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朝鮮日報「しょうがないから日本に何か恵んでやれ」…何を?

 朝鮮日報のコラムばかり取り上げるのもなんだかなという気はするのですが、どうしてもいろいろ言いたくなるのです。
 今回はペ・ソンギュ政治部次長。言ってることは前々回取り上げた金大中氏と大差ない用日論です。前回のソンウ・ジョン国際部長の主張がいかに朝鮮日報内でも異質なのかがよく分かります。

6月28日 朝鮮日報日本語版 (強調引用者)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/06/27/2015062700453.html

【コラム】韓国は日本に何を与え、日本から何を得るのか

対日外交戦、単線的戦略では勝てない

 日本の安倍晋三首相は韓日国交正常化50周年のメッセージを綿密に検討し準備したという。…私的な縁を前面に押し出し、韓国に非常に友好的であるかのようなムードを演出したのだ。しかし、安倍首相の本音は歴史問題に言及しないことにあった。その一方で、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領のメッセージはストレートだった。「歴史問題を解決せよ」という本音が随所ににじみ出ていた。

 日本が「本音」を「建前」で巧みに隠すことはよく知られた事実だ。だが、外交ではこれほど効果的な戦略もない。安倍首相は課題(歴史問題)を避けながらも、成果(韓日関係改善)を挙げようとしたのだ。土壇場になって50周年記念行事に出席することにより、最長期間にわたる「首脳外交喪失」という状況を解消するため先頭に立ったような形にもなった。

 日本はこれまで、韓日関係で外交的優位を確保しようと緻密な戦略を展開してきた。…日本は「韓日首脳会談」の代案として安倍首相と習近平・中国国家主席、そして朴大統領との「3カ国首脳会談」推進論も主張し続けている。表向きには「韓日首脳会談を開こう」と言いながら、裏では「中国との交渉カードで韓国を屈服させよう」という二重戦略だ。安倍首相は9月にロシアのプーチン大統領と首脳会談することでも合意しているという。

 これに対し、韓国政府の対応は「単線」だった。従軍慰安婦問題が解決しなければ、韓日関係正常化や首脳会談は難しいという原則だけ掲げてきた。このため、「韓国は日本との関係改善に消極的だ」という印象を与え、道徳的優位性があるのにもかかわらず、対米外交戦で後れを取るような状況になった。遅ればせながら「歴史問題と経済・安保問題の切り離し」という二重戦略に路線変更したが、日本に圧力を加えられるだけの手段はまだ見つかっていない。

 歴史問題と経済・安保問題を切り離そうという中途半端な二重戦略は、長期的な代案にはなり得ない。非正常な状況を恒久化するこうした外交的ニューノーマル(New Normal)は、韓米同盟に悪影響を与えるのはもちろん、対中外交交渉力も弱体化させる可能性が高い。

 安倍首相との外交戦で成果を挙げるには、原則のみを前面に押し出す単線的・消極的な対応から脱しなければならない。安倍首相が先に変わるのを待つよりも、日本に何を与え、日本から何を得るかを冷静に判断すべきだ。朴大統領も後ろに下がっているのではなく、主導的立場で取り組まなければならない。必要なら安倍首相に対し先に首脳会談を提案することも考える必要がある。韓国から対話と交渉を主導する姿勢を見せなければ、米国の支持を得られないし、日本人の否定的な認識も変えられない。慰安婦問題の解決に積極的な国連・ドイツなどと連携する一方で、9月に対日戦勝記念日を控えている中国との協力案も模索する必要がある。

政治部=ペ・ソンギュ次長


  ペ氏の主張には、韓国の問題点があますところなく含まれています。
  • 日本は建前の裏に本音を隠す卑怯な国だ。【→日本蔑視】
  • 韓国はその罠にはまって窮地に立たされた。【→被害妄想】
  • 我が国は道徳的に優れているのに嘆かわしい。【→自己欺瞞】
  • なんとか日本に圧力を加える方法はないものか。【→日本敵視】
  • 主導権を握るには、日本に何か恵んでやることだ。【→小中華思想】
  • それには韓国から先に首脳会談を持ちかける必要がある。【→事実歪曲】
  • 歴史問題を訴えて米・国連・独・中などの力も借りるべきだ。【→事大主義】

