韓国とサヨクは嫌韓ブームの後に気をつけろ

 10月26日の信濃毎日新聞社説は、「読書週間に 出版人の気概に期待」というタイトルが振られていました。時節柄、嫌韓本の話題が出てるかなと期待を込めて読み始めたら、そのとおりだったのでちょっと嬉しかったです。

 嫌中嫌韓本関係の記述は全体の3分の1程度ですが、該当部分を以下に引用します。

ここ1、2年、書店をのぞいて気づくことがある。中国、韓国を批判的に論じる本が絶え間なく出版され、目立つ場所に置かれていることだ。いわゆる「嫌中嫌韓」本である。ベストセラーにもしばしば登場する。
 週刊誌、月刊誌の見出しには反中、反韓感情をあおり立てる文字が踊る。ヘイトスピーチ(憎悪表現)が本の形をとって登場してるかの印象を受ける。
 東京の出版社に勤める岩下結さん=佐久市出身=はそうした動きに心を痛め、仲間と「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会」を立ち上げた。集会や勉強会を開いている。
 出版不況は嫌中嫌韓本が増える背景にもなっている、と岩下さんはみる。「いい本を作る意識は薄れ、出せば売れる本に安易に頼るようになった」というのだ。
 岩下さんのグループは今、勉強会の内容をまとめた本「NOヘイト!出版の製造者責任を考える」の準備を進めている。今月末には店頭に並ぶ予定という。
 出版の志をつないでいこうとする出版人の動きがある。心強い。大きな流れになってほしい。


 「出せば売れる本に安易に頼るな」。そのセリフ、消費者が言うのならいいですけど、業界人が言うと負け惜しみにしか聞こえませんね・・・。まあ、便乗本ばっかりじゃ飽き飽きですから、あえて逆張りする動きは歓迎しますけれど。

 たしかにいまの嫌韓本はどれもタイトルが過激ですよね。数年前まで韓国のことを批判することがタブーだったことを思えば衝撃的です。
 嫌韓本が幅を利かせていることを憂慮するサヨク側や韓国側の声は多いですが、ほとんどはタイトルのショッキングさをあげつらうか、「歴史修正主義だ」「他者を攻撃して満足しているのだ」と決めつけるばかりで(たとえばココ)、中身に対する具体的なツッコミがちっともないのが残念です。

 あと、よく聞くのが「日本の書店には嫌韓嫌中本があふれているけれど、韓国や中国の書店には反日本はほとんどない」という指摘。

 中国の書店については中島恵氏のレポート
「どこが反日? 上海の大型書店には日本の本が平積みされていた」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakajimakei/20140310-00033411/
 がありますし、韓国の書店の状況に関しては件の岩下さん自身が朝鮮日報のインタビューに答えています。
 元記事は朝鮮日報日本語版 2014/10/06
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/06/2014100601454.html
ですが、厳選!韓国情報http://gensen2ch.com/archives/14415334.html
とかで読めます。
 ただ、なぜ中韓で反日本が売られてないかといえば、かの国々は世論や教育そのものが反日だから商品になりえない、という指摘で終わってしまうような気はします。

 ぎゃくに日本では、最近まで「おとなりの国」をおおっぴらに批判することがタブー視されてきたからこそ、事実上解禁されたいまになって嫌韓嫌中ブームが起きていると解釈するのが自然だと思います。それまでの中韓批判タブーがほとんど思想弾圧に近いものだったことは確かですし、それに加担していたのがサヨクや在日の皆さんであることも確かでしょう。本の中身を議論することもなく、タイトルが過激であるという理由だけで出版物を排外しようとする人たちは、その残党みたいなものでしょう。
 信濃毎日新聞もねえ。社説で岩下さんの言葉を借りて嫌韓嫌中本をdisるよりも、日曜日の「読書」欄で嫌韓嫌中本特集でもやればいいじゃないですか。それらの本は程度が低く間違いが多いと言うのなら、どこがどう間違っているかをケチョンケチョンに指摘してやればいいのです。
 そういう議論があって初めて、相互理解ってものが成立すると思うんですが。

 いわゆる嫌韓本の中身まで踏み込んだ批判をしているのは、わたしが軽く検索した限りではリテラのエンジョウトオル氏くらいですね。

もはやヘイトスピーチ? 嫌韓本トンデモ発言ランキング(前編)
http://lite-ra.com/2014/08/post-338.html

悪寒、吐き気、耳を塞ぎたくなる! 嫌韓本トンデモランキング(後編)
http://lite-ra.com/2014/08/post-342.html

 わざとらしい煽り文句は嫌韓本へのカウンターのつもりか、それとも元からの芸風なのか。
 この記事では、エンジョウ氏が嫌韓本37冊の中から発掘したという「トンデモ発言」のベストテンを紹介しています。

第10位  竹田恒泰「私は李明博(り あきひろ)と呼びますが」
エンジョウ氏のツッコミ「在日の日本名を使って笑いを取ろうとするなんて居酒屋の酔っぱらいサラリーマンと変わりない」

第9位  室谷克実「沖縄の気質は、韓国に似ている」
エンジョウ氏「沖縄の人たちが聞いたら怒りに震えそうな発言」

第8位  呉善花「韓国人は、(中略)目に見えない所では平然と誤魔化しをやって当たり前だと思っています」
エンジョウ氏「南米の話題のときには『日本人は南米に比べてマリーシア(ずる賢さ)が足りない』などと言っておりダブルスタンダード。保守オヤジに媚びやがって」

第7位  倉山満「大震災で家を焼かれたときに敵国のスパイの手先が暴れ回るとして、冷静になれと言うほうがおかしい」
エンジョウ氏「倉山氏はコミンテルン陰謀論者」

第6位 宮脇淳子「一応このウィキぺディアの『金日成』も使って話していこうと思います」
エンジョウ氏「『書式のある2ちゃんねる』ともいわれるサイトを引用するなんて、それでも歴史学者か」

第5位 テキサス親父「そんな女と“行為”をする場合は、紙袋をかぶせなきゃならないなっていうジョークを、実際に『慰安婦像』を使ってやるってんだぜ」
エンジョウ氏「ジョークにすらなっていない、ただのあからさまな性差別」

第4位  百田尚樹「中国だったらとっくに縛り首です」
エンジョウ氏「それが百田センセイの本心だろう。全体主義者め」

第3位 豊田有恒「(韓国は)ほぼ2000年のあいだに960回も異民族の侵入を受けている」
エンジョウ氏「出典があいまい」

第2位  室谷克実「大型フェリーが沈没する確率はどれほどか。そこに乗っていたのが、有名な反日高校の生徒たちだったことは、あまりにも偶然すぎる」
エンジョウ氏「反日だから事故にあったと言いたいのか?」

第1位  竹田恒泰「日本人はもっと韓国に無関心にならなくてはいけません」
エンジョウ氏「だったらどうしてこんな本を出したんだ」


 んー、「意地でも嫌韓本を否定してやる!」というエンジョウ氏の熱意と使命感はひしひしと伝わってきますが、えげつないタイトルの嫌韓本37冊から厳選したという割にはどれもインパクトが弱いですねえ。瑣末的な表現に文句をつけているばかりで、事実関係についての指摘がほとんどありません。これじゃあ、嫌韓本は題名こそ過激ながら中身はけっこうマトモであるということを証明してるようなものですが。

 エンジョウ氏の記事のラストを引用。

出版社や執筆者は商売でも、読者は確実に本気になっている。嫌韓本によって自らのグロテスクな差別感情を正当化し、中韓との戦争を本気で求め始めている。ネタやエンタテインメントがコントロールのきかない熱狂を生み出す可能性だって十分あり得るのだ。そのことに気づかずノーテンキに差別発言を垂れ流している嫌韓本の執筆者や出版社こそ、「戦後民主主義ボケ」「平和ボケ」の典型だと思うのだが……。


 どうなんでしょうねえ。特亜メディアの記事なんか見ていると、自己のグロテスクな差別感情を正当化し、日本との戦争を求めているのはあちらの国々のように思えて仕方ありませんけれども。お互い戦争をしたがっているのなら、それはある意味バランスがとれた関係と言えるんじゃないでしょうか。油断してたら一方的に攻めこまれた、なんてのよりずっとマシです。
 このブログで何度も言っていますが、嫌韓嫌中になりたければ、わざわざお金を払って嫌韓本を買うよりも、朝鮮日報中央日報中国網のサイトを見てれば十分だと思うんですよね。

