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米大使が死にかけても民族主義を反省しない異常者国家

 ソウルで米国大使が襲われた事件。韓国は政府もメディアも過激な極左活動家の単独犯であることを強調しています。単独犯であることは確かでしょうが、あのオッサンはなぜこの時期に米国大使を狙い、いとも簡単に実行できたのかを考えると、そこには韓国ならではの病理が見えてくるような気がします。

 一般的な韓国人のバイオリズムでは、三一独立運動記念日のある3月と光復節のある8月は、一年の中でも民族感情がもっとも高ぶる季節です。今年は戦後70年の節目だったせいか、いつにも増して騒動が多かったですね(といっても自分がネトウヨになる2012年以前のことはよく知りませんが)。
 どんなイベントがあったか、時系列に沿って振り返ってみましょう。

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2月27日(現地時間)
 ワシントンDCのセミナーでシャーマン国務次官が講演。のちに問題とされた発言概要は以下のとおり。

「米海兵だったわたしの父は70年余り前、ソロモン諸島ガダルカナル島の戦いで負傷した。誰であろうともその時のトラウマを過小評価してはいけない。韓中はいわゆる慰安婦問題で日本と口論してきた。(韓日中は)歴史教科書の内容をめぐってもお互い異見がある。これらについては理解できるが、残念だ。政治指導者が過去の敵を非難することで安っぽい拍手を得るのは簡単だ。しかしこのような挑発はまひを誘発する」

http://japanese.joins.com/article/177/197177.html
http://japanese.joins.com/article/264/197264.html

2月28日
 ナヌムの家や在米韓国人弁護士らが、日本の政府や企業、皇室に慰安婦賠償を要求する訴訟をサンフランシスコ連邦地裁に起こすと発表。
http://rightabit.blog.fc2.com/blog-entry-127.html

3月1日
 朴槿恵大統領が三一独立運動の記念演説。日本に対しては「イアンフガー」「レキシニンシキガー」「ドイツヲー」を繰り返しつつも、「1965年国交正常化以来、両国が培ってきた交流・協力の成果は驚くべきものがある」「両国は自由民主主義と市場経済の価値を共有し、北東アジアの平和と繁栄を一緒に追求していく重要な隣国」とも述べ、批判トーンを弱めた。演説全文は以下のリンク参照。
http://media.daum.net/politics/president/newsview?newsid=20150301104510433

同日
 日本外務省が同省のホームページで韓国についての記述を修正。
旧「韓国は、我が国と、自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有する重要な隣国」

新「韓国は、我が国にとって最も重要な隣国」
http://blog.livedoor.jp/rakukan/archives/4834835.html

3月2日
 シャーマン発言が報道され韓国内で反米感情が沸騰。
http://japanese.joins.com/article/278/197278.html

同日
 年間最大の米韓合同軍事演習「キーリゾルブ」がスタート。北朝鮮が対抗措置として日本海へ短距離弾道弾を発射。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00287374.html

同日(現地時間)
 シャーマン発言について米国が「我々の政策は変わっていない」と釈明。
ハーフ副報道官「シャーマン次官の発言は特定の個人や国家に向けたものではない。そのような解釈をされたことに正直驚いている」
http://japanese.joins.com/article/236/197236.html

3月4日
 シャーマン発言をめぐり、韓国の左派団体が米国大使館前で抗議活動。米国に公開謝罪を要求。
http://japanese.joins.com/article/335/197335.html

同日
 国連人権理事会で韓国が慰安婦問題を取り上げ日本に解決を要求。ただし去年の尹炳世外相の演説よりは批判を抑制的に。
http://japanese.joins.com/article/321/197321.html

同日
 日本外務省がホームページで韓国に関する記述が修正したことが明るみとなり、韓国メディアが猛反発。
韓国政府「日本政府は説明しろ」
日本政府「とくに言うことはない」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/06/2015030601487.html

3月5日
 左派活動家のキムギジョン(金基宗)がリッパート駐韓米国大使を襲撃、顔や腕に重傷を負わせる。
犯人の発言「南北を分断する軍事演習を中止せよ」「米国は日本の集団的自衛権主張に沈黙した」「シャーマン発言は関係ない」

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 こうやって振り返ってみると、まさにてんこもりというか、激動の1週間でしたね。米国が諌め、韓国が怒り、日本が突き放し、北朝鮮がミサイルをぶっ放す。米国大使襲撃はそんなさなかに起きたテロ事件だったわけです。
 犯人のキムギジョン(金基宗)さんは「私たちの広場 独島を守る会」代表を自称し、2010年に日本大使を襲うなど前科6犯の猛者でした。南北統一を実現するために反日に力を入れていたようですが、もともと暴れるのが好きな人だったみたいですね。執行猶予が明けた2014年、日本大使襲撃を正当化する自著を出版してメディアからもチヤホヤされていました。

朝鮮日報朝鮮語版2015.03.06(部分引用)
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/03/06/2015030602684.html

米大使テロ容疑者キム・キジョンと政界の縁

 2010年7月プレスセンターで開かれた講演会に出席したキム・ギジョンは、当時の重家俊範在韓日本大使に向かって二度にわたりセメントの塊を投げつけた。この事件で、現場にいた日本大使館の職員が怪我をした。拘束起訴された彼は裁判所で懲役2年、執行猶予3年を宣告された。
 彼のこのような行動に対し、多くのメディアは独島に対する日本の主張は受け入れられないが、外交官に対する暴力は決して正当化されることがないという反応だった。
 一方、一部のメディアは、キム氏の行動を「独島愛運動」として評価し、彼の主張を濾過せずに報道したところもあった。聯合ニュースは、金氏が執行猶予で釈放された2010年9月、ソウル外交部庁舎で1人デモしていたキム氏に面会した際のインタビューを掲載した。キム氏はこのインタビューで、「独島は岩だらけなのにどうして『竹』島になるのかと伝えたくて石を持っていただけで、投げたのも偶発的なものだった」とし「謝罪の意を込めた文書を渡したが、日本大使館からは回答がなかった」と主張した。
 進歩性向のインターネット媒体である「統一ニュース」は、ネチズンの反応を引用して「金氏は、独立運動家尹医師【=1932年に上海で爆弾テロを起こし日本人を死傷させた尹奉吉/引用者注】のように怒りを投げて」と報道した。
 執行猶予期間が終了したキム氏が昨年9月に事件を振り返った本を出版したとき、ハンギョレ新聞はキム氏にインタビューしている。当時ハンギョレ新聞は、「独島愛がすぐに民族統一運動」という彼の主張を紹介し、「日本大使を傷つけるつもりはなかったが、独島を竹島と呼ぶ行動に怒って、偶発的に起こった事件」という彼の言葉を報道した。キム氏はさらに「現在、米国を背景にした韓日間の癒着は、朴正煕時代を凌駕する。日本の外交官に関連する刑事訴訟で有罪判決を受けたのは私が初めてだ」と裁判の結果に不満を示した。
 インタビューが掲載された6ヶ月後の今月5日午前、キム氏は「韓米連合軍事訓練に反対する」とし、リッパート大使に向かって凶器を振り回した。ハンギョレ新聞は6日から、彼について「2007年大統領府の前で焼身を試み、2010年には日本大使を攻撃し、2014年にはパク・ウォンスンソウル市長のイベントで無法な振る舞いをするなど突出した行動が頻繁な人物」と報道した。


 あの日、キムさんがたやすくリッパート大使に近付けたのは、彼が大使の講演会を主催した民族和解協力汎国民協議会のメンバーになっていたからでした(役員だったとの情報も)。彼には招待状が送られており、すでに有名人だったことから受付でもほぼ顔パス同然だったとのこと。どれもこれも反日活動家という「看板」の威力です。

 キムさんは犯行動機について米韓合同軍事演習「キーリゾルブ」に反対するためだったと述べています。たぶんそうなのでしょうけれど、かといって本人はまったくシャーマン発言を意識していなかったのかどうか。
 勝手な想像ですがあのオッサン、「世論が反米になってるいまデカいことをやれば、オレはまた英雄になれる」と計算してた可能性はありませんかね?

 ちなみに、米韓合同軍事演習が毎年この時期に行われているのは、韓国側にとって三一記念日に合わせて国威を発揚する意図があるように思えます。つまり、彼らは毎年この時期に軍事演習を行うことで、かつて日本に鎮圧された三一独立運動の「やりなおし」を試みているというわけです。
 なにせ朴正煕が1976年に始めたチームスピリット以来の伝統ですからね。テロも軍事演習も、結局は自分を誇示し敵を挑発するためのパフォーマンスです。

 日本大使が襲われた2010年とは異なり、今回ばかりは韓国世論も犯人批判一色に染まりました。キムさんの異常性を強調しているのはどのメディアも共通ですが、保守系の朝鮮日報がここぞとばかりに従北左派への批判を展開している一方、革新系のハンギョレは犯人が経済的に苦しんでいたことや精神を病んでいたらしいことを強調しています
 どちらの論陣にせよ、彼らは自分たちの民族主義に問題があったとはつゆほども思っていないようです。一部の人間を他者として切り捨て、すべての責任をそれに背負わせる。そして自分たちはむしろ被害者であることを強調する。韓国人が脈々と繰り返してきた「解決法」です。

 ネトウヨ日本人であるわたしには、キムギジョンさんが特別異常な存在とはどうしても思えません。わたしの心が曇っているせいか(byシンシアリー)、むしろ韓国人の典型例にしか見えないんですよね。
 