 …全ッ然凝りてませんね。首脳会談を人質に告げ口外交を展開してきた今までと何が違うんでしょうか。
 「自分たちは絶対に間違っていない」「間違っていないことにしなければならない」という信念がすべてを歪ませているんでしょう。
 主観的な「道徳」なんぞに固執するから日本と対等に接することができず、しぶしぶ譲歩する場合でも「夷狄の日本に回賜を与えてやるんだ」という不遜な態度だけは手放さない。
 いままで固執してきた慰安婦カードを引っ込めざるを得ない屈辱をごまかすために、事実関係をねじ曲げて「ウリナラが先に首脳会談を提案してやるからありがたく思え!」と恩にもならない恩を着せようとする。
 一方であいもかわらず他国の力を頼りたがり、その場合もあくまで歴史問題をダシにする。
 そういう姑息で尊大な態度に日本国民はウンザリなんですがね。

 で、偉大なる大韓民国の大統領閣下は愚かな倭国に一体なにを恵んでくださりやがるんでしょうか。
 慰安婦問題完全取り下げ? 竹島返還? 対中包囲網への参画? どれもこれも絶対ムリ。慰安婦像の撤去や対馬の仏像返還だって、支持率30%台に落ちてるいまそれをやっちゃったら、弾劾裁判が起きかねません。
 結局のところ、日本を操るアメの手持ちが何もないから、必死で歴史というムチを振り回してきたわけで。
 朝貢された品よりも価値の大きい下賜品を用意できない王朝は蛮族に征服される。それが中華4千年の歴史ですし、小中華も同じこと。日本は蛮族ではないのでいくら韓国が弱体化したところでもはや征服する意志はありませんが、付き合うメリットのない国にこれ以上譲歩することもありません。

 MERS騒動で身動きが取れない大統領府を尻目に、国会や民間はますます暴走気味です。世界遺産問題は日韓両政府が着地点を模索してる最中なのに国会議員たちが登録断固阻止のためにドイツへ乗り込むし、戦時徴用工訴訟では当然ながら日本企業敗訴の高裁判決が出るし、ナヌムの家とかはわざわざ米国まで出張って裁判を起こすと息巻いてるし
 こういう動きを韓国政府がガッチリ抑えこまない限り、いくら「道徳的優位」を強調したところで、安倍政権からはまともに取り合ってもらえません。でも韓国は一応民主国家ですし、何より反日は道徳的に正しいことなのですから、韓国政府にそれを抑えこむ権利も力もないのです。

 中途半端に民主化したせいで民族主義が台頭し手に負えなくなるのは、世界中の途上国でよくあること。だから日本も相応の姿勢で隣国づきあいをさせていただきますし、韓国様も寛大な心でそれを受け入れてくださればけっこうでございますことよ。




 ところで、元慰安婦が米国で日本企業や天皇を提訴するって話題は、今年3月に当ブログでも取り上げたものの続報ですので、追記で聯合ニュースの記事を丸ごと引用しておきます。
 あの時は「原告を1万人集めて3月中旬に提訴する」って言ってましたが、今度もまた「7月まで猶予をやるから日本政府は回答しろ」。……そういうのはもういいから、ちゃっちゃと提訴しちゃってくださいよ。ウザい。
 あと中央日報は告発対象に天皇が含まれる予定であることに触れていません。そんなところで日本に配慮するなよなー。


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テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

朝鮮日報「ウリナラは小ずるい腐敗国家だけど道徳だけは日本に勝ってる」

 韓国における保守派言論の重鎮と称される朝鮮日報顧問の金大中(キム・デジュン)氏が、朴槿恵大統領の日本擦り寄りを支持するコラムを書いていました。

6月23日 朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/06/23/2015062301153.html

【コラム】朴大統領の「正常化」決断、日本はどう見るか

 韓日関係の行き詰まりは、今や論理や理性、妥協や譲歩などの理にかなったやり方で解決できる段階を超えた。日本の植民侵略や慰安婦問題について、内外から多数の問題提起があったにもかかわらず、日本の安倍政権は目と耳を閉ざして「われ関せず」を決め込み、韓国は日本のこうした傍若無人な態度に次第に疲れつつある。その間、韓日関係は、経済はもちろん民間レベルでも冷え込んでしまった。


 日本人の目からは、傍若無人な韓国を理性的な日本があやす、という構図が過去50年間の日韓関係だったように思いますがね。いつまでも止まない夜泣きにすっかりゲンナリですけど、韓国も疲れてくれたのなら何よりです。中国からおっぱいもらって寝てください。

 日本は、韓日関係の行き詰まりを意図的に長引かせようとしているようだ。どちらにしても自分たちは損をしないとみているのだ。そしてこの機会に「韓国に思い知らせよう」「韓国の気をくじこう」という意図がはっきり表れている。加えて、中国の膨張主義で北東アジア情勢が再編されていく中、日本の強力な存在感と防衛上の立場が相対的に浮き彫りになっている点を、最大限利用している。こうした状況だからこそ、韓国が提起してきた歴史認識、植民戦争、慰安婦問題などに縛られてはいられず、さらにはこの機会にこうした「恥ずべき」過去の問題に終止符を打ちたいという戦略も働いているのだろう。


 なんか悪意に満ちた表現ですが、おおむね正しい見解じゃないですかね。日本はべつに日韓関係の悪化を長引かせようとしているわけではありませんが、韓国を無視し、中国の脅威を利用して「普通の国」になろうとしていることは確かでしょう。

 ならば韓国は、どのような選択をすべきなのか。韓日問題に関する限り、世論調査には責任がない。世論には、難詰と鬱憤(うっぷん)と憤怒があるだけで、解決策はない。世論の一段階上に国論というものがあるが、国論であれば万事都合よく進むだろうか。世論は民間レベルの意見だが、国論は、これに指導者層の考えを載せたにすぎない。現体制において、官僚には創意がない。魂がないという声まで聞かれる。政治家は結局、票にすがる票のとりこだ。世論や国論は正しいが、常に従うべきものではない。


 感情的な世論や議員の言うことに振り回されることなく、朴槿恵大統領は日本との正常化を進めるべきだという主張です。

 人々は、自強論を掲げている。しかし韓国は、日本と中国の間で生き残るために、どれほど多くの自強をせねばならず、またすることができるのか。自強はまた別の形式論理にすぎない。福祉万能主義に陥って財布がすっかり空になった国。賄賂をもらうあてがないので、武器を買ってくるときにカネをせびる腐った軍人。自国を守る海軍基地一つ作れないようにする従北(北朝鮮に追従する)左派。自国に駐屯する外国軍の駐屯費すら出したくないという反対者が広く存在する国。そんな国が果たしてどういう自強を、どれだけできるのか、聞いてみたい。今、韓国人が暮らしていけるのは、うまく相手を選んでコネをつくり、周辺国との関係では時にはずるがしこいほど機会主義的、かつ臨機応変に対処しているからだ。それが「韓国生き残り」の核心だ。


 韓国国内のダメダメっぷりはよく理解していらっしゃるようですが、機会主義外交を「生き残りの核心」と誇らしげに語るのはいかがなものか。それって要するに姑息な日和見主義ですよね。
 李氏朝鮮時代からの伝統ですけど、複数の大国に媚びてうまく立ち回ろうとするコウモリ外交が日清・日露戦争そして日韓併合につながり、現在では日米の不信を招いて孤立感を深める結果になったんじゃありませんか。

 韓国は日本に対し、歴史認識で、真実の面で、名分の点で、「甲」だ(「訳注:相手〈乙〉=日本=に対して強い立場にあること)。しかし、日本は韓国に対し、経済力で、現実の外交で、外交力の点で優勢だ。真実と名分は、国際社会の現実においては常に「甲」というわけではない。


