中→日→韓「あんなやつらほっとけ」の食物連鎖

 環球時報といえば、公的メディア(人民日報の国際版)とは思えないほどの露骨なタカ派論調で鳴らしている新聞です。9月28日のレコードチャイナが、環球時報の社説を紹介していました。

中国は国際問題に多忙、日本を構っていられない=必要なのは「冷たい平和」―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a94695.html

環球時報社説の要約

 日中関係緩和の鍵は首脳会談を行うことだと日本は喧伝しているが、本当の鍵は安倍政権が挑発的な対中政策を改め誠意を示すことだ。
 しかし安倍政権にそんなことを期待するのは無理であり、日中関係の冷え込みを一変させるのは困難だ。
 ならば日中は気をしずめて、「冷戦」よりはましなこの「冷たい平和」に両国社会に適応させ、新たな安定を構築する必要がある。

「冷たい平和」は必ずしも悪い関係ではない。お互いに相手側の友好への期待を効果的に下げ、両国が相互摩擦に耐える力を強化することができる。日中は徹底的に冷え込む過程を経たうえで、友好的隣国となる可能性を改めて大切にすることを必要としているのかも知れない。

 互恵的な経済協力と人的交流は引き続き奨励すべきであるという認識は、両国民が共有している。たとえば日本を訪れる中国人観光客が増加しているのがその証拠だ。それでも政治的冷え込みの影響で経済交流にも影響が出る場合は、仕方ないこととして受け入れるほかない。

 避けなければならないのは、不測の事態で「冷たい平和」が「冷たい戦争」になることだ。そのために両国は釣魚島(日本名・尖閣諸島)地域で各自の法執行機関の行動ルールについて暗黙の了解にいたり、特に航空機の衝突を防止する必要がある。

 日本側はいつも中国を凝視し外交活動で中国の注意をひこうとしているが、現在中国は様々な国際問題に多忙であり、いちいち日本に構っていられない。


「いまの中国は多忙だから日本なんかに構っていられない」という言い草には失笑しますね。そりゃ多忙でしょ、新疆ウィグル自治区では連続爆破事件、香港では民主化デモ。ますます中共に国際社会の批判が集まっているのです。

 でも、全体的には環球時報のくせにけっこうマトモなことを言っていると思います。わたしはおおむね共感しますね。日本の左派系野党は二言目には「肝心の中韓と首脳会談ができていない安倍外交は失敗だ!」と叫びますが、形ばかりの首脳会談のためにつまらない譲歩をしたら、友好につながらないばかりか将来に禍根を遺すことになります。それは中国だってお互い様でしょう。
 中国の官製タカ派メディアがこういうことを言い出す背景にはなにがあるのでしょうか。日中関係を安定化させるための「このくらいで勘弁しといたるわ」宣言なのか、または日本との首脳会談を拒否するための前振りなのか。

 中国側が尖閣周辺での示威活動を自粛する気があるかどうかは疑わしいところですが、中国側が偶発的な衝突を避けたいと思っているのは確かでしょう。9月下旬には日中高級事務レベル海洋協議が久しぶりに開催され、相互連絡体制を作るための協議が再開されることになりました。べつに両国がイチャイチャしなくたって、紛争や戦争がなく穏やかで冷静な関係が保てていればとりあえず御の字なのです。

「隣国はこっちばかり気にしてギャアギャア騒いでるけど、そんな連中と無理に友好する必要なんかない」
 ――この主張、妙にデジャブ感がありますね。我々ネトウヨが理想とする対韓外交とまったく同じじゃないですか。実際に安倍首相も、対中問題、対朝問題と比べれば韓国なんか二の次三の次って感じです。
(中央日報9/30 「安倍首相、早期首脳会談推進国に中国のみ言及」
http://japanese.joins.com/article/707/190707.html

中国「日本なんかほっとけ」
日本「韓国なんかほっとけ」
韓国「●●なんかほっとけ」

 この●●にあてはまるのは、例のアレです。

朝鮮日報10/1
【社説】セ号遺族団体の闘争姿勢、国民の忍耐も限界だ
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/01/2014100101409.html

要約
 セウォル号特別法案については、与野党が何度も政治合意したのにそのつど檀園高校の犠牲者遺族団体がそれをぶちこわしてきた。
 一般人の遺族は法案を受け入れているのに、檀園高遺族団体は左翼系の団体と協力して政治闘争を繰り広げている。声高に政府を非難するわりに、具体的に何を求めているのかもよくわからない。
 野党も、そんな連中に振り回されているようでは、自分たちの責任をみずから放棄するようなものだ。
いまでは合同焼香所を訪れる人もほとんどいない。遺族らは憂鬱(ゆううつ)な雰囲気から抜け出したいと考える国民の思いにも配慮を示すべきだ。


 被害者が調子に乗りすぎて反感を買う――デジャブですね。韓国人元「性奴隷」のみなさんと支援団体の姿そのままじゃないですか。
 被害者という立場を振りかざし、日韓基本条約をぶちこわそうとする彼(女)らの横暴。それに振り回されてまったく当事者能力を発揮できない韓国政府。韓国が隣国に要求するのは「誠意ある謝罪」、自分の気に食わないことがあれば千年先でも「誠意がない」「被害者感情を傷つけた」と問題を蒸し返す気満々。そんな露骨な態度が日本人を憂鬱にさせ、「あんなのもうほっとけ」という厭韓気分をもたらしました。
 つくづく、セウォル号事件は「縮図」なんだなあと思うわけです。

 そういえば今回の仁川アジア大会でも、韓国に敗れた他国のチームが「不公正だ」と抗議する騒ぎが目白押しでしたが、韓国人たちの反応は「往生際の悪いやつらだ」「ほっとけばいい」という冷笑ばかりでした。

男子レスリング(対イラン) http://oboega-01.blog.jp/archives/1010669044.html
男子ボクシング(対フィリピン) http://oboega-01.blog.jp/archives/1010660713.html
男子サッカー(対タイ) http://oboega-01.blog.jp/archives/1010636401.html
女子ボクシング(対インド) http://oboega-01.blog.jp/archives/1010479211.html
男子バドミントン(対日本) http://overseas.antenam.info/items/click/51517  以上 みずきの知韓宣言

男子ボクシング(対モンゴル) http://horukan.com/blog-entry-1599.html 以上ホル韓速報改

 過去の自分たちの往生際の悪さをすっかり棚に上げていますね。ソウル五輪のボクシング、ロンドン五輪のフェンシング、ソチ五輪の女子フィギュア・・・。

 東アジアで浮き彫りになった「あんなやつらもうほっとけ」の食物連鎖。みんなお互い様なんだね~と苦笑させられる一方で、ほっとかれた方の身になれば切実な問題です。「冷たい平和」の副作用で先に追い詰められるのはいつも弱い立場の者たちです。セウォル号の遺族なんか仕事を辞めていまだに体育館暮らしをしてるようですから、政府からガッポリ補償金をゲットするためにそりゃ必死でしょう。・・・まっとうに働けばいいだけの話ですがそれはそれとして。

 日本も、韓国が自滅するのはザマーミロですが、中国との根比べで負けるわけにはいきません。そのためにも国内経済の足腰を強くする必要があるのでしょう。地に足がついてない者が他人を批判すればブーメランになるだけです。
 アベノミクスとやらが結果を出せるかどうか。それがいずれ外交政策にも影響してくるんでしょうね。
 
 
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テーマ : 特亞
ジャンル : 政治・経済

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