ほらまた政争、そして謝罪要求

 例の産経前支局長起訴問題でムカつくのは、いわば「火元」ともいえる朝鮮日報の態度です。
 問題となった産経の記事の多くの部分が朝鮮日報の記事からの引用であり、程度の差はあれどちらも大統領の男女関係のウワサを匂わせていたにもかかわらず、朝鮮日報は検察の事情聴取を拒否して

崔普植記者「産経ソウル支局長の主張は荒唐無稽で卑劣」(9月18日)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/18/2014091801652.html

 という逆ギレっぷり。その後は自社の記事が引用されたことすら知らんぷりするようになりました。
 しばらくは高みの見物を決め込んでいたようですが、いよいよ起訴が間近になるとさすがに不安になったのか、
「き、起訴なんかやめろよ~…、そんなことしたって勝算ないかもよ~…」
 と、及び腰ながら検察をたしなめるポーズを示しました。

【コラム】産経支局長を処罰してはならない理由(10月03日)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/03/2014100301041.html

産経前支局長の被疑事実、裁判で立証困難との見方も(10月10日)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/10/2014101000777_2.html

 そりゃ不安ですよね、公判が始まればどうしたって「なぜ産経がクロで朝鮮日報がシロなのか」という議論は避けられないわけで、そうなれば「じゃあ朝鮮日報もまとめて有罪な」っていう流れにならないとも限りません。

 産経問題をおおごとにするばかばかしさを強調したいのか、朝鮮日報はこんな報道も始めました。

産経問題めぐり韓国与野党が攻防
「当然の措置」VS「国の品格失墜」
(10月11日)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/11/2014101100731.html

(要約)
 検察による産経新聞前支局長の起訴をめぐり、与野党が10日、攻防を繰り広げた。

【野党側の主張】
◆新政治民主連合
「かえって大統領の名誉を毀損した。検察の盲目的な忠誠が事態をダメにした。国際的な笑いものになった」
◆統合進歩党
「朴槿恵政権の残りの任期は『言論自由国』回復を期待するどころか、『言論統制国』転落を心配しなければならない状況だ」
◆正義党
「ここまで来ると、過去の軍事独裁政権よりもひどい女王独裁政権だ」

【与党側の主張】
◆セヌリ党
「法の前には誰も例外ではない。産経新聞は外国メディアだが、事実確認という最低限のメディアの使命を無視したまま、虚偽の報道をしたことについて明確な責任を取るべきだ」


 いかにも韓国らしい展開ですね。野党側の言うことは一見正論に見えますが、どうせ彼らの目的の第一義は与党を攻撃することでしょうから、言論の自由なんてものをどこまで本気で守ろうとしているのか、分かったもんじゃありません。

  対するセヌリ党の言い分は、これまた一言一句がブーメランです。
  「法の前には誰も例外ではない」?
  「慰安婦問題は例外だから日韓請求権協定は関係ない」「対馬の仏像は例外だからユネスコ条約は関係ない」そんなことばっかり主張してきた「情治国家」のみなさんが何をおっしゃるやら。
  「事実確認という最低限の使命を無視した責任を果たせ」?
  じゃああんたたちは元慰安婦のみなさんの証言が正しいかどうか、事実確認をしたことがあるんですか?


 かなり自制気味の報道で保身を図っているらしき朝鮮日報とは対照的に、中央日報は感情むき出しです。他人事でいられる(と信じている)限りいつだって威勢がいいのも韓国人ならでは。

言論の自由で包装された前産経ソウル支局長の詭弁(10月11日)
http://japanese.joins.com/article/198/191198.html

 記事の内容は加藤前支局長が産経新聞に寄せた「手記」を批判し、いかに産経の姿勢がけしからんものかを訴えています。
 けれどわたしにとって興味深かったのは、反論の一つ一つよりも終盤の部分でした。

にもかかわらず、韓国検察の起訴決定は間違っているというのが個人的な考えだ。いくら記事に問題があるとしてもグローバルな視点で判断するべきだった。しかし産経は明らかに度が過ぎた。言論の自由は公正報道の責任を果たす時に与えられるものだ。


 ちょっと何言ってるかわかりません。必死に産経の主張に反論していたのに、いきなり「起訴決定は間違っている」という結論。その根拠を展開するかと思いきや、「公正報道をしていない産経に言論の自由は与えられない」みたいな再批判。支離滅裂です。
 中央日報はべつに「産経の記事は違法とはいえない」と言っているわけではないようです。起訴が不当である理由が述べられているのは唯一「グローバルな視点で判断するべきだった」という部分のみ。要するに法的根拠も報道の自由もどうでもよくて、「国際社会からの批判が高まっているからやめといたほうがいいんじゃね?」ってだけですよねこれ。単に悪者になりたくないだけ。ポリシーゼロ。
 朝鮮日報がせっかく報じた「法の前には誰も例外ではない!」という与党の素晴らしい「正論」が台無しじゃないですか。