 うーん、ちょっと理解できないな。金大中さんは韓国が腐敗まみれでずるがしこい国であることを認めているくせに、どうして低モラルな自国が日本との歴史問題や「真実」「名分」に関してだけは無条件に"甲"になれると信じているんでしょうか。
 日本人は自分勝手でずるいヤツが大嫌いです。そんな国の言うことはたとえ正しくても耳を貸したくありません。
 しかも韓国の歴史観は明らかに歪んでいます。韓国が過去を都合よく捻じ曲げ、巧みに被害者を装うことで責任逃れしていることを、わたしを含む多くの日本人が知るようになりました。歴史教科書でも、韓国の教科書は日本のものよりずっと民族主義的偏向があることは国際常識になっています。
 
 「ウリナラは日本に対して道徳的に甲である」という民族的自尊心は、「日本は道徳的に劣っている」という差別意識と表裏一体です。
 韓国は日本にさまざまな要求を突きつけることで自尊心を満たしてきました。日本が要求に応じればウリナラの優等性が証明されたことになり、日本が拒否すればチョッパリの劣等性が証明されたことになるのですから、こんなに便利なオナニーネタはありません。
 最近は思うような快感が得られずシコり疲れのようですが。

朴大統領が、現実の争点を越えて正常化の道を決断するとき、日本はどのような反応を示すだろうか。「そりゃそうだろうな」と会心の笑みを浮かべるだろうか、あるいは「韓国を決して軽く見るべきではないな」と言うだろうか。


 たとえば、知韓宣言のみずきさんなんかはたぶん「軽く見るな」派でしょうね。ただし日本の嫌韓派が一番警戒しているのは韓国ではなく、安易に韓国と融和したがる国内の親韓勢力です。

 金大中さんのこのコラムは、昨今の韓国メディアが主張している典型的な用日論の一つに過ぎません。「日本は悪どい国だがそれをうまく利用するのが韓国の賢さだ」なんて平気で言う国と上っ面だけ仲良くしたって、それは「正常化」とは言いません。未来志向の関係を築くなら、甲とか乙とかそういうことを言うのはやめましょうって言ってるんです。

 でも、そんな関係はどうせ無理だというのがわれわれ嫌韓ネトウヨの共通認識です。
 そもそも、金大中さんが言うように韓国の核心が機会主義であるとすれば、別の機会が来れば韓国の態度はまたコロリと変わる可能性が高いってことですよね? いまは感情より実利を優先するけど、いずれ経済や外交でも甲の立場を勝ち取って心置きなく日本を圧迫してやろうと思ってるんでしょ?
 こういう用日論を日本語サイトに恥ずかしげもなく掲載してること自体、日本を蔑視してる証拠ですよ。フザケンナ。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

韓国が用日させてもらえるのはいつまでか

 朝鮮日報(日本語版)が、過去に当ブログでも紹介した趙世暎教授(元外交部北東アジア局長)の主張を取り上げて、朴槿恵政権の対日外交を批判していました。
 とくに目新しいことは言っていませんが、全文引用します。太字引用者。

朝鮮日報日本語版2015/03/04
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/04/2015030401472.html

「韓国政府は韓日首脳会談と慰安婦問題を分けて対応すべき」

 従軍慰安婦問題の解決を韓日首脳会談の前提条件にしている現在の韓国政府の方針をめぐり、この方針に反対する意見が提起された。

 趙世暎(チョ・セヨン)東西大学特任教授は3日「東アジア研究院日本論評」に寄稿した「韓日関係打開案:首脳会談と慰安婦問題の分離対応」と題する報告書で、このような見解を明らかにした。

 趙教授は「韓国政府は現在、慰安婦問題の解決を首脳会談の前提条件にしているが、日本社会の雰囲気や日本政府の立場からみて、韓国国民の目線に合わせた合意案を出すことは難しい」と指摘した。

 続けて趙教授は「慰安婦問題を前提条件にすることは、決して韓国の交渉力を高める方法ではなく、むしろ韓国の選択の幅を狭める結果になる。慰安婦問題という単一の事案が対日外交全体を縛るのは望ましくない」と批判した。

 さらに趙教授は「首脳会談と慰安婦問題を切り離して対応する方法を模索すべき。歴史問題や独島問題では断固たる立場を堅持しつつも、安全保障や経済分野では実用的に協力しなければならない」と主張した。