 「日本人はもっと韓国に無関心になれ」。この竹田氏の発言をあざ笑うエンジョウ氏は、はっきりいって考えが浅いと思います。
 たとえばお医者さんたちは、世の中から病をなくすために仕事をして収入を得ています。地球上から病が無くなったらおまんまの食い上げになるはずですが、その「矛盾」をあざ笑う人はいません。
 嫌中嫌韓本の著者たちも同じでしょう。日本人のすべてが韓国や中国に警戒心を持つようになれば、その手の本は商品価値を失います。中韓で反日本が売れないのと同じことです。
 でも、それこそが著者たちの本懐じゃないでしょうか。
 ほんの2年前のわたしは、特亜に知識も関心もないまま「相手が土下座しろって言うんなら土下座すりゃいーじゃん。べつに減るもんでなし、それで丸く納まるんだからさあ」という脳天気なリベラル派でした。嫌中嫌韓本の著者たちは、そんな人びとにショック療法をしてやろうという、医師的使命感を持った人たちなのだと思います。
 余計なお世話だ! という反発もあるかもしれませんが、その点はウヨクもサヨクもお互い様ですから、結局はどちらの主張に魅力と説得力があるかの問題です。

 いまの嫌韓ブームは所詮ブームです。中韓がとんでもない行動を起こさない限り、どうせ数年でブームは過ぎ去ります。
 でも、その後に来るのはなんでしょうか? 反動としての好韓ブームならケッコウなことですが、その見込みは薄いでしょう。嫌韓は日本人にとって「常識」となり、韓国が何を言おうとどうなろうと、日本の国益を損ねない限り一切興味を示さない「無韓心」時代が到来するんじゃないでしょうか。それはおそらく韓国にとっていまの嫌韓時代よりも屈辱でしょう。

 わたしの目からは、隣国に対して思ったことを素直に言える現在の社会が、とても健全なものに見えます。互いの言い分をとことん戦わせてスッキリした方が後々ラクじゃないですか。
 こういう点について、岩下さんたちがどこまで考えているのか、『NO Hate』なる親韓本もとい新刊本にきちんと書かれていればいいのですが。
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テーマ : サヨク・在日・プロ市民
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人権も言論の自由も相手の自尊心を攻撃する道具としか思っていない朝鮮日報

 ネトウヨ界の新聞ランキングでは「やればできる子」としてわが信濃毎日新聞よりもずっと上位に置かれていた朝鮮日報ですが、最近はすっかり「韓国らしい」記事が増えました。 

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/24/2014102401361.html

【コラム】韓国を「人権後進国」と批判する日本の極右へ
天皇の「韓国との血縁」発言、沈黙で一貫した日本のマスコミ
朝日新聞を「売国奴」と罵倒、安倍首相までもが露骨に批判
慰安婦への冒涜、人種差別デモ…日本は人権先進国といえるのか

【以下要約】

・2001年、天皇が記者会見で「桓武天皇の生母が百済の王の子孫であると『続日本紀』に記されていることに、韓国とのゆかりを感じている」と発言した。一面トップで扱われるべきニュースなのに、日本の新聞はほとんど報じなかった。日本の皇室に韓国系の血が混じっていることをタブー視する「沈黙の談合」に唖然とした。
・韓国検察が産経新聞の前ソウル支局長を起訴したのは、得るものよりも失うものが多い悪手だった。反発する日本のマスコミの立場も理解できる。
・だがこれにかこつけて韓国を「人権後進国」であるかのように言い立てて我々の自尊心を傷つけるのは我慢ならない。
・韓国では人権と言論の自由が不十分だとしても、日本に手ほどきを受けるいわれはない。日本は一流の先進国だが、言論の自由と人権の分野ではそうとはいいがたい。
・今の日本では、ほんの一部の報道が誤報だったというだけで朝日新聞が「集団いじめ」にあっている。安倍首相みずからいじめに加担するような発言をしている。
・元慰安婦たちを「売春婦」扱いし、東京都心で嫌韓デモを行って在日韓国人を口汚くののしるような日本の極右に、韓国の人権をあれこれ言う資格があるだろうか。


【以下引用】

 日本が自国民の刑事事件に問題を提起するのは当然のことだ。だが、個々の事件にかこつけて韓国そのものを罵倒するなら、私たちの自尊心が黙っていられなくなる。他国の人権や言論の自由をあれこれ言うつもりなら、まずは自分たちの慰安婦への冒涜と人種差別デモを解決してほしい。


 このコラムについてのツッコミは、もう他の有名ブログでやり尽くされている感があります。

みずきの女子知韓宣言http://oboega-01.blog.jp/archives/1012334036.html#more

 最初のころは大統領の名誉毀損を問題にしていたのに、いつのまにか日本が人権問題を論じること自体を否定するようになりましたね。「自尊心が傷つけられた!」と訴えれば言論抑圧を正当化できると思ってる、その浅はかさが「人権後進国」と呼ばれる原因なんですけど。 このコラムを書いた朴正薫デジタル担当副局長様は、自分の文章を国連人権理事会で読み上げる勇気がありますか?

 自尊心がそんなに大切なら、朝鮮日報は記事のネット配信を停止したほうがいいと思います。韓国の国政と国民性のダメっぷりが、日々の報道を通じて世界中にだだ漏れしてるって自覚ないんでしょうか。で、そういう韓国は基地村女性問題と、在ソウル日本大使館前の違法デモをどう解決するつもりなんですか? ああ、そういう質問も自尊心に障るからタブーですか。
 人権という普遍的価値観の問題を、自尊心という自己中心的な内面問題にすりかえて逆ギレする朝鮮日報。裏を返せば、韓国人が「人権」を理由に日本を批判する場合、それは実のところ日本の自尊心を傷つけたいだけである可能性が高そうです。うん、腑に落ちる。

 朝鮮日報は「日本なんかに説教されたくない」と言いますが、われわれネトウヨにしてみれば「朝鮮日報なんかに説教されたくない」というのが正直なところ。何度でも言いますが、今回の問題は元はといえば産経新聞が朝鮮日報の記事を引用したのが発端だったんですから。

 自分も同じ穴のムジナなのに素知らぬ顔をして、いやむしろ必死の形相で産経叩きに加わる朝鮮日報の姿は、終戦後の韓国の姿に重なります。ともに大日本帝国の臣民として「侵略戦争」に邁進し、女性の人身売買に加担し、慰安所で彼女らを利用した立場にもかかわらず、それを懺悔することもなく日本叩きに明け暮れる。日本を叩けば自分たちのやましい過去が消えると思い込んでいるように見えます。
 今回の起訴事件については、国境なき記者団をはじめとする複数の海外メディアさらには米国政府すら懸念を示しています。そんな四面楚歌状態にありながら、気に食わない特定の国やメディアだけを「極右」と決め付け「オマエには言われたくない」と叫ぶ行為は、アジアの隣国に対する差別意識をみずからさらけだしたも同然です。

 まあ、「自国の悪口を自国民が言うのはまだいいが、外国人にとやかく言われたくない」という気持ち自体は分からないでもありません。われわれ日本人だって、靖国神社や自衛隊旗のデザインや教科書や天皇制のことについて、国内で議論が行われるのはまだしも、外国に口出しされたくありませんからね。同じ帝国臣民だった韓国からはとくに。

 「おまえなんかに言われたくない」「そういうおまえはどうなんだ」――こういう応酬は、口論では末期の状態です。仲裁する人がいない限り、ここから先は殴り合うか絶交するか、歯を食いしばって一晩フテ寝するかしかありません。 いまや日本の嫌韓派たちの議論は、いかに韓国を矯正させるかではなく、いかに韓国を遠ざけて日本に実害が及ぶのを防ぐかが焦点になっています。 

 日本のウヨクの中に、いまさら韓国に「人権の手ほどき」なんかしようという人たちがどれほどいるでしょうか。今回の事件だって、被害者が日本人でなければ日本がこれほどまでに騒ぐことはありませんでした。最近の韓国は中国にべったりと接近しており、実際この両国は国民性に似たところがありますから、韓国がみずから自由や民主主義を捨て去るような行動に出るのはむしろ必然です。

 韓国がどんなに今回の事件を矮小化しようとしても、これは日本にとって自国民の保護という主権の問題であり、「民主主義」という理念の問題です。もし韓国が、安倍総理の言う「普遍的価値観を共有する国」でないと判断されれば、日本の対韓外交は大きく変わることになるでしょう。
 どう変わるか? 韓国の出方次第ではありますが、もし日本が「普通の国」なら、実質的「絶交」どころかなんらかの制裁実施という「殴り合い」だってありうるかもしれません。少なくとも韓国は中国や北朝鮮と同じ「非民主国家」の烙印を押され、コウモリ外交の翼に穴が開く可能性は大きいでしょう。
 韓国メディアも韓国政府も、それくらいの危機意識を持った方がいいと思うのですが、ま、行き着くところまで行くしかないんでしょうね。たぶん。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