 韓国国内では最近、オッサンがいきなり刃物を振り回したり銃を乱射したりする凶悪犯罪が立て続けに起きています。今年になって発生した大事件だけでも以下のとおり。

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1月12日
 鞍山市で46歳の男が妻の前夫の家に侵入、帰宅した家族4人を次々と拉致して立てこもり、前夫と彼の下の娘を殺害。娘に対しては性暴行を試みていたことも判明。犯人は暴力癖を持つギャンブル好きのロリコン
http://www.newsis.com/ar_detail/view.html?ar_id=NISX20150115_0013416494&cID=10803&pID=10800

2月23日
 忠清南道天安のアパートで、そこに住む31歳の男が他人の部屋に侵入、前日に引っ越してきたばかりの一家3人を刃物で襲撃。50代の男性を刺殺、自分の妻を含む3人にけがを負わせた。犯人は精神疾患の疑い
http://www.newsis.com/ar_detail/view.html?ar_id=NISX20150225_0013498050&cID=10201&pID=10200

2月25日
世宗市のコンビニで50歳の男が猟銃を発砲し元恋人とその家族の計3人を射殺して自殺。理由は痴情のもつれ
http://japanese.joins.com/article/046/197046.html?servcode=400§code=430

2月27日
京畿道華城の住宅で74歳の男が銃乱射、兄夫婦と警官の計3人を射殺して自殺、警官1人が負傷。犯人は暴力や詐欺、飲酒運転などで前科6犯、動機は金の無心を断られての逆上
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/02/28/2015022800321.html

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 人口は日本の半分にも満たない韓国で、たった2ヶ月足らずの間に4件の凶悪事件が発生し11人が死亡しているのです(自殺した犯人を含む)。しかも犯人はどうしようもない方々ばかり。
 ほかにも、韓国ではこのところ「憤怒犯罪」が多発しているようです。
 世宗市の乱射事件が起きた後、2月26日の中央日報(日本語版)の社説。
http://japanese.joins.com/article/091/197091.html

最近、瞬間的な怒りを抑えられず極端な行為をする「憤怒犯罪」が相次いでいる。この1カ月間だけでも楊州の50代の主婦が言い争いをする途中、自ら体にシンナーをかけて火をつけ、命を絶った。浦項(ポハン)では40代の男が別れを告げられたことに恨みを抱き、車に乗って女性に突進した。蔚山(ウルサン)の保育園の園長は泣く幼児の口にウェットティッシュを入れたりもした。自分のサービス基準に外れるという理由で乗務員に乱暴な言行をした大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)事件も、瞬時の怒りを抑えられず非理性的な行動に出た憤怒犯罪だった。


 去年6月に起きた韓国軍兵長乱射事件(5人死亡、7人負傷)の記憶もまだ新しいというのに、なんかもう、韓国って完全に病んでませんか。あ、キャッチフレーズが浮かんできました。

「万人の万人に対するテロ攻撃」 
「ほら、あなたのとなりに金嬉老」

 こういうのと比べれば、金基宗さんのやったことなんてかわいいもんですよね。

 米国大使が襲われた直後は、ことの重大さに縮み上がっていた韓国世論も、米国の冷静で寛大な態度に安堵し、いまでは「災い転じて福となす」「テロに屈しないウリナラホルホル」とハイ状態になっているようです。

中央日報日本語版 2015年03月07日
http://japanese.joins.com/article/447/197447.html

【社説】成熟した韓米同盟、テロに屈さず

米国政府がリッパート駐韓米国大使テロ事件にもかかわらず、韓米同盟に対する変わらない信頼を表明した。米国務省のハーフ副報道官は5日(現地時間)の声明で、「韓米同盟は強固だ」とし「我々は分別のない暴力行為(acts of violence)に委縮しない」と強調した。

白昼にソウルの真ん中で米国の特命全権大使が襲われるという前代未聞の事件が発生したが、これによって韓米同盟が揺れることがあってはならないと、あらかじめ一線を画したのだ。テロという表現の代わりに個人の犯行とみる「暴力行為」という表現を使った点も目を引く。個人の非理性的な行動と国家の関係を分離して眺める米国の冷静かつ落ち着いた状況認識が引き立つ。
(中略)
今回の事件の本質は、極端な外国勢力排撃性向を持つ一個人の非理性的な突出行動である可能性が高い。徹底的な捜査を通じて正確な犯行の動機と背後の有無などを明らかにするべきだが、軽率な予断で公然と国内の葛藤をあおることは避けなければいけない。


中央日報日本語版 2015年03月07日
http://japanese.joins.com/article/441/197441.html

<駐韓米大使襲撃>「リッパート効果」 テロに勝つ

(前略)
襲撃事件の初期は韓米同盟に及ぼす悪影響を懸念する声が多かったが、むしろ両国関係に前向きな状況が表れている。最近、シャーマン米国務次官の発言で悪化した対米世論も弱まっている。リッパート大使を攻撃したキム・ギジョン容疑者(55)は印刷物に「米国が日本の集団的自衛権主張に沈黙した」という内容まで入れ、反米情緒を刺激しようとしたが、「リッパート効果」の影に隠れて反対の現象が起きているのだ。

尹徳敏(ユン・ドクミン)国立外交院長は「リッパート大使が築いた公共外交により世論も友好的」とし「米国は2002年のミソン・ヒョスン事件(議政府米軍装甲車女子中学生轢死事件)などがあり、公共外交を重視するよう外交接近法を変えたが、リッパート大使がこれを忠実に履行した」と分析した。


 韓国と米国が力を合わせて困難を乗り越え、きずなをさらに深め合ったとすっかり美談が出来上がっています。そんな中でもこっそりと大昔の米軍の落ち度を持ち出して自国の非を薄めようと努力しているあたり、いかにも韓国らしくて笑えます。
 韓国人が「おたがいさま」を言うのは自分が不利な時だけなんですよね。

 今回の大使襲撃事件は確かに異常な個人の非理性的な暴力によるものでしょう。でも問題なのは、韓国には非理性的で暴力的な異常者が多すぎること、そして韓国社会がそれに対する自覚も自浄能力も持っていないこと、それどころかむしろ非理性的な暴力を「愛国」の名のもとに助長させていることです。

 韓国は、伊藤博文を暗殺した基地外青年を英雄と呼び、"テロ被害国"である日本にまでその歴史観を押しつけようとする国です。要するに彼らの理屈は、「悪いやつ相手なら、銃で撃とうが果物ナイフで切り裂こうが構わない。そいつが悪いかどうかはオレが決める。おまえらはおれに異を唱えるな」というもの。――そんな無茶苦茶な価値観、日本が共有できるわけないじゃないですか。

 韓国の皆さんに忘れないでいてほしいのは、たとえ今回の事件が丸く収まったとしても、それはあくまで米国側の寛大さのおかげであるということです。もしアメリカ国内で韓国大使が襲われたら、韓国のメディアや市民団体は同様に寛大な態度を示せるでしょうか?

 米国政府が広い度量を示したのは、べつに彼らがキムチ好きだからでもお人好しだからでもありません。こんなことで腹を立てるより、韓国に恩を売って米韓同盟を強化した方が、対中・対北戦略の上で有利だとわかっているからです。変なプライド(=民族主義)を自制して同盟国・友好国と共有する利益のために行動せよ――シャーマン国務次官が日(中)韓に向けて呼びかけたことのお手本を、米国は実践してみせているのです。 

 このことを韓国政府は理解しているんでしょうか? 日本の首脳がずいぶん前から対韓評価を変えていたのにそれに気付かず、今ごろになって慌てるようなドンくさい人たちですからねえ。米国の態度についても、自分たちの都合のいいようにしか解釈できないかもしれません。
 だとすれば、米国から"赦し"を得た韓国は、今後ますます調子づいて反日にのめり込む可能性があります。彼らの思考はたぶん次のような展開をたどるでしょう。

「あんな事件があっても米国は怒らず韓米同盟がさらに深まった!」
 ↓
「これはウリナラが重要な国、優れた国だと米国が認めた証拠だ!」
 ↓
「そんなウリナラと価値を共有しない安倍政権はやはり極右だ!」
 ↓
「韓米が協力して日本を懲らしめよう! そうだ中国も引きこもう!」

 うん、間違いない。これしかないw

読売オンライン3月5日
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150305-OYT1T50094.html

韓国に警備強化を要請、米大使切りつけで菅長官
(前略)
菅氏は在韓日本大使館を通じ、在留邦人に不審者などへの注意を呼びかけ、韓国政府に大使館などの警備強化を求めたことを明らかにした。ソウルでは今月下旬、日中韓外相会談が開催される予定で、外務省は韓国側に厳重な警備を要請する方針だ。


 こうした日本側の対応は当然ですよね。ただ、いくら警備を強化しても警備するのが韓国人じゃあ、不安は払拭できませんが。
 もし邦人が韓国人テロリストの標的になったら? ああ、韓国人の反応も日本のサヨクの反応も想像がつきすぎて、逆につまんないや…。

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テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

栗田禎子「日本の2億ドル支援は"中庸"の押し付けだから中東の主権を侵害している」

2015年2月8日信濃毎日新聞5面サンデー評論「多思彩々」
「イスラム国」日本人人質事件


 この評論特集では、「テロには断固として立ち向かえ」派から「何でもかんでも安倍が悪い」派まで、4人の識者を並べていました。「立ち向かえ」派が1人(川上氏)、「安倍ガー」派が2人(柳沢氏、栗田氏)、政治的なことについてははっきり言わない派が1人(宮田氏)という配置です。