 趙教授は「韓国の国内世論に向けては、『慰安婦問題を首脳会談から切り離すことは、決して日本に対する譲歩ではなく、首脳会談とは別のルートで、請求権協定の解釈問題を日本に対しきちんと問うため』と説明することで説得力を持てるだろう」とアドバイスした。


 韓国の用日論者って、惜しいんですよね。頑固一徹な朴槿恵さんよりずっとアタマは柔らかいのですが、それでもやっぱり自己中心的な思考から抜け出せない。シャーマン国務次官にたしなめられても「おたがいさま」の概念が理解できない。
 もし「おたがいさま」が理解できている人なら、

>歴史問題や独島問題では断固たる立場を堅持しつつも、安全保障や経済分野では実用的に協力しなければならない

 なんてのんきな用日論を唱えてる余裕はないはずです。むしろ、

「歴史問題や独島問題で断固たる立場を堅持していたら、安全保障や経済分野でも実用的な協力が得られなくなるかもしれない」

 という悲観論になるのが自然でしょう。

 安倍政権は、これまで「韓国」の枕詞にしていた「基本的価値を共有する」という社交辞令をついに捨て去りました。韓国とは価値観を共有できないことを認めたのです(→楽韓Web)。
 このまま行けば、歴史問題や領土問題だけでなく安全保障や経済分野でも利害を共有できなくなる可能性は十分にありますし、すでに大きな摩擦をはらんでますよね。

 安全保障面では、
・韓国は日本の集団的自衛権行使容認に反対している。
・韓国は軍艦に「独島」「李舜臣」「安重根」など、日本を挑発するような名前をつけている。
・韓国は自衛隊の正式な旗である旭日旗を否定している。
・韓国人が沖縄などで「在日米軍は出て行け」と抗議活動をしている。
・国会議員や地方議会、民間が堂々と対馬の領有権を主張しており、韓国政府はそれを野放しにしている。

 これらはすべて日本の安全保障に挑戦する行為です。ていうか本来、領土問題は安全保障と切っても切り離せないもののはず。にもかかわらず韓国は竹島に海上警察を配備したりその周辺で軍事演習したり大統領が上陸してホルホルしたり「ハワイはアメリカ、対馬は朝鮮、独島は我が領土♪」と歌ったり。目一杯挑発しておいて「でも安全保障では協力を」ですからね……。そんな虫のいい話がこれまで通用していたのは、相手が世界一のお人良し国家・日本だったからにほかなりません。

 経済面でも、日韓はけっこう危うい関係にあります。
・日本と韓国は得意とする輸出品目の多くが重複しており、ライバル関係にある。
・日本は韓国の産業育成に多大な貢献をしたが、それは「韓国が豊かになれば日韓関係は良くなるだろう」という期待に基づくものだった。
・日本人が韓国嫌いになったせいですでに、韓流ブームの終焉、コリアンタウンの衰退、韓国産品(キムチやマッコリ等)の輸入減少、在日団体への支援縮小、通貨スワップの延長停止などが起きている。

 てゆーか、水産物の不当な輸入規制で日本に嫌がらせしておいて「でも経済では協力を」なんて、どの口が言うんだっての。


 結局のところ、国と国の関係は力の差で決まるのです。いくら日本が世界有数の経済大国だといっても、米国や中国には勝てません。だから日本は米国に従順ですし、中国には慎重な態度を保っています。官製デモで日系企業を焼き討ちされても泣き寝入りし、射撃管制レーダーを照射されても反撃せず、尖閣や小笠原を公船や漁船でうろつかれても手出しせず、尖閣諸島に港や灯台を作ることすら自粛しているのです。

 一方、韓国は日本に対して遠慮がありません。何かにつけて「軍国主義」呼ばわりし、まるで日本が世界侵略を企んでいるかのように騒ぎ立てます。でもそのわりに、日本の反撃を警戒する様子はまったくありません。口とは裏腹に彼らは日本の平和主義を信じきっており、日本がちょっと素っ気ない対応をするだけで「後頭部を殴られた!」と嘆くのです。
 要するに甘えてるだけなんですよね。

 事実、日本は平和国家ですから、韓国がいくら挑発してきてもそれが「挑発」レベルにとどまっている限り、露骨な反撃は行わないでしょう。けれど、韓国への感情が今後さらに悪化すれば、陰険な制裁ならじわじわと増えてくる可能性はあります。たとえば
韓国産品や韓国企業への監視を強化したり、
知的財産権をめぐる訴訟を片っ端から起こしたり、
PKOで韓国軍に銃弾を貸すのを渋ったり、
通貨危機が起きたらいち早く韓国から資金を引き上げたり、
北朝鮮が対韓テロを計画しているのを察知しても通報しなかったり、
韓国が国際機関の重要ポストに立候補するとき反対票を投じたり、
あとは……そうそう、首脳会談を拒否したり。
って全部陰険な上に露骨かもw


 「価値を共有する隣国」という社交辞令が葬り去られたいま、次に引導を渡されるフレーズは「対話のドアはつねにオープン」でしょう。
 アメリカの手前、当面"ドア"を閉めることはないでしょうが、一度でも日韓首脳会談が実現したり、米国が韓国に愛想をつかしたりすれば、安倍政権にとって無理にドアを開けておく必要はなくなります。沖縄の翁長知事なんか見事に冷遇されてますからねえ。
 そういえば日韓の局長級協議だってろくに進展がないみたいですから、いつまで続くことやら。

 最後に、趙先生には二つ良いことを教えてあげましょう。
 一つ、韓国は用日を「する」のではなく「させてもらう」立場であること。二つ、いつまで用日させてもらえるかは韓国の態度と日本の気分次第であること。

 以上、ネトウヨ日本人の一人として隣国の健闘を祈ります。がんばれー(棒

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中央日報「日本には謝罪と賠償と経済協力と安全保障と統一への支援を要求すべき」

 中央日報日本語版(2014年10月21日)に、韓国外交部で対日外交を担当した趙世暎・東西大学特任教授へのインタビュー記事が掲載されていました。
 内容を一言で言うと、「虫が良すぎ」。
 まずは、彼の発言を箇条書きで要約してみます。

http://japanese.joins.com/article/627/191627.html

韓国「65年体制」、変化が必要…対等な関係で日本から統一協力を引き出すべき(1~3)

●過去の日韓関係について
・1965年に韓日国交正常化が行われて以降の「65年体制」は、経済と安保が2つの大きな柱だった。
・経済面では、65年当時最貧国だった韓国に金を貸す国は日本だけだった。日本が拠出した5億ドルで韓国は経済成長のきっかけをつくった。
・安保面では、反共陣営の結束が重要だった。日本が米国に頼って国防費をGNPの1%しか出さないのに対し、韓国は「もっと安保に寄与すべきだ」と主張し韓国への支援を要求した。今とは正反対の状況だった。
・当初、日本は韓国の要求を適当に聞くふりをしながら北朝鮮とも対話する等距離外交を行った。日本が韓国を支援するようになったのは、1974年の文世光事件(北朝鮮工作員だった在日韓国人・文世光が朴正熙の暗殺を試み夫人を殺害した事件)がきっかけだった。このとき日本の右派が韓国を支援するよう要求し日本政府を動かした。

●現在の日韓関係について
・経済面で韓日の国力差は狭まり、韓国は日本に手を差し出す理由がなくなった。
・安保面では、韓国は中国との関係が密接となり、米や日との軍事協力にアレルギーを示すようになった。

●これからの日韓関係について
・経済面でも安保面でも、韓国は日本と対等の関係にならなければならない。
・これまでの「経済」「安保」に加えて、「統一」という柱を立てなければならない。
・国家統一には日本など周辺列強国の助けが不可欠である。よってどの国も敵にしてはいけない。
・韓国の安保の軸が韓米同盟であることは変わらず、その土台は在日米軍である。だから合理的範囲で日本と協力する必要がある。
・李明博政権は韓日軍事情報保護協定を撤回したが、情報は選択的なやりとりが可能なのだから、交流したほうが双方にメリットがある。
・米国が主導するMD(ミサイル防衛)システムは、中国やロシアが反発するので、韓国は加わるべきでない。加わらなくても韓米日の安保体制を維持する知恵を出すべきだ。
・40年前の文世光事件のとき、ソウルのデモ隊が日本大使館に乱入して日章旗に火をつけたり、日本が本気で断交準備をしていたのと比べれば、いまの韓日関係は決して最悪ではない。
・韓国は慰安婦や独島問題では譲れない。米国は韓国に対して日本と和解せよと圧力をかけているが、その米国も慰安婦や靖国参拝では日本に対して断固とした姿勢を示している。
・韓国政府はポピュリズムに迎合せず、日本と対話を行わなければならない。
・日本に対しては、安保や経済などの協力で「光」を追求する一方、歴史問題など刺々しい「暗」についてもしつこく問題提起し続ける「分離対応」が必要だ。
・首脳会談を無理に行って両首脳がけんかをするくらいなら、会談は行わない方がいい。ただし外相レベルなら存分にけんかしていい。
・日本は中国の力を意識して「普通の国」化を推進しており、地域の不安定を高める恐れがある。これを防ぐには、韓国が外交的創造力を発揮し、韓日中の3カ国協議システムを活発化させなければならない。
・いまの韓国人は、日本の政治家を批判しながらも日本の文化や製品には親しんでいる。日本人も、かつては韓国よりも中国に親近感を感じていたが、いまでは中国に背を向けている。韓日の市民レベルで相互理解が進んでおり、これは両国関係を支える大きな力になるだろう。


 以上、要約したのに長くなってしまいました。これをさらに要約すれば、次のようになるでしょう。
  • 40年前に比べれば、日韓関係はそれほどひどい状況ではない。
  • 韓国の安保や統一のためには、日本の協力が不可欠である。
  • 朴槿恵大統領はポピュリズムに流されず、日韓首脳会談を行うべきである。
  • 必要なことについては日本の協力を得ながら、慰安婦問題などはこれからもネチネチと追及を続ければいい。

 典型的な「用日論」ですね。日韓首脳会談を実現させるためには韓国世論に媚びなければならないという事情はあるかもしれませんが、それにしたって自分たちの都合でしか物事を見れてないな―と思います。
 緑字の部分なんか、事実誤認に近いんじゃないですかね。米国は従軍慰安婦や靖国参拝を外交問題化させる意図はないはずです。米国政府が嫌がっているのはそれらの問題そのものではなく、それらによって日韓関係にヒビが入ることです。韓国は米国に対して余計な期待はしないほうがいいと思いますけどね。

 趙教授の言い草は日本に対して失礼です。これまで日本が韓国に膨大な経済援助を行い、安保面でも協力をしてきたことを認めているのに、それに対する感謝の念がまったく伝わってきません。むしろ、国力を上げて対等の立場になれたから、これからもっと強気で日本と交渉できる、だから目先の感情に流されて対話を拒否するのはもったいない、と言っているように受け取れます。…ほんと、何様のつもりでしょうか。え? 侵略の被害者様? そうでしたっけwww

 日本が一方的に韓国を支援するのは確かにいびつですから、両国が「対等」の関係になるのはわれわれも歓迎です。でも対等というからには、韓国には「被害者様」という衣装を脱いでもらわなければなりません。その上で、両国が互いに同じ量の利益を与えあう関係になるのが正しい対等関係であるはずです。韓国が日本に統一や安保への協力を求めるのなら、日本も韓国から相応の実利を頂かなければなりません。では韓国は日本に何を与えてくれるのでしょうか?

 朴槿恵大統領が一時期宣伝していた「統一大当たり」とかいうフレーズは、それを意識したものでしょう。半島が統一して強くて大きな韓国が誕生すれば、周辺諸国にも大きなメリットがありますよと。でも具体的にどんなメリットがあるのか、日本人にはいまひとつピンと来ないんですよね。
 軍事的であれ経済的であれ、統一に際して韓国から支援要請が来た場合、「普通の国」かつ「対等の国」である日本は、シビアな目で損得を判断し、協力に応じるか応じないか、応じる場合はどの程度協力をするかを決定することになるでしょう。その際には、これまで韓国がどれほど日本に貢献してくれたかも判断の目安になるでしょうし、そのときの日本の国民感情も影響します。

 残念ながらいまの韓国は、安保面で日本の期待に応えているとはいえません。日本の集団的自衛権行使容認に表立って反対の意思を示し、竹島問題で騒ぎ立てるばかりか尖閣問題では中国の肩を持つようなそぶりすら見せています。日米が求めるMDシステムへの参加を政府が断り軍事情報保護協定を拒否する一方で、ロッテホテルは自衛隊を締め出して人民解放軍を歓迎し、韓国人は自衛隊旗である旭日旗を公然と否定しています。そして韓国軍は陸軍よりも海軍力の拡大に力を注ぎ、軍艦に「独島」「安重根」などの名を付けて日本を挑発しています。

 趙教授は、「どの国も敵に回すな」と訴える一方で、「日本に対する歴史問題はしつこく追及を続けるべき」と明言しています。これまで韓国は、日本に対して何かを要求する際は必ず「歴史問題」に絡めてきました。慰安婦や竹島、靖国は当然のこと、旭日旗も「東海」も教科書も。要するに趙教授は「これまでどおり反日しながら日本をこき使えばいいじゃん」と言っているのです。

 趙教授は、自分がいかに虫のいいことを言っているのか、分かっているのでしょうか?
 たしかに、彼が現役外交官だったころの日韓関係ではそれが可能だったかもしれません。日本にいわゆる「自虐史観」が定着し、韓国の実態が日本国民の目から隠されてきた数年前までは。でも今やそんなものが通用しないのは明らかです。反日外交にありったけの力を注ぎ、日本を露骨に仮想敵国扱いしておきながら、平然と援助やら協力やらを期待する韓国人の神経が理解できません。
 安倍首相は「対話のドアはつねにオープン」と言っていますが、対話するからといって譲歩するわけではありません。中国とは尖閣問題、北朝鮮とは拉致問題という重要課題を抱えていますが、韓国とは差し迫って解決しなければならない課題がありません。強いて言えば首脳会談が開かれていないことくらいですから、一度朴槿恵大統領が会談に応じれば、日本はそれで十分なのです。
 日本としては、できれば中国包囲網に加わってほしいという希望はありますが、それに応じられない韓国の事情も分かります。日本側は、いざというときには中国や北朝鮮と一緒に韓国をも包囲する用意を整えるしかありません。
 韓国は日米中の間で「等距離外交」をやりたいのでしょうが、やられた側がそれをどれだけ不快に感じるかは、このコラムで文世光事件以前の日韓関係を振り返っている超教授なら理解できるはずです。彼は「韓国が日中の間をとりもって3国間協議システムを作るべき」としていますが、反日を続けながら日本の信頼を得るなんて、いったいどんな曲芸ですか。

 「普通の国」を目指す日本にとって、いちいち戦前の古傷を持ちだして「軍国主義」呼ばわりする国は、はっきり言って邪魔者です。そうした行為は国連憲章の敵国条項をほじくり返そうとするものであり、尖閣防衛など日本の安全保障を著しく損ねるものだからです(参考:当ブログ記事 )。

 韓国がイアンフガー、ヤスクニガーを叫べば叫ぶほど日本国民は嫌韓に染まり、韓国が「用日」を行う場合に要するコストは増大していきます。
 朴槿恵大統領の性格から言って、彼女の任期中は大きな方針転換はできないでしょう。その間に尖閣をめぐる日中の対立は深刻度を増しているかもしれません。日本では安倍よりもタカ派の田母神内閣が発足しているかもしれません。そういう可能性を趙教授は考えたことがあるのでしょうか。日本政府の思惑や日本人の国民感情に、想像を巡らせたことがあるのでしょうか。

 趙教授はどうやら「対等」という言葉の意味が分かっていないようです。
 元外交官の日本専門家がこんな手前味噌な用日論をしたり顔で語っているようでは、本当に先が思いやられますね。

 …すいません、「先が思いやられる」はうそです。むしろ先が楽しみです。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

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