仁義なき旭日旗戦争〈2〉 素人提言「反日と闘うNGOがほしい」

 前回記事では、旭日旗問題が誕生し急拡大した背景を分析(ってほどでもありませんが)しました。

 韓国国内での旭日旗狩りは例が多すぎていちいち拾う気になれません。ていうか、わたしとしては韓国人が韓国国内で旭日デザインをタブー視するのを日本がとやかく言うわけにもいかないと思う立場です。ただしスポーツ応援などで日本人が旭日旗を振るのを韓国政府が禁止するのは許されないし、まして旭日旗を冒涜するような反日パフォーマンスには日本がきっちり抗議しなくちゃいけないでしょうけれども。

 それより迷惑なのは、調子づいた韓国人が無関係な第三国で騒ぐ場合です。これまでに韓国人が海外でしでかした旭日クレーム騒動の相手を、拾えただけ並べてみました(スポーツ関係を除く)。

2012年9月 Canyon(東欧や中東などに店舗を持つ電子機器メーカー)
東日本大震災復興支援商品→販売中止
http://news.livedoor.com/article/detail/6997406/

2013年2月 ニューヨーク近代美術館
PRポスター→拒否
http://japanese.joins.com/article/524/168524.html?servcode=A00§code=A10

2013年3月 ジョルジュ・サンピエール(カナダの総合格闘家)
道着→謝罪、日本メーカー生産中止
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1364300184/

2013年3月 ライジングサンスシ(英国の寿司レストラン)
会社のロゴ→変更
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0402&f=national_0402_008.shtml

2013年3月 ニューヨーク自然史博物館
壁画→拒否
http://news.donga.com/3/02/20140311/61607256/3

2013年4月 ミューズ(英国のロックバンド)
映像→削除
http://japanese.joins.com/article/803/170803.html

2013年5月 Benjamins社(イタリア)
スマホケース→抵抗するもサイトをハッキングされ削除
http://www.j-cast.com/2013/05/10174859.html?p=all

2013年11月 ブッシュウィックコレクティブ(ニューヨークのアート団体)
壁画→削除
http://studio.donga.com/View/?idxno=201311010010

2014年3月? ジェイミー・オリバー(英国人シェフ)
書籍の表紙
http://news.donga.com/3/02/20140311/61607256/3

2014年6月? ペンシルバニア大学
1928年に設置されたステンドグラス→説明文設置
http://www.news-postseven.com/archives/20140610_259673.html

2014年12月 JPモルガン・チェース銀行(米ニューヨーク)
壁画→削除
http://www.recordchina.co.jp/a99210.html

2015年1月 ウォルト・ディズニー(米)
映画「ベイマックス」の1シーン→「そんなシーンはない」
http://www.recordchina.co.jp/a100988.html

2015年1月 パラダイスホテル(ドミニカ共和国)
広場の照明→中止
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/01/09/2015010902112.html

2015年1月 REDSKINS(フランスのファッションブランド)
Tシャツ
http://news.livedoor.com/article/detail/9742499/

 以上、14件中少なくとも8件で撤去に成功。さらに少なからぬ相手から「あの模様にそんな意味があるとは知らなかった。感情を害したなら謝罪する」とのコメントまで引き出しています。

 こうした事例リストから見えてくるのは、韓国人が海外のターゲットに選ぶのは、欧米の企業や著名人に集中しているということです。
 残念ながら、これはとても賢い戦略であるといわざるを得ません。
 欧米人は東アジアの歴史に疎いうえにナチスアレルギーを強く持っています。しかもほとんどの企業やタレントは自己のイメージダウンを嫌いますから、面倒くさいクレーマーと論争したくはありません。韓国側の勝率が高くなるのは当然です。

 ですから、韓国はアジアの企業にはゲームを仕掛けてきません。中国にはそもそも旭日デザインを扱う企業がないのかもしれませんが、インドや台湾、東南アジアに旭日模様がないはずはありません。いやむしろ、韓国人がびっくりするほど旭日旗にあふれている国もあるようです。

2015年2月9日 フォーカスアジア
旭日旗がバンコクを占領・・韓国の大学生が初の海外旅行での体験を仰天報告、韓国ネット「道路も日本が無償で作った」「タイで暮らしてるが…韓流が虚しい」
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20150209/Xinhua_08908.html

 韓国人たちは東南アジアが旭日旗だらけだと知っているくせに、悔しがるばかりでそれらの店に突撃したりはしません。その理由はやはり、彼らの最大の武器である「被害者ヅラ」がこの地域では通用しないからでしょう。そして得意の「旭日旗=鉤十字論」も相手にしてもらえないと分かっているからでしょう。
 勝てそうな相手ばかりを選んで仕掛ける業務妨害ゲーム。ほとんど説教強盗(しかも愉快犯!)じゃないですか。

 彼らにとって最高の成功体験は、2014年10月?にFIFAの公式マガジンの表紙を修正させた件でしょう。
http://crx7601.com/archives/41265466.html

FIFATHEWEEKLY1.jpgFIFATHEWEEKLY2.jpg

FIFAの広報担当者は「公式な苦情はないが、もし感情を害した人がいるなら謝罪する」との談話を出し、「政治的な意味合いは全くない」との見解を示していた。


 公式の苦情もないくせに、日本人の感情が傷つくことを想像しないまま韓国人のクレームにあっさり屈するとは…。FIFAサイテーですね。理事も職員も全員逮捕されちゃえ!

   ◇  ◇

 もとはといえば、奇誠庸の日本人に対するヘイトパフォーマンスがきっかけだったのに、国民的「逆ギレ」によって韓国はまんまと「被害者様」の地位を確立してしまいました。そして被害者様を装いながら、やってることは完全に加害者様。その矛盾を見ようとしないオレ様根性にヘドが出ます。
 過去との整合性などおかまいなし、些細な手がかりを逃さず力づくのプロパガンダで既成事実をでっち上げるやり口は、慰安婦問題や靖国問題とまったく同じです。ついでにいえば中国の尖閣領有権主張も同様ですね。やっぱ大陸の連中はすごい。

 いや、感心している場合ではありません。我々はこの事態を放置していいのでしょうか。
 慰安婦問題だって、1991年8月にたった一人の元慰安婦が名乗りを上げるまで、ほとんど問題視されていませんでした。日本兵を相手にする売春婦がたくさんいたことは常識であり、「それがなにか?」という空気だったのです。しかし韓国(と日本のサヨク)はそれをあっという間に日本外交を揺るがすほどの怪物に育て上げました。

 旭日旗問題が同様の怪物に育たない保証はありません。
 厄介なのは、良くも悪くもあのデザインが、自衛隊と旧日本軍との連続性を見る人に感じさせてしまうこと。我が国の大切なシンボルを冒涜するのは許せない! と日本が叫べば叫ぶほど、「シンボルの重要性を分かっているなら、なおのこと自衛隊旗は別のデザインにすべきだったよね」と言われてしまいます。
 菅官房長官が「誤解がある」「昔から大漁旗にも使われていた」と弁明しても、「ハーケンクロイツだって、ナチス以前から使われてたよ」と返されたら、論破はなかなか難しいところです。「日本は軍国主義を反省していない!」と騒ぎたい韓国中国にとって、これほどオイシイ獲物はありません。
 中国はまだこのゲームに本格参戦していません。おそらくカードとして温存しているのでしょう。軍事対立に直結しかねない問題なので慎重になっている可能性は高いですが、民間を使って韓国と連携するくらいのことは今すぐにでもやりそうです。

   ◇  ◇

 一方、韓国は着々と「勝利」を重ねています。韓国のクレームを一度受け入れた企業や芸能人はずっと旭日旗を避けるでしょうし、そうした空気が他の企業や業界に広がっていく可能性は十分あります。そうやって外堀を埋めた上で、本丸である自衛隊旗に挑む――それが韓国の長期的な目標でしょう。

 すでに韓国議会では、政治や法律のレベルで旭日旗を抹殺しようとする動きが始まっています。

2012年09月12日 中央日報 韓国議員68人、旭日旗使用禁止決議案を発議
http://japanese.joins.com/article/340/159340.html?servcode=A00§code=A10

安敏錫(アン・ミンソク)民主統合党議員は先月29日、「日本の旭日旗使用・競技場内搬入禁止対応要求決議案」を代表発議した。与野党国会議員68人が参加したこの決議案は、今月末にも国会の文化体育観光放送通信委員会を通過すれば、本会議に上程される。この決議案が国会を通過すれば、政府に旭日旗使用禁止のための積極的な外交を促すことができる。

安議員は「旭日旗禁止に対する政府の努力が不足している。IOC、FIFAなどにずっと意見を述べていくべきだ」と強調した。

しかしスポーツ法専門家のソン・ソクチョン南ソウル大スポーツ経営学科教授は「政府が直接動けば韓日両国に政治的な葛藤を招く」とし「政府よりも民間レベルで旭日旗が持つ意味を世界に知らせ、日本が旭日旗禁止法を制定するよう圧力を加える必要がある」と述べた。


 切り込み隊長は民間に任せ、日本の「良心的勢力」を抱き込んで内側から日本政府に圧力をかける――やっぱこの人たち、慰安婦戦争の勝ち戦が忘れられないんだろうな。

2013年09月26日 中央日報
旭日旗の使用時は処罰…韓国議員、刑法改正案を発議
http://japanese.joins.com/article/501/176501.html?servcode=A00§code=A10

改正案には、旭日旗をはじめとして日本の帝国主義を象徴する徽章や服などを韓国内で製作・流布したり公共交通、公演や集会、大衆が密集する場所で使ったりした場合、1年以下の懲役または300万ウォン以下の罰金に処する内容が盛り込まれた。


 これ、反日活動家向けに「旭日旗を損傷する目的で使用する場合はこの限りでない」なんて条文が入るんでしょうかw

   ◇  ◇

 一度坂道を転がり始めてしまった以上、韓国の旭日プロパガンダは止まらないでしょう。日本はこれからどうなるか、どうすればいいか。
 放っておくのは危険です。かといって日本政府が直接乗り出すわけにもいかない。やはり民間が前面に立つ必要はあるでしょうね。素人なりに、これからのわれわれが取るべき対策を5つほど考えてみました。

1.国内の、とくにスポーツ団体の意識を改革し、韓国の圧力に屈しない態勢を整える。

2.海外の旭日クレーム事案を早期に発見し、被害者に対し①現在の旭日旗は軍国主義と関係がないこと②それをむやみに撤去することは日本人の心を傷つけること、を訴える。

3.そのためのツールとして、旭日旗の正当性を説明するサイトやパンフレットを作成する(なるべく多言語で)。

4.旭日模様を利用した魅力的なコンテンツを発信する(韓国人が「かんしゃく起こる!でもほしい!」と悶えるようなの)。→韓国および他の国々にアピールするとともに、日本国内に残る「旭日旗アレルギー」を減らす。

5.海外に理解者を増やし、第三者の立場から韓国の主張に反論してもらう。

 こういう活動を専門でやっていくNGOがほしいですね。名称は「反日110番イン・ザ・ワールド」とか(かっこわる)。旭日デザインを扱う世界中の団体・個人に対し、クレーム対策を支援するのが主な活動内容になるでしょう。被害を受けそうな相手を韓国人よりも先にピックアップし、事前に対策をレクチャーできれば理想ですよね。
 いやあ、これは総力戦になりそうだ。しかも世界全土が戦場です。交戦国は日本と韓国、他はみんな被害国w

 海外の協力者として有力なのは、米国と東南アジアでしょう。米国は日本との同盟関係を強化していますし、在日米軍の中には旭日模様をマークにしている部隊も多いですから、理解を得やすいはずです。
 また、東南アジアとくに南シナ海沿岸の国々は、中国に対抗するため自衛隊に高い期待を寄せています。なにより、東南アジアは韓国にとって鬼門です。とくに韓国軍に蹂躙された過去を持つ「被害者様」ベトナム、慰安婦強制連行(白馬事件)の被害国にもかかわらず大の親日国であるインドネシアを対韓包囲網に引き入れることができればかなり心強い味方です。インドネシアは2.5億もの人口を抱えて経済成長中ですから、将来は大国に化ける可能性があります。斜陽経済が目前の韓国にとって、手強い相手になるでしょう。

 いろいろ書いてきましたが、最低限、できるだけ早いうちに、世界中のスポーツ大会で日本のファンが堂々と旭日旗を振れるようになりたいものです。日韓戦では当面控えるとしても、他の国との試合でバシバシ旭日旗をメディアに露出させ、国際的な市民権を勝ち取らなければなりません。
 それができれば、韓国人が海外企業に旭日クレームを仕掛けた時でも、企業側が「ジャパニーズは世界中で旭日旗振ってるジャン。どうしてオレらに文句いうわけ?」と反論してくれるでしょう。

   ◇  ◇

 正直いうと、わたし、ちょっと前までは旭日旗=街宣車、みたいな連想をしてしまう側の人間でした。だから旭日旗になんか興味も愛着もありません。――いや、ありませんでした、というべきかな。
 今回この記事を書いているうち、韓国のみなさんの「手口」のどす黒さを改めて見せつけられました。そして旭日旗がすごく可哀想に思えてきました。
 そりゃ、戦前はあの旗の下で多くの血が流されたでしょう。でもだからといって、なんでも切り捨ててしまえばいいという単純なものじゃないはずです。戦前と決別しろというのなら、日章旗はどうなるのか。君が代は、天皇制は、「日本」という国名は。われわれのおじいちゃんやおばあちゃんは。

 自衛隊が創設されて60年余。国際社会の厳しい目にさらされながらも、我が国はみずからをきちんと律することで、特亜を除く世界各国の信頼を勝ちとってきました。集団的自衛権行使容認は特亜を除くほとんどの国から理解と支持を得ていますし、防衛装備品移転三原則の開始と同時に、多くの国から装備品の購入や共同開発などの打診が舞い込んでいます。それもこれも、「信頼」があるからじゃないですか。60年間の信頼の重みこそ、平成時代の旭日旗が象徴するものじゃないですか。
 そんな大事な旗を、無責任なmonKIのツイッターの犠牲にしていいはずがありません。
 いま、わたしは日本人的「判官贔屓」の発露として、旭日旗に情が移りつつあるのを実感しています。

 それもこれも、韓国のみなさんのおかげです。ありがとう、奇誠庸。きみのこと、ぼくは死ぬまで許さないよ。
スポンサーサイト

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

仁義なき旭日旗戦争〈1〉 「2011年1月開戦」説は本当か

 旭日旗というのは、数ある韓国の"反日スイッチ"の中でもとくに興味深いものだと思います。
 理由の一つは、これだけ騒がれているのだからずいぶん根の深い問題のようにみえるのに、意外にも日本では「あいつらが旭日旗で騒ぎ出したのって、2011年からじゃん」と言われていること。でも韓国人たちはそのことにまったく触れていないこと。
 もう一つは、韓国人たちはあれだけ騒いでいるのに、旭日旗を正式採用している自衛隊にはちっとも文句をつけていない様子であることです。
 いったいこれらはなぜなのか。2012年から嫌韓になったにわかネトウヨの立場から、旭日旗問題を整理してみたいと思います。

   ◇  ◇

 日本では一般的に、旭日旗問題の発端は2011年1月25日、サッカーアジアカップ準決勝の日韓戦で奇誠庸(キ・ソンヨン)が猿真似パフォーマンスをし、その言い訳に「旭日旗を見てカッとなった」などと言い出したのが最初であるとされています。
 こんな"常識"はウィキペディアを見ればいいわけですが、元ソースを重視する意味からも、中央日報の過去記事をたどってみましょう。

2011年01月26日 <アジア杯>奇誠庸の“猿セレモニー”に批判
http://japanese.joins.com/article/977/136977.html

 誰に向けての「猿マネ」だったのか。まあPKを決めて勝ち誇ったときの行為ですから、当然対戦国である日本をからかったものだと受け取るのが当然ですが、それでもこの事件が報じられた当初は異なる憶測もありました。

一部のネットユーザーは「日本に向けたセレモニーではなく、セントジョンストンのファンをはじめとするヨーロッパに向けた揶揄でないかと思う」と分析している。
(引用元:上記中央日報記事)


 そうですよねえ。国際常識としては、サルは西洋人が東洋人を見下すときに使う侮蔑表現のはず。奇誠庸自身、スコットランドリーグで相手サポーターから猿マネの侮蔑を受けていたそうな。猿が猿に向かって猿マネしたらマネではなく猿ソノモノじゃないですか。そんなばかばかしいことを一流のサッカープレーヤーがするはずない、と考える人がいても当然です。

2011年01月28日 【取材日記】危険な民族主義か、奇誠庸のパフォーマンス
http://japanese.joins.com/article/057/137057.html

 ところが奇誠庸は翌日、パフォーマンスが日本人向けのものだったことをみずから認めてしまいます。馬鹿ですね。下らない言い訳などせず黙っていればいいものを。

2011年01月26日 <アジア杯>奇誠庸が“猿セレモニー”釈明 「旭日旗にカッとなった」
http://japanese.joins.com/article/982/136982.html

 彼があの場で旭日旗を本当に見たかどうかはともかく、ここで一つの疑問が生じます。
 一般に言われているように、それまでの韓国人は旭日旗をなんとも思っていなかったのだとしたら、なぜ奇誠庸はそんな言い訳を思いついたのでしょうか。
 それを知るためには、2011年1月よりも前の韓国人の旭日旗観を知る必要があります。

 とりあえず中央日報で過去記事を検索してみましょう。
2015年5月29日現在、「旭日旗」で検索してヒットしたのは58件でした。

 一番古いのは2004年2月12日掲載、李丞涓という女優が慰安婦をイメージしたヌード映像を撮ったという記事です。李さんはこの件で猛バッシングを受けるのですが、それはさておき、映像の中に「日本軍国主義の象徴である旭日旗が燃える場面」もある、というのが検索にひっかかった部分です。

 で、次に古いのが――なんと、奇誠庸の言い訳を報じた2011年1月26日の記事ではないですか。7年間ものあいだ、中央日報日本語版サイトには旭日旗という語が一度も出ていないのです。
↓↓証拠画像

中央日報旭日旗


 ネトウヨ界の常識はやはり事実だったということが、あっさり証明されてしまいました。なあんだ。

 念の為に「旭日」という語で記事検索すると、2011年1月よりも前にヒットするのは自然現象としての朝日=旭日や、「旭日昇天の勢い」という慣用句ばかり。
 唯一日本の旗について触れていたのは2010年02月19日の記事で、旧日本軍と国連軍が使った施設の天井に「旭日昇天旗」が描かれているという話題でした。
 歴史的建造物だからなのか、ここでは「近世100年の歴史の恥辱と韓国の国力の伸張を同時に感じられる空間でもある」と冷静に受け止められています。

 以上のことから、2011年1月より前の韓国人は、旭日旗を旧日本軍の象徴として認識してはいましたが、それを見てすぐ火病を起こすようなことはなかったことがうかがえます。

 奇誠庸が猿マネしたときの会場に実際に旭日旗があったのかどうかについては、ネット上の定説では「なかった」とされています。
 むしろ、日韓のメディアがこの話題を取り上げるときに別の試合の旭日旗写真を使って説明したために嫌韓派から「捏造だ!」と批判されたこともあったようです。
中央日報テレビ朝日

 わたしもやっぱり、奇誠庸はあの時、旭日旗を見ていなかっただろうと推測します。彼は愛国無罪を誇張したいがために、「日章旗を見て……」と言うべきところを、軽い気持ちで誇張して「旭日旗」と言い換えたんじゃないでしょうか。韓国人にとってはどちらも日本の象徴ですから誤差の範囲内に過ぎず、奇誠庸はことさら嘘をついた自覚もなかったのではないかと想像します。
 さらにいえば、もしかしたら彼は日章旗と旭日旗の区別が付いていなかった可能性もあります。

 ただ、彼が救いようのないところは、日本からの非難の声が大きくなると、韓国世論の「彼だってスコットランドで猿マネの侮辱を受けた」という同情にのっかって、そっち方向に言い訳の内容を変えてしまったことです。
(差別+卑怯)×馬鹿=韓国人
 という方程式がサッカーファンに定着したばかりか、イギリス(スコットランド)の世論まで敵に回してしまいました。
 当時のわたしはまだ嫌韓ネトウヨではなかったのであまり記憶していませんが、そんなわたしでさえ「なんかバカな韓国人選手がいるらしいな」くらいの認識はありました。

 しかしこの後、韓国世論は一気に旭日旗批判を高めていきます。旭日旗がいかに"悪"かを強調することで、自国のヒーローの罪を少しでも相殺したいという意識があったのでしょう。日本だって悪いのに、世界はなぜ奇誠庸ばかりいじめるのか? それは、世界が日帝の悪辣さを知らないからだ。最大の被害国である我が国がそれを世界に知らしめることこそ、われら韓民族の使命なのだ――。
 韓国のみなさんって、こういうふうにツルッと責任感の方向をすりかえるんですよね。そして反撃=逆ギレして危機を乗り越えようとするのです。

 「会場の旭日旗を見てカッとなった」――奇誠庸の発言を正当化するためには、それが韓国にとっての常識、さらには世界人類にとっての常識でなければなりません。旭日旗を目にして平気でいられる韓国人など、地球上に存在してはならないのです。そして彼らは有言実行、世界中の人類にお手本を見せるようになりました。「旭日旗を見たら無条件で怒らなきゃだめですよ、ほらこうやって、キー!!」

   ◇  ◇

 たった一疋のmonKIをかばうために始まり、あっという間に戦線が拡大して誰も止められなくなった旭日旗戦争。いくら韓国人が日本嫌いだといっても、これはまったく空恐ろしい爆発力です。どうしてこんなことが現実化してしまったのでしょうか。
 思うに、この戦争には韓国人の民族的快楽中枢を刺激する要素がふんだんに含まれているからです。

1.自己憐憫の快感
 彼らの反日行動全般に言えることですが、「自分たちは被害者である」という自己憐憫にどっぷりひたるのは、彼らにとってこの上ない快感のようです。

2.効果的な論理武装
 彼らは「旭日旗はアジアのハーケンクロイツである」という理屈で外国人に迫ります。たしかに現在の旭日旗は旧日本軍が使用していた軍旗の意匠とほぼ同じであり、旧日本軍の指導者たちがファシストであったことは世界の"常識"ですから、韓国人の主張にはそれなりの説得力があります。
 日本人側は「ドイツになぞらえるなら旭日旗は鉄十字、ハーケンクロイツに相当するのは大政翼賛会旗の方だろうが!」と反論しますが、マイナーな大政翼賛会なんか持ちだしても議論が複雑になるばかりで、相手の心にはなかなか届きません。面倒な人種差別問題には巻き込まれたくないと思っている外国人相手の説得合戦では、どうしても不利にならざるをえません。
 日本側が苦戦している間に、韓国はますます論理を飛躍させていきます。旭日旗がハーケンクロイツなら、韓国人が受けた苦しみはユダヤ民族大虐殺と同じ。そう信じることで、ますます1の快感が増幅されるわけです。

3.他人に教える優越感
 当然ながら、ふつうの国の人々は旭日旗に悪いイメージを持っていません。そこに韓国人がしゃしゃり出てきて2の理屈を展開し、「旭日旗で深く傷つく人々がいることを知らないのか!」とやれば、当然相手は「えっ、そうなの? 知らなかった」と驚き、気まずそうな顔をします。
 日本人の目からは妄想の押し付けにしか見えませんが、韓国人にしてみれば、人権意識の低い無知な外国人を教え導いているのですから、とても誇らしい善行です。

4.成功体験を得やすい
 慰安婦や靖国など日本政府を相手にした「歴史戦争」では、韓国人一人ひとりができることは限られていますし、明確なゴールがありません。しかも安倍政権になってからの日本はゲームにすら乗ってくれません。 
 それに対して旭日旗戦争は、非難対象となったディスプレーや商品を撤去させれば「勝ち」ですから、結果が分かりやすいのが魅力です。政治活動とは違い、韓国人一人ひとりが気軽に実行でき、短時間で結果を出すことができます。
 さらに、東アジアのことをよく知らない海外の民間企業などを対戦相手に選べば、かなりの確率で勝つことができます。

 韓国人さんたちは、実は慎重に相手を選んでクレームをふっかけています。よく知られているのは、朝日新聞の社旗や統一教会のシンボルマークには何も言わないこと。それから、冒頭でも触れましたが、軍国主義の本丸であるはずの自衛隊にも文句をつけません。
 2012年9月、韓国政府が日本の護衛艦の釜山港を拒否したという報道がありましたが、防衛省は「寄港の予定はなかった」と説明しています。→こちら
 個人的な想像ですが、真相は「拒否」ではなく「懇願」の結果だったんじゃないでしょうか。日本側が「予定はなかった」と説明するのも含めて。
 日本相手では、きゃりーぱみゅぱみゅのソウル公演が中止になったり(2013年2月)、ソウルのワンピース展が会場側から断られて裁判沙汰になったり(2014年8月)したのが記憶に新しいところ。
 けれどこれらは韓国国内で勝手に騒いでた要素が強いですから、総じて、韓国人は日本相手だと大人しいようです。ま、いくらクレームをつけてもきりがないし、「嫌なら買うな」「嫌なら見るな」で終わっちゃいますからね。

 でも、これがスポーツになると彼らは目つきを変え、後先を考えずに突っかかってきます。日本のユニフォームがけしからん、客席に旭日旗があってけしからん、印刷物にちょっと写ってるだけでもけしからん。この場合も、日本に直接文句を言うのではなく、IOCとかFIFAとか、主催する上部団体に訴えるのがセオリーになっています。
 数少ない例外として、韓国がホストを務める仁川アジア大会で日本ホッケー協会が旭日模様入りのバッジを女子高生に配って問題視されたケースがありました。国際大会なのに、訴える側も対処する側も韓国という、これまでにないケースでした。→過去記事
 組織委員会は「詳細を調査する」としてましたけど、どういう判断を下したのか、続報を聞きません。自分が訴える側だとあくまで強気なのに、自分が責任ある立場になるとウヤムヤにせざるをえない。でも場面が変わればまた懲りずに騒ぎ出す。ほんと、個人としても集団としても、懲りない国ですね。
 こういう矛盾を背負ってでも、彼らがスポーツではひときわ旭日排斥に血道を上げるのは、そもそもの発端である奇誠庸事件がいまだに影響しているからなのでしょう。

 残念なことに、日本のスポーツ団体は紳士的な姿勢を気取っているせいか、試合以外のことになるとあっさり譲歩しがちな傾向があるように思います。団体の役員たちにしてみれば、国際組織で出世するためには韓国を敵に回すわけにはいかないとか、いろいろ事情があるのかもしれません。

 そして、韓国人の旭日旗戦争はますますエスカレートしていくのです。後半〈2〉に続く。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

韓国は旭日旗バッシングの自縄自縛をどう乗り越えるのか

朝日新聞デジタル 2014年9月20日00時12分
http://www.asahi.com/articles/ASG9M677WG9MUTQP028.html

日本ホッケー協会バッジ、旭日旗を連想? 韓国で問題視

 仁川(インチョン)アジア大会に出場するホッケーの日本男子選手が、韓国の女子高校生に日本ホッケー協会のバッジを渡したことが、問題視された。2本のスティックの下に太陽を描いた協会のバッジのデザインが、旭日(きょくじつ)旗を連想させたという。交流を図ろうとした行為が思わぬ反発を招いたことに、関係者は困惑している。

 韓国の聯合ニュースなどによると、16日に仁川市の富平(プピョン)女子高校で練習していた選手たちが、見学に来ていた女子高校生約20人に記念品としてバッジを渡した。ところが、韓国で旭日旗は日本の軍国主義の象徴とされており、不審に思った生徒が教師に連絡。学校側は18日、大会組織委員会に問題として報告した。組織委は詳細を調査中としている。

 日本ホッケー協会によると、協会のシンボルマークは1946年ごろから使用している。国際試合ではバッジを対戦相手に手渡しており、韓国との対戦でも何度も使ってきたという。今大会に出場する男女代表のヘッドコーチはいずれも韓国人だ。仁川入りしている日本オリンピック委員会(JOC)関係者は「相手を不快にさせようという意図は全くない」と説明。日本ホッケー協会の宮野正喜広報・マーケティング委員長も「コメントのしようがない」と驚いていた。


 旭日模様をそのまんま社旗にしている朝日新聞は、どういう気持ちでこの記事を配信してるんでしょうね。
 韓国世論が朝日新聞の社旗に抗議したという話は聞いたことがありません。
http://www.j-cast.com/2013/08/06180978.html?p=all
 通説では、2011年1月のサッカー日韓戦で「猿真似パフォーマンス」をして日本人を侮辱したのを非難されたキ・ソンヨン選手が、「観客席に旭日旗が見えて腹が立ったから」と言い訳したのが、韓国が旭日旗を問題視するきっかけになったとされています。
 この通説は正しいんでしょうかね。旭日旗を問題視する風潮がなければそんな「言い訳」がなされることもなかっただろうと思いますが。韓国人が日本人を猿呼ばわりする風潮は現在も続いています。でもイエローモンキーというのは白人による東洋人(=黄色人種)全体への蔑称ですよね。猿が猿を猿呼ばわりして勝ち誇る滑稽さになぜ韓国人たちは気づかないのか。

