信毎にゲスト出演の沖縄二大紙、中国の脅威は完全スルー

 3月27日の信濃毎日新聞5面に、沖縄二大紙の論説委員長が辺野古問題について寄稿していました。
 沖縄タイムスも琉球新報もサヨク側ですから、言ってることはさほど変わり映えしませんが、以下、抜粋引用します。

沖縄タイムス 久高将己 論説委員長
民意に向き合わない政府

……
本土の人たちには、沖縄が置かれた過酷な歴史を知ってほしい。沖縄戦で本土防衛の「捨て石」にされ、戦後は米軍統治を押し付けられた。本土復帰後も基地の重圧は変わらない。この上なお、今後100年、200年も、過大な基地負担を背負わせようとしているのである。
……
沖縄の人びとが1996年の普天間飛行場の返還合意以来、辺野古移設に頑強に反対しているのは、それが極めて差別的な性格を帯びているからだ。地元の合意なしに米軍基地建設を進めることは許されない。これは民主主義国家の最低限のルールである。政府がとるべき選択肢は、移設工事を中断し沖縄側と話し合うことだ。
 安倍政権の辺野古での「暴走」を止められるのは国民世論しかない。


 沖縄の悲劇は確かに重いものがあります。米軍基地が沖縄に集中していることに対しては、本土に住む国民の一人としてありがたさと申し訳なさを感じます。
 でも、沖縄が負担を強いられてきた理由は結局のところ、沖縄が地政学的に重要な場所だからじゃないんですかね。べつに沖縄の人たちを差別してるからなんて理由はないと思います。
 日本列島は東側が広大な海ですから、他国が日本に攻め込もうとする場合、そのルートは①北海道から②沖縄から③北九州や山陰から――の3つに大体絞られます。防衛する側も、そこに重点的に基地を配置することになります。広大な土地がある北海道、韓国という防波堤がある北九州に対し、沖縄が中国と直接国境を接する狭い島であることは何より不幸です。

 地元が反対しているのだからそれに従うのが民主主義だとおっしゃいますが、ことは国政問題であり安全保障問題なのですから、地元の都合よりも国民全体の都合が優先されるのはある程度仕方ないことだと思います。
 安倍政権がやっていることは「暴走」でしょうか? すでに走りだしたクルマが一時停止し、ふたたび走りだしたところに歩行者が飛び出してきた、って方が近いと思いますけど。アメリカさんが後部座席でウンザリしてます。

琉球新報 玉城常邦 論説委員長
全国の意識は沖縄と乖離

……
 昨年11月の沖縄県知事選をはじめ一連の選挙で県内移設に反対する民意が示された。これほど明確に反対の意志が示されたにもかかわらず、政府は一顧だにしない。これが日本の民主主義なのか。多くの県民はそう思っている。
……
 一方、全国の意識は沖縄と乖離しているようだ。その意見を要約すれば「たくさん金をもらっているのに、なぜ県内移設に反対するのか」となろうか。
……
 しかし「沖縄振興予算」の中身を見れば、国庫支出金と国直轄事業費などを合わせたもので、他県にもある。県によると、12年度普通会計決算ベースで国からの財政移転(国庫支出金と地方交付税交付金合計)は全国17位。沖縄が突出して多いわけではない。
……
 米国防総省が昨年発表した4年ごとの国防戦略見直しは、在沖部隊を含む海兵隊のグアム移転を進めると明記し「米軍は地理的に分散され、作戦面では弾力的となり、政治的にも持続可能となる」としている。大陸からのミサイル射程内にある沖縄に大規模な海兵隊は不要との認識である。
 それでも普天間飛行場の機能が日本の安全にとって必要ならば、全国に応分の負担を求めることが政府の責務である。政府はそれを放棄しているとしか思えない。


 沖縄タイムスと比べると、こちらの方がまだ論理的ですね。国から沖縄への財政移転は他の都道府県と比べて突出しているわけではない、という沖縄県の主張については、少なくともざっとネット検索した限りでは、これに対する明確な反論は見当たりませんでした。
 でも現時点では、沖縄への「特別扱い」によるお金が国からどの程度降りているかが分からないのでなんともいえませんね。あと、沖縄振興開発金融公庫の存在も無視できないでしょう。

 米軍は大陸からのミサイルを恐れて海兵隊の主力をグアムに移転しようとしている、だから辺野古に基地なんかいらない――という主張は、自滅的なのでやめたほうがいいと思います。
 大陸からミサイルが飛んで来るかもしれないなんて言われれば、日本国民はますます「米軍さん、行かないで!」とすがりつきたくなるじゃないですか。それにたしか、米軍がグアムに移転させようとしているのは海兵隊の指揮部隊だけで、実働部隊は沖縄にとどまるんですよね?
 中国が南シナ海・東シナ海に触手を伸ばし、米政府がアジア回帰戦略を打ち出している状況下ですから、米軍としても万一の場合に備え、できれば使い勝手のわるい普天間からさっさと辺野古に移転したいと考えるのは自然なことだと思います。
 そんなに海兵隊の基地が必要なら本土に作ればいいだろう! と辺野古反対派はおっしゃいますが、本土にはすでに岩国基地がありますし、普天間飛行場は他の在沖米軍を支援するとともに中国に睨みをきかせる必要があります。なぜ海兵隊の基地が沖縄に作られたのか、その背景を無視しては議論になりません。

