が「応答せねば撃沈する」だったらどうするんでしょうね?

 韓国メディアはこうした矛盾にまったく触れようとしません。韓国軍の大本営発表をそのまま垂れ流し、日本側の落ち度を見つけようと「自衛隊のくせにJAPAN NAVY と言った!」などと重箱の隅をつついて世論を焚きつけてばかり。権力の監視機関としての役割を放棄したその姿は、戦前の朝日新聞そっくりです。しかも実際に多くの韓国民が踊らされ、素直に日本への憎悪を募らせているのですから呆れます。
 こんな、まるで北朝鮮の親戚みたいな国を相手に対話なんかしても虚しいだけだと改めて思い知らされます。

 それでも日本のサヨクさんや親韓さんたちは「レーダー照射なんて大したことない」「騒ぎ立てる安倍が悪い」と必死で韓国をかばいだてしています。
 じゃああんたたち、もし自衛隊の一部が暴走して隣国軍の軍艦や軍用機をロックオンして国際問題に発展したときは、怒り心頭の相手国に向かって「ささいなことで騒ぎ立てるな」と一喝してくれますか?

 つい最近まで「日韓は外交こそぎくしゃくしているけれど軍同士は仲がいい」なんて言われていましたが、旭日旗問題以後の急速な関係悪化はジェットコースターなみですね。誰ですか、「文在寅は現実的なツートラック外交をしている」とか言ってた人は。

 日経ビジネスで連載している鈴置さんは、韓国側が日本のEEZ内で北朝鮮漁船の救援活動を行っていたこと、11月に韓国海警が日本の漁船を追い出そうとしたことに着目し、今回のレーダー照射の裏には日本海の制海権を支配しようとする韓国の意図があるのではないかと指摘しています。
https://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20130423/247115/

 鈴置さんはちょっとタカ派なところがありますが、韓国がこのところ海軍力(とくに潜水艦)を増強しはじめていることは事実。
 火器管制レーダーの照射にあたっては少なくとも艦長以上からの指示があったと推測され、韓国軍が見苦しいまでに責任を認めようとしていない様子から察するに、今回の事件は組織的な意図に基づくものであると判断するのが自然でしょう。
 メディアや評論家は「レーダー照射問題の泥沼化は北朝鮮を利するだけだ」と嘆いていますが、現在の韓国軍の最高司令官は、金正恩の首席報道官が兼務しています。

 中央日報は「日本が安保協力の優先順位で韓国を5位に落とした!」と騒いでいますが、数年後には日本の防衛大綱の協力国枠から韓国の名が消え、同時に韓国の防衛白書の主敵枠に日本の名が登場しているかもしれませんね。
もちろんそのころには米韓同盟も解消していることでしょう。
 韓国メディアのプロパガンダを鵜呑みにして「自衛隊機なんか撃墜しろ!」と叫んでる韓国民の皆さんには、自国軍の兵士と装備と最高司令官がポンコツでないかどうかを再点検することをおすすめします。

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