 厳密な時期はともかく、韓国が旭日旗を問題視するようになったのがほんのここ数年(3~4年)であることは確かでしょう。引用記事中の協会関係者のコメントもそれを裏付けています。
 旭日旗問題といい慰安婦問題といい日本海呼称問題といい、韓国の「怒り」には脈絡とか論理性というものが欠如しています。

・旭日旗は戦後もずっと自衛隊旗として公に使われていたのに韓国はなぜこれまで抗議しなかったのか?
・朝日新聞の社旗や統一協会のシンボルはなぜ問題視しないのか?
・ロンドン五輪でもブラジルW杯でも組織委員会に訴えて却下されたのに、なぜいつまでも諦めないのか?
・それほどけしからんのならなぜ「自衛隊旗を変更せよ」と外交ルートを通じて正式に日本政府に要求しないのか?

 …こうした素朴な疑問に、韓国の皆さんはちっとも答えてくれません。ただひたすら「我々の心が傷つけられた」「旭日旗はナチスのハーケンクロイツと同じだ」と繰り返し、企業や団体にネチネチと嫌がらせするばかり。

 韓国の女子高生にバッジを贈った日本人選手たちは、おそらく韓国に対して知識もないかわりに悪意もない、いってみれば「無邪気なリベラル層」だったでしょう。嫌韓サイトを巡回しているわたしのようなネトウヨなら、今どきの韓国人に旭日模様のアイテムを渡したらどんなことになるのかは容易に想像がつきますからね。
 軽いプレゼントのつもりだったのに、なぜこんな大騒動になってしまったのか。選手や協会関係者らの困惑ぶりが記事からしみじみと伝わってきます。

 今大会でこの問題はどのように発展するのでしょうか? これまでの五輪やW杯は韓国が主催者側に抗議する立場でしたが、今回は韓国が主催者(ホスト)です。アジア全体の目にさらされる中で韓国がみずからきちんと判断しなければなりません。
 旭日旗は問題アリとの判決を下すなら、わたしが上で列挙したような疑問に答えを示さなければ日本の納得は得られません。逆に旭日旗は問題ナシと表明すれば、国内世論から突き上げられるのは目に見えています。
 しかも日本のホッケーチームは男女ともにヘッドコーチが韓国人ですから大変です。これでもし日韓戦で日本が勝っちゃったりしたら、韓国人コーチらは韓国世論からどんなバッシングを受けることになるか、想像するだに可哀想ですね。

 結局のところ、日本叩きのツールとして安易に旭日旗問題を煽り立てた結果、自分たちの首を締めるといういつものパターンなのですね。所詮は「道具」ですから、歴史的事実や論理性なんかどうでもいい。他人に自分たちの主張を押し付けて日本をおとしめることさえできれば十分なのです。だからこそ彼らはあえて日本政府や日本の親韓派新聞社には近寄らず、知識に乏しく「ナチスと同じ」というフレーズに弱い外国の企業や団体をメーンターゲットにしてきたのでしょう。
 でも今回の報道から察するに、いまの韓国では学校でも旭日旗を憎むように教育しているんですね。たんなるツールが社会倫理に格上げされてしまえば、いずれは日本との間で社会問題・外交問題に発展せざるを得ないでしょう。今回のバッジ事件はその前兆の一つです。

 慰安婦問題では人権とか人道とかいうものにからめ、感情論を使って日本を攻撃できましたが、旭日旗ではそうはいきません。旭日旗は日本が正式に自衛隊旗として採用しており国際的にも認められたものですから、それに異議を唱えることはあからさまな内政干渉であり、日本という国家を否定する行為です。しかもその根拠が支離滅裂とくれば、韓国は日本どころか世界中から白眼視されることになりかねません。

 すでに今回の「バッジ事件」で親韓的だった日本のホッケー関係者たちにも「韓国はなんだかおかしいぞ」という認識が植え付けられたはずです。
 ただでさえ朝日新聞の誤報&謝罪で「歴史認識」というものの胡散臭さが日本国民に周知されるようになっている状況下では、日本人が韓国を知る=韓国を嫌いになるという流れは当分止まらないでしょうね。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

最新記事
カテゴリ
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
アクセスカウンター