中央日報「日本には謝罪と賠償と経済協力と安全保障と統一への支援を要求すべき」

 中央日報日本語版(2014年10月21日)に、韓国外交部で対日外交を担当した趙世暎・東西大学特任教授へのインタビュー記事が掲載されていました。
 内容を一言で言うと、「虫が良すぎ」。
 まずは、彼の発言を箇条書きで要約してみます。

http://japanese.joins.com/article/627/191627.html

韓国「65年体制」、変化が必要…対等な関係で日本から統一協力を引き出すべき(1~3)

●過去の日韓関係について
・1965年に韓日国交正常化が行われて以降の「65年体制」は、経済と安保が2つの大きな柱だった。
・経済面では、65年当時最貧国だった韓国に金を貸す国は日本だけだった。日本が拠出した5億ドルで韓国は経済成長のきっかけをつくった。
・安保面では、反共陣営の結束が重要だった。日本が米国に頼って国防費をGNPの1%しか出さないのに対し、韓国は「もっと安保に寄与すべきだ」と主張し韓国への支援を要求した。今とは正反対の状況だった。
・当初、日本は韓国の要求を適当に聞くふりをしながら北朝鮮とも対話する等距離外交を行った。日本が韓国を支援するようになったのは、1974年の文世光事件(北朝鮮工作員だった在日韓国人・文世光が朴正熙の暗殺を試み夫人を殺害した事件)がきっかけだった。このとき日本の右派が韓国を支援するよう要求し日本政府を動かした。

●現在の日韓関係について
・経済面で韓日の国力差は狭まり、韓国は日本に手を差し出す理由がなくなった。
・安保面では、韓国は中国との関係が密接となり、米や日との軍事協力にアレルギーを示すようになった。

●これからの日韓関係について
・経済面でも安保面でも、韓国は日本と対等の関係にならなければならない。
・これまでの「経済」「安保」に加えて、「統一」という柱を立てなければならない。
・国家統一には日本など周辺列強国の助けが不可欠である。よってどの国も敵にしてはいけない。
・韓国の安保の軸が韓米同盟であることは変わらず、その土台は在日米軍である。だから合理的範囲で日本と協力する必要がある。
・李明博政権は韓日軍事情報保護協定を撤回したが、情報は選択的なやりとりが可能なのだから、交流したほうが双方にメリットがある。
・米国が主導するMD(ミサイル防衛)システムは、中国やロシアが反発するので、韓国は加わるべきでない。加わらなくても韓米日の安保体制を維持する知恵を出すべきだ。
・40年前の文世光事件のとき、ソウルのデモ隊が日本大使館に乱入して日章旗に火をつけたり、日本が本気で断交準備をしていたのと比べれば、いまの韓日関係は決して最悪ではない。
・韓国は慰安婦や独島問題では譲れない。米国は韓国に対して日本と和解せよと圧力をかけているが、その米国も慰安婦や靖国参拝では日本に対して断固とした姿勢を示している。
・韓国政府はポピュリズムに迎合せず、日本と対話を行わなければならない。
・日本に対しては、安保や経済などの協力で「光」を追求する一方、歴史問題など刺々しい「暗」についてもしつこく問題提起し続ける「分離対応」が必要だ。
・首脳会談を無理に行って両首脳がけんかをするくらいなら、会談は行わない方がいい。ただし外相レベルなら存分にけんかしていい。
・日本は中国の力を意識して「普通の国」化を推進しており、地域の不安定を高める恐れがある。これを防ぐには、韓国が外交的創造力を発揮し、韓日中の3カ国協議システムを活発化させなければならない。
・いまの韓国人は、日本の政治家を批判しながらも日本の文化や製品には親しんでいる。日本人も、かつては韓国よりも中国に親近感を感じていたが、いまでは中国に背を向けている。韓日の市民レベルで相互理解が進んでおり、これは両国関係を支える大きな力になるだろう。


 以上、要約したのに長くなってしまいました。これをさらに要約すれば、次のようになるでしょう。
  • 40年前に比べれば、日韓関係はそれほどひどい状況ではない。
  • 韓国の安保や統一のためには、日本の協力が不可欠である。
  • 朴槿恵大統領はポピュリズムに流されず、日韓首脳会談を行うべきである。
  • 必要なことについては日本の協力を得ながら、慰安婦問題などはこれからもネチネチと追及を続ければいい。

 典型的な「用日論」ですね。日韓首脳会談を実現させるためには韓国世論に媚びなければならないという事情はあるかもしれませんが、それにしたって自分たちの都合でしか物事を見れてないな―と思います。
 緑字の部分なんか、事実誤認に近いんじゃないですかね。米国は従軍慰安婦や靖国参拝を外交問題化させる意図はないはずです。米国政府が嫌がっているのはそれらの問題そのものではなく、それらによって日韓関係にヒビが入ることです。韓国は米国に対して余計な期待はしないほうがいいと思いますけどね。

 趙教授の言い草は日本に対して失礼です。これまで日本が韓国に膨大な経済援助を行い、安保面でも協力をしてきたことを認めているのに、それに対する感謝の念がまったく伝わってきません。むしろ、国力を上げて対等の立場になれたから、これからもっと強気で日本と交渉できる、だから目先の感情に流されて対話を拒否するのはもったいない、と言っているように受け取れます。…ほんと、何様のつもりでしょうか。え? 侵略の被害者様? そうでしたっけwww

 日本が一方的に韓国を支援するのは確かにいびつですから、両国が「対等」の関係になるのはわれわれも歓迎です。でも対等というからには、韓国には「被害者様」という衣装を脱いでもらわなければなりません。その上で、両国が互いに同じ量の利益を与えあう関係になるのが正しい対等関係であるはずです。韓国が日本に統一や安保への協力を求めるのなら、日本も韓国から相応の実利を頂かなければなりません。では韓国は日本に何を与えてくれるのでしょうか?

 朴槿恵大統領が一時期宣伝していた「統一大当たり」とかいうフレーズは、それを意識したものでしょう。半島が統一して強くて大きな韓国が誕生すれば、周辺諸国にも大きなメリットがありますよと。でも具体的にどんなメリットがあるのか、日本人にはいまひとつピンと来ないんですよね。
 軍事的であれ経済的であれ、統一に際して韓国から支援要請が来た場合、「普通の国」かつ「対等の国」である日本は、シビアな目で損得を判断し、協力に応じるか応じないか、応じる場合はどの程度協力をするかを決定することになるでしょう。その際には、これまで韓国がどれほど日本に貢献してくれたかも判断の目安になるでしょうし、そのときの日本の国民感情も影響します。

 残念ながらいまの韓国は、安保面で日本の期待に応えているとはいえません。日本の集団的自衛権行使容認に表立って反対の意思を示し、竹島問題で騒ぎ立てるばかりか尖閣問題では中国の肩を持つようなそぶりすら見せています。日米が求めるMDシステムへの参加を政府が断り軍事情報保護協定を拒否する一方で、ロッテホテルは自衛隊を締め出して人民解放軍を歓迎し、韓国人は自衛隊旗である旭日旗を公然と否定しています。そして韓国軍は陸軍よりも海軍力の拡大に力を注ぎ、軍艦に「独島」「安重根」などの名を付けて日本を挑発しています。

 趙教授は、「どの国も敵に回すな」と訴える一方で、「日本に対する歴史問題はしつこく追及を続けるべき」と明言しています。これまで韓国は、日本に対して何かを要求する際は必ず「歴史問題」に絡めてきました。慰安婦や竹島、靖国は当然のこと、旭日旗も「東海」も教科書も。要するに趙教授は「これまでどおり反日しながら日本をこき使えばいいじゃん」と言っているのです。

 趙教授は、自分がいかに虫のいいことを言っているのか、分かっているのでしょうか?
 たしかに、彼が現役外交官だったころの日韓関係ではそれが可能だったかもしれません。日本にいわゆる「自虐史観」が定着し、韓国の実態が日本国民の目から隠されてきた数年前までは。でも今やそんなものが通用しないのは明らかです。反日外交にありったけの力を注ぎ、日本を露骨に仮想敵国扱いしておきながら、平然と援助やら協力やらを期待する韓国人の神経が理解できません。
 安倍首相は「対話のドアはつねにオープン」と言っていますが、対話するからといって譲歩するわけではありません。中国とは尖閣問題、北朝鮮とは拉致問題という重要課題を抱えていますが、韓国とは差し迫って解決しなければならない課題がありません。強いて言えば首脳会談が開かれていないことくらいですから、一度朴槿恵大統領が会談に応じれば、日本はそれで十分なのです。
 日本としては、できれば中国包囲網に加わってほしいという希望はありますが、それに応じられない韓国の事情も分かります。日本側は、いざというときには中国や北朝鮮と一緒に韓国をも包囲する用意を整えるしかありません。
 韓国は日米中の間で「等距離外交」をやりたいのでしょうが、やられた側がそれをどれだけ不快に感じるかは、このコラムで文世光事件以前の日韓関係を振り返っている超教授なら理解できるはずです。彼は「韓国が日中の間をとりもって3国間協議システムを作るべき」としていますが、反日を続けながら日本の信頼を得るなんて、いったいどんな曲芸ですか。