【要旨】

テロ包囲網に積極的関与を

拓殖大海外事情研究所長
川上高司

 国際社会はテロを繰り返す無法集団を野放しにできない。イスラム国に国際法を順守させる"警察官"がいない以上、国際社会は毅然として一致団結しなければならない。イスラム国は資金力があり組織化され、戦い方も自爆テロから通常型戦闘まで幅広い。インターネットで海外から若い民間人を戦闘員としてどんどんリクルートしている。各国は今以上に情報を密にしてテロを未然に防がなくてはならない。
 戦後、日本は米国とともに冷戦を戦い、テロとの戦いでも米国を助けてきた。その間もテロの脅威にさらされてきたが、いまの日本はその努力の上に成り立っている。
 日本はすでに米国や国際社会とともにイスラム国と立ち向かっていることを認識せねばならない。一人一人が毅然とした態度で臨む覚悟が必要だ。今回の教訓は日本の情報収集能力の欠如。本格的な諜報機関が必要だ。国際的な包囲網に積極的に関与することこそが、海外で活動する日本人の安全を保持することにつながる。


【わたしの感想】

 もう少し米国に批判的になってもいいんじゃないかとは思いますが、概ね賛同します。日本人一人一人が毅然とすべし、本格的な諜報機関を作るべしとの主張はとくに。

【要旨】

イスラムへの理解と関心を

現代スラム研究センター理事長
宮田律

 「イスラム国」は80カ国とも言われる国々からメンバーを集めている。彼らはムスリムとはいえ、宗教についての知識はそれほど深いわけではない。彼らが暴力集団に身を投じる動機は、ヨーロッパ社会などからの拒絶感・疎外感が大きい。また、過酷な状況に置かれているチェチェン人やウイグル人がメンバーになっていると伝えられる。イスラム世界の紛争地帯に置かれた人々は経済的にもひどく貧しい状態に置かれている。
 友人のイラク人研究者からメッセージが来た。「私たちは『イスラム国』によってとられた2人の人質の方々に対する日本人の憂慮や希望を共有します、日本は何十年にもわたってムスリムやアラブの人々からの尊敬や称賛を得てきました」
 不幸な事件を乗り越え、彼らの信頼や期待を裏切らない日本であり続けてほしい。


【わたしの感想】

 「日本に対するイスラムの信頼や期待を裏切るな」というメッセージは、読み手の立場によって解釈が異なるでしょうね。
 「だから日本は積極的にISIL打倒に貢献すべきだ」と考えるか、「だから日本は欧米から距離を置くべきだ」と考えるか。

【全文引用】

軍事に頼ればテロを再生産

元内閣官房副長官補
柳沢協二
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やなぎさわ・きょうじ
 1946年東京生まれ。防衛庁(現防衛省)官房長などを経て2004~09年、安全保障・危機管理担当の内閣官房副長官補として自衛隊イラク派遣を統括。著書に「自分で考える集団的自衛権」など。
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 「イスラム国」による日本人人質事件は、最悪の結果に終わった。許しがたい行為ではあるが、「許しがたい」「テロには屈しない」という感情論だけでは問題は解決しない。今後、同様の悲劇を繰り返さないためにも、政府の対応を検証し、理性の戦略につなげなければならない。
 事件の発端は、安倍晋三首相が中東を訪問し、シリアからの難民に対する人道支援を中心とする2億ドルの援助を約束したことだ。難民支援は必要だが、それは、イスラムとの直接の戦争に寄与するためのものではなかった。一方、安倍首相は、エジプト訪問時の演説で、この支援を「イスラム国の脅威を食い止める」「イスラム国と戦う国に対する支援」と位置付けた。
 後藤健二さんらが拘束されていることを知りながらイスラム国との対決姿勢を強調したわけで、これが相手を刺激したことは否定できない。首相は、国会審議の中で「リスクを恐れて何もしなくていいのか」と反論している。危機管理においては、リスクの程度を正確に分析し、それを最小化するためにいかなるメッセージを発するかが問われる。首相の答弁には、その問題意識が感じられない。
 首相は、自衛隊による海外での邦人救出にも意欲を示している。だが、退避するために集合した邦人を輸送することと、拘束された邦人を救出することは全く別の問題だ。救出は相手との戦闘が前提となる。見知らぬ土地で戦闘する自衛隊のリスク、戦闘の中で人質に危害が及ぶリスクを考えれば、現実的なシナリオとは思えない。
 イスラム国が世界中の日本人に対してテロを予告している中で、憎悪を煽り、現実を無視した勇ましい議論を展開するのは、感情を高める効果はあっても、日本人の安全にとっては逆効果でしかない。
 恐怖と憎悪が戦争を呼ぶ。政治やメディアが感情に訴えるとき戦争への道が開ける。それは、恐怖を煽るテロリストの狙いでもある。
 これまで、わが国は、イラクに自衛隊を派遣しても、武器を使うことなく現地の人々の信頼を得てきた。それが、結果的に自衛隊や日本のNGO(非政府組織)の安全に役立ち、軍事を優先する米国とは違う形で、日本ならではの役割を果たす前提となってきた。
 軍事力に頼れば憎しみの連鎖を生み、テロを「再生産」する。同様に、勇ましい言葉は、残虐なメッセージとして返ってくる。テロに対する最大限の警戒をしながらも、あらためて、人道的な立場に徹する日本の姿勢をいかに発信するかが問われている。


【わたしの感想】

 柳沢氏の主張は、当ブログでも何度か取り上げてきた、巷の安倍批判の典型というべきでしょう。

>日本人人質事件は、最悪の結果に終わった。

 ちがいます。本当に最悪なのは、犯人の要求に応じたのに人質を殺された場合です。

>事件の発端は、安倍晋三首相が中東を訪問し、シリアからの難民に対する人道支援を中心とする2億ドルの援助を約束したことだ。

 ちがいます。本当の発端は、湯川・後藤両氏が外務省の警告を無視してシリア入りした時からでしょう。

>救出は相手との戦闘が前提となる。見知らぬ土地で戦闘する自衛隊のリスク、戦闘の中で人質に危害が及ぶリスクを考えれば、現実的なシナリオとは思えない。

 今回のシリアに関してはその通りでしょう。なにせ、米国だって自国の人質救出はできなかったんですから。
 でも、ISILは今後世界各地で日本人をターゲットにしたテロを行うと予告しています。ISIL対策に限らず、そういう"出張テロ"に対処できるよう、ある程度の実力を備えておくことは意義があるんじゃないですかね。

> イスラム国が世界中の日本人に対してテロを予告している中で、憎悪を煽り、現実を無視した勇ましい議論を展開するのは、感情を高める効果はあっても、日本人の安全にとっては逆効果でしかない。

 平和ヘイワと唱えていればヘイワになると信じてるお花畑な言霊信仰も役に立たないと思いますけどね。
 有志連合を支持・支援する国が60カ国、国連もISILを非難し資金封じ込めなどの圧力をかけようとしている現状で、日本だけが縮こまって「見ざる言わざる」をやって意味があるんですか? 本気でISILのターゲットになりたくなければ、日本の国教をスンナ派に定めてISILに資金提供して、有志連合のすべての国に宣戦布告すべきですね。

 …冗談はともかく、湯川さんと後藤さんが人質になったのは、のこのこISILの勢力圏に入り込んだから。要するにISILがターゲットにするのは「仲間じゃないやつ」「捕まえやすいやつ」「強請ればいいことがありそうなやつ」「リスクが少ないやつ」であって、それ以外のことは後付けの口実に過ぎません。
 でも、反アベ派の人たちはそれをちっとも学習せず、罪もない人質の首を切ったり平気で女子供を処刑したりする連中の言うことをむしろ積極的に真に受けたがるんですよね。

>テロに対する最大限の警戒をしながらも、あらためて、人道的な立場に徹する日本の姿勢をいかに発信するかが問われている。

 日本政府は最初から人道的立場に徹しているのに、「言い方が悪い」「タイミングが悪い」「演説した場所が悪い」とイチャモンつけてるのはあなた方じゃないですか。ISILの幹部たちは、日本国内のサヨク言論にニヤニヤしてることでしょう。

【全文引用】

「ひも付き援助」は反発呼ぶ

千葉大教授
栗田禎子
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くりた・よしこ 1960年東京生まれ。専門は中東現代史。日本中東学会会長、パグウォッシュ会議評議員。著書に「中東革命のゆくえ―現代史のなかの中東・世界・日本」「近代スーダンにおける体制変動と民族形成」など。
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 日本は東アジアにおいては植民地支配や戦争を行った過去があるが、これまで中東に対しては(欧米諸国とは異なり)侵略や植民地支配に直接手を染めてはこなかった。これがパレスチナ問題・対イラン政策などに関し、日本が中東において欧米とは一味違ったユニークな役割を果たすことを可能にしたのであり、日本企業が中東のどこでも歓迎され、日本のNGO(非政府組織)やジャーナリストが中東社会の奥深くに飛び込んでいくことができた理由であった。
 日本は今後も憲法の平和主義の理念に基づき、中東との関係をあくまで非軍事的分野できずいていかねばならない。
 中東への関与は非軍事的であると同時に、(特定の政治色を帯びた「ひもつき援助」などではなく)あくまで中東の人々の主権を尊重する形で行われなければならない。長く欧米による植民地支配や介入に苦しんできた中東諸国は、主権の侵害や内政干渉に大してきわめて鋭敏な感覚を持つ。この点で、1月の中東歴訪中に安倍晋三首相がエジプトのカイロで行った演説は、「中庸」の精神を称揚し、「過激主義」とのたたかいを強調するなど、価値観の問題に踏み込み過ぎたと言える。
 中東の人々はテロとのたたかいの渦中にあるが、それはあくまで自分たちの問題であり、自分たちの手で解決したいと感じている。「テロや大量破壊兵器を当地(=中東)で広がるに任せたら、国際社会に与える損失は計り知れない」とし、「中庸の精神」を得々として論じる演説に「先進国」の驕りを感じ、複雑な感情を抱く人々も多かったのではないか。
 そして、この演説で約束された2億ドルの支援も、「非軍事的」ではあるかもしれないが、あくまで特定の政治目的のための支援―「『イスラム国』とたたかう国々」に対する支援、アメリカ主導の「有志連合」の一員としての資金供与――であることが明らかなものであった。
 日本は中東に対し、「非軍事的」であると同時に、あくまで対等・民主的に、地域の人々の主権を尊重する姿勢で関わっていくべきである。いくら「人道性」を強調しても、アメリカの世界戦略を補完し、日本の短期的「国益」だけを追求する「ひもつき援助」では、その本質を中東の人々に見透かされ、反発されることになるだろう。


【わたしの感想】

 日本の支援が「ひも付き」で何が悪いのか、わたしには理解できません。 いま中東で一番問題となっているのがISILに代表される過激派対策。それに集中的に貢献することのどこが問題なんですか?