 「沖縄はこんなに虐げられてきた! いまも負担を強いられているのだから、沖縄振興予算をもっとくれ!」という訴えならまだ理解できますけど、被害者意識を振りかざして国の安全保障にヒビを入れるような真似をされるのは困ります。辺野古に飛行場ができれば普天間の危険性も減るのですから沖縄県民にもメリットがあるはずなのに、なぜいつまでもゴネ続けるのか。このままではヤマトンチュに「沖縄疲労症」が蔓延しかねません。

 たとえば同じ空港闘争でも、成田三里塚の農家の皆さんの訴えはまだ「おれたちの農地を奪うな!」という分かりやすいものでしたが、ジュゴンガーサンゴガーアベガーではいまいち切実さに欠けます。最近では移設問題が長引くことで利権を得る人々の存在も指摘されるようになってしまいました。
沖縄の不都合な真実 (新潮新書)
 わたしはまだ読んでいませんが、池田信夫氏は評価してるみたいだし、アマゾンレビューで低い評価をつけてる読者の反論はかなり感情的なものなので、どうやら説得力のある本のようです。

 わたしみたいな人間が「辺野古移設は仕方ない」「反対派はゴネすぎ」なんて発言をすると、サヨクのみなさんから「そういう上から目線こそ、ウチナンチュへの共感力が足りないネトウヨ的思考だ!」と叱られるのでしょう。
 でも、沖縄のサヨクメディアさんたちが本当に問題解決のために日本国民全体の理解を得たいのなら、真っ先に訴えるべきことは、

①在沖米軍(の海兵隊)が日本の安全保障上不要な存在であること
②とくに中国は日本にとって軍事的脅威になりえないこと

 の2点でしょう。…ちなみに「尖閣有事になってもどうせ米軍は助けてくれない、だから沖縄に米軍なんかいらない」なんてのはダメですよ。「じゃあ沖縄の自衛隊を増強しなきゃ」ってことになるだけですから。

 平成25年に沖縄県が行った意識調査では、中国に対して否定的な印象を持っている沖縄県民が89.4%に上っています(こちらのPDFファイルの176ページ)。彼らもやはり尖閣諸島への中国の動きに大きな警戒感を抱いています。
 無邪気に反日媚中へ突き進んでいる韓国とくらべ、沖縄県民はずっと大きな葛藤を抱えているはず。なのに本土のサヨク新聞を読む限りでは、沖縄は「米軍出て行け」の大合唱らしいという印象しか得られません。そこが気持ち悪いんですよね。
 沖縄二大紙に加え八重山日報にも寄稿させる度胸が信毎にあれば面白くなるんですけど。ま、たぶん絶対あり得ませんけど。
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テーマ : 沖縄米軍基地問題
ジャンル : 政治・経済

外務省の"動画挑発"、1年前のやつの方がもっとすごい

 日本外務省の例の動画に対する朝鮮日報の激昂ぶりがとても愉快なことになっています。

 トップページには、動画への反論を含め、日本に対してごちゃごちゃ言ってる記事がなんと8連投。そりゃあ、ネトウヨとしては「効いてる効いてる」くらい言いたくなります。

150327chosun jp

朝鮮日報は必死で日本を批判していますが、論理としては楽観Webさんがほぼ完璧に返り討ちにしています。
http://blog.livedoor.jp/rakukan/archives/4847630.html
 本当はこういう反論は日本のマスコミがやらなきゃいけないことだと思うんですけど、外務省動画に韓国世論が猛反発している事実すら、大手メディアはあまり報じていない様子ですからね。われらが信毎もスルーするんだろうなあ。

 それにしても、例の動画はべつに韓国を狙って作成したものではありません。
 どうせ反論するなら、朝鮮日報はこっちの動画↓に噛み付けばいいのに。



 日本がいかに韓国を支援し過去について誠実な姿勢を示してきたか、韓国の態度がいかに矛盾したものか、畳み掛けがすごい。
 去年の3月13日に公開したもののようですが、あまり話題になってませんよね。領土問題関連の動画ならすぐに政府が抗議するのに。ちなみに、この動画でもすでに韓国について「重要な隣国」と述べるだけで「価値を共有」という表現はありません。

 もう一つちなみに、この動画のコリア語版
https://www.youtube.com/watch?v=AMS22N0_0IE&list=PLz2FHGxPcAlj1jbspo3hfWIUDlKj1wEIn&index=3
は2015年3月27日23:27閲覧の時点で閲覧数16,144、評価はGoodが811でBadが24でした。
 外務省の一連の「挑発動画」、どの言語版がどう評価されているかをチェックするのも面白いですね。