 「普通の国」を目指す日本にとって、いちいち戦前の古傷を持ちだして「軍国主義」呼ばわりする国は、はっきり言って邪魔者です。そうした行為は国連憲章の敵国条項をほじくり返そうとするものであり、尖閣防衛など日本の安全保障を著しく損ねるものだからです(参考:当ブログ記事 )。

 韓国がイアンフガー、ヤスクニガーを叫べば叫ぶほど日本国民は嫌韓に染まり、韓国が「用日」を行う場合に要するコストは増大していきます。
 朴槿恵大統領の性格から言って、彼女の任期中は大きな方針転換はできないでしょう。その間に尖閣をめぐる日中の対立は深刻度を増しているかもしれません。日本では安倍よりもタカ派の田母神内閣が発足しているかもしれません。そういう可能性を趙教授は考えたことがあるのでしょうか。日本政府の思惑や日本人の国民感情に、想像を巡らせたことがあるのでしょうか。

 趙教授はどうやら「対等」という言葉の意味が分かっていないようです。
 元外交官の日本専門家がこんな手前味噌な用日論をしたり顔で語っているようでは、本当に先が思いやられますね。

 …すいません、「先が思いやられる」はうそです。むしろ先が楽しみです。

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桜井誠は櫻井よしこを見習え

 大阪市長の橋下氏と在特会の桜井氏の公開バトルが話題になっています。

 10分にも満たない面談でしたが、わたしは動画を見始めて最初の10秒で「うえー」という気分になってブラウザのタブを閉じてしまいました。ああいうケンカ腰のやりとりって苦手なんですよね。そこまで言って委員会ですら、パネリストの応酬に居たたまれなくてテレビの電源を切りたくなることがありますから。

 小一時間おいて気を取り直して、心の準備をしてからもう一度観ました。こんどは最後まで行けました。そこそこ面白かったです。

 わたしは在特会のことをよく知りませんが(ネトウヨを自称してるくせにwニワカというよりモグリ?)、この桜井って人は頭がいいですねえ。よくまあポンポンとしゃべれるもんだと感心しました。あの橋下さんが完全に防戦一方でしたからね。

 動画を見るよりも文字起こしされたものを読んだほうが精神的に楽です。
http://togetter.com/li/734581

(追記:こっちのほうが正確で読みやすいです
→弁護士ドットコムニュースhttp://www.bengo4.com/topics/2190/


 桜井さんの言い分は、極論が混じっていますが筋は通っていると感じました。

橋下「お前な、参政権を持ってない在日韓国人の人に言ってもしょうがないだろ」
桜井「その参政権を求めてるだろ、彼らは」

橋下「そういうことは政治家に言え」
桜井「君は政治家じゃないんだね」

橋下「刑事告発でもなんでもしろよ、民主主義のルールに基づいて」
桜井「こちらも民主主義のルールに基づいてデモ行進やってる」

橋下「お前みたいな差別主義者は大阪にはいらない。民族をひとくくりにしてしゃべるなっつってんだ」
桜井「ということは韓国人はみんな差別主義者かい?」


 こういう切り返しのうまさには、爽快感すら覚えますね。
 でも、じゃあ今回の面談が桜井氏の圧勝かといえば、んー、むしろ負けに近いんじゃないかと思います。口ゲンカには勝っていたかもしれませんが、観客の共感を得られたとは思えません。

 橋下さんの政治家としての一番の強みは、イケメンであることです。対する桜井さんは猫背でメガネで小太り。胸を反らしてどっしり構えているスーツ姿の橋下氏とは対照的でした(橋下さんのあのヤクザな態度もあまり感心できませんけど)。
 さらに残念なことに、桜井さんは声が甲高くて早口で乱暴。これじゃあ観客を味方につけることはできません。対する橋下さんは「国会議員に言え」「選挙に立候補しろ」など、どうでもいいことしか言ってませんが「下品なクレーマーにはもうウンザリ」という態度を貫き通していました。
 巷のネトウヨの中には「なんだ、橋下の方から呼び出したくせに全然反論できてない。桜井会長の圧勝だな」と喜んでいる面々も多いようですが、こんなことでは桜井さんは事情をよく知らない大多数の日本人から「なにあの人こわーい」「ウヨクってみんなああなの?」と嫌われるだけな気がします。

 こういう場面において、見た目(&聞いた耳)の印象というのはとても大切ですよ。
 たとえば同じウヨクでも、産経の加藤前局長はネクタイをきちんと締めたインテリ風イケメン中年だったから、「自由を求める正義の言論人」という席にすんなり収まれたのです。もし加藤さんが髪の毛ボサボサの猫背デブだったら、少なからぬ日本国民から「言論の自由は大切だけど記事の品は良くないし、所詮産経だしなあ…」みたいな受け止め方をされ、他のメディアの論調にも影響を与えたかもしれません。

 しかも今回、桜井さんは橋下さんとの面談の前に、居並ぶ報道陣を頭ごなしに叱責してました。扇子をパタパタさせ、うろうろと歩き回りながら「え? どうなんだ、答えろよ!」と問い詰めるその姿は、横柄な学校教師そっくり。うわあ、嫌だ…。
http://www.youtube.com/watch?v=h6mLFir38f0
 ノッケからメディアを敵に回したら、ニュースや新聞で批判的に報道されるリスクは大幅に上昇します。せっかく自分たちの主張を全国にアピールするチャンスなのに、ますます悪い印象をまき散らしてどうすんだっての。
 メディアへの怒りは理解できますけど、感情に任せて怒鳴り散らして自分を不利な立場に追い込むなんて、まるで反日韓国人そっくりじゃないですか。

 在特会の桜井さんには、同じウヨクの桜井でも櫻井よしこさんを見習ってほしいですね。背筋の通った姿勢、ゆっくりと落ち着いた口調、相手の言い分を最後まで頷きながら聞いた上で、具体例を挙げて反論するあのかっこよさを。サヨク側でいえば、姜尚中さん。あの苦みばしった面長の顔立ちと低音ボイスにはネトウヨのわたしもメロメロです。
 顔や声を見習えというのは無理ゲーですが、少なくともあの人たちの態度や雰囲気は真似することができるはずです。

 今回の面談で桜井さんは「国を憂える一市民」という役に徹して低姿勢に出れば良かったのに。橋下さんを調子づかせて喋らせて、ここぞというときに鋭いツッコミを入れる。その方が断然かっこいいし、二人の議論も建設的になっただろうし、在特会のイメージアップにもつながったでしょう。
 韓国人やサヨクの皆さんは、今回のバトルに「極右同士がなにやってんの??」とニヤニヤしてるんじゃないでしょうか。

 日本のヘイトスピーチ規制は韓国の産経起訴事件と同様、言論の自由に影響を与えかねない重要な問題です。それが「お前って言うな」「うるせえお前」なんてくっだらない応酬で終わってしまうようでは、わたしみたいなにわかネトウヨもがっかりですよ。

 在特会はそういうところでクレバーになれない不器用な人たちだから、朝鮮学校に突撃して裁判を起こされたりするんでしょうね。

テーマ : ネトウヨ・ネット右翼
ジャンル : 政治・経済

文化も学問もけんかの道具としか思ってない中央日報

 中央日報がまた突っ込みどころ満載のコラムを掲載していました。

(引用)

中央日報日本語版 2014.10.16
http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=191397&servcode=100§code=140
【コラム】韓国の日本理解

 韓国と日本はお互いを研究する。知るほど親しくなる。研究の実績ほど相手を圧倒する。情報が勝負を決める。それは歴史・文化分野で実感できる。

  「かつて韓国に豹がいた」--。2014年初めにソウルで開かれた出版記念会の案内文だ。出版(翻訳)された本は『韓国の最後の豹』。著者は日本人の遠藤公男、81歳。1962-63年に韓国で豹2頭が捕獲された(陜川吾道山と居昌伽耶山)。その後、豹は消えた。著者は豹捕獲の状況と運命を追跡した。(中略)

 その本はよくまとまった現場ルポだ。出版会は「韓国虎保全基金」が斡旋した。その団体は虎・豹復元に熱心だ。団体の代表であるソウル大のイ・ハン教授の言葉だ。「私たちの最後の豹の歴史を日本人が収集、記録したのは残念だが、野生動物に国籍、国境があるだろうか」--。慰めの言葉だ。しかし無念さは残る。

 80代の著者は小学校の元教師だ。(中略)豹は韓国人が先に扱う素材だ。しかし逃した。真実発掘の競争で日本人に完敗した。

 遠藤の本は私たちの社会に恥ずかしさを生む。豹は自然愛を象徴する。韓国には環境・動物保護団体があふれる。一部の団体は政治イシューとする問題にだけ集まる。その団体の実質は少ない。名分ばかり叫ぶ。「美しくて危険な動物」の話には無関心だ。

(中略)
 日本の韓国理解は古くて多様だ。その執念は弛まない。崔書勉(チェ・ソミョン)博士は韓日関係史の権威者だ。彼は4月の特別講演(「私の韓日関係研究50年を回顧して」)でこのように述べた。「日本国会図書館で韓国関連本を読んでいると、日本人が韓国について広く深く研究したのを知って驚いた」--。

 日本で韓流が冷めていく。韓流は逆説の成功だ。金大中(キム・デジュン)政権当時の1998年、日本の大衆文化が開放された。当時、倭色文化の浸透を心配する声が強かった。主導者のほとんどは日本に対する悲憤慷慨に慣れていた。しかし状況は逆に展開した。韓国大衆文化は日本を奇襲した。その主役は悲憤慷慨に慣れていない世代だった。日本の韓流はK-POPに拡張された。

 文化は政治・外交に影響を受ける。韓日文化交流ではなおさら敏感だ。両国関係は冷却期だ。韓流は停滞した状態だ。日本国内の親韓勢力も委縮した。過去の全盛期の文化韓流は政治外交と分けられた。韓流の主演は思う存分、日本人の生活の中に入った。韓国の若い世代の文化伝播力は卓越した。彼らは韓国の日本理解に活力を吹き込んだ。

 安倍晋三首相の歴史退行は執拗だ。彼の歴史歪曲姿勢は頑強だ。「軍慰安婦強制動員」の事実を絶えず一蹴する。安倍政権の国策方向は軍国・国粋主義だ。中国の大国化はその流れを催促する。それに対する長・短期対策が必要だ。北東アジアの秩序の変化は日本理解の深さを要求する。日本情報蓄積の情熱を磨かなければならない。

 私たちの外交は正面突破を追求する。しかし迂回包囲、空中落下戦略も一緒にしなければならない。迂回攻略は文化で成り立つ。文化は繊細な圧迫武器だ。文化は歴史戦争の勝利を保障する。

 先週ワシントンで崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)副総理は麻生太郎日本副総理に会った。2人は政経分離を確認した。文化分野も政治から分離しなければならない。日本理解が韓流熱気を復活させる。文化情報の蓄積が過去の歴史勝敗を決める。

 パク・ボギュン論説委員

(太字引用者)


 長々と引用してしまいましたが、このコラムからわたしが理解したことは次の通り。
  1. 韓国人は、日本人が韓国のことを深く研究する姿勢を「執念」と呼び、感謝や尊敬よりも先に警戒感、敗北感そして屈辱感を募らせる。
  2. 韓国人は、学問や文化を戦いの道具だと考えている。

 こういう思考回路(いわゆる「恨」ってやつですか)を捨てない限り、韓国は文化や学問の面で決して日本(を含む諸外国)には勝てないと思います。
 そもそもこの論説委員氏は、環境保護を政治の具にする諸団体を前段で批判しておきながら、後段ではみずから「文化は対日外交の武器である」と公言してはばかりません。
 歴史戦争で日本に勝つためには、圧迫武器である文化を政治と分離させ、韓流熱気を復活させなければならない? 政治も文化も日本打倒が目的ならば、分離どころか完全に癒着じゃないですか。
 そういう、自己都合に目がくらんで自己矛盾に気づかない脳みその構造が、なんていうかもう、救いようがないんですよね。

 このコラムで紹介されている日本人の遠藤さんは、純粋な知的興味から「韓国の豹」を研究したのでしょう。日本人が自然科学分野で多くのノーベル賞を受賞しているのも、その原動力には純粋な好奇心、探究心があるのだと思います。
 「憎いあいつに勝ちたい」なんて目的で学問をやれば、どうしても相手と同じ線路の上で「追いつけ追い越せ」のせめぎあいを繰り広げざるをえません。相手が敷いたレールを後ろから突っ走るのですから追いつくのは簡単ですが、一本道ですからその先がありません。
 他人との勝ち負けばかり気にしていれば、自分たちの足元がおろそかになるのは当然です。自分が踏みつけていた宝石を日本人に拾われて嫉妬と屈辱にさいなまれ、また「恨」を燃やす繰り返し。…大変だなあ。

 この論説委員さんは「我々韓国人は日本をもっと理解しなければならない」と呼びかけていますが、その目的が「歴史戦争に勝利するため」じゃあ、結果は知れてますよね。どうすれば日本を屈服させられるかってことしか頭にないようでは、何を見ても何を知ってもねじ曲げて解釈してしまうのがオチ。
 過去を捏造する歴史学しかり、ソメイヨシノの起源説を捻じ曲げる生物学しかり、日本だけを狙い撃ちする法律学しかり。そういう姿勢がいまの日本の嫌韓ブームにつながっているって自覚、…ないんでしょうね。
 韓国人さんにとって日本を屈服させるのは純粋に善なる行いですから、そのために文化や学問を「駆使」するのは当然の権利であり義務なんでしょう。

 「韓国大衆文化は日本を奇襲した」「文化は歴史戦争の勝利を保障する」……韓国人のこういうプロパガンダな言い回しからは、文化の受け手である大衆への敬意が感じられません。そんな上から目線でどうやって日本で韓流熱気を復活させようというんでしょうか。それには少なくとも日本メディアの協力が不可欠なのに、今回の言論弾圧で韓国は彼らまで敵に回してしまいました。
 そういうことを理解できないまま偉そうなコラムを書いちゃってるこの論説委員さん自身が、韓国の限界を見事に体現してくれているような気がします。日本を理解するよりも、まずは自分たちをもう少し客観的に見つめなおすのが先でしょうに。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

朝鮮日報が報じる「謝罪ごっこに夢中な韓国のオッサンたち」

 朝鮮日報がすばらしい動画をyoutubeに掲載してくれました。
 これは全日本国民必見ですね。

安倍首相と産経前ソウル支局長が朴大統領に謝罪!?
保守系団体、ソウル都心で謝罪パフォーマンス


朝鮮日報動画チャンネル


 本物たちから謝罪がもらえないので、自分たちで「ごっこ遊び」。安倍首相や加藤前局長のお面を使っているけれど、実際は足蹴にするほうもされるほうも韓国人。お面かぶせられてる人って、あの団体の中でどんな立場なんですかね? 自分から進んで役を買って出たとは思えないけど・・・。
 しかも参加しているのは、ほぼ全員がいい年をしたおっさんたち。彼らのうれしそうな表情に、むしろ哀愁を感じてしまうのはわたしだけでしょうか。

 朝鮮日報もねえ。これみよがしに日本語サイトにこんな動画をのっけて、いい度胸してますね。
 わたし、以前の記事で朝鮮日報は「自制気味の報道で保身を図っているらしい」なんて書いちゃいましたけど、自制どころかブーストかかってきましたね。
 いいのかなあ。公判が始まったら、加藤前局長側は絶対に朝鮮日報の元記事の件を追及しますよ。韓国国内では黙殺できても、海外ではそのまんま報じられるでしょう。その公判報道とこの動画を併せて閲覧した外国人はどう思うでしょうね。
 自分の国の大統領を侮辱されたからといって、官民挙げて日本メディアを弾圧し日本人を侮辱しまくる韓国人。

 この動画を見た日本人の多くは、むしろ気分が楽になるんじゃないでしょうか。

「あぁ、もしかしたらわれわれは、素直に韓国を軽蔑してもいいのかもしれない・・・」って。
 

テーマ : 韓国について
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共同通信「米軍は中国の弾道ミサイルを恐れて逃げ出すから沖縄に基地なんかいらない」

 信濃毎日新聞朝刊では月1のペースで、共同通信の配信による「安保のゆくえ」という連載をやっています。10月13日のそれは普天間飛行場の移設問題を扱っていました。

安保のゆくえ⑦
普天間飛行場
 岐路に立つ辺野古移設
米は永続的な使用視野


(引用、前略)
 これまでは日本防衛はアジア太平洋地域の平和と安定に在沖縄米軍が不可欠とされてきたが、今は沖縄の防衛も重要になってきた。中国の空母を含む大艦隊が東シナ海から太平洋に進出する際、沖縄本島と宮古島の間を通る。押さえ込もうとすると、沖縄の周辺海域が急所にならざるを得ない。
 実際、中国の海軍は従来の「沿岸・近海防衛海軍」から「外洋海軍」へ変容しつつあり、空軍も昨年11月、尖閣諸島を含む東シナ海上空に防空識別圏(ADIZ)を設定した。台湾に向けた短距離弾道ミサイルを800発も保有する。その発射基地を移動すれば、沖縄も射程圏に入る。
 つまり沖縄に基地を抱えていることは、危険も伴う。米国はリスクを軽減するために基地を中国からより遠いところに分散して移す再編を進めている。


 引用していない部分も含めて全体を要約すると、移設先の名護市は市長も議会も移設反対派、強引にボーリング調査を進める政府は県民との間で亀裂を深めている一方、米軍は普天間飛行場の大規模修理に着手して当分はこのまま使い続ける腹づもり。中国の海洋進出は米軍に基地の分散化を進めさせるほど圧力となっているが、米軍はたとえ拠点を日本国外に移した後でも、有事の際にはいつでも沖縄を使えるよう施設を確保しておきたいと考えている――という内容です。
 紙面ではこれに続いて移設推進派と反対派、各一人ずつ識者の論説を掲載していました。

元防衛相 森本敏氏
南西防衛 米の力不可欠


(要約)
 中国が活動を広げているいま、南西諸島を含む日本領土の防衛のためには自衛隊にくわえ沖縄の米海兵隊の存在が欠かせない。辺野古は住民やジュゴンに配慮した設計がされている。普天間からの移設を迅速に進めるべきだ。


琉球大教授 我部政明氏
将来の兵力構成 協議を


(引用、前略)
 安倍内閣は尖閣諸島などをめぐり中国への対抗から、米軍の協力を確実にしたい。そのため、米政府の求める辺野古移設を強行に推進している。
 しかし、米軍が尖閣諸島を防衛する保証はない。海兵隊の沖縄駐留は尖閣防衛と関わりはない。沖縄県では移設反対の声が根強い。この現状で移設を推し進めても、米軍は代替施設を安定的に運用できない。移設を強行するほど、沖縄と本土との対立は深まる。他方、普天間飛行場の危険性も問題だ。その継続使用、辺野古移設とも県民の理解が得られない状況は、日米同盟の中核に穴があいた状態と言える。
 米政府は国防費の大幅な削減を余儀なくされ、その影響は在日米軍にも及ぶ。効率的な運用と技術の向上に伴い、将来、米軍は沖縄からハワイなどへ引く動きを加速させる可能性が高い。日米両政府間で2020年代以降を見据えた兵力構成をあらためて交渉すべきだろう。その結果、普天間の代替は沖縄に不要との結論となるはずだ。


 我部さんの主張を要約すると、
「米軍は尖閣なんか守ってくれないよ。それどころか金欠だから沖縄から出て行くだろう。代替基地なんかどうせ不要になるのに沖縄県民の神経を逆なでしてる日本政府はばか」
 ということじゃないでしょうか。どうせ米軍は助けてくれない、とは孫崎享氏も言っていたと記憶しています。ただしウケルさんの主張は「米国は金欠だから日本の思いやり予算をあてにして沖縄を利用してるだけ」というものでした(参考=こちら)。

 いざというときには米軍を過信しない方がいいという指摘については一理あるのかもしれません。オバマ大統領は基本的に自国に実害がない限り面倒臭いことには巻き込まれたくないというスタンスのようです。米国人が殺されなければイスラム国への空爆もやらずにいたかもしれません。尖閣が日米安保条約の適用対象だと明言はしていますが、いざとなったら「議会の承認がとれなかったわ、スマン」とか理由をつけて傍観を決め込むかもしれません。
 べつに日本は尖閣防衛を米軍任せにするつもりはないでしょうが、いざというときに米軍がケツ持ちしてくれるのとくれないのとでは大きな違いです。

 では、日本はどうすべきなのでしょうか?
 サヨクの皆さんはそっから先がないんですよね、いつも。少なくとも信毎の紙面でサヨク論者がまともな提言をしているのを読んだ記憶がありません。
 在日米軍に頼らなくても済むように自衛隊を増強しろということなのか、中国にはどうせ勝てっこないから尖閣諸島なんかくれちまえということなのか、いっそ争いのタネである尖閣諸島を爆破して海の底に沈めちゃえというのか。
 その妥当性は別として、具体的なビジョンを示してくれないと評価のしようがありません。彼らが言うのはいつだって
「9条さえ守っていれば攻撃してくる国なんかあるはずない」
「外交努力で未然に防げ」
「対話の努力を怠るな」
 ……いまどきこんな発言を真に受ける人がいるとしたら、よほど海外ニュースに疎い人ですよね。いまも昔も対話だけで解決しない問題は山ほどあるし、国益のためなら多少の国際的評価の下落はやむなしと考えるのが国家としては普通です。中国は「カネさえあればどんな国でも黙らせられる」と思い込んでいる節がありますし、アメリカが「世界の警察」の座から降りようとしている現状下であればなおさらです。

 共同通信が言うように、米国が中国の弾道ミサイルを怖れて在日米軍を縮小させようとしているのなら、それって日本にとってすげーヤバイことじゃないですか。自衛隊だって標的になりうるってことですもんね。沖縄本島にミサイルがブチ込まれる事態になれば、完全に第二次日中戦争の勃発じゃないですか。キャー。
 でも冗談抜きで、万一に備えて迎撃システムの拡張や敵基地への先制攻撃を真面目に議論してもおかしくないレベルですよね。

 ネトウヨのわたしは、今回の記事を読んで「いざというときに米軍に頼らなくてもいいように、日本はやっぱり防衛力を強化しなきゃいけないんだな」と感じました。
 でもこれを書いた共同通信や載せた信毎の意図はどうなんですかね? 読者が「なんだ、米軍はじつは日本から出て行きたがっているのか、そりゃめでたいじゃないか。沖縄県民、ガンバ!」なんて思ってくれると期待していたんでしょうか。
 常識的に考えて、そんな読み方をする人はよほど変わった人だと思いますが、少なくとも我部さんはそれに近いスタンスのようでした。

テーマ : 沖縄
ジャンル : 政治・経済

ほらまた政争、そして謝罪要求

 例の産経前支局長起訴問題でムカつくのは、いわば「火元」ともいえる朝鮮日報の態度です。
 問題となった産経の記事の多くの部分が朝鮮日報の記事からの引用であり、程度の差はあれどちらも大統領の男女関係のウワサを匂わせていたにもかかわらず、朝鮮日報は検察の事情聴取を拒否して

崔普植記者「産経ソウル支局長の主張は荒唐無稽で卑劣」(9月18日)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/18/2014091801652.html

 という逆ギレっぷり。その後は自社の記事が引用されたことすら知らんぷりするようになりました。
 しばらくは高みの見物を決め込んでいたようですが、いよいよ起訴が間近になるとさすがに不安になったのか、
「き、起訴なんかやめろよ~…、そんなことしたって勝算ないかもよ~…」
 と、及び腰ながら検察をたしなめるポーズを示しました。

【コラム】産経支局長を処罰してはならない理由(10月03日)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/03/2014100301041.html

産経前支局長の被疑事実、裁判で立証困難との見方も(10月10日)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/10/2014101000777_2.html

 そりゃ不安ですよね、公判が始まればどうしたって「なぜ産経がクロで朝鮮日報がシロなのか」という議論は避けられないわけで、そうなれば「じゃあ朝鮮日報もまとめて有罪な」っていう流れにならないとも限りません。

 産経問題をおおごとにするばかばかしさを強調したいのか、朝鮮日報はこんな報道も始めました。

産経問題めぐり韓国与野党が攻防
「当然の措置」VS「国の品格失墜」
(10月11日)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/11/2014101100731.html

(要約)
 検察による産経新聞前支局長の起訴をめぐり、与野党が10日、攻防を繰り広げた。

【野党側の主張】
◆新政治民主連合
「かえって大統領の名誉を毀損した。検察の盲目的な忠誠が事態をダメにした。国際的な笑いものになった」
◆統合進歩党
「朴槿恵政権の残りの任期は『言論自由国』回復を期待するどころか、『言論統制国』転落を心配しなければならない状況だ」
◆正義党
「ここまで来ると、過去の軍事独裁政権よりもひどい女王独裁政権だ」

【与党側の主張】
◆セヌリ党
「法の前には誰も例外ではない。産経新聞は外国メディアだが、事実確認という最低限のメディアの使命を無視したまま、虚偽の報道をしたことについて明確な責任を取るべきだ」


 いかにも韓国らしい展開ですね。野党側の言うことは一見正論に見えますが、どうせ彼らの目的の第一義は与党を攻撃することでしょうから、言論の自由なんてものをどこまで本気で守ろうとしているのか、分かったもんじゃありません。

  対するセヌリ党の言い分は、これまた一言一句がブーメランです。
  「法の前には誰も例外ではない」?
  「慰安婦問題は例外だから日韓請求権協定は関係ない」「対馬の仏像は例外だからユネスコ条約は関係ない」そんなことばっかり主張してきた「情治国家」のみなさんが何をおっしゃるやら。
  「事実確認という最低限の使命を無視した責任を果たせ」?
  じゃああんたたちは元慰安婦のみなさんの証言が正しいかどうか、事実確認をしたことがあるんですか?