>安倍晋三首相がエジプトのカイロで行った演説は、「中庸」の精神を称揚し、「過激主義」とのたたかいを強調するなど、価値観の問題に踏み込み過ぎたと言える。

 過激主義を許さないというのは中東全体、世界全体の共通の「価値観」でしょうに。そのために体を張っている有志連合への支援を表明することの何が問題なのでしょうか。
 安倍首相が中東歴訪していた時点で、すでに日本人が拉致され身代金が要求されていたのです。れっきとした被害国である日本が過激主義を非難したことを、冷ややかに「価値観の問題」と表現する栗田先生本人の価値観というか倫理観がわたしには理解できません。

 安倍首相が演説した「中庸の精神」とは、「偏らないこと」「過不足なく調和がとれていること」。それを批判する栗田先生は「偏ってはならないなんて主張は偏ってる!」と言いたいんですかね?

> 日本は中東に対し、「非軍事的」であると同時に、あくまで対等・民主的に、地域の人々の主権を尊重する姿勢で関わっていくべきである。いくら「人道性」を強調しても、アメリカの世界戦略を補完し、日本の短期的「国益」だけを追求する「ひもつき援助」では、その本質を中東の人々に見透かされ、反発されることになるだろう。

 安倍首相がカイロで表明した中東支援の中身を改めて見てみましょう。首相本人のスピーチの該当部分は以下のとおりです。

 まず私はアンマンで、激動する情勢の最前線に立つヨルダン政府に対し、変わらぬ支援を表明します。国王アブドゥッラー二世には、宗教間の融和に対するご努力に、心から敬意を表すつもりです。

 パレスチナでは、保健医療、水道整備や西岸とガザの難民支援など、民生安定に役立つ施策を明らかにします。

 イラク、シリアの難民・避難民支援、トルコ、レバノンへの支援をするのは、ISILがもたらす脅威を少しでも食い止めるためです。地道な人材開発、インフラ整備を含め、ISILと闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援をお約束します。

 イラクでは、全党派を含む、国民融和内閣による安定的な統治が絶対に必要です。日本は、そのための努力を支援し続けます。地域から暴力の芽を摘むには、たとえ時間がかかっても、民生を安定させ、中間層を育てる以外、早道はありません。「中庸が最善(ハイルル・ウムーリ・アウサトハー)」。日本はそこに、果たすべき大いなる役割があると考えています。

外務省http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/eg/page24_000392.html


 これを「日本の短期的『国益』だけを追求する『ひもつき援助』」と解釈して憤慨する人がいるとすれば、よほどひねくれた思想の持ち主じゃないですかね。こういう支援がダメなら、日本は一体何をすればいいのか、途方にくれてしまいます。
 ひも付きがけしからんと言うのなら、「軍事目的はダメで人道目的はヨシ」みたいな制約自体、受け取る側にしてみれば「ひも」どころか"ナワ付き"同然じゃないですかね。

 あまり話題になりませんけど、中東は世界でも民主主義から遠くかけ離れた地域の一つです。ほとんどの国は王族や一部の支配階級が政治とカネを握っていて、下手にその独裁を壊してしまうとイラクやシリアのように混迷が深まるというジレンマがあります。
 そういう地域の主権を尊重しろって、それは誰の主権のことですか。王族? 部族? イスラエル? パレスチナ? イスラム指導者? シーア派? スンナ派? ・・・利害関係が複雑にからみあった地域で「対等」で「民主的」な支援を完璧に実行するのはほとんど不可能でしょう。いろいろとしがらみはあるけれど、日本なりに最善のバランスを目指して貢献していくしかありません。その道しるべが「中庸の精神」なのです。

 日本国民の血税を提供するのですから、援助に日本の価値観や倫理観が反映されるのは当然です。中庸――何ごともほどほどにしてみんな仲良くしましょうよ、というメッセージを届けることのどこがいけないんですか? 日本人はそういう穏やかな価値観を大切にするからこそ、穏健なイスラム諸国と良好な関係を維持してこれたんじゃないんですか?
 中庸なんか糞食らえという国家に資金提供したら、それこそテロに加担することになるじゃないですか。

 今回の事件報道で感じましたけど、中東やイスラムの研究者ってサヨクさんが多いみたいですね。日本赤軍とかの名残りなのかな? たしかに欧米列強のエゴがいつまでも傷跡を残している地域ではありますが、それにしても今回の事件で「アベガー」をやっている人たちは、支離滅裂で思い込みの激しい発言が目につきます。理想ばかり振りかざして、いかにも過激主義と親和性が高そうな感じ。

 ちょっと飛躍するかもしれませんが、栗田先生の「ひも嫌悪症」は、韓国人の価値観とも似ています。日韓併合時に日本が朝鮮半島を近代化させたのは歴史的事実なのに、「それは日帝が自分の利益のために行ったもの(=ひも)だ」「ほっといてくれればウリたちは自力で近代化できた」と言い張る韓国人。純粋な献身に基づくもの以外は、どんな援助も主権の侵害だという頑なな態度・・・中庸から外れてるわぁ。

>中東の人々はテロとのたたかいの渦中にあるが、それはあくまで自分たちの問題であり、自分たちの手で解決したいと感じている。

 えっ、そうなんですか? 常識的に考えれば、難民の人々は「誰の手でもいいからさっさとISILをやっつけて自分たちが帰れるようにしてほしい」って思ってるんじゃないですかね。もしいま中東以外の有志連合が手を引いて「あとは当事国で勝手にやって」と放り出したら、喜ぶのはISILだけじゃないですか。
 そもそもISILが世界各国のジャーナリストらを拘束し、世界中から戦闘員を集め、いずれ世界中にテロをばらまくと公言してるんですから、中東だけの問題であるわけがありません。

 栗田先生はいかにも安倍首相の演説が中東の人々の機嫌を損ねた、みたいな口ぶりですが、実際に中東諸国でそういう世論が出てるんですかね? だとすれば日本中、世界中のリベラル系メディアが放っておかないはずですが、信毎はもちろん、朝日新聞デジタル版やハフィントン・ポストにも見当たりません。

 むしろ皮肉なのは、実際の中東の人たちの価値観が「九条教」の対極にあることです。穏健なヨルダンですら自国の兵士が一人処刑されたとたん、報復として二人分の死刑を執行した上、国王みずから戦闘服を着込んで国民を鼓舞し、敵陣の56カ所を空爆しました。そりゃ「目には目を」のお膝元ですから、中東の人たちの手に解決を委ねればこういうやり方になるのは当然です。サヨクの皆さんって、英米やイスラエルのやることにはすぐ噛み付くのに、イスラム諸国による武力行使には大甘ですよね。
 そして日本では、自国の民間人が2人も殺されたのに、報復方法を議論するどころか「安倍首相が演説で『非軍事の人道支援』と説明しなかったのが悪い」(共産党小池晃)、「安倍首相は恥を知れ!」(火炎瓶テツ)。…中東の皆さんはこういう日本の姿を見て何を思うでしょうか。もういろんな意味でレベルが違いすぎます。

 栗田先生のようにムチャな発言を紙面に掲載する信毎の意図は何なんでしょう。あえて極論をぶつけることで、本命の柳沢氏を引き立たせようという作戦なのかな。

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東大名誉教授「ISILと特亜は一体化しつつある」

 ISILの邦人殺害事件に関連して、信濃毎日新聞2015.2.3に載っていた論評がけっこうアレだったのでご紹介します。
 書いているのは板垣雄三というおじいさんです。

中東の対日観に根本的な変化
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東大名誉教授 板垣 雄三
いたがき・ゆうぞう 31年東京生まれ。専門は中東・イスラム研究。著書に「イスラーム誤認―衝突から対話へ―」など。
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 今回の事件は、日本と世界が大きな曲がり角に直面している現実を突きつけた。広い視野で事件を捉え直す必要がある。
 日本国内では、先月の安倍晋三首相の中東歴訪は、戦後70年の節目に際し、日本が中東の安定に貢献し、グローバルな役割を果たすという文脈で説明されてきた。
 しかし今回、中東の安定とは違う展開をむしろ招いた。つまり、シリア内戦で欧米が作り出したお化けのような存在である「イスラム国」が、国際政治の一つのアクター(行為者)として機能する既成事実づくりを日本は促進した。「国ではない」と日本政府が強調するイスラム国が、今やリアルな存在になってしまったのだ。
 こう指摘する根底には、日本政府のメッセージの中身と発信の仕方に関する重大な問題がある。
 イスラエルのパレスチナ占領を警告した1973年の二階堂進官房長官談話以来、歴代政府は中東の市民の間に「日本は欧米とは違う」との印象を確保し続けてきた。
 2001年からは当時の河野洋平外相の提唱で、日本とイスラム諸国の知識人が「イスラム世界との文明間対話」を行い、日本は欧米とは違うとの認識を分かち合ってきた。だが、このプロセスは民主党政権下の12年末に打ち切られた。
 さらに第2次安倍政権の発足後、イスラエルとの関係強化が世界的に見て際立ち、その省庁が先月の首相中東歴訪だった。首相はイスラエルに多くの時間をあて、ホロコースト記念館で「特定民族を差別し憎悪の対象とすることが人間をどれだけ残酷にすることか」と語ったが、パレスチナ人の民族浄化や追放である「ナクバ」には触れなかった。イスラム世界は日本の立ち位置が大きく変化したと観察したに違いない。
 首相はその上、人質事件の表面化を受け「テロに屈しない」との態度表明をイスラエルの国旗を脇に行った。もちろんこれは政府だけの問題ではない。日本のメディアや識者の多くもなぜか、イスラエルのことには触れない。ここに大きな落とし穴がある。
 これでは首相がいくら「国際社会とともに」と繰り返しても、日本が言う国際社会とは「欧米であり、イスラエルであり、有志連合に加わる穏健イスラム諸国の政府である」とイスラムの市民は認識することになる。
 逆にイスラム国は今回、日本を新たな「敵」と位置づけることで国際政治における存在感をつくりだし、世界のムスリム市民に、従来とは違った対日観を植え付けることに成功した。
 さらに問題なのは、対日観をめぐって、東アジアと西アジアの「一体化」が促されてしまったことだ。
 東アジアの近隣諸国とは歴史認識問題を抱え、真の意味での戦後70年の総括をできない日本。
そんな日本だが、西アジアないし中東では、ムスリム市民はこれまで、被爆国で平和国家の日本に敬愛の念を抱いてきた。それが今回の事態を受けて根本的に変化し、東西アジアの日本に対する認識が負の方向で合体する恐れがあるのだ。
 拘束された日本人2人がいることが分かっていたにもかかわらず、それをなおざりに、中東を訪問したとの印象がぬぐえない。しかも発信されたメッセージが不用意に組み立てられたことに最大の問題がある。戦後70年を迎える日本のありようがアジアの東西から緊張感をもって問われている。


 板垣先生はイスラム研究の第一人者で、文化功労者でもあるとのこと。業績は立派な方のようですが、この人のこの現状認識って、正しいんでしょうか?

>国際政治の一つのアクター(行為者)として機能する既成事実づくりを日本は促進した。「国ではない」と日本政府が強調するイスラム国が、今やリアルな存在になってしまったのだ。

→この種の事件で世界を振り回す力を「お化けのリアル化」と呼ぶなら、米国人ジャーナリストが処刑された昨年8月の時点ですでにリアル化は完了しちゃってるんじゃないですかね。今回の邦人人質事件は日本人にとってはショッキングでしたが、諸外国にとっては「ああ、日本もか」って程度でしょう。
 ISILをアクターにしないためには、彼らの要求をきっぱりとはねのけることが最重要です。「おまえらなんか怖くない」という態度を示さなければなりません。それを承知している日本政府は、「人命第一」といいながらもISILの要求に応じることは最後までありませんでした。これはテロと向き合うために正しい立場だったと思います。それに対し、事件の尻馬に乗って「ISILを刺激するな」「テロと戦うな」と首相官邸前や国会で騒いでるサヨクのみなさんこそ、進んで「お化けのリアル化」に貢献しちゃってる人たちです。

>パレスチナ人の民族浄化や追放である「ナクバ」には触れなかった。イスラム世界は日本の立ち位置が大きく変化したと観察したに違いない。

→そんな、当事国でもない立場で、敵対国でもない相手の古傷をえぐるような真似をするのが外交の常識なんですか? たとえば政府首脳が外遊先でこんなことを言う国があったらどうします? 

 日本の原爆慰霊碑に献花した後で「あ、でも日本は南京で30万人虐殺したんでしたっけ?」。
 ニューヨークの9.11跡地に献花した後で「ところで、米軍は原爆で日本人を何人殺しましたっけ?」。
 韓国の抗日記念館を見学した後で「そういえば韓国軍はベトナム戦争で勇猛だったそうですねえ」。

 おまえがしたいんは献花か喧嘩かどっちやねん! と相手国からどつかれるでしょうが。

 「イスラエルの悪口を言わない日本はアラブの敵だ」と腹を立てるほど、イスラム世界の皆さんは単細胞なんですか? 一般のムスリムさんたちに直接聞いてみたいものですね。それに、安倍首相はその後ちゃんとパレスチナも訪問してバランス取ってたじゃないですか。

>日本が言う国際社会とは「欧米であり、イスラエルであり、有志連合に加わる穏健イスラム諸国の政府である」とイスラムの市民は認識することになる。

→当たり前でしょ。「過激なイスラム諸国」なんてものがあれば、国際社会から締め出されるのが当然です。
 ISILに敵対している欧米および中東の国々をざっと調べてみたら以下のとおりのようです。

●空爆参加・支援国
  [欧米] 米、英、仏、独、カナダ、豪、トルコ、伊、ポーランド、デンマーク、蘭、ベルギー
  [中東] サウジアラビア、UAE、ヨルダン、バーレーン、カタール
●シリア、イラク、レバノン、エジプトはISILまたは関連武装勢力と直接交戦中
●クウェート(米軍基地有り)とオマーンは加盟している湾岸協力会議(GCC)が米国に協力

 有志連合に関わっているのは日本をふくめ約60カ国に及ぶとのこと。中東諸国はほぼすべてがISILへの空爆を支持しています。米軍の空爆に表立って反対しているのはイラン、ロシア、中国くらい。これらの国だって、米国がアサド政権にお構いなく空爆を始めたのを非難してるだけで、ISILを擁護しているわけではありません。
 要するにISILは四面楚歌。だからこそ悪あがきのために安倍首相のイスラエル訪問を狙って日本を巻き込み、世界を揺さぶろうと仕掛けてきたわけで。
 たしかに、安倍首相がイスラエルを訪問しなかったら、ISILは別のタイミングを狙ったかもしれません。でも、そんなのは些細なこと。彼らにとって異教徒の命なんて消耗品なんですから、遅かれ早かれ同じ結果になっていたでしょう。口実はISILが好き勝手にでっちあげるものです。その気になれば安倍首相の揚げ足を取るまでもなく、「日本は米国と同盟してるから敵だ」、もっといえば「日本人は偶像を崇拝しているから敵だ」で済む話です。
 そもそも彼らの要求は「テロ対策支援を撤回しろ」でも「イスラエルと国交断絶しろ」でもなく、バカバカしいほどの大金と死刑囚の釈放でした。脅迫メッセージなんか、言ってることむちゃくちゃでしたよね。
 ISILには理屈が通じないということはみんなわかっているはずなのに、どうしてアンチ安倍のみなさんは「イスラエルの国旗を横にして云々」「スピーチの内容が云々」と重箱の角をつっつくような「理屈」を並べてるんですか? くだらなすぎるんですけど。

>世界のムスリム市民に、従来とは違った対日観を植え付けることに成功した。

→前段では根拠もないまま「したに違いない」と憶測を述べ、後段ではそれを踏み台として「成功した」と断定する。さすが東大の名誉教授は詭弁の弄し方も堂々としてますね。

> さらに問題なのは、対日観をめぐって、東アジアと西アジアの「一体化」が促されてしまったことだ。
> 東アジアの近隣諸国とは歴史認識問題を抱え、真の意味での戦後70年の総括をできない日本。
>東西アジアの日本に対する認識が負の方向で合体する恐れがあるのだ。

→いやー、この部分は示唆的です。
 今回の安倍首相のイスラエル訪問に対し、韓国政府は「虐殺されたユダヤ人を追悼するなら慰安婦にも誠意を示せ」と噛み付きました。

韓国「慰安婦の傷癒やす努力も」 安倍氏ホロコースト記念館視察に

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の魯光鎰(ノ・グァンイル)報道官は20日の定例会見で、安倍晋三首相がイスラエルのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)記念館を訪れたことについて、意味のあることだと思うと評価した上で、「安倍首相のこうした言動が国際社会に受け入れられるためには、旧日本軍の慰安婦被害者など歴史に起因した現存する被害者たちの苦痛と傷を癒やす努力もしなければならない」と強調した。

 また、慰安婦被害者でオランダ出身のオーストラリア人女性が2007年、米下院の聴聞会で「慰安婦は第2次世界大戦中に行われた最悪の人権侵害で、忘れられたホロコースト」と証言したことを取り上げた。

 安倍首相は19日、エルサレムのホロコースト記念館を視察して献花したが、日本の侵略戦争によりアジアの周辺国が被った被害については言及しなかった。

朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/20/2015012002903.html


 これ、まさに「ナクバのことも言え」とつっかかる板垣先生そっくりです。TPOをわきまえず、自分の感情だけをゴリ押ししてくるその態度。
 今回の人質殺害について、韓国の掲示板では「日本の過去の戦争犯罪に比べれば大したことない」という意見が多く見受けられました。こんな反応をする国って、世界広しといえども特亜だけですよね。
 考えてみると、ISILと朝鮮って、けっこう共通点が多いような気がします。

