スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

信毎にゲスト出演の沖縄二大紙、中国の脅威は完全スルー

 3月27日の信濃毎日新聞5面に、沖縄二大紙の論説委員長が辺野古問題について寄稿していました。
 沖縄タイムスも琉球新報もサヨク側ですから、言ってることはさほど変わり映えしませんが、以下、抜粋引用します。

沖縄タイムス 久高将己 論説委員長
民意に向き合わない政府

……
本土の人たちには、沖縄が置かれた過酷な歴史を知ってほしい。沖縄戦で本土防衛の「捨て石」にされ、戦後は米軍統治を押し付けられた。本土復帰後も基地の重圧は変わらない。この上なお、今後100年、200年も、過大な基地負担を背負わせようとしているのである。
……
沖縄の人びとが1996年の普天間飛行場の返還合意以来、辺野古移設に頑強に反対しているのは、それが極めて差別的な性格を帯びているからだ。地元の合意なしに米軍基地建設を進めることは許されない。これは民主主義国家の最低限のルールである。政府がとるべき選択肢は、移設工事を中断し沖縄側と話し合うことだ。
 安倍政権の辺野古での「暴走」を止められるのは国民世論しかない。


 沖縄の悲劇は確かに重いものがあります。米軍基地が沖縄に集中していることに対しては、本土に住む国民の一人としてありがたさと申し訳なさを感じます。
 でも、沖縄が負担を強いられてきた理由は結局のところ、沖縄が地政学的に重要な場所だからじゃないんですかね。べつに沖縄の人たちを差別してるからなんて理由はないと思います。
 日本列島は東側が広大な海ですから、他国が日本に攻め込もうとする場合、そのルートは①北海道から②沖縄から③北九州や山陰から――の3つに大体絞られます。防衛する側も、そこに重点的に基地を配置することになります。広大な土地がある北海道、韓国という防波堤がある北九州に対し、沖縄が中国と直接国境を接する狭い島であることは何より不幸です。

 地元が反対しているのだからそれに従うのが民主主義だとおっしゃいますが、ことは国政問題であり安全保障問題なのですから、地元の都合よりも国民全体の都合が優先されるのはある程度仕方ないことだと思います。
 安倍政権がやっていることは「暴走」でしょうか? すでに走りだしたクルマが一時停止し、ふたたび走りだしたところに歩行者が飛び出してきた、って方が近いと思いますけど。アメリカさんが後部座席でウンザリしてます。

琉球新報 玉城常邦 論説委員長
全国の意識は沖縄と乖離

……
 昨年11月の沖縄県知事選をはじめ一連の選挙で県内移設に反対する民意が示された。これほど明確に反対の意志が示されたにもかかわらず、政府は一顧だにしない。これが日本の民主主義なのか。多くの県民はそう思っている。
……
 一方、全国の意識は沖縄と乖離しているようだ。その意見を要約すれば「たくさん金をもらっているのに、なぜ県内移設に反対するのか」となろうか。
……
 しかし「沖縄振興予算」の中身を見れば、国庫支出金と国直轄事業費などを合わせたもので、他県にもある。県によると、12年度普通会計決算ベースで国からの財政移転(国庫支出金と地方交付税交付金合計)は全国17位。沖縄が突出して多いわけではない。
……
 米国防総省が昨年発表した4年ごとの国防戦略見直しは、在沖部隊を含む海兵隊のグアム移転を進めると明記し「米軍は地理的に分散され、作戦面では弾力的となり、政治的にも持続可能となる」としている。大陸からのミサイル射程内にある沖縄に大規模な海兵隊は不要との認識である。
 それでも普天間飛行場の機能が日本の安全にとって必要ならば、全国に応分の負担を求めることが政府の責務である。政府はそれを放棄しているとしか思えない。


 沖縄タイムスと比べると、こちらの方がまだ論理的ですね。国から沖縄への財政移転は他の都道府県と比べて突出しているわけではない、という沖縄県の主張については、少なくともざっとネット検索した限りでは、これに対する明確な反論は見当たりませんでした。
 でも現時点では、沖縄への「特別扱い」によるお金が国からどの程度降りているかが分からないのでなんともいえませんね。あと、沖縄振興開発金融公庫の存在も無視できないでしょう。

 米軍は大陸からのミサイルを恐れて海兵隊の主力をグアムに移転しようとしている、だから辺野古に基地なんかいらない――という主張は、自滅的なのでやめたほうがいいと思います。
 大陸からミサイルが飛んで来るかもしれないなんて言われれば、日本国民はますます「米軍さん、行かないで!」とすがりつきたくなるじゃないですか。それにたしか、米軍がグアムに移転させようとしているのは海兵隊の指揮部隊だけで、実働部隊は沖縄にとどまるんですよね?
 中国が南シナ海・東シナ海に触手を伸ばし、米政府がアジア回帰戦略を打ち出している状況下ですから、米軍としても万一の場合に備え、できれば使い勝手のわるい普天間からさっさと辺野古に移転したいと考えるのは自然なことだと思います。
 そんなに海兵隊の基地が必要なら本土に作ればいいだろう! と辺野古反対派はおっしゃいますが、本土にはすでに岩国基地がありますし、普天間飛行場は他の在沖米軍を支援するとともに中国に睨みをきかせる必要があります。なぜ海兵隊の基地が沖縄に作られたのか、その背景を無視しては議論になりません。

 「沖縄はこんなに虐げられてきた! いまも負担を強いられているのだから、沖縄振興予算をもっとくれ!」という訴えならまだ理解できますけど、被害者意識を振りかざして国の安全保障にヒビを入れるような真似をされるのは困ります。辺野古に飛行場ができれば普天間の危険性も減るのですから沖縄県民にもメリットがあるはずなのに、なぜいつまでもゴネ続けるのか。このままではヤマトンチュに「沖縄疲労症」が蔓延しかねません。

 たとえば同じ空港闘争でも、成田三里塚の農家の皆さんの訴えはまだ「おれたちの農地を奪うな!」という分かりやすいものでしたが、ジュゴンガーサンゴガーアベガーではいまいち切実さに欠けます。最近では移設問題が長引くことで利権を得る人々の存在も指摘されるようになってしまいました。
沖縄の不都合な真実 (新潮新書)
 わたしはまだ読んでいませんが、池田信夫氏は評価してるみたいだし、アマゾンレビューで低い評価をつけてる読者の反論はかなり感情的なものなので、どうやら説得力のある本のようです。

 わたしみたいな人間が「辺野古移設は仕方ない」「反対派はゴネすぎ」なんて発言をすると、サヨクのみなさんから「そういう上から目線こそ、ウチナンチュへの共感力が足りないネトウヨ的思考だ!」と叱られるのでしょう。
 でも、沖縄のサヨクメディアさんたちが本当に問題解決のために日本国民全体の理解を得たいのなら、真っ先に訴えるべきことは、

①在沖米軍(の海兵隊)が日本の安全保障上不要な存在であること
②とくに中国は日本にとって軍事的脅威になりえないこと

 の2点でしょう。…ちなみに「尖閣有事になってもどうせ米軍は助けてくれない、だから沖縄に米軍なんかいらない」なんてのはダメですよ。「じゃあ沖縄の自衛隊を増強しなきゃ」ってことになるだけですから。

 平成25年に沖縄県が行った意識調査では、中国に対して否定的な印象を持っている沖縄県民が89.4%に上っています(こちらのPDFファイルの176ページ)。彼らもやはり尖閣諸島への中国の動きに大きな警戒感を抱いています。
 無邪気に反日媚中へ突き進んでいる韓国とくらべ、沖縄県民はずっと大きな葛藤を抱えているはず。なのに本土のサヨク新聞を読む限りでは、沖縄は「米軍出て行け」の大合唱らしいという印象しか得られません。そこが気持ち悪いんですよね。
 沖縄二大紙に加え八重山日報にも寄稿させる度胸が信毎にあれば面白くなるんですけど。ま、たぶん絶対あり得ませんけど。
スポンサーサイト

テーマ : 沖縄米軍基地問題
ジャンル : 政治・経済

最新記事
カテゴリ
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
アクセスカウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。