 かなり自制気味の報道で保身を図っているらしき朝鮮日報とは対照的に、中央日報は感情むき出しです。他人事でいられる(と信じている)限りいつだって威勢がいいのも韓国人ならでは。

言論の自由で包装された前産経ソウル支局長の詭弁(10月11日)
http://japanese.joins.com/article/198/191198.html

 記事の内容は加藤前支局長が産経新聞に寄せた「手記」を批判し、いかに産経の姿勢がけしからんものかを訴えています。
 けれどわたしにとって興味深かったのは、反論の一つ一つよりも終盤の部分でした。

にもかかわらず、韓国検察の起訴決定は間違っているというのが個人的な考えだ。いくら記事に問題があるとしてもグローバルな視点で判断するべきだった。しかし産経は明らかに度が過ぎた。言論の自由は公正報道の責任を果たす時に与えられるものだ。


 ちょっと何言ってるかわかりません。必死に産経の主張に反論していたのに、いきなり「起訴決定は間違っている」という結論。その根拠を展開するかと思いきや、「公正報道をしていない産経に言論の自由は与えられない」みたいな再批判。支離滅裂です。
 中央日報はべつに「産経の記事は違法とはいえない」と言っているわけではないようです。起訴が不当である理由が述べられているのは唯一「グローバルな視点で判断するべきだった」という部分のみ。要するに法的根拠も報道の自由もどうでもよくて、「国際社会からの批判が高まっているからやめといたほうがいいんじゃね?」ってだけですよねこれ。単に悪者になりたくないだけ。ポリシーゼロ。
 朝鮮日報がせっかく報じた「法の前には誰も例外ではない!」という与党の素晴らしい「正論」が台無しじゃないですか。

たとえ誹謗する意図がなかったとしても、記事の内容が「事実」でないことが明らかになった。なら「遺憾」の一言でも表明するのが正しい。しかし産経新聞のどこを見ても「謝罪」や「遺憾」は見られない。「詭弁」ばかり繰り返されるだけだ。


 何度も言わせてもらいますが、記事の内容はべつに虚偽じゃないでしょう。ああいう噂話があったのは事実だし、加藤氏は記事の中で「真偽の追及は現在途上だ」と明言していたのですから。
 誹謗する意図がなく(たぶん揶揄する意図はあったでしょうがw)、記事が虚偽というわけでもないのに、なぜ謝罪しなくちゃいけないんですか?

 じつは検察の起訴理由も、「謝罪」にこだわってるんですよね。

朝鮮日報(10月9日)
謝罪・反省しない産経前支局長、名誉毀損罪で在宅起訴
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/09/2014100900567.html

(引用)
検察は報道資料を発表し、起訴の理由について「加藤前支局長の記事は客観的な事実と異なり、その虚偽の事実をもって大統領の名誉を傷つけた。取材の根拠を示せなかった上、長い特派員生活で韓国の事情を分かっていながら、謝罪や反省の意思を示さなかったという点を考慮した」と説明した。


 要するに、加藤氏が謝罪や反省の姿勢を見せれば起訴には至らなかった可能性が高い、ということですね。

 この点については、女子知韓宣言のみずきさんが鋭い指摘をしています。恐縮ながら長々と引用。

私が思うに、韓国側が描いてたのは、以下のような「絵」ですね。

産経記者を取り調べる過程で、産経記者から、「『自分もちょっとは間違っていた』という言質」を得ようとしてたんだと思う。
日本人がよくやってしまう間違いに、「確かにその点については少し間違ってたけど、」という一言を思わずいってしまうことがあるんだけど、この言葉、韓国みたいに詭弁を得意とする国には利用されてしまうんですよ。
もちろんその言葉のあとに「本当に言いたいこと」を言うわけですが、相手にしてみれば「本当に言いたいこと」なんてどうでもいいわけです。
この「言質」さえとれば、「産経の記者が間違いを認めた!!!」と大きく喧伝できる。
あとは、相手が「そうじゃなくて!」と慌てて何を言おうが、「まあ、間違いを認めたようなので、寛大に許してやろう。二度とやらないように。謝罪を受け入れて、起訴は免除してやろう。」と威張って言える。
こうなると日本人の側はたいがい、つきあうのも面倒くさいので「まあいいか・・・これで終わるし・・・負けるが勝ち・・・」ってなる。
これが韓国人式の「自尊心の立て方」です。
一つ一つの事例「だけ」を見れば、日本人のそういう対応も間違ってるとはいえないんだけど、これを「積み重ねること」の弊害は非常に非常に大きいです。
いじめの構図にも似たようなものがあるけど、いったん弱い対応をして見くびられると、どんどんイチャモンつけられるようになって、「積み重ねること」でいじめっこが暴走しはじめたりするでしょ。それと同じようなこと。
みなさまも詭弁を得意とする韓国人と議論するときは、いろいろ気をつけてね。

おそらく今回、産経新聞の加藤記者は、こういった「言質」を与えるようなことを一切言わなかったんだろうなと思います。
加藤さんがんばってね。日本国民が応援してるからね!!


【韓国の反応】朝日新聞から欧米メディアまで一斉に韓国を批判!産経ソウル支局長の起訴
http://oboega-01.blog.jp/archives/1011191674.html


 たぶんこれが真実を突いてるんじゃないですかね。検察がダラダラと起訴を先延ばししていた理由も理解できます。
 これまでの日本の対韓外交の失敗を痛感していた産経の記者だからこそ、そして韓国経験が長かったからこそ加藤氏は毅然とした態度をとることができたんでしょう。
 我々一般の日本国民も見習った方がいいかもしれませんね。 「すみません」と声をかける前に、相手の国籍を確認しとくとかw
 え? これヘイトスピーチですか? そうですかスミマセン…。

 話は飛びますが、これと対照的なヘタレがFIFAです。

おーるじゃんる
【悲報】FIFA 公式マガジン表紙の旭日旗デザインを日の丸に差し替え「公式な苦情はない。でもうるさいやついるから、差し替えるわ」
http://crx7601.com/archives/41265466.html

 これ、韓国人を完全につけあがらせますよ。一般企業じゃなくてFIFAですからね。日本は国を挙げて抗議しないと、後々禍根を残すことになるんじゃないかな…。
 かといってわたし自身は、わざわざFIFAに抗議メールを送るほどの度胸はありませんけどね。ネトウヨを自称しながら、そこまで筋金入りじゃなくてスミマセン、スミマセン…。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

「言論の自由」vs「女性の人権」、正義を手に殴りあう泥げんか(もっとやれ)

 産経前支局長の起訴が報じられた8日、日本ではウン万人ものネトウヨが液晶画面の前で「キターッ」とガッツポーズをしただろうと想像します。
 どう考えても韓国側に「勝ち目」はありませんからね。(参考:当ブログ2013.8.27記事)。
 
 日本の地方紙をリベラル思想に染めている共同通信も、メディア弾圧は死活問題ですから意外と力を入れて報道・解説しています。信毎紙面からご紹介します。

10月9日信毎5面

強硬策 報道の自由制約懸念

(要約)
 今年8月に産経新聞が件の記事を掲載した直後、検察は「悪意」による記事で朴槿恵氏の名誉を傷つけたとして捜査し、韓国語に翻訳したサイトの関係者の家宅捜索までかけた。しかし9月になって海外メディアなどが捜査に批判的な報道や声明を次々と出したことから、起訴猶予にして処分を棚上げすることも検討された。しかし野党議員が「大統領の男女関係」をより露骨な表現で口にしたことに対し、朴氏が閣議で「大統領への冒涜だ」と言明。この発言が圧力となり、検察は強硬策を選択した。


 この解説からは、韓国検察の主体性のなさがリアルに伝わってきますね。

大統領がお怒りだ、それっ憎き日本のウヨク記者をとっちめろ!
海外メディアに叱られちゃった。ど、どうしよう!?
やっぱり大統領がお怒りだ、起訴しなかったら殺されるぅ…!

 かっこわるい。
 今回はチョッパリの極右メディアが相手だったから検察も大統領府も強気だったんでしょうけど、もし同じ報道を中国メディアが行ったらどうなっていたでしょうね?