1.テロリストが英雄(安重根、尹奉吉、金九)
2.外国人を拉致・勧誘して利用(北朝鮮、統一教会)
3.人質を拘束して利用・脅迫(拉致問題を交渉カードに使う北朝鮮、加藤前局長の出国禁止を続ける韓国)
4.ネットを使って世界中にプロパガンダ(北朝鮮のサイバーテロ、韓国のVANK)

 思えば、日本に併合される前の朝鮮も、政敵を粛清したり罪人をなぶり殺したりとISIL並に派手なことをしていました。金玉均なんか朝鮮政府の刺客に暗殺されて死体を公衆の面前でぶつ切り&ばらまかれてましたよね。明治27年のことでした。韓国人は「首切りはISよりも日本のお家芸」なんて言える立場かっての。第二次世界大戦ではあんたたちだって「日本兵」として中国人の首を切りまくってたんじゃなかったの。

 狂信的なイスラム原理主義や狂信的な反日原理主義から身を守るには、関わらないことが一番。今回の事件だって、周囲の制止を振りきってISILに飛び込んでいった人たちが餌食になったのです。
 ま、そういう意味では日本政府も中東には一切関与せず、人道支援もせずに知らんぷりするという手があったかもしれません。でも、それで悲しい思いをするのは難民の皆さんですし、そうなればどうせ日本国内のサヨクさんたちだって「日本政府は冷淡だ」「自国さえ良ければいいのか」「なぜ世界の平和に貢献しない」と騒ぎ出しますよね? メンドクセ。
 日本は国際協調の中で生きていく以外に道はありません。とくに、戦力不保持交戦権放棄を謳う現行憲法下では。だから欧米の顔色もうかがわなくちゃいけないし、そのためには「テロと戦う」とはっきり宣言する必要だってあるのです。

 だいたい、世界中のイスラム教徒から「あいつらと一緒にしないでくれ!」と言われてるISILをまるでイスラム世論の代弁者のように扱い、連中の犯罪に便乗してる時点で、板垣先生は世界の常識から逸脱しています。「広い視野で事件を捉え直す必要がある」というご本人の弁とは裏腹に、イスラエル嫌いが高じて先生自身が完全に視野狭窄に陥っている印象です。そういう人だから「東アジア」と「特定アジア」の区別もつかないのかな。
 サヨクのみなさんは、安倍批判もけっこうですけど「オレたちがやろうとしていることはISILを利することにならないか?」と自問自答してから発言してください。それができないのなら、「テロを許さない」なんてかっこいいことを口にするのはやめてほしいです。

テーマ : サヨク・在日・プロ市民
ジャンル : 政治・経済

人質殺害に対する韓国人の反応 4割が「歴史ガー」

 今回の人質事件で犠牲になった日本人お2人の冥福をお祈りします。

 朝鮮日報韓国語版がISILによる後藤さんの殺害を報じた記事
「IS 日本人人質殺害動画公開。阿部『テロに屈しないだろう』」
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/02/01/2015020100104.html
 に対する韓国人の反応をご紹介します。

【注】

  • 朝鮮日報の記事そのものは事実関係をそのまま報じています。
  • 2月1日 12:00時点で、投稿されているコメントを賛成が多い順にすべて並べました。
  • 投稿及び評価がリアルタイムで追加されているので、評価は固定のものではありません。
  • 翻訳にはGoogleChromeの自動翻訳のほか、ほっとコリア韓国語翻訳weblio韓国語翻訳を参照し、部分的に常識の範囲内で(あてずっぽうで)意訳しています。
    意訳は読みやすさの向上のみが目的です。誤訳があったらすみません。


韓国人たちのコメント(反日的コメントは赤字にしています)

ホソンム
 悪の種をずっとばら撒きまくるよ! その結果が良いものであるはずがないだろうが....
賛成(86)反対(2)

ギムミョングン
 イスラム(回教)と呼ばれる宗教が地球上から消え去らない限り、残虐行為は続くだろう。安倍晋三は、一人二人がISによって残虐に殺されたことと、日帝時代にたった一人が韓中抗日運動家を逮捕し、裁判もなしに日本刀の性能を誇ろうとして首を切って殺した過去についてどのように考えるのか、非常に気になる。
賛成(39) | 反対(3)

ファンソンチョン
 全教組のチョン某という教師が、イスラム極端主義勢力ISに参加するといってトルコで失踪したキム某(18)の事件について「IS参加を夢見る青年たちを理解してあげなければならない」という趣旨の文を残した。これに対して、教育部とソウル市教育庁が実態調査に着手したとはいっても、どうして学生たちはイ・リョン間が抜けた従北害虫教師の妄言はそのまま聞いてばかりいて携帯電話を差し押さえるという理由で善良な教師を暴行したりもするのか?
賛成(32)反対(3)

ギムビョンホン
 日本がされた悪夢を私たちは日本にされた。安倍はちゃんとやれ。
賛成(29)反対(1)


ギムハンホン
 ISと北は五十歩百歩だと思う。私たちの頭上で邪悪な集団が核で恐喝しているのに、済州島江亭村では無知なのか維持してから分からない輩がイナラウル大変している。私たちは日本をののしるが、日本に毅然とした対処にパクスウル(※拍手を?)送る。謹んでコトーさんの冥福を祈る。あなたはまさに英雄です。我が国民も気を引き締めなければならない。まだ天安艦爆沈を北の仕業だと信じない者がいるとは・・・
賛成(23)反対(0)

ギムチャンジン
 こういう話してはいけないが・・・日本の政治家が歴史を歪曲する妄言を続けているのに私たちはちっとのそれを懲らしめられずにいるのを、ISが代わりにしてくれるのではないかと思う。もちろんISのやっていることは良いことでないが、日本があのような目に遭うのは歴史の因果応報でないかと思う。もちろんISもああした行為の代償を支払うことになるだろう。あんな悲劇はなくならなければならない。
賛成(19)反対(5)


ユビョンウン
 実際に首を切るべきなのは安倍からだ。
賛成(18)反対(5)


ビョンフイリョン
 何のためにUNを作ったんだ。ソマリアの海賊やISみたいな連中を掃討するためじゃないのか? 金正恩が核実験をしたらすぐに掃討だ。直ちに国連軍を派遣してIS掃討しよう。 日本は自国民の復讐をしなさい。 その為に国連軍派遣を主導しなさい。
賛成(18)反対(1)

チョソクテ
 ISの非人道的で不謹慎な仕打ちを、人類の一人として糾弾します。犠牲者の冥福を祈ります。
賛成(16)反対(2)

ハンスンヨル
 宗教の名のもとに悪の化身となったISはともかく、天地も知らずにそこに追従する世界中の若者たちの軽さをどう判断すればいいのか。結局、人間は生来の悪を持っているのか・・・しかもISに劣らず、周辺国を虐殺し嫌がらせをした事実を否定しようとする日本は、はたしてISを非難する資格があるのか?
賛成(13)反対(2)


ペ・イルスン
 たかが1、2人にされたことで何を騒いでいるのか。私たちの愛国戦士らは日本軍に数万が斬首されて、中国はさらに途方もない数だっただろう。斬首は日本の方がもっと上手だったんじゃないのか? 久しぶりに斬首される側になって、昔の日本が斬首をした相手の国に少しは真実性を持って懺悔して謝る気になるのか?
賛成(13) 反対(3)


ホンヒョンス
 私たちが知っておくべきことがある。後藤より先に斬首されたハルナという日本人は、自身の性器を切った変態でもあるが自身のブログで中国の安重根記念館に言及して韓中と国交断絶をするべきだと主張した者だ。 格好の値を震えるとこのようになると、ISが韓国人に代わって罰したと見れば良い。 私たちがISを非難する理由がない。 どうせならISは安倍夫人も拉致することを望む
賛成(12)反対(13)


キム・ヨンギ
 過去の歴史の過ちを反省しようとせずに周辺国と領土紛争する日本と、過激な武装イスラム教徒のISは似ている点が多い。日本が過去の歴史を反省しない限り、これは当然の報いだ。安倍はドイツを見習え。
賛成(12)反対(5)


割当件
 あんな極悪非道な奴らは人類の敵だ・・・あいつらを一掃することになれば、・・・韓国も力を合わせなければならない。
賛成(11)反対(0)

キム・チャンフン
 強大国が一致協力してその気になれば根っこを抜くことまでは難しいが壊滅水準で相当な打撃を与えることができる。 しかし各自の利害関係のためにそのようにしない。 ただ空に向かって声明文だけ朗読している。 テロがどうだからどうとか...誰も分からないのか? テロが悪いということを....
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キム・ジョンワン
 I Satan悪の輩
賛成(11) | 反対(0)

ギムイクス
 ISは宗教にかこつけた人類の悪意結合体でしかない。正義が必ず勝利するように積極的に撲滅させなければならない。
賛成(11)反対(0)

ギムジョンレ
 斬首や自殺攻撃は日本のお家芸なのに中東の連中が真似してる・・・
賛成(11)反対(3)


バクグクヒョン
 仲間を助けるために行った人を人質にして斬首? ISはもう一つの「悪の枢軸」で撲滅対象であるだけだね。
賛成(10)反対(0)

ジョヨウング
 天も人も怒る蛮行を糾弾する。 ゴトー・ケンジは真に惜しい人だったのに無慈悲なテロで…全人類が懲らしめなければならないことだと思う。国連旗で電源掃討しなければならない。 自国民2人が無惨に斬首された過程上無力感が悲しみと怒りで日本を揺るがしたが、今は日本社会も文明国らしく生命の大切さを悟ることを願って、韓中数十万人屠殺と軍隊慰安婦など蛮行をドイツのように懺悔、賠償せよ!
賛成(9)反対(1)


モーダル種
 「百人斬り競争」1937年、中国南京を占領した日本軍の向井敏明と野田毅が、誰が最初に中国人100人の首を切るか競った。1937年12月13日東京日日新聞の報道である。当時の日本は、競争の勝者をサムライ精神が強い日本人の誇りとして広く宣伝した。これに比べればISISが斬首したのはたったの2人、比較にもならない!
賛成(8)反対(9)


イ・サンユン
 果たして人間が言う神というものが存在しているのでしょうか?神が存在するのにどうしてあんな邪悪な輩が存在するのでしょうか?
賛成(8) | 反対(0)

ソソクフイ
全世界が一致団結して、あれをたたき壊そう。ことあるごとにごねる中国とロシアもこの有様を見れば反対しないだろう--
賛成(8)反対(0)

イムヨウンロク
 記者は両班か。あいつのどこが戦士だ、殺人犯と書け。
賛成(8)反対(0)

ガンレソン
 こんな連中を放っておくようでは、国連は何をする機構なのかさっぱりわからない。各国から軍隊を集めて連合軍を編成し、討伐しなければならないことは明白だろう? このような人類に恐怖をあたえる悪の集団は完全が種を絶やさなければならない。
賛成(6)反対(0)

持ち運びに便利
邪悪なテロ集団がなくなってこそ真の平和だ、テロで死んだ後藤の兄が"構造のために努力した日本政府に感謝する"といった言葉が私にはなじみがうすい感じだ。
賛成(6)反対(0)

ベフイジョン
 この結果は自業自得としていずれ大きい代価を支払うことになるだろう。君たちアラブ人どうしで戦って殺せ。さっさとこの者たちを! 愛民した人々に罪を停止犯し・・・
賛成(5)反対(0)

県ソンニョン
 人間のクズに対して話してこそ首だけ痛くて彼らが信じるアラーに巻きますよ。 彼らに斬首されたすべての魂の冥福を祈ります。 UNは何をしているか。 全世界で負担金と税金を食いつぶす職員ばかり大量生産して無駄飯ぐらいの国際貴族団体だ。
賛成(5)反対(0)

イ・グノ
 どっちもどっち。IS&安倍
賛成(4)反対(0)


イウォンテ
 このような集団にも天国があるのか???天国?虫だけでもできないチョクソギグモン
賛成(4)反対(0)

イビョンウク
 自国民がテロ分子に斬首にあっているのに日本人たちは歴史を歪曲して、..そんなことをしていれば、自分たちもそのような悪い目に遭うのは当然だろう? 国を守るために神風特攻隊をしていた日本が、このような極悪非道なテロ分子を打ち壊さない理由が分からない。 天皇に命を捧げた昔の倭人は、弱い国に踏み込んで悪逆非道を尽くしたが、今の日本人たちは自国民が死ぬのにも特攻隊一つ作成
賛成(4)反対(0)


キム・ヨンソン
 人類の敵だ。命を道具にする者! すべての戦争を引き起こした者! それを擁護する者! すべて人類の敵だ。
賛成(3)反対(0)

イ・ヨンチョル
 イスラム経典は平和を推奨しているという人もいるけれど、"信じない者に会ったら殺せ"(コーラン47:4)等暴力を助長する一節も多くて一見矛盾するように見える。しかしイスラム学者たちの新しい啓示は、それ以前の啓示より優位にあるという原則を立てたことを知っておかなければならない。つまり、暴力的な節句の方が後期に書かれたのものなので、平和的なそれよりも優先されるのだ。
賛成(3) | 反対(0)

ガンヒョンホ
 拉致被害者の釈放へ向け努力した政府に感謝申し上げる。大いなる幸甚なのは大韓民国にこういうことが広がらなかったという事実だ。もしこういうことが広がったとすればジョワジョム団体と左派マスコミが政府のせいだと大騒ぎするだろう。考えただけでもぞっとする
賛成(1)反対(0)

班長順
 安倍夫人を拉致して首をはねるのに反対する人たちがいるのはなぜ? 同じ命だからダメだというのか? 安倍は死んで当然なやつなのに。
賛成(0)反対(0)


以上のコメントを軽く集計してみると。
全コメント数 35件
このうち、
日本を批判するコメント 14件(40%)
 このうち、歴史問題に絡んだ批判11件(79%)。残りの3件(21%)は単純に「安倍死ね」「安倍もISと同じ」等。
       日本とISの両方を批判しているのは5件。
       ISに共感しているのは2件。
       評価の合計は賛成=191、反対=50

 日本国民の一人として、わたしからも言葉を返させていただきましょう。

我が国の苦しみに共感し、犠牲者に哀悼を捧げてくださった韓国人に限り、厚く御礼を申し上げます。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

「命が最優先」の裏に隠れたサヨクさんの詭弁

 今回のISIL人質事件で、安倍首相を批判するサヨクのみなさんの主張は往々にして支離滅裂な場合が多い印象です。
 そりゃそうですよね。犯人はアルカイダすら愛想を尽かすほどの残虐集団。人質になったのは危険を承知で国境を越えた中年男性2人。相手の要求は無茶苦茶。米英など多くの国が「日本を支援する」と表明。――そういう状況下で被害国の代表である安倍政権を批判するのは、よほどの勇気と信念と根拠が必要です。
 サヨクの皆さんの場合は、勇気はどうか知りませんが信念は石のように硬いものをお持ちの様子。でも肝心な根拠がどうもフニャフニャですから、それらがシャッフルされれば中身がグチャグチャになるのは当然のことです。ステゴサウルスの胃石みたいなものですね。

 その典型例がハフィントンポストに出ていた森達也氏の「最優先すべきは命だ」という記事。
http://www.huffingtonpost.jp/tatsuya-mori/islamic-state_b_6543504.html
 彼の職業は作家だそうで、自信にあふれた文章は確かに読みやすく、好感を持たれやすい感じなのですが、ロジックの面でかなりいびつ。でも、彼の言い分は多くのサヨクのみなさんに共通するものでしょうから、きちんと向き合う必要はあるでしょう。
 向き合うというのはもちろん、「受け入れる」という意味ではなく「突っ込みのネタにする」という意味ですけど。
 以下、引用中の太字は引用者。

イスラム国による二人への殺害予告がなされてから二日が過ぎた22日未明(日本時間)、岡村善文国連次席大使は国連総会で、イスラム国を批判しながら「日本はテロや暴力に屈しない」と演説した。

とても当たり前のこと。「テロに屈する」という選択肢など存在しない。ならばなぜ二人の安否がわからないあの時点で、敢えてイスラム国を挑発するようなフレーズを、次席大使は世界に向けて言わなくてはならなかったのか。


 テロや暴力に屈しないのが当たり前なら、そのことを世界に向けて敢えて明確に示すのだって「当たり前のこと」じゃないですかね。なにが「ならば」でなにが「なぜ」なのか、さっぱり分かりません。
 のっけから読者を混乱させてどうするんですか。

「テロに屈しないという大原則はわかるが、人質の命を最優先に考えるなら、むやみにイスラム国を刺激しないよう、国連での演説は控えるべきだった」
 と言いたいのなら素直にそう書けばいいのに。

テロの定義は、何らかの政治的目的を達成するために、暴力による脅威で標的を不安や恐怖に陥れること。暴力行為だけではテロの要件を満たさない。政治的な目的が必要なのだ。

身代金要求は政治目的とは違う。いわば営利誘拐そのものだ。つまりこれを「支払う」ことは「テロに屈する」と同義ではない。


 だから身代金を払えばよかったと言いたいようですが、これ、完全に詭弁ですよね。なぜこんなときに言葉の定義を議論する必要があるんですか。
 岡村次席大使は「日本はテロや暴力に屈しない」と言ったんですよね? 森さんは「テロに屈するのはNGだけど暴力に屈するのはセーフ」とでも言うんですか?
 たとえテロが政治目的に限定されるものだとしても、ISILは国家を自称し、彼らの「国家」財政を潤すために外国人を拉致したのです。これに対処するのは日本政府の責任なのですから、今回の事件を政治と切り離せるはずがありません。森さんの定義に従ってもやっぱり今回の事件はテロじゃないですか。

もちろん支払うことが国際社会に与える政治的影響は看過できない。何よりも一度支払えば、反復されるリスクがある。だからこそ現時点での最善策を考えること、交渉し続けることが重要だ。

屈しないために考えるべき方法はたくさんある。実際に今は、違う選択肢がイスラム国から提示されている。ただしこの選択肢はきわめて政治的だ。この要求に従うことが、むしろ「テロに屈する」ことなのだとの意識くらいは保持すべきだ。


 ヨルダンの死刑囚釈放はISIL側が突きつけた「要求」であって「選択肢」ではありません。その要求に従うことが「テロに屈する」ことだと森氏も認めているのに、なぜそれを「考えるべき方法」の一例として提示するのか、理解に苦しみます。あえて「選択肢」と呼ぶことで、ISILの理不尽さを矮小化しようとしているようにも受け取れますが。

報道によれば、11月の段階で後藤健二さんの家族に、イスラム国から身代金の要求があり、12月には政府にこれを伝えたという。つまり官邸は二人への身代金要求を知っていた。

その後は極秘裏に人質解放のための交渉を続けていたと思いたいが、ならばよりによってなぜフランスのテロ直後に、二人が拘束されていることを知りながら、安倍首相はイスラム国と敵対する国ばかりを訪問して、連携の強化や対テロのための高額の支援を表明しなければならなかったのか。


 ISILにとって人質はただの手駒にすぎませんから、日本が中東訪問を自粛したところで事態が好転するわけでもありません。むしろ自粛すれば相手をつけあがらせることになりかねません。
 それならば、中東諸国と連携を強めることで、ISILに圧力をかけるという選択肢は十分アリじゃないでしょうか。

 森氏は安倍首相が「イスラム国と敵対する国ばかり」訪問したとご立腹のようですが、ISILと友好な国なんかあるんですかね? 敵対していない国はあるかもしれませんが、それは友好関係にあるというよりたんに無関係ってだけでしょう。そんな国、交渉の協力者としてはなんの役にも立ちませんよね。

さらにアラブにとってはパレスチナ問題で長年の宿敵であるイスラエルを訪れて、日章旗とイスラエルの国旗の前で『テロとの戦い』を宣言しなければならなかったのか。


 安倍首相が「テロとの戦い」を宣言したのは、イスラエル訪問の時だけではありません。その前に訪問したヨルダンやエジプトですでに総額2億円のISIL対策支援を表明しています。そしてイスラエルの後にはちゃんとパレスチナも訪問して歓迎を受け、アッバース議長から人質事件に関して「日本国民との連帯の念を表明する」との言葉を得ています。

 日本が中東に行う総額2億ドルの支援先はヨルダン、レバノン、パレスチナ、イラク、シリア、トルコ。内容は保健医療、水道整備、難民支援、人材開発など。そして首相は支援の意図を次のように説明しています。

 地域から暴力の芽を摘むには、たとえ時間がかかっても、民生を安定させ、中間層を育てる以外、早道はありません。「中庸が最善(ハイルル・ウムーリ・アウサトハー)」。日本はそこに、果たすべき大いなる役割があると考えています。
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2015/0117speech.html



 えーと。これ、25日に首相官邸前で「貧困と戦え」「格差と戦え」とシュプレヒコールをあげてた人たちの望み通りじゃないですか。
 実際にこうして武力ではなく人道面で貢献をしようとしている国の首相に向かって、火炎瓶テツさんは絶叫してました。「安倍晋三は恥を知れ!」――あれはいったいどんな恥のことだったのか。

もしも12月の段階で政府が本気で交渉していたのなら、身代金の金額は桁違いに低かったのだから、今ごろは二人が帰国できていた可能性はとても高い。なぜそれをしなかったのか。


 えーと。12月の段階で、後藤さんの家族に要求されていた身代金は20億円でしたっけ。これが1月20日には2億ドル(236億円)に跳ね上がったわけですが、そんなふざけた額をISILが本気でせしめようとしてたと思ってるんですかね? で、森さんは「あのときさっさと払っておけば、216億円も得したのに」と金勘定をしていると。なんですかその態度。さっきの「テロに屈するという選択肢など存在しない(キリッ」ってのは何だったんですか。

しかも二人が拘束されて身代金の請求があったその時期に、安倍首相は(大義なき)選挙に踏み切った。使われた税金は600億円。


 なんでいきなりそこに選挙の話が出てくるんですか。ISILに邦人が拘束されてたら選挙しちゃいけないんですか。大義のない選挙がだめなら中義があればいいですか。日本はどこまで卑屈にならなくちゃいけないんですか。それもこれも、「身代金要求はテロじゃない、テロじゃなければ屈していい」という森理論が根拠ですか。

「言語道断」とか「許し難い」などと常套句を口にしている場合ではない。許し難いとは許すのが難しいということ。ならば一人を殺されても許せる余地があるのか。あなたの怒りはそのレベルなのかと、メディアは突っ込むべきだ。


 ますます言っていることが支離滅裂になってきましたが、官邸の一種紋切り型なコメントに対する不満はサヨクの皆さんに根強いようですね。共産党の池内さおり代議士も「『ゴンゴドウダン』などと、壊れたテープレコーダーの様」と安倍批判のツイートをして志位委員長に叱られていました。
 ちょっと志位さん、社民の福島さんよりずっとマトモじゃないですか。

 一部のサヨクさん方にしてみれば、こんな時こそ安倍首相や管官房長官のうろたえる姿が見られると期待していたのでしょう。
 どうやら、官邸のマニュアル的な物言いは意図したもののようです。意外にも信濃毎日新聞に、日本政府の対応を評価する識者の論評が載っていました。
 元内閣安全保障室長の佐々淳行氏です。

 今回、日本政府の対応はまずまずだ。管義偉官房長官は非常にスポークスマンとして慎重で、余計なことは言わないことをモットーとしている。控えめなのは良い。安倍晋三首相は談話で、まず憤りを示した。これは04年の人質事件のときの教訓が生きている。
 当時、首相は小泉純一郎氏、官房長官は福田康夫氏だった。このとき、私は①日本が怒っていることを第一に言うべきだ②自衛隊はイラク復興のために派遣され、一発も発砲しておらず、筋の通らない要求は拒否すべきだ③自己責任の原則④人命尊重であらゆる手段で救出する―といった点を進言した。
 安倍首相はこの進言を覚えているのだろう。まず、日本が怒っていることを伝え、イスラム国対策の2億ドル支援は非軍事の人道支援であると主張した。一方、「自己責任の原則」や特殊部隊投入を含めた実力行使の可能性には言及していない。これは、人質殺害の危険が非常に高い状況下では賢明であり、対応は慎重で発言内容も適切だ。

信濃毎日新聞4面 2015.1.26


 要するに、国のトップである首相がむやみに怒ったりうろたえたりすることが、テロリスト相手の交渉で有利な結果を生むのかって話ですよね。むしろ敵を喜ばせるだけ。
 シビアな交渉の最前線にいる首相や官房長官に向かって、常套句を口にするなとか壊れたテープレコーダーだとか、下らないイチャモンをつけてる人って、同じ立場になったら最悪な結果しか生まなさそう。

国益が大好きな日本のメディア関係者やジャーナリストや識者たちに言いたい。国益とは国の利益。でも確認するけれど国益の最優先は、国民の生命のはずだよね。

ならばその国益が明らかに犯されようとしている今、なぜこれを放置し続けた政権を批判しないのだろう。なぜ見過ごしているのだろう。なぜ本気にさせないのだろう。

これ以上は過ちを重ねないでほしい。もう一度書く。最優先すべきは命だ。


 「命」を最優先にしなければならないという主張にはわたしも同意します。でも、誰の「命」を優先させるかについては、おそらく議論が生じるでしょう。
 ISILの要求に応じれば、後藤さんの命は助かるかもしれませんが、釈放された爆弾テロ犯は再びテロを行って多くの市民の命を奪うでしょう。日本政府が身代金要求の段階で応じていた場合も、その多額の資金でISILは武器を購入し多くの人々を殺したでしょうし、気をよくしたISILは身代金目的の拉致・脅迫事件をエスカレートさせたでしょう。とくに「お得意様」である日本人がターゲットになるリスクは飛躍的に増大します。今回は邦人2人が「飛んで火に入る夏の虫」状態で被害に遭いましたが、ISILに屈服を続け彼らを肥え太らせていけば、将来的にはその工作員やシンパが日本国内でテロ事件を起こす危険性も出てきます。

 で、森さん。あなたのいう「命」って誰の命ですか。それが後藤さん一人の命を指しているのなら、はっきりとそう言ってください。

「さっさとISILの要求を受け入れて後藤さんの命を救え。ヨルダンや国際社会との関係が悪化しようが、日本をはじめ世界じゅうでテロや暴力のリスクが増大しようが、いまはそんなことどうでもいい。将来の国益損失を恐れるな!」

 こういう発言なら、わたしは一目を置きますよ。同意はしないし、もし政府がそんな行動に出ようとしたら猛反対しますけど、一つの立場としては筋が通っていると思います。他人から非難される覚悟ができたうえでの発言ですから。

 でも、森さんや官邸前のデモ隊のみなさんは、あくまで自分たちは「いい子」を保ちながら他人を批判しようとしています。
 欧米の中東政策のまずさを強調することでテロの卑劣さを希釈する一方、自国政府の落ち度を針小棒大にあげつらって責め立てる。それによって「命を尊ぶボク」「平和を愛するアタシ」をアピールし、それに異を唱える人々を「恥を知れ」となじるのです。薄汚い。
 森さんの場合はとくに論法が強引です。「テロに屈するという選択肢などない」と予防線を張ったうえで、
「身代金を払うだけなら『テロに屈する』ことにならない」
 ↓
「安倍政権は身代金を払わず、事件を本物のテロにエスカレートさせた」
 ↓
「安倍政権は人命を最優先にせよ」
 ↓
助かった場合「安倍政権はテロに屈した」
助からなかった場合「安倍政権は人命を軽視した」

 ・・・結局、自分は安全なところに身を置いて、結果がどうあっても安倍を叩けるよう網を広げているわけです。薄汚い。
 また、彼の言い回しが嫌らしいんですよね。「なぜあえて~~せねばならなかったのか」と質問形で相手を追い詰めるばかりで、肝心な部分では「~~するな」とも「~~すべきだ」ともなかなか言わない。「命を最優先に」とは言うものの、「後藤さんの命を最優先に」とはどこにも書かない。
 いろんなところに逃げ道を用意しながら、安倍首相のイメージダウンだけはきっちり狙っているあたり、さすが作家、文章力があることだけは認めてあげたいと思います。姑息であることは変わりありませんけど。


 追記で元記事の全文をコピペしておきます。

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