 同省が公開している動画はどれも出来がいいのですが、人知れずYouTubeに投稿しているだけでは自己満足のそしりは免れません。今回だって、CNNの広告になったからかろうじて注目を浴びることができたわけですし。
ネトウヨの一人としては歯がゆいものがあります。まあ、こういう広報戦略はやりすぎると嫌らしいですから、間合いは難しいでしょうけれども。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

日韓は戦後史すら認識を共有できないという現実



 日本の外務省が戦後日本が世界に貢献したことをアピールする動画↑を公開し、韓国メディアが火病している件。
 外務省のサイトでは英語や韓国語はもちろん合計10ヶ国語のバージョンが用意されていました。力が入ってますね。http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/rp/page23_000874.html
 ていうか、外務省のサイトに「歴史認識」なんてコーナーがあったのをわたしはこれまで知りませんでした。地味で素っ気ないレイアウトですが、なかなか充実している様子です。

 韓国側の主張は、たとえば朝鮮日報によればこんな感じ。

日本の侵略に対する補償として支払った資金を、まるで善意の政府開発援助(ODA)資金かのように装っており、新たな歴史歪曲(わいきょく)との声も上がっている。

浦項製鉄所は1965年の韓日基本条約に伴う対日請求権資金を投入して建設されたものだ。それにもかかわらず、日本は動画で「各国の経済インフラ整備をODAにより支援し、アジアの発展の基礎を築いた。これにより日本企業を含む多くの民間投資を促進し、持続的な経済成長をもたらした」とナレーションを入れている。まるで日本が自発的に支援したかのように誤解させるものだ。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/25/2015032500602.html

 韓国のみなさんにはお気の毒ですが、日韓請求権協定に基づいて日本が韓国に提供した資金が「補償」ではなく経済協力金であることは事実です。
 日本は清やロシアとは戦いましたが韓国(朝鮮)とは戦争をしておらず、併合も合法的に行われ当時の国際社会に認められていました。第二次大戦中の朝鮮半島は台湾のように激しい空爆を受けることもなくほぼ無傷で終戦を迎え、昨日まで敵だったはずの連合国から棚ぼたの独立を恵んでもらったのです。そんな韓国に日本が賠償だの補償だのをしなければならない理由がありません。
 この分野の「専門家」であるサヨク学者さんも、立場は異なりますが日本が韓国に対して補償や賠償をしていないことを認めています。太田修先生は『『マンガ嫌韓流』のここがデタラメ』の中ではっきりと「日本が支払ったのはただの協力金だから、韓国側には賠償金や補償金を請求する権利が残っている」旨を主張して韓国の肩を持っています。
参考:当ブログ過去記事http://rightabit.blog.fc2.com/blog-entry-106.html

 つまり、韓国側が「日本は侵略に対する補償として支払った資金を、まるで善意の援助金かのように装っている!」と叫ぶのは、日韓請求権協定を理解していない無知をさらけだしているのと同時に、みずから「戦後賠償の問題はすでに解決済みだ!」と叫んでいるのと同じなのです。・・・日本としては有難いですね。

 この動画は、韓国にとって民族の誇りである「漢江の奇跡」が、チョッパリの薄汚い協力金抜きではありえなかったという「不都合な真実」を突き付けるものですから、韓国人が逆上したくなる気持ちは想像がつきます。
 しかしこの動画に向かって喚けば喚くほど、自分たちの恩知らずぶりを世界にアピールすることになるのです。
 まあ、「世界」はそんなこまごまとした日韓現代史なんか知ったこっちゃないでしょうが、日本の脳天気なリベラル派たちが韓国の反応を知れば、「韓国ってこんなことにまで腹を立てるの?」と驚くんじゃないでしょうか。
 朝日や信毎など国内の左派メディアだって、戦後の日本がアジアおよび世界の平和と発展に貢献したことを否定したりはしません。むしろ、「戦後の日本は多大な国際貢献で信頼を勝ち得てきたのに、いまの安倍政権がそれを台無しにしようとしている!」と政府批判に利用しているほどですから。

 でも、やっぱり韓国の国民感情にとって、この動画は日本がみずからの"蛮行"を美化しようとするものであり、立派な「歴史歪曲」なのです。
 そりゃ、「植民地近代化論」なんて通用しないわけだ。

 戦前どころか、戦後の歴史すら認識を共有できない日韓。いまのところ韓国政府は抑制的な姿勢を見せているようですが、与党代表なんかはさっそく「日本の奴ら」などと暴言を吐いたそうですし、当面両国の関係は修復のしようがありません。
 それとも、サヨクのみなさんはこれについても安倍政権を批判しますかね?
 「アジア諸国をむやみに刺激するような動画は即刻取り下げるべきだ!」とか。 
 もしそれをやったらすごいなー。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

朴裕河をも拒絶する盲目の天使たち

 いま一番ホットな外務省CMの話題をよそに、いまさらですが『帝国の慰安婦』コリア語版の発禁問題について、ハンギョレ新聞を引用しながらちょっと考えてみたいと思います。
 日本のサヨクや在日コリアンから好意的に受け止められた朴裕河教授の例の本は、韓国ではナヌムの家の自称性奴隷おばあさんたちの訴えにより、2月27日のソウル地裁の判決であえなく発禁処分になりました。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/19729.html

 ちょっと前の記事ですがハンギョレ日本語版に、この問題を韓国側の視点からわかりやすくまとめたものがありましたのでご紹介。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/19810.html

 裁判所が削除の必要性を認めた部分の中でも、
「朝鮮人慰安婦の苦痛は日本人遊女の苦痛と基本的に変わらない」
「朝鮮人慰安婦と日本軍の関係は基本的に同志的な関係であった」
 といった文言はとくに韓国内で熱い論議の中心になったとのこと。

 なぜこんなことで論争が起きるのか、日本人にはなかなか理解できません。日本軍慰安婦には日本人女性も少なからず含まれていたことは事実。慰安所において日本人慰安婦と朝鮮人慰安婦との間に待遇差別があったなんてことは聞いたことがありません(人気の違いはあったそうです。日本人女性の方が長い行列ができていた=日本人女性の方がハードワークだったw)。
 当時の日本と朝鮮は内鮮一体、「同じ国」だったのですから、「同志」というより「同胞」という表現のほうが正しいんじゃないですかね。連合国側からすれば、慰安婦に限らず朝鮮人のほぼすべてが「戦犯国民」に等しい存在だったのにねえ。

 3ページにわたる「分析」の最後を、ハンギョレは以下のとおりしめくくっています。

 結局、この本は多くの論議にもかかわらず、慰安婦問題に対する日本政府の責任を免じようという話をしているわけではない。 むしろその反対に、日本政府に“法的責任”がないという(日本右翼の)主張を受け入れる方式を通じて、両国間の異見を狭めた後に日本リベラルが要求している妥協案+αを日本政府が受け入れるよう決断を促す本だ。

 しかし、私たちはなぜ慰安婦問題の解決を望んできたのだろうか。 戦時下で女性に強要された濯ぐことのできない人権侵害に対して国家が厳格に責任を負うよう追及し、人類社会にこのような悲劇が二度と繰り返さないよう警鐘を鳴らすためではないか。 そして韓国社会は、日本に突きつけたその厳格な定規を自らにも突きつけて「基地村浄化計画」という名で強行された米軍慰安婦問題とベトナム戦争時期に行われた韓国軍の戦時性暴行に対する国家の責任を一層厳格に追及すべきだ。
 結局、朴裕河教授が提示した奇妙な論理の善意を理解できないわけではないが、「肉を切らせて骨を切る」妙案ではなく、「骨を切られて皮も切れなかった」試みだったという判断を下さざるを得ない。 朴裕河教授の主張を活用して世界を相手にした“歴史戦争”に乗り出すという日本右翼の声が少しずつ高まっている点を考える時、慰安婦問題解決の展望は『帝国の慰安婦』が出てくる前と比較して、やや暗くなっただけのようだ。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/19812.html


 自国の基地村女性問題も俎上に載せているハンギョレはある意味潔いし筋が通っていますが、いずれにせよ朴裕河教授が提案する「日本リベラルが要求している妥協案プラスα」すら認めないという立場ですから、やっぱり日本との和解は不可能ですね。日本側はもはや「マイナスα」すら無理でしょうから。
 韓国人にとっては、朝日新聞もアジア女性基金の和田春樹も広い意味では右翼同然なのです。

 結局、韓国人は日本という悪魔を相手に「正義」の戦いを挑んでいるのです。少しでも妥協してしまえば、その時点で「正義」は失われ戦いの意義を喪失します。正義の天使が悪魔と妥協したら、それは堕落以外の何物でもありません。
 ハンギョレは朴槿恵政権も「悪魔」認定しているので、基地村問題をタブー視する必要がないのです。

 日本人にしてみれば、「きみら韓国人は日本を悪く言えるほど潔癖なのか」と文句の一つもいいたくなりますが、韓国人にしてみれば、自分たちがいろいろ問題を抱えているからこそ、日本を叩いて「正義ごっこ」でもしていないと自尊心を保てないのでしょう。

 3月12日のハンギョレには、朴裕河氏とは好対照の人が登場していました。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/19946.html
 忠南大学国家戦略研究所というところの尹明淑さんという主任研究員が、『朝鮮人軍慰安婦と日本軍慰安所制度』という本を出したとのことで、そのインタビュー記事です。
 彼女の主張は、「慰安婦制度は日帝と親日派のせい」というもの。女性たちを丸め込みかどわかした朝鮮人悪徳業者の存在を認めながら、それを「親日派」の一言で切り捨てています。

 結局、韓国のほとんどのみなさんがこうなんですよね。人間という存在に対する想像力が不足しているのです。いや、あえて思考を停止しているというべきか。
 娘を買った業者が親日派なら、娘を売った親だって親日派のはず。それを許した親戚や隣近所も親日派。朝鮮人日本兵の中には朝鮮人慰安婦を買った人も多いでしょうから彼らだって親日派。彼らの出征を日の丸の小旗を振って見送った故郷の人々も親日派。現生韓国人はほぼ全員が忌まわしい親日派の子孫なのです。

 だから韓国人の皆さんは、率先して他人を糾弾し自分だけは助かろうとします。日本人はそういう人間を「卑怯者」と呼んで侮蔑しますが、韓国人にとっては生き残るために必要不可欠な保身術なのでしょう。

 価値観というか、思考回路にこれだけ大きな違いがあるのですから、日韓が「心からの和解」をするなんてどだい無理。
 福田康夫元首相など過去の人たちが「賢人会議」と称してクチバシを挟もうとしてますけど、根本的なところに目をつむって無理やり首脳会談だけやらせようとしても、よけい問題がこじれるだけだってこと、わかんないのかなあ。

テーマ : 従軍慰安婦性奴隷制問題
ジャンル : 政治・経済

他国の首相の演説行為そのものを「禍」と呼ぶ中央日報

 安倍首相が4月に予定している米議会両院合同演説については、日本ではさほど話題になっていないにもかかわらず韓国では大騒ぎだったようですね。

 韓国の議長がわざわざ訪米して安倍に演説させないよう米国の議長に直訴したり(参照:楽観Web)、韓国系団体が新聞広告で演説反対を訴えたり(時事通信)。

 でも結局、演説を阻止することができず、韓国外交の敗北だ! と火病っているという(知韓宣言)、日本人からすると「きみたちはいったい何と闘っているんですか?」訊きたいくらいの取り乱しぶりのようです。

 中央日報は、今回の議会演説の実現を「日本が金と人脈でつかんだ」と決め付け、「韓国外交は力で劣った」と嘆いています→こちら。これを教訓に韓国はもっとカネをつぎこんでロビー活動に傾注すべし、と韓国政府に拍車をかけているようです。うへえ。

 そのうえ、中央日報は土日がお休みですから、先週末は日本語版サイトのトップ記事がずっとこれでした。

http://japanese.joins.com/article/social_article.php?total_id=197971&pgi=2&refer=japanese.joins.com
【社説】安倍首相の米議会合同演説、転禍為福の契機になるべき
2015年03月21日11時23分

 来月末に米国を訪問する安倍晋三首相の米上下院合同会議演説が既成事実として固まる雰囲気だ。カギを握るジョン・ベイナー下院議長が演説機会を与える方針を固め、近く招請状を発送する計画という。上下院合同演説は米議会が外国指導者に提供する最高の礼遇だ。韓国の大統領とは違い、日本の首相は今までたった一人も特典を享受することができなかった。戦争を起こした戦犯国の指導者という緋文字のためであることはいうまでもない。

 歴代の日本首相の中で誰よりも過去の歴史に対して退行的な認識を持つ安倍首相が禁忌を破る最初の人物になるという事実に、我々としては当惑するしかない。2006年に上下院合同演説を推進した小泉純一郎首相に対し、靖国神社参拝を理由にブレーキをかけた米議会がなぜ、安倍首相の靖国参拝に対しては目をつぶるのかも疑問だ。終戦70周年を迎えて米議会が日本との過去の問題に終止符を打ち、日本を名実ともに最高の友邦として待遇するという宣伝的な意味ではないかと感じるしかない。米議会が自らの判断に基づき固有の権限を行使することにあえて是非を論じる必要はない。

 問題は演説の内容だ。その中に何を入れるかにより、安倍首相の米議会合同演説の意味は全く違うものとなる。従来の村山談話と河野談話を継承しながら、旧日本軍慰安婦を含む過去の問題に対する誠意ある反省と謝罪を込めれば、むしろ転禍為福の機会となる可能性がある。冷え込んだ韓日関係が改善し、韓日米3角協力が正常化する契機になることも考えられる。しかし過去の問題に対して中身のない演説になってしまえば、逆効果をもたらす可能性が高い。ベイナー議長の誤った判断のために戦犯国日本に免罪符を与えるだけの格好になってしまったという非難が米議会にあふれる可能性がある。

 安倍首相の米議会合同演説がいかなる結果をもたらすかは米議会の努力にかかっている。安倍政権との緊密な調整を通じて、過去の歴史に対する痛切な反省と謝罪が盛り込まれるよう、ベイナー議長は最善の努力を尽くさなければいけない。


 あいかわらず突っ込みどころ満載ですね。
 これほど露骨な負け惜しみを堂々と社説に書ける韓国って、やっぱり日本とは価値観が違うな―と感じます。
 ほんと韓国って、つまんないプライドに熱くなる国なんですね。

>米議会が自らの判断に基づき固有の権限を行使することにあえて是非を論じる必要はない。

 …ええと。
 この社説のタイトルにある「転禍為福」って、どういう意味でしょう。たぶん「災い転じて福となす」ということだと思いますが、中央日報さんのいう「禍」って、安倍首相の議会演説のことですよね? 演説の中身とは無関係に、他国の首相が他国の議会で演説することそのものを「禍」呼ばわり…ちょっとひどくないですか。これ、「是非を論じる」どころか完全に喧嘩売ってますよね。

>2006年に上下院合同演説を推進した小泉純一郎首相に対し、靖国神社参拝を理由にブレーキをかけた米議会がなぜ、安倍首相の靖国参拝に対しては目をつぶるのかも疑問だ。

 韓国人って、安倍首相が去年は靖国参拝してなかったことを完全に忘れてるんでしょうか。どうせ安倍首相を悪者扱いしたいがために、あえて無視してるんでしょうけど。安倍首相が自粛したのは一昨年に韓国と中国がギャアギャア騒いで米国から「失望」発言を引き出したせいなんだから、もっと喜べばいいのに。

>ベイナー議長の誤った判断のために戦犯国日本に免罪符を与えるだけの格好になってしまったという非難が米議会にあふれる可能性がある。

 なにこれ、脅してるつもりですか?w
 たぶん、安倍首相は演説で大したことは言いません。「侵略」とか「植民地」とか、細かい言葉尻をとらえて敏感に騒ぐのは韓国(と中国)だけですから、米議会が非難にあふれるなんて可能性はありません。韓国のメディアは本当に「自分たちが見たいものしか見ようとしない」、この社説はその典型例ですね。

 これは日米間の問題なのに、なぜ韓国が「オレ好みの演説にするよう努力を尽くせ」と偉そうに干渉するのか。来賓の演説行為そのものを「禍」呼ばわりする国のことを、日米がなぜ考慮しなければならないのか。非常識にもほどがあります。

 安倍首相の歴史認識を問いただしたいのなら、韓国は安倍首相を自分の国会に招いて演説させればいいのです。その演説を聞いた上で、不満があれば正々堂々、面と向かってブーイングを浴びせればいいじゃないですか。
 その勇気もなく、こうやって外野から遠吠えしたり、せいぜい中国とつるんで日本の外務大臣をネチネチいじめることしかできないような国には、つくづく哀れみを覚えますね。
 この痛々しさ、何かに似てるな―と思ったら、あれだ、「カミソンが人気者だったのがくやしかったから」とか供述してる川崎の18歳少年にそっくりだ。

 韓国はただ目先の嫉妬に狂ってるだけでしょうけど、その態度はあきらかに日米離間を狙ったもの=日米同盟に敵対する行為です。ただでさえ米国大使を殺しかけた直後なのにこんなことしてたら、取り返しのつかないことになりませんかねえ。

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資料保存を目的に、時事通信の記事を追記にコピペしておきます。

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国連の韓国人事務総長が日本に「寛容」を求める意味

訪日中の潘事務総長「歴史認識の対立解消に向け努力を」
2015年03月16日11時28分
[中央日報日本語版]

訪日中の潘基文(パン・ギムン)国際連合(国連)事務総長が韓日中の歴史認識をめぐる対立解消の必要性を強調した。この問題の解消に向け、安倍晋三首相が寛容で未来志向の展望を持って、歴史認識をめぐる対立の解消に努力してほしいとの立場を伝えた。

潘事務総長は16日に放送されたNHKとのインタビューで「いまなお歴史認識をめぐる問題は解決されていないが、各国の指導者たちがより未来志向になることを心から望んでいる」とし「とりわけ日本の指導者たちが、寛容で未来志向の展望に立ち、歴史認識をめぐる対立の一刻も早い解消につなげてほしい」と明らかにした。

また、潘事務総長は「21世紀がアジア太平洋の時代と言われるなかで、東アジアの経済大国の日本と中国、韓国の3か国が協調し、互いに協力することが極めて重要だ」と伝えた。

第3回国連防災世界会議の出席等のために日本を訪れた潘事務総長は、16日午後、東京・国連大学で開かれる国連創設70周年記念シンポジウムで安倍首相と並んで演説を行う予定だ。

http://japanese.joins.com/article/758/197758.html


 ええとですね。

 手元の辞書をひくと、「寛容=度量が大きく、あまり人を責めないようす」と出ています。つまり、被害者が加害者を許す態度が「寛容」なのです。

 日本は第二次世界大戦で連合国(=国際連合)に破れ、「戦犯国」のレッテルを貼られました。日韓の歴史認識対立も、韓国が「ウリナラは抗日戦争に勝利し輝かしい独立を果たした!」「加害者である日本はウリナラに与えた被害を賠償しろ!謝罪しろ!」と責め立てています。日本は防戦一方です。
 本来なら、「寛容」な態度を示さなければならないのは被害国・戦勝国を自称する韓国側のはずです。

 にもかかわらず、自称被害国の出身であり戦勝国連合のトップである潘基文事務総長が日本に「寛容」を求めたとはどういうことなのでしょう。
 素直に受け止めれば、本来なら日本はこれ以上歴史認識で譲歩する義務はないこと、韓国の謝罪要求・賠償要求は理不尽なものであることを、国連が認めたということですよね?
 日本に非はないが、ここは大人の態度に徹し、愚かな韓国を許してやってほしい、ぐずる赤ん坊をあやしなだめる気持ちで譲歩してほしい、そういうことですよね?

 事務総長が無関係な二国間関係に口をはさみ、非のない側に一方的な譲歩を要求するってのは、許されることなんでしょうか。
 また、潘基文は韓国の次期大統領候補の「最右翼」ですが、そんな彼が日本に非がないことを間接的に認めたことは重大です。韓国本土のみなさんはこんな売国発言を許せるほど寛容な人たちなんでしょうか。

 「寛容」と訳されたコリア語が、日本語のそれとはニュアンスが異なる可能性はありますが、特亜の矛盾をよく示すエピソードではないかと思ったのでした。
 

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米大使が死にかけても民族主義を反省しない異常者国家

 ソウルで米国大使が襲われた事件。韓国は政府もメディアも過激な極左活動家の単独犯であることを強調しています。単独犯であることは確かでしょうが、あのオッサンはなぜこの時期に米国大使を狙い、いとも簡単に実行できたのかを考えると、そこには韓国ならではの病理が見えてくるような気がします。

 一般的な韓国人のバイオリズムでは、三一独立運動記念日のある3月と光復節のある8月は、一年の中でも民族感情がもっとも高ぶる季節です。今年は戦後70年の節目だったせいか、いつにも増して騒動が多かったですね(といっても自分がネトウヨになる2012年以前のことはよく知りませんが)。
 どんなイベントがあったか、時系列に沿って振り返ってみましょう。

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2月27日(現地時間)
 ワシントンDCのセミナーでシャーマン国務次官が講演。のちに問題とされた発言概要は以下のとおり。

「米海兵だったわたしの父は70年余り前、ソロモン諸島ガダルカナル島の戦いで負傷した。誰であろうともその時のトラウマを過小評価してはいけない。韓中はいわゆる慰安婦問題で日本と口論してきた。(韓日中は)歴史教科書の内容をめぐってもお互い異見がある。これらについては理解できるが、残念だ。政治指導者が過去の敵を非難することで安っぽい拍手を得るのは簡単だ。しかしこのような挑発はまひを誘発する」

http://japanese.joins.com/article/177/197177.html
http://japanese.joins.com/article/264/197264.html

2月28日
 ナヌムの家や在米韓国人弁護士らが、日本の政府や企業、皇室に慰安婦賠償を要求する訴訟をサンフランシスコ連邦地裁に起こすと発表。
http://rightabit.blog.fc2.com/blog-entry-127.html

3月1日
 朴槿恵大統領が三一独立運動の記念演説。日本に対しては「イアンフガー」「レキシニンシキガー」「ドイツヲー」を繰り返しつつも、「1965年国交正常化以来、両国が培ってきた交流・協力の成果は驚くべきものがある」「両国は自由民主主義と市場経済の価値を共有し、北東アジアの平和と繁栄を一緒に追求していく重要な隣国」とも述べ、批判トーンを弱めた。演説全文は以下のリンク参照。
http://media.daum.net/politics/president/newsview?newsid=20150301104510433

同日
 日本外務省が同省のホームページで韓国についての記述を修正。
旧「韓国は、我が国と、自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有する重要な隣国」

新「韓国は、我が国にとって最も重要な隣国」
http://blog.livedoor.jp/rakukan/archives/4834835.html

3月2日
 シャーマン発言が報道され韓国内で反米感情が沸騰。
http://japanese.joins.com/article/278/197278.html

同日
 年間最大の米韓合同軍事演習「キーリゾルブ」がスタート。北朝鮮が対抗措置として日本海へ短距離弾道弾を発射。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00287374.html

同日(現地時間)
 シャーマン発言について米国が「我々の政策は変わっていない」と釈明。
ハーフ副報道官「シャーマン次官の発言は特定の個人や国家に向けたものではない。そのような解釈をされたことに正直驚いている」
http://japanese.joins.com/article/236/197236.html

3月4日
 シャーマン発言をめぐり、韓国の左派団体が米国大使館前で抗議活動。米国に公開謝罪を要求。
http://japanese.joins.com/article/335/197335.html

同日
 国連人権理事会で韓国が慰安婦問題を取り上げ日本に解決を要求。ただし去年の尹炳世外相の演説よりは批判を抑制的に。
http://japanese.joins.com/article/321/197321.html

同日
 日本外務省がホームページで韓国に関する記述が修正したことが明るみとなり、韓国メディアが猛反発。
韓国政府「日本政府は説明しろ」
日本政府「とくに言うことはない」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/06/2015030601487.html

3月5日
 左派活動家のキムギジョン(金基宗)がリッパート駐韓米国大使を襲撃、顔や腕に重傷を負わせる。
犯人の発言「南北を分断する軍事演習を中止せよ」「米国は日本の集団的自衛権主張に沈黙した」「シャーマン発言は関係ない」

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 こうやって振り返ってみると、まさにてんこもりというか、激動の1週間でしたね。米国が諌め、韓国が怒り、日本が突き放し、北朝鮮がミサイルをぶっ放す。米国大使襲撃はそんなさなかに起きたテロ事件だったわけです。
 犯人のキムギジョン(金基宗)さんは「私たちの広場 独島を守る会」代表を自称し、2010年に日本大使を襲うなど前科6犯の猛者でした。南北統一を実現するために反日に力を入れていたようですが、もともと暴れるのが好きな人だったみたいですね。執行猶予が明けた2014年、日本大使襲撃を正当化する自著を出版してメディアからもチヤホヤされていました。

朝鮮日報朝鮮語版2015.03.06(部分引用)
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/03/06/2015030602684.html

米大使テロ容疑者キム・キジョンと政界の縁

 2010年7月プレスセンターで開かれた講演会に出席したキム・ギジョンは、当時の重家俊範在韓日本大使に向かって二度にわたりセメントの塊を投げつけた。この事件で、現場にいた日本大使館の職員が怪我をした。拘束起訴された彼は裁判所で懲役2年、執行猶予3年を宣告された。
 彼のこのような行動に対し、多くのメディアは独島に対する日本の主張は受け入れられないが、外交官に対する暴力は決して正当化されることがないという反応だった。
 一方、一部のメディアは、キム氏の行動を「独島愛運動」として評価し、彼の主張を濾過せずに報道したところもあった。聯合ニュースは、金氏が執行猶予で釈放された2010年9月、ソウル外交部庁舎で1人デモしていたキム氏に面会した際のインタビューを掲載した。キム氏はこのインタビューで、「独島は岩だらけなのにどうして『竹』島になるのかと伝えたくて石を持っていただけで、投げたのも偶発的なものだった」とし「謝罪の意を込めた文書を渡したが、日本大使館からは回答がなかった」と主張した。
 進歩性向のインターネット媒体である「統一ニュース」は、ネチズンの反応を引用して「金氏は、独立運動家尹医師【=1932年に上海で爆弾テロを起こし日本人を死傷させた尹奉吉/引用者注】のように怒りを投げて」と報道した。
 執行猶予期間が終了したキム氏が昨年9月に事件を振り返った本を出版したとき、ハンギョレ新聞はキム氏にインタビューしている。当時ハンギョレ新聞は、「独島愛がすぐに民族統一運動」という彼の主張を紹介し、「日本大使を傷つけるつもりはなかったが、独島を竹島と呼ぶ行動に怒って、偶発的に起こった事件」という彼の言葉を報道した。キム氏はさらに「現在、米国を背景にした韓日間の癒着は、朴正煕時代を凌駕する。日本の外交官に関連する刑事訴訟で有罪判決を受けたのは私が初めてだ」と裁判の結果に不満を示した。
 インタビューが掲載された6ヶ月後の今月5日午前、キム氏は「韓米連合軍事訓練に反対する」とし、リッパート大使に向かって凶器を振り回した。ハンギョレ新聞は6日から、彼について「2007年大統領府の前で焼身を試み、2010年には日本大使を攻撃し、2014年にはパク・ウォンスンソウル市長のイベントで無法な振る舞いをするなど突出した行動が頻繁な人物」と報道した。


 あの日、キムさんがたやすくリッパート大使に近付けたのは、彼が大使の講演会を主催した民族和解協力汎国民協議会のメンバーになっていたからでした(役員だったとの情報も)。彼には招待状が送られており、すでに有名人だったことから受付でもほぼ顔パス同然だったとのこと。どれもこれも反日活動家という「看板」の威力です。

 キムさんは犯行動機について米韓合同軍事演習「キーリゾルブ」に反対するためだったと述べています。たぶんそうなのでしょうけれど、かといって本人はまったくシャーマン発言を意識していなかったのかどうか。
 勝手な想像ですがあのオッサン、「世論が反米になってるいまデカいことをやれば、オレはまた英雄になれる」と計算してた可能性はありませんかね?

 ちなみに、米韓合同軍事演習が毎年この時期に行われているのは、韓国側にとって三一記念日に合わせて国威を発揚する意図があるように思えます。つまり、彼らは毎年この時期に軍事演習を行うことで、かつて日本に鎮圧された三一独立運動の「やりなおし」を試みているというわけです。
 なにせ朴正煕が1976年に始めたチームスピリット以来の伝統ですからね。テロも軍事演習も、結局は自分を誇示し敵を挑発するためのパフォーマンスです。

 日本大使が襲われた2010年とは異なり、今回ばかりは韓国世論も犯人批判一色に染まりました。キムさんの異常性を強調しているのはどのメディアも共通ですが、保守系の朝鮮日報がここぞとばかりに従北左派への批判を展開している一方、革新系のハンギョレは犯人が経済的に苦しんでいたことや精神を病んでいたらしいことを強調しています
 どちらの論陣にせよ、彼らは自分たちの民族主義に問題があったとはつゆほども思っていないようです。一部の人間を他者として切り捨て、すべての責任をそれに背負わせる。そして自分たちはむしろ被害者であることを強調する。韓国人が脈々と繰り返してきた「解決法」です。

 ネトウヨ日本人であるわたしには、キムギジョンさんが特別異常な存在とはどうしても思えません。わたしの心が曇っているせいか(byシンシアリー)、むしