韓国を糖尿病に誘う甘い罠

ハンギョレ日本語版 2017.1.6

[ニュース分析]12・28合意維持に必死な日本「両刃の剣」抜く


今回の(日本の)措置は朴大統領を弾劾へ推し進めた韓国の“ろうそく集会の民心”により12・28合意が破棄される事態を何としても防ごうとする日本の先制措置と思われる。これには合意の廃棄、または再協議を公言している韓国の次期大統領候補群に向けた牽制の意味もある。

 しかし、今回の措置は日本にとって「両刃の剣」になるほかはない。今回の措置が韓国の世論を刺激して、両国関係が“破局”に達しかねないためだ。そうなれば、日本が長期にわたり精魂込めて締結した韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)はもちろん、12・28合意も事実上破棄の手順に入りかねない。



 今回の事態は日本が自ら招いたものという指摘も侮れない。この間、安倍晋三首相は12・28合意で明らかにした謝罪内容を自身の口で話してほしいという日本の議員の要求や韓国人被害者に謝罪の手紙を送ってほしいという韓日市民社会の要請に対し、「毛頭考えていない」としてはっきり断った経緯がある。そのために韓国では12・28合意に対して、慰安婦問題を“最終的かつ不可逆的”に封印し、慰安婦問題を歴史から消し去ろうとする“忘却の合意”という非難が続いてきた。韓国ギャラップの世論調査によれば、合意直後の昨年1月には12・28合意を日本の謝罪と見るという比率が19%だったが、9月には8%まで減った。

東京/キル・ユンヒョン特派員

http://japan.hani.co.kr/arti/international/26160.html


ハンギョレのキル特派員はまだこんな寝ぼけたことを言ってるんですね。合意内容に含まれた努力義務を放棄したまま、合意内容に含まれていない要求をすれば断られるのは当たり前じゃないですか。韓国には逆ギレする資格なんかありません。

日韓慰安婦合意とGSOMIAについて、次期大統領候補たちは軒並み「反故」の意思を表明しています。
とくに日韓合意に関しては、安倍首相が「毛頭」発言する前から韓国国内では肯定的な世論が2割にも満たず、発言後はそれがさらに8%へ低下したと。
要するに合意が発表された当初から、日韓関係は実質的に破局していたわけです。8%がたとえ0%になったところで、何が変わるというのでしょう。

朴槿恵は任期の前半2年間で反日をやり尽くしました。新大統領がさらなる反日をアピールしたければ、それこそ捨て身の覚悟が必要です。次期大統領が合意破棄を宣言したところで、韓国が得られるメリットはほとんどありません。国際社会でイアンフガーを叫べる権利? 合意成立以前の朴槿恵が力の限りそれをやって挫折したことをもう忘れたのでしょうか。
諸刃の剣をむやみに振り回して自傷してきたのは韓国側です。いまの日本は「政府間合意で不可逆的に解決済み」の一本槍であしらえばいいだけです。

そういう情勢を理解しているのかいないのか、相変わらず妙な理屈をこねて日本政府の足を引っ張ろうとしている国内メディアがあります。

朝日新聞デジタル 2017年1月7日

(社説)韓国との外交 性急な対抗より熟考を



 少女像問題の改善へ向けて、韓国政府は速やかに有効な対応策に着手すべきである。日本政府が善処を求める意思表示をするのも当然だ。

 しかし、ここまで性急で広範な対抗措置に走るのは冷静さを欠いている。過剰な反発はむしろ関係悪化の悪循環を招くだろう。日本政府はもっと適切な外交措置を熟考すべきである。

 日韓政府間ではこれまでも、歴史認識問題のために関係全体が滞る事態に陥った。

 だからこそ、歴史などの政治の問題と、経済や文化など他の分野の協力とは切り離して考えるべきだ――。そう訴えてきたのは、当の日本政府である。

 少女像問題をきっかけに経済協議や人的交流も凍結するというのでは、自らの主張と行動が反対になる。今後の対韓交渉で説得力を失うものだ。

 韓国はいま、朴槿恵(パククネ)大統領の進退で揺れている。日韓の応酬が続けば、次期大統領選にも影を落とす。これまで慰安婦問題に関心を示さなかった候補予定者らも対日強硬姿勢をとることが予想され、少女像問題の解決はさらに遠のく恐れがある。



 日韓合意は、元慰安婦らの心の傷をいかに癒やせるかを双方が考え、知恵を出し合った結果であり、いまの両政府の関係を発展させる出発点でもある。

 この合意を侵食するような行動は双方が慎むべきだ。

 両政府は合意の精神を着実に実践し、両国民の理解を深めるよう心を砕いてもらいたい。

http://www.asahi.com/articles/DA3S12736091.html?ref=editorial_backnumber



韓国側に大きな非があることを認めておきながら、日本政府のやり方にケチをつける。かといってどうすべきかという対案はまったく示さず、「熟慮しろ」「心を砕け」と曖昧な綺麗事ばかり。ほんと、役立たずですねえ。

>歴史などの政治の問題と、経済や文化など他の分野の協力とは切り離して考えるべきだ――。そう訴えてきたのは、当の日本政府である。

そりゃ、あの頃は韓国政府があらゆることに慰安婦問題をからめて日本との外交を拒否してましたからね。安倍政権としては、「対話のドアは開いている」のワンフレーズで門前払いを続けていてもよかったはずです。
けれど米国からの圧力とか安保政策とか、いろんな思惑から仕方なく譲歩したのがあの合意だったわけで。韓国側も日本の経済協力がほしいから合意に応じたくせに、みずからそれを踏みにじったのですから、こうなるのは自業自得。
ウィーン条約に抵触することを承知のうえで慰安婦像を黙認するのは、相手国の信頼を裏切る行為です。加害者である釜山市のイベントに、被害者である日本領事館がノコノコ出ていって愛想を振りまけるわけがありません。
スワップ協議の中止も領事館職員の交流ボイコットも、即効的な損害を与えるものではないんですから、韓国側は感謝すべきです。

>日韓の応酬が続けば、次期大統領選にも影を落とす。これまで慰安婦問題に関心を示さなかった候補予定者らも対日強硬姿勢をとることが予想され、少女像問題の解決はさらに遠のく恐れがある。

ハンギョレの「諸刃の剣だ!」と同じ理屈ですが、候補者のほとんどが対日強硬派であることを伏せて、ぬけぬけとこういうことを書くから朝日は信用を落とすのです。

韓国相手には、下手になだめすかすよりもガツンと抗議・報復したほうが良い結果を生むことは、今回の日本政府の措置を受けて韓国の保守系メディアが強硬主張を控えたのが何よりの証拠です。

中央日報なんか、1月4日には「釜山市は少女像を公共造形物に指定して日本の圧力から守れ!」なんて記者コラムを載せてたくせに、日本政府が対抗措置を発表したとたん「過去の清算も重要だが重要なのは国益だ」 と手のひらを返しました。こんな恥ずかしい真似をするメディアが大手を振ってのさばってる国って、救いようがありませんね。

オピニオンリーダーである新聞がこの有様なんですから、韓国世論は言わずもがな。本当に切羽詰まれば、手のひらを返す名分(=責任をなすりつける生贄)を勝手にでっちあげて、日本に擦り寄ってくるんじゃないですかね。

韓国政府が機能停止状態に陥っている以上、話し合いなんか何の役にも立ちません。日本は、これ以上「イアンフガー」を続けたら韓国にどんな実害が及ぶのかを、次期大統領候補たちに見せつけておくしかありません。

ムンジェイン氏やイジェミョン氏らは日本に決闘でもふっかけようかという鼻息ですが、彼らが心配すべきなのは「血糖」の方でしょう。
日本の左派メディアの優等生的な物言いは、ポピュリズムが進行する韓国を末期の糖尿病に誘う甘い罠です。反日で汚れきった血をどうやって透析すればいいのやら見当もつきません。
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ハンギョレの「合意固辞論」が陰険すぎて哀れなレベル

ハンギョレ新聞の東京特派員、キル・ユンヒョンという記者が、カッとなると見境がなくなる韓国人の典型ともいえるすばらしいコラムを書いてくれました。

2016.10.07 ハンギョレ日本語版
[特派員コラム] 12・28合意と決別しよう
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/25340.html

コラムの中でキル氏は、例の安倍首相の国会答弁をテレビで見ていて最初は言葉の意味が分からなかったこと、それが「毛頭=毛の先ほども」であることを教えられて「堪えきれない怒りとこの上ない無力感」に襲われたと述懐しています。
われわれ日本国民にとっては、「毛頭」という言葉に挑発的な意味はさほどありません。安倍首相の言い方も、べつに当該フレーズを厭味ったらしく強調したわけではありません。安倍さん自身、韓国世論がこれほど猛烈に反発するとは思っていなかったんじゃないでしょうか。

シンシアリー氏の解説によると、韓国では物事をキッパリ言い切るのは上の者(甲)が下の者(乙)に接するときの態度だそうで、つまり今回の韓国の火病ぶりは、日ごろから日本を下に見ていたことの証拠なのですね。

キル特派員によると、韓国社会では12・28合意について、「合意なんか破棄しろ」派と「あれこれ追加要求すればいい」派とに分かれて対立していたのだそうです。
…えっと。「合意をそのまま履行しよう」派はゼロだったという理解でいいんですかね?

分かってたつもりではいましたけど、韓国の皆さんってほんと、社会性に欠けた人たちなんですね。「最終的かつ不可逆的に解決」との文言がある以上、合意にないことを追加要求してしまえば、その時点で合意違反のそしりを受けても仕方ないでしょうに。

ウリナラは日本よりも上の存在だから、いくらでも追加要求していい。
それなのに日本は下の分際で、ウリナラの要求をキッパリと断りやがった。
せめて断るにしても、下相応の口の利き方ってものがあるだろう。
無礼千万なチョッパリめ、いったいどうしてくれようか。

…というのが、キル記者の「堪えきれない怒りとこの上ない無力感」の中身でしょう。
これ、純粋な民族差別ですよね。
日本が戦犯国家だからとか、日本は過去を真摯に反省していないからとかいう理由で正当化できるものではありません。

合意に不満なら、日本に謝罪して10億円を返還するのが道理というものでしょう。
でも、キル特派員が提言する「決別」方法はまったく違うんですね。

 これからどうすべきか。第3の道を提案してみる。名付けて「合意固辞論」である。

 韓国政府は、日本側に傾いた12・28合意という不利な戦場から組織的に退却すべきだ。この合意を何とか正当化しようとする痛ましい努力はやめてほしい

 まず、「和解・癒やし財団」は日本政府から受け取った10億円の執行を停止し、状況を静観しなければならない。さらに、日本政府の関心事である少女像の問題について、もう少し原則的な立場を明らかにする必要がある。韓国は過去の合意で「少女像について関連団体との協議などを通じて、適切に解決されるよう努力する」としただけで、移転そのものを約束したことはない。安倍首相の言葉をそのまま返すと、少女像の移転は「(合意)内容の外」である。

 政府は合意で「国際社会において、この問題について互いに批判・非難することは控える」と約束した。この約束は、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)などの民間団体が女性の普遍的な人権懸案である慰安婦問題を解決しようとする国際的な努力まで拘束するものではない。政府は、民間団体の活動を今よりも積極的に支援する必要がある。慰安婦問題という歴史的な痛みを経験した韓国社会が、最終的に到達すべき目標が12・28合意でないなら、徐々に、しかし明確な方向性を持って、合意と決別していかなければならない。



彼の主張を整理すると、

1.日本政府から受け取った10億円の執行を停止する。
2.状況を静観する。
3.慰安婦像に対して原則的な立場を明らかにする。
4.政府が民間団体に出資して国際社内でも反日活動を強化する。

…「名付けて合意固辞論である(キリッ」とか「明確な方向性をもって決別せよ(ドヤッ」とか言ってますが、日本に10億円を突き返すわけではなく、正式に合意破棄を通達するわけでもない。慰安婦像の移転を断固拒否すると宣言するわけでもない。「もう少し原則的な立場」って、なんですかそりゃ(失笑。
要するに、日本との和解に向けた努力をのらりくらりとサボタージュし、裏から手を回して合意をなし崩し的に踏み倒そうってことですよね。うっわぁ、ヤクザ。陰険。かっこわるい。

そんな卑怯なマネが国際社会で通用すると思ってるんですかね。
…思ってるんでしょうね。いままで韓国がいくらゴネても日本は懐深く受け止めてくれましたもんね。それこそが韓国が上で日本が下である証拠だったわけですもんね。

でも、それがもう通用しないことは、他でもない安倍首相の「毛頭」発言がはっきりと示しているのです。さらに、首相の発言を日本の世論が受け入れています。質問をした民進党だって、べつに挺対協の肩を持ってるわけじゃない。あの河野洋平さんですら「もう少し言い方があっただろうに」とボヤいてるだけ。
日本の一部のサヨク団体は、安倍首相に手紙を書くよう要求する声明を出しましたが、それを報じるメディアの反応は韓国側すら冷ややかでした。

2016.09.29 ハンギョレ日本語版
日本の市民団体、「安倍首相は慰安婦被害者に謝罪の手紙を」
http://japan.hani.co.kr/arti/international/25273.html


28日「慰安婦問題解決の会」緊急記者会見 
被害者たちの本質的な要求との隔たりあり、根本的な解決策にはならず


(本文前略)
 しかし、被害者女性たちが12・28合意を拒否する理由が日本首相の手紙の有無ではないことを考えた時、彼らの運動には根本的な限界があると言わざるを得ない。
 
東京/キル・ユンヒョン特派員



オイッ! 貴様か、キル・ユンヒョン!
書いても無駄な手紙なら、安倍首相が拒絶するのは当たり前じゃないか!
無意味な手紙を要求し、それを拒否されたからといって逆上し、卑怯な手を使って約束を踏み倒そうとするあなたがたに、他人の「誠意」だの「真正性」だのを要求する資格があると思うのか!
…あると思ってるんでしょうね。韓国のみなさんは。永遠に日本は下だから。

でも実際は、左派の雄たるハンギョレすら「合意を堂々と破棄せよ」と言えなくなっている時点で、もう実質的に韓国の負けでしょう。
立場の上下ってのは、結局のところ力関係で決まるんですよ。国力とか経済力とか外交力とか。
朴槿恵政権は限界まで反日外交を繰り広げて挫折しました。米国の人権派大統領、国連の韓国人事務総長という「追い風」があったにもかかわらず。
韓国が勝てなかった理由は3つあります。

1.日本を挑発することはできても、強制する力がなかった。
2.韓国国内と国際社会とは、価値観の物差しが違った。
3.勝敗ラインの設定が無謀もしくは曖昧すぎた。

キル特派員は12・28合意を「最終的に到達すべき目標」とは認めないと言っていますが、では彼らの目標は何なのか。それは実現の見込みがあるのか。
合意に反対してる韓国人の中で、そのことをきちんとわきまえている人って、たぶん皆無なんじゃないですかね。
だから、周囲に不幸を撒き散らすことはできても、自分たちは満たされない。永遠に勝利を実感できないまま、腹一杯にどす黒い恨みばかりをつのらせる。
まさにヘル朝鮮。地獄ですね。

国家の威信をかけた戦いで勝てなかったのに、民間レベルの嫌がらせで日本政府を動かせるわけがありません。本当に日本政府を屈服させたければ、日本の国内世論を抱き込んで内部から突き動かすしかありませんが、キル記者の提言する戦略は余りに薄汚なすぎて、日本国民の嫌韓を助長することしかできません。
まして、国際社会を舞台に民間レベルでさらなる反日を展開するとなれば、あのフライブルク市への慰安婦像計画のように、泥沼の戦いになります。その場合、韓国側が先に合意を踏み倒したという事実は、かなりのハンデになるでしょう。
人を呪わば穴二つ。日本の非道徳性を訴えているつもりの行動が、韓国人の陰湿さ、無責任さ、幼稚さをみずから世界に知らしめることになるのです。

・・・などと願望まじりの将来展望をしてみましたが、どうなることやら。
最後に、朝鮮日報のコラムを引用しておきます。

2016/10/06 朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/06/2016100601120_2.html

【コラム】韓国唯一のノーベル賞が平和賞なのは偶然ではない

(前略)

 100年余り前、西洋の宣教師が撮影した韓国の姿は乳をあらわにした女性たち、数カ月は水浴びしていないであろう子どもたち、ふん尿だらけの光化門通りだった。それに比べれば現在の韓日の差は縮まった。それでも格差は存在する。韓国が気付かないだけだ。韓国人は「世界で唯一日本を見下す韓国人」という言葉を聞くと悪い気はしない。そんな声に酔う人もいる。実はそこに「おかしな韓国人」という言葉の意味がひそんでいる。実際には日本を見下す国など世界に存在しないからだ。日本を見下すためには日本に対し無知でなければならない。ろくに知らずに大言壮語して虚勢を張る人だけが日本を見下すことができる。
(以下略)

楊相勲(ヤン・サンフン)論説主幹


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ダメ元おねだりで自縛自爆の韓国外交部がアホすぎる

やっぱり韓国政府ってアホだったんだなあと思いました。
韓国外交部が「安倍首相から元慰安婦に謝罪の手紙を出してほしい」と公言し、安倍首相が国会答弁で「そんなことは毛頭考えていない」とキッパリ断った件です。

2016年 10月 04日(火) 聯合ニュース

合意履行努力に冷や水 安倍首相の手紙拒否に困惑=韓国

【ソウル聯合ニュース】安倍晋三首相が3日の衆院予算委員会で、旧日本軍の慰安婦問題をめぐる昨年末の韓国との合意の追加措置として、慰安婦被害者への謝罪の手紙を求める声があることについて、「毛頭考えていない」と断固として拒否したことを受け、韓国政府は戸惑いを隠せずにいる。

韓国の外交部関係者は4日、「安倍首相の発言について、どのような立場を表明するか議論している」と伝えた。



国会中継を見る限り、安倍さんの「毛頭」発言のニュアンスは断固ッというよりサラリって印象でしたけど。
それにしても、韓国外交部は立場表明をどうするかいまごろ議論って…断られた場合のことを想定してなかったんですかね。
そもそも、安倍首相の「謝罪」をどういう形で表現するかは、昨年末の合意に至る協議の過程でガッツリ話し合われたはずです。日本政府が追加要求に応じる見込みがあるかどうか分かりそうなものですが。

日本政府としては、合意が結ばれた時点で慰安婦問題は解決し、10億円を支払った時点で義務は果たしてしまったのです。元慰安婦の一部がゴネ続けようがどうしようが、それは韓国の国内問題。わざわざ追加の手紙を書くメリットは何もありません。

そうした日本側の立場を理解できていなかったとしたら、韓国外交部の官僚・閣僚は外交官として落第ですね。外交のことよりも自分たちの努力を国内にアピールすることしか頭にない。だから結果を先読みできず、いざバッサリ断られてから慌てふためく。アホですね。

これほど無計画な韓国政府のことですから、もし日本が要求に応じた場合にはどうなっていたか。
アジア女性基金を蹴った挺対協が、二番煎じの手紙なんかで軟化するはずがありません。無理を言って安倍首相に手紙を書いてもらったのに説得できませんでした、じゃあ言い訳がききません。韓国政府のメンツは丸つぶれ、日韓関係は再び凍りつき、韓国の国際的な信用は地に落ちることでしょう。
……なんて考えるのは、日本人的思考でしょうね。

もし手紙が通用しなかったら追加の「誠意」を要求すればいいだけだし、たとえ元慰安婦を説得させられなくてもそれは戦犯国日本の誠意が足りないせいだからオレたち責任ないし、むしろあの厄介な合意を実質的に骨抜きにできたオレたちスゲー、国民の皆さん褒めて褒めて!
ってのが韓国政府の役人たちの思考回路でしょう。

 韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は先月29日の定例会見で、「慰安婦被害者の心の傷を癒やす追加的な、感性に訴える措置に期待している」と表明していた。

 だが、安倍首相がこうした要求を断固として拒否し、韓国政府は難しい立場に立たされた。安倍首相の発言を受け、合意に対する韓国内での世論がさらに悪化するとみられ、合意を受け止めるよう被害者を説得する作業もより難しくなった。

 また、韓国政府は北朝鮮の核実験に対応し、韓国と米国、日本3カ国の安全保障協力の強化に向け、日本との関係を改善する方向に方針を決めており、合意に含まれていないことを日本側に強く求めることも容易ではない状況だ。



「ダメモトでゴネてみる」っていう韓国式交渉術は、気弱な相手(=乙)なら存分に効果を発しますが、そうでない場合はどんどん自分たちの首を締めることになります。
韓国自身もそれを知っているからこそ、中国に向かって朝鮮戦争の責任を追及したりはしないわけで。
それだけ、日本はいまだに韓国からナメられているってことですね。

聯合ニュースの記事にはこんな文章が混ざっていました。

 日本首相の謝罪の手紙は合意に含まれていない。だが、合意当時、岸田文雄外相が発表した安倍首相の謝罪を手紙の形にするよう求める意見を激しい表現を使って拒否したのは、謝罪の真意を疑わざるを得ないとの見方が出ている。



安倍の態度が悪いからあの謝罪は謝罪とは呼べない、だから合意に違反しているのは日本の方だ! と言いたい気持ちがとてもよく伝わってきます。いやー、素晴らしく韓国的で、なんだかほっとしますね。
安倍首相が嫌々ながら謝罪した、その事実こそが日本政府の誠意であり、韓国が勝ち誇るべき戦利品だと何度言えばわかるのか。

さらに韓国の国連大使まで「慰安婦問題の国際的議論は終わっていない」などと妙なことを言い出しました。

2016年 10月 04日(火) 聯合ニュース

韓国国連大使 慰安婦問題合意も「国際的議論終わってない」

 国会外交統一委員会による国政監査が国連韓国政府代表部で行われ、野党議員が慰安婦問題をめぐる昨年12月の韓日政府の合意は被害者の立場が抜け落ちている誤った交渉だと指摘した。これに対し呉氏は、「われわれは韓日間の外交問題としてこの問題を解決し外交関係を正常化しよういう意図で合意したものと理解する」と答えた。

 その一方で、「昨年12月に合意したからといって、国連など国際舞台で議論が継続されることに直接影響を及ぼすものではない。国際問題、多国間の問題として、慰安婦問題、戦時中の女性への性暴力問題は終わっていない」と言及した。



確かに、国際舞台で非難し合わないという合意の対象は日韓両政府ですから、たとえば第三国や個人の報告者が国連人権理事会にこの問題を提起するのは別の問題、という主張は間違ってはいません。
でも、日韓関係を改善したいなら、そういう面倒ごとはできる限り起こさないように務めるのが節度ある外交というものです。
政府の一員である国連大使が「これからも慰安婦問題による日本包囲網は続くだろう」みたいな言い方をするのは、日本側の不信を招きますから日韓関係にマイナスですね。マイナスになってより多くの国益を損ねるのはどちらの国でしょうね。

日韓両政府の間で「解決」し、世界各国が「歓迎」した以上、わざわざ国際舞台で慰安婦問題を取り上げようとする国があるとは考えにくいのが幸いです。中国だって、韓国政府を釣れないのならこの問題に首を突っ込むメリットは薄いでしょうし。
 この国連大使さんは一般論で野党議員の追及をかわそうとしただけかもしれませんが、隣国との関係よりもその場しのぎを優先する態度は、謝罪手紙要求と通じるものがあります。

外交部の連中がこういうことをしているくせに、トップである尹炳世長官は韓日交流おまつりinソウルで「韓日は友情と信頼を発展させるべき」とか白々しいスピーチをしているようです。

2016年10月03日
中央日報日本語版
http://japanese.joins.com/article/327/221327.html
尹炳世外交部長官「韓日、友情と信頼を発展させるべき」

どういうコリア語が「信頼」と訳されているのか知りませんが、もしかしたら日本のそれとは微妙にニュアンスが異なるのかもしれませんね。

日本としては、韓国の誠意なんかに期待することなく、相手が合意に反するようなマネをしたら迅速に制裁措置を取れるように準備しておくことこそ、円滑な日韓関係の実現につながるんじゃないかと思います。
ていうか、慰安婦像撤去のために今からどんどん圧力をかけてほしいところですね。次期大統領が怖気づくくらいに。

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政府間合意が日本人に与える「戦う勇気」

 今では朝鮮日報の論説委員の椅子に収まっている鮮于鉦氏が書いた「【コラム】日本政府の拠出金10億円は恥ずかしいカネなのか」(朝鮮日報日本語版9月17日)。

要旨は
「元慰安婦の中には日本からの金を受け取って和解に応じたいと考えている人もいるはず。あの金が法的賠償でないという理由で『恥ずかしい金』と決めつけることは、そうした彼女らを傷つけるものだ」
というもの。
 珍しく、最近の韓国メディアがほとんど【無かったこと】扱いしているアジア女性基金について触れていました。

 日本が20年前に「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」を設立し、元慰安婦に「償い金」を支払った時もそうだった。当時、元慰安婦支援団体を率いていた数人はこの資金を「人間の尊厳と名誉を再び毀損(きそん)するだろう」と言った。政府に登録された元慰安婦238人のうち61人が金を受け取った。61人は金を受け取ったことにより、自ら人間の尊厳と名誉を再び毀損したのだろうか。韓国社会の厳しい批判のせいで心に傷を負い、社会から疎外され、静かに息を引き取った元慰安婦たちは少なくない。



20年前のアジア女性基金にも日本国民の真心が込められていた。そうでなければ、あれだけ多くの人々が募金に協力することはなかっただろう。彼らの募金はほぼ同時期、韓国で集まった元慰安婦への募金の数倍に達した。この時日本国民が基金側に金と一緒に送った謝罪の手紙は今でもインターネット上で見ることができる。それに対して「人間の尊厳と名誉を毀損するもの」と言われては、その善意の人々も傷付くのではないだろうか。



 「その善意の人々も傷付くのではないだろうか」
 この文はちょっとおかしいのではないでしょうか。アジア女性基金を韓国側が「汚い金」と呼んで踏みにじったのはもう20年も前のこと。すでに基金は終了しています。なぜ鮮于鉦氏は過去形で語らないのでしょうか。
「我々はかつて日本の善意の人々を傷つけた。同じことを繰り返してはいけない」
と。
 …書きたくないし、書けないんでしょうねえ。日本人を傷つけたことを認めるのは被害者様としてのプライドが許さないし、一度でも認めれば「乙」の立場に転落して日本から永遠に謝罪を要求されかねませんからね。
 でも、アジア女性基金の失敗が日本に大きなトラウマを残したことは事実。基金の主要スタッフの中にも、当時の韓国の頑なな態度を痛烈に批判する人が少なくありません(下村満子氏など)。

 一部メディアの報道によれば、和解・癒やし財団の内部では「安倍首相に謝罪の手紙を書いてもらってはどうか」という議論が出ているとのこと。

中央日報日本語版9月21日
韓国外交部「慰安婦財団で日本首相の書簡など追加措置を議論」



 これは明らかにアジア女性基金の焼き直しを狙ったものでしょう。財団側は「前回書いたんだから今回も書けないはずはない」と気やすく日本に要求するつもりでしょうが、こういうことをやればやるほど、日本側から
「アジア女性基金と同じことをやれというのなら、どうしてあのとき受け入れなかったんだ」
「政府間合意になかったことを要求するのなら、合意に含まれている慰安婦像の件で誠意くらい見せてみろ」
 と突っ込まれるのは目に見えているでしょうに。

 もし日本政府が財団の要求を受け入れれば、韓国は手紙の内容に口を出したり文句をつけたりしてくるのは火を見るよりも明らか。故加藤紘一氏みたいなハト派がのさばっていた20年前ならいざしらず、今の安倍政権がこんなことに応じるわけがありません。ありませんよね…!?
 韓国側に理性があれば、こんな内輪の議論を公表すること自体、相手国に不信感を抱かせ自分たちの立場を悪くしかねない考えるものですが、そこは韓国。意外とあっさり10億円を振り込んでもらえたから調子づいて、さらに有利な交渉ができないかモーションをかけてきたのでしょう。そんなの、安倍政権に通用するはずがないじゃないですか。はずがないですよね…!?

 韓国人って、慰安婦問題を安易に考え過ぎなんですよね。
 知日派(≠親日派)であるはずの鮮于鉦氏も、このコラムでこんなことを書いています。

個人の賠償権は誰も無効にできない。元慰安婦支援団体は韓国をはじめとする世界各国の法廷で賠償努力を続ければいい。「最終的かつ不可逆的解決」という約束は当然、政府だけを縛るものだ。10億円は「少女像」撤去の代償なのだろうか。そうならば、日本政府は少女像がまだ設置されている今の時点で送金しなかっただろう。



 あの合意に拘束されるのは政府だけだから、民間はこれまでどおり世界中でイアンフガーを叫び続けていればいい、という理屈です。
 確かに、合意を文面通りに読めばそうでしょう。でもあの合意の一番の目的は、日韓関係を改善することにありました。韓国側は、これ以上日本との関係が悪化すれば自分たちの国益を損うと踏んだからこそ、国内からの猛烈な反発を覚悟の上で合意に応じたはずです。
 一方、日本にしてみれば、像の移転を待たずに10億円を拠出したのは、国内のサヨク野党の批判を封じ、韓国の逃げ道を断つのが目的。「われわれは合意を履行した。おまえたちはいつになったら誠意を見せるのか」と、像の移転が実現するまでネチネチ圧力をかけるためです。たぶん。

 もし鮮于鉦氏が日韓関係の改善を願う立場ならば、民間レベルの反日だって容認すべきではありません。日本人は体面を気にする国民性ですから、国際的な場で恥をかかされるのを何より嫌います。これまで長いこと韓国に甘い顔をしてきたのは、お人好しな民族性だけでなく、ソトヅラを気にしてきたからという理由が大です。
 昨年の政府間合意を不満に思う人たちは、日本国内にも少なくありません。鮮于鉦氏もこのコラムの中で「10億円が恥辱的だという彼らの主張は、この金を支払うようにさせた日本側の加害者に当てはまる話だ。」と書いています。
 10億円を払わされたうえ未来永劫まで世界各国の法廷で訴えられ続ける日本国民の気持ちを、鮮于鉦氏は想像できないんでしょうか。これ以上の嫌韓リバウンドが日本を覆ったら、政治、経済、安全保障などさまざまな面で韓国の国益がどれほど損なわれるのかを想像できないんでしょうか。
 韓国の人たちって、ほんと「思いやり」がありませんね。いや、べつに日本人に同情しろとか寛大になれとか言うわけじゃなく、相手の感情や思考を推察してもっとクレバーに振る舞えないのかってことです。

 …それとも、日本は甘ちゃんだから、どんなに挑発しても大した反撃はしてこないと見くびってるんでしょうかね。
 彼らにしてみれば、被害者であるワレワレがなぜ加害者のことを慮らねばならんのだ、日本の嫌韓でウリナラが不利益を被ったなら、もっと大きな声でニホンガーを叫べばいいだけだ、くらいの意識なのかもしれません。

 実際、最近の韓国では、民間団体だけでなく地方自治体も暴走ぎみです。
 京畿道水原市は、ドイツのフライブルク市と2015年に姉妹都市提携を行ったのをよいことに、フライブルクのど真ん中に慰安婦像を建てようと画策しました。

9月06日中央日報
「慰安婦少女像、欧州で初めてドイツに設置」



これに対し、水原市と姉妹都市関係にある日本の福井市が「それマジか。本当だったら市長訪問取りやめるぞ」と騒ぎ出しました。

9月8日福井新聞
「福井市長の韓国水原市訪問中止も 独への慰安婦像設置報道で真意確認へ」



 同時にフライブルク市に対しては、1989年から姉妹都市提携している愛媛県松山市が
「それをやられちゃうとこれから仲良くできなくなるから、考え直してくれない?」と要望。

9月16日産経ニュース
「ドイツの慰安婦像計画、松山市が懸念伝達 姉妹都市交流に影響も」



 結果、フライブルクは像の設置を取りやめ、それを通知された水原がフライブルクに対して遺憾を表明し、さらに松山に抗議するとのこと。

9月21日産経ニュース
独フライブルク市への慰安婦像設置断念 韓国水原市が発表 日本側が「圧力」と批判



 こんな険悪な雰囲気では、福井市長の水原訪問も難しいかもしれませんね。
 韓国の一市長の安易な思いつきが、ドイツと日本の自治体を巻き込んだぐっちゃぐちゃの「姉妹都市戦争」に発展しようとしているわけです。
 国家間の揉め事ならプロの外交官や政治家に任せておけばいいですが、自治体レベルの不和は市民感情に直結します。
 日本のサヨクは特亜に対していつも「政治レベルではぎくしゃくしていても、民間レベルでこつこつと友好関係を深めていけばいつかきっと分かり合えるはず♪」などと言っていますが、いま韓国側がやろうとしているのはまさにその暗黒版。民間レベル、草の根レベルでコツコツと日本にダメージを与えようとしているのです。
 まさに「邪悪」って言葉がふさわしいですね。
 邪悪な韓国の民間(非政府)勢力を、日本人はどうやって国際社会から排除していけばいいのでしょうか。
 善良であるわれわれが手にできる武器は、「事実」と「誠意」の二つだけ。その「誠意」を具体的に象徴するものが、昨年末の政府間合意です。アジア女性基金は国連人権委員会などに「不十分」のレッテルを張られましたが、今回は当事者である韓国政府が納得づくなのですから、国際社会が口出しする余地はありません。
 日本人は昨年までよりずっと、自分たちの立場の主張をしやすくなったのです。

 朝鮮半島で日本軍が女性たちを組織的に強制連行した事実はなく、しかしながら女性たちが辛い目にあった点については、日本は道義的見地から何度も公式に謝罪している。さらに昨年は政府間で「不可逆的に解決」し、合意に基づいて一人あたり1000万円近くも拠出した。しかもこれは20年前に行われた基金の事実上の再実施である。このように日本は重ねて誠意を示しているにもかかわらず、韓国人はいまだ日本大使館の前に不法に設置した像を手がかりに過度な抗議を続けており、それを貴国に輸出して「従軍慰安婦はホロコースト犠牲者と同じ」と主張しようとしている――。
 こういうふうに理詰めで説明すれば、フライブルク市長がまともな人なら納得してくれるのは当然でしょうね。

 フライブルクにしてみれば、つい昨年に姉妹提携したばかりの水原が、四半世紀以上におよぶ松山との友好関係をぶち壊しかけたのですから迷惑な話。さらにこの件で水原から遺憾表明されたうえ、松山まで水原に因縁をつけられるとあっては、フライブルクの顔は泥の二度塗りになるでしょう。水原市がこれ以上騒げば、フライブルク市と福井市の双方から姉妹都市関係の解消をつきつけられることになってもおかしくありません。

 10億円はもらっとけ、海外での反日活動はもっとやれ。
 韓国の最有力紙の論説委員様がそうけしかければ、今回みたいな騒動が世界各地で繰り返されるようになるでしょう。
 韓国が草の根レベルで反日を続ければ、日本の嫌韓も社会にますます根を広げ、さらなる力を持つようになります。事なかれ主義に傾きがちな日本の地方自治体が、今回ばかりは波風が立つのを覚悟で声を上げるようになったのはその表れでしょう。
 自治体の勇気を後押ししたのは、まぎれもなく政府間合意という大義名分の存在です。そして松山市、福井市の行動と成功は、われわれに勇気を与えてくれました。いいですねえ、この勇気の好循環。

 こうして考えていくと、「慰安婦支援団体は世界じゅうの法廷で自由に訴訟を起こせばいい」という、一見無責任なように見える鮮于鉦の発言は、もしかしたら彼なりの自嘲なのかもしれません。
 このコラムで彼は、あのキム・ヒョンジン弁護士がカリフォルニアで起こした訴訟があえなく失敗した件について触れています。

勝算がなかった米国での訴訟は、韓国側弁護士の怠慢で棄却された。そのあきれて物が言えないような出来事の経緯が先月10日、金徳翰(キム・ドクハン)本紙ニューヨーク特派員のコラムに書かれている。



コラムというのは→これですね。 (朝鮮日報コリア語版)

 訴訟を先導したキム・ヒョンジン弁護士は日本の企業だけでなく我が国の天皇陛下まで告発し、「原告を1万人集める」と豪語。クラウドファンディングで1千万円以上もの資金を集めることに成功したものの、実際は法廷にろくな証拠も提出せず、どうやら訴訟の目的は母国で国会議員になるための売名だったらしいというオチでした(しかも議員候補にすらなれず)。→関連過去記事
 韓国人のみなさんがこれと同じことを世界中で始めたら…すごくウザいモグラ叩きゲームになりますね。でも、日本側がきちんと反論すれば、世界中で韓国の評価を落とす絶好の機会になるはずです。

 もし日韓合意に批判的な人物が韓国の次期大統領になっても、日本は「合意を破られたらどうしよう」とおびえる必要はありません。むしろ「合意を破ったらどんな制裁をくれてやろうか」と手ぐすねひいていればいいのです。先方が本当に合意を破棄すれば、日本は韓国に「約束を守れない非常識国家」の烙印を押す権利を獲得するわけですから、甲の立場から乙をネチネチといたぶってやればいいのです。

 実際にどんな制裁が可能なのかはけっこう悩ましい問題ですけど、通貨スワップの交渉打ち切りとか竹島問題の国際裁判所への提訴とか、韓国大使館に対馬の仏像のレプリカを建てるとか、嫌がらせの手段はいくらでもあります。でもまあ、とりあえずはビール、じゃなくて謝罪要求から始めましょうか。

 韓国はアジア女性基金と政府間合意の2度にわたって我が国の誠意を踏みにじり、いまだに世界中で日本人の尊厳と名誉を傷つけている。これはあきらかに民族差別であり、断固として許されるべきでない。韓国はこのことを真摯に反省し、誠意をもって謝罪せよ!

 みなさん、大きな声を出せるように今のうちから喉を鍛えておいてください。

 追記で、当該コラムを全文引用しておきます。

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テーマ : 従軍慰安婦性奴隷制問題
ジャンル : 政治・経済

朝鮮日報「日本のアラを探せば約束なんか余裕で破れる!」

朝鮮日報日本語版 2015/12/31
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/12/31/2015123100773.html

【社説】慰安婦合意、日本政府内から問題発言あれば破棄せよ


 たとえば日本の産経新聞の報道によると、安倍首相は合意が行われた翌日の29日「韓国の外相がテレビカメラの前で不可逆的という言葉を口にした」と前置きした上で「ここまで発言した以上、もし約束を破れば韓国は国際社会の一員ではなくなるだろう」という趣旨の発言を行った。また朝日新聞は30日付で、日本大使館前に設置されている少女像の移転問題と関連して「日本政府は慰安婦支援財団に10億円を拠出する前提条件と考えている」などと報じた。安倍首相が本当にそのような発言を行い、また日本政府が本当にそのように考えているのであれば、今回の合意は最初から崩壊しているのと同じだ。


 安倍首相はすでに合意発表の中で、韓国側が求めていた「政府の責任」と「軍の関与」を認め「心からのおわび」を表明しました。岸田外相が文言を読み落としたりしていない以上、この件に関しては日本側の履行義務が着実にそして不可逆的に実施されたのです。
 政府関係者の発言内容が慰安婦問題に関する韓国政府への非難・批判でない限り、合意が破られたことにはなりません。

 約束を破った側はその時点で「道徳的に劣等」という認定が下されるのですから、国際社会でノケモノにされるのはアタリマエ。
 「極右のアベ」がこれだけの誠意を見せたのですから、韓国側も国際法違反状態を解消させて誠意を見せるのはアタリマエ。

 これまでに何度も行われてきた局長級協議では、おそらくもっとシビアな応酬が繰り広げられていたことでしょう。
 日本の政府関係者はこれまでの熾烈なバトルを踏まえたうえで、のちのちの影響も考えながら発言しているのです。それに過剰反応してメリットがあるのかどうか、韓国政府はよく分かっているはずですよ。
 


 日本側にも国内の政治的な事情があったはずだ。合意内容には「日本政府として責任を痛感」「謝罪と反省の表明」といった文言が入っているが、これらに対する日本国内の反発を安倍政権は抑えなければならない。しかし現在、日本国内の反発世論や報道内容は想定されたレベルをはるかに超えている。


 なにをおっしゃるやら。野党が「オレたちが政権とったら絶対無効にしてやる!」と叫んだり、日本大使館に暴徒が乱入して逮捕者が出るほどのお祭り騒ぎになっている韓国と比べれば、日本なんて静かなもんですよ。わかってるくせに。どうにかして「日本だって反対派が騒いでる! だから合意が破談した場合は日本も悪い!」って方に持って行きたい下心がミエミエ。
 えーと、水曜集会に集まった反対派の数は700人でしたっけ? もし東京の韓国大使館に同じ人数の日本のウヨクが集結して猛抗議し、世論調査で「合意反対」と答える日本国民の割合が66%に達したら、韓国メディアはどう報じるんでしょうね?
 いい加減、反対運動を沈静化させないと、本当に合意が決裂して韓国は孤立しますよ。保守派メディアは政権を助けてあげなさいよ。

今回の合意は、一つの些細な問題で前提条件そのものが崩壊しかねないほど非常にデリケートなものだ。また政府次元で合意に至ったからといって、それだけで全てが終わるような問題でもない。

韓国政府は今からでも今回の合意内容の全てを国民に説明し、国民の判断を仰がなければならない。そして、万一安倍首相や日本政府関係者から合意の精神を傷つける発言が出た場合は、合意そのものを破棄するとの立場を明確にしておくべきだ。


 国民の判断って、国民投票でもやるんですかね。それで合意破棄が決まったら誰がその尻をぬぐうんだろ。
 合意破棄に関して、日本側には何の落ち度もありませんからね。朴槿恵大統領は安倍首相に謝罪し、米国に謝罪し、全世界の国に向かって「せっかくいただいた祝福を踏みにじって申し訳ありませんでした!」って土下座するんですかね。
 韓国の「道徳性」は地に落ちます。まさに北朝鮮並みに。

 今回の合意は、我慢できずに破棄を通告した方が負けるチキンレースなんですよ。
 日本側は合意文が発表された時点で、首相のおわびという最大の難関を乗り越えてしまいました。
 国民の説得という超難関をクリアしなければならない朴政権はハードですが、いままで慰安婦問題を日本叩きの「てこ」にしてきた報いなのですから、自業自得。

 いま、複数の周辺国から「韓国にああやったんならうちらにも」と声がかかってきていますが、おそらく日本政府は韓国との合意に準じて機械的に処理するんでしょう。最終解決であることを各政府にも認めさせた上で。
 合意文に「不可逆的」という言葉を入れるかどうかは、相手の顔を見ながら決めるのかなw

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