 その次の日には、韓国検察の苦悩wがさらに詳しく報じられていました。

10月10日信毎5面

「うわさの人物」被害者扱い
 韓国検察 公判維持へ立証に苦心


(要約)
 検察は朴大統領と密会した相手とうわさされたチョン・ユンフェ氏を8月に「参考人」として事情聴取。この時チョン氏は加藤氏(産経前支局長)の処罰を要求した。今回の問題は朴大統領への名誉毀損が争点であるにもかかわらず、検察は朴氏本人への聴取ができず彼女の意向が確認できなかった。しかし起訴にあたっては被害者感情を立証する必要があったため、当初は参考人として扱った人物に「被害」を訴えさせる方針に切り替えたとみられる。


 身内(朝鮮日報)のしたことには見ぬふりをし、問題の本質がウヤムヤになっているのにもかかわらず、被害者をデッチ上げてでも相手を有罪に追い込もうというその態度、慰安婦問題で日本を責めてきた韓国や日本のサヨク弁護士のそれとそっくりじゃありませんか。
 以下は記事の続きの引用です。

 関係者によると、大統領府は検察に朴氏の考えを伝えず、「大統領から事情を聴くなど想像もできない」(消息筋)雰囲気の中で捜査が行われた。大統領府関係者は、朴氏の意思は「確認できないし、今後も確認しない」と話す。
 検察は大統領府のユン・ドゥヒョン広報主席秘書官が「責任を最後まで追及する」と述べたことで朴氏の考えを忖度するしかなかったが、意向確認ができず捜査は遅延。産経記事が想起させた「大統領の男女関係」を、9月に他党議員が口にしたことに、朴氏が「大統領への冒涜だ」と発言したことで起訴の回避が許されないと判断、チョン氏という"補強材料"を加え処分に踏み切ったもようだ。


 日本のネトウヨの間では、検察が起訴に踏み切ったのは朴大統領の強い意思の表れだという認識が一般的のようですが、この記事によれば、明確な意向を示さない大統領の顔色を検察が必死にうかがった結果であるということのようです。
 たしかに政府のトップである大統領がみずから検察に口出しするのはよくないことなのかもしれませんが、今回は大統領本人が「被害者」なのですから、どうして態度を明らかにしないのか、わたしのような日本人には理解できません。
 外交に関わる問題だけに、大統領として露骨に検察を後押しするような態度は示せない、かといって加藤前支局長への怒りは収まらない。だからあえて距離を置こうとしているのかもしれません。でもそれはむしろ無責任な態度であり、完全な自滅行為です。

 外国人記者を安易に起訴したら世界中から批判され、日本との外交問題にも発展することは容易に予測できたはずです(まさか予測できなかったなんてことが…? まさかねえ)。
 日本がこれを理由に日韓首脳会談を拒否することはないでしょうが、会談が実現したら日本はこの問題を取り上げないわけにはいきません。その場合、当事者である朴大統領はどう応じるでしょうか? ただでさえ不器用な朴氏のこと、どう切り返せばいいか混乱してフリーズするか、声高にイアンフガーを叫んでごまかそうとするかのどっちかでしょうね。

 これまで安倍政権は、韓国について「自由や民主主義といった普遍的価値を共有している大切な隣国」と表現してきましたが、今回の起訴はこうした日本の期待を正面から裏切るものとなりました。
 8日の菅官房長官の記者会見でも、あの朝日新聞の記者が「日本と韓国は価値観を共有していると言えるか」という質問を投げ、菅さんが「民主主義国家の基本から大きくかけ離れている」と答えたとのこと(楽観Web)。
 韓国が自由主義国家の価値観から離脱すれば、安倍政権が推進する「セキュリティー・ダイヤモンド」の包囲対象になるでしょう。当然ですよね、なにしろ韓国は日本の集団的自衛権を公然と否定してるんですから。いずれ日本の同盟国を攻撃する気満々だという意思表示をしたも同然です。
 言論を弾圧する独裁国家というレッテルが明確になれば、韓国は日本政府だけでなく日本国内のリベラル系メディアからも見捨てられかねません。
 信濃毎日新聞も、今回ばかりは社説ではっきりと韓国を批判しました。

10月10日3面社説

支局長起訴 韓国政治の信用損なう

(要約)
 うわさ話を基にしたような情報を自社の名を冠したサイトに掲載した産経新聞の行動は軽率だったと言われても仕方ない。直接投票で選ばれた元首を記事に取り上げるときは、たとえ批判的な場合でも節度があってしかるべきだ。
 以上を割り引いても、外国メディアが国外のサイトに載せた記事に対し国内法を適用して罪を問うのは無理がある。権力の乱用だ。
 韓国は1080年代まで、民主化運動は弾圧されメディアの報道も当局の制約の下に置かれた。今度の訴追は韓国政治に強権的な体質が根強く残っていることをあらためて世界に印象づけている。残念なことだ。


 サヨクとしての矜持があるのか、文章全体の3分の1近くを産経新聞の批判にあてていますが、韓国語講座をレギュラー掲載しているほどの親韓派である信毎にとって、「残念」という表現は社として精一杯の抗議でしょう。しかも強権体質を「あらためて印象づけた」と書いていますから、ほかにもいろいろ問題があることを認めているわけですね。

 一方、言論弾圧の「被害者」という地位を勝ち取った産経は笑いが止まらないことでしょう。彼らにとって今回の件は「言論の自由」という正義を振りかざして韓国をバッシングできるまたとない機会です。「女性の人権」とやらでチクチク嫌がらせされた意趣返しをしてやろうと意気込んでいるでしょうし、われわれネトウヨもどうしたってそれを期待しちゃいます。
 信毎の11日2面にも、関連報道が小さく掲載されていました。

 産経前支局長「無罪勝ち取る」

(引用)
(前略)加藤達也前ソウル支局長(48)は、今月2日の取り調べの際に検事が、旅客船セウォル号が沈没した4月16日の朴氏の所在問題が韓国内で「タブー視されている」と明言したと明らかにした。
 (中略)
 韓国検察は、加東市が執筆した記事が、朴氏が4月16日に特定の男性と会っていたとのうわさを紹介することで事実でない男女関係を想起させ、名誉を損ねたと主張してきたが、捜査や起訴が朴氏の行動に疑義を挟むことをけん制する目的である疑いが強まった。
 加藤氏によると、検事は事故当日の大統領の所在問題を「韓国メディアで書いたところはない」とも主張した。


 当事者しか知り得ないネタで韓国の政治体制を批判し放題。それを取材して記事にしなきゃいけない共同通信には屈辱でしょうね。それでも報道の自由という普遍的価値を守るために、保守やリベラルといった思想の垣根を超えて共闘してる様子が美しいじゃありませんか(笑

 共同通信の一連の報道から察するに、朴槿恵という人は一種の発達障害、コミュニケーション障害ってやつなんじゃないかと想像します。側近との意思疎通も普段から電話やメールらしいし、カンペなしじゃ公共の場でろくにしゃべれないみたいし、記者会見も大嫌い。問題の発端となったセウォル号沈没時の「空白の7時間」も、検察が目算のない見切り発車で一線を踏み越えなければならなかったのも、その背後には同じ問題が横たわっています。

 ・・・隣国の大統領を障害者呼ばわりするのは冒涜ですかね? 外国人記者が外国のサイトに記事を掲載しただけで起訴されるくらいですから、わたしだって他人ごとじゃありませんね。おっと、誰か来たようだ。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

信毎すら報じざるをえない特亜のみなさんの「どうしようもなさ」

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 10月9日の信濃毎日新聞国際面(5面)は、特亜の国々のどうしようもなさを如実に示す記事で埋まっていました。



香港デモ 中国で報道規制
 4中総会控え 共産党、飛び火警戒


 中国メディアは数万人規模の大規模デモを「違法な集会」とだけ伝え、中国当局が国内の民主活動家ら30人以上を拘束したことを報じています。

韓国地検 産経前支局長を在宅起訴
 大統領の名誉毀損 本人は否認 争う方針


 この件の記事はいままでものすごくちっちゃな扱いでしたが、実際に起訴されたとなるとさすがに記事量が増え見出しも大きくなりますね。

ドラえもんに「日本の政治意図」
 中国紙論評に批判相次ぐ


 ドラえもんへの警戒を呼びかけた成都日報(四川省成都市共産党委員会の機関紙)に、中国国内からも「頭がおかしい」などと批判の声が上がったことを報じています。



 以上、ぜんぶ共同通信の配信記事ですが、中韓両国がいかに民主主義からかけ離れ自由が抑圧された国であるか、両国が日本に対していかに強烈なコンプレックスを抱いているかがよく伝わってきます。

 さらに左下には毎日掲載されている「海外のトップニュース」という小さなカコミがあるのですが、そこで紹介されている中韓の最大手新聞のトップニュース(8日)は以下のとおり。

人民日報(中国) 共産党の大衆路線実践活動に確かな効果
朝鮮日報(韓国) 韓国国会の国政監査、政策質疑なく政争に終始



 …メディアが党のプロパガンダしか報じない中国、泥沼の政争ばかりで国会がまったく機能しない韓国。日本の周囲はどうしてこんな国ばかりなのかとため息が出そうになりますね。ネトウヨのわたしがあらためてそう感じるくらいなのですから、信毎愛読者の多数を占めるリベラル派長野県人はどう思うことやら。
 まあ読者のほとんどは地元欄とおくやみ欄とTV欄しか読んでないかもしれませんがw

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