たとえ誹謗する意図がなかったとしても、記事の内容が「事実」でないことが明らかになった。なら「遺憾」の一言でも表明するのが正しい。しかし産経新聞のどこを見ても「謝罪」や「遺憾」は見られない。「詭弁」ばかり繰り返されるだけだ。


 何度も言わせてもらいますが、記事の内容はべつに虚偽じゃないでしょう。ああいう噂話があったのは事実だし、加藤氏は記事の中で「真偽の追及は現在途上だ」と明言していたのですから。
 誹謗する意図がなく(たぶん揶揄する意図はあったでしょうがw)、記事が虚偽というわけでもないのに、なぜ謝罪しなくちゃいけないんですか?

 じつは検察の起訴理由も、「謝罪」にこだわってるんですよね。

朝鮮日報(10月9日)
謝罪・反省しない産経前支局長、名誉毀損罪で在宅起訴
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/09/2014100900567.html

(引用)
検察は報道資料を発表し、起訴の理由について「加藤前支局長の記事は客観的な事実と異なり、その虚偽の事実をもって大統領の名誉を傷つけた。取材の根拠を示せなかった上、長い特派員生活で韓国の事情を分かっていながら、謝罪や反省の意思を示さなかったという点を考慮した」と説明した。


 要するに、加藤氏が謝罪や反省の姿勢を見せれば起訴には至らなかった可能性が高い、ということですね。

 この点については、女子知韓宣言のみずきさんが鋭い指摘をしています。恐縮ながら長々と引用。

私が思うに、韓国側が描いてたのは、以下のような「絵」ですね。

産経記者を取り調べる過程で、産経記者から、「『自分もちょっとは間違っていた』という言質」を得ようとしてたんだと思う。
日本人がよくやってしまう間違いに、「確かにその点については少し間違ってたけど、」という一言を思わずいってしまうことがあるんだけど、この言葉、韓国みたいに詭弁を得意とする国には利用されてしまうんですよ。
もちろんその言葉のあとに「本当に言いたいこと」を言うわけですが、相手にしてみれば「本当に言いたいこと」なんてどうでもいいわけです。
この「言質」さえとれば、「産経の記者が間違いを認めた!!!」と大きく喧伝できる。
あとは、相手が「そうじゃなくて!」と慌てて何を言おうが、「まあ、間違いを認めたようなので、寛大に許してやろう。二度とやらないように。謝罪を受け入れて、起訴は免除してやろう。」と威張って言える。
こうなると日本人の側はたいがい、つきあうのも面倒くさいので「まあいいか・・・これで終わるし・・・負けるが勝ち・・・」ってなる。
これが韓国人式の「自尊心の立て方」です。
一つ一つの事例「だけ」を見れば、日本人のそういう対応も間違ってるとはいえないんだけど、これを「積み重ねること」の弊害は非常に非常に大きいです。
いじめの構図にも似たようなものがあるけど、いったん弱い対応をして見くびられると、どんどんイチャモンつけられるようになって、「積み重ねること」でいじめっこが暴走しはじめたりするでしょ。それと同じようなこと。
みなさまも詭弁を得意とする韓国人と議論するときは、いろいろ気をつけてね。

おそらく今回、産経新聞の加藤記者は、こういった「言質」を与えるようなことを一切言わなかったんだろうなと思います。
加藤さんがんばってね。日本国民が応援してるからね!!


【韓国の反応】朝日新聞から欧米メディアまで一斉に韓国を批判!産経ソウル支局長の起訴
http://oboega-01.blog.jp/archives/1011191674.html


 たぶんこれが真実を突いてるんじゃないですかね。検察がダラダラと起訴を先延ばししていた理由も理解できます。
 これまでの日本の対韓外交の失敗を痛感していた産経の記者だからこそ、そして韓国経験が長かったからこそ加藤氏は毅然とした態度をとることができたんでしょう。
 我々一般の日本国民も見習った方がいいかもしれませんね。 「すみません」と声をかける前に、相手の国籍を確認しとくとかw
 え? これヘイトスピーチですか? そうですかスミマセン…。

 話は飛びますが、これと対照的なヘタレがFIFAです。

おーるじゃんる
【悲報】FIFA 公式マガジン表紙の旭日旗デザインを日の丸に差し替え「公式な苦情はない。でもうるさいやついるから、差し替えるわ」
http://crx7601.com/archives/41265466.html

 これ、韓国人を完全につけあがらせますよ。一般企業じゃなくてFIFAですからね。日本は国を挙げて抗議しないと、後々禍根を残すことになるんじゃないかな…。
 かといってわたし自身は、わざわざFIFAに抗議メールを送るほどの度胸はありませんけどね。ネトウヨを自称しながら、そこまで筋金入りじゃなくてスミマセン、スミマセン…。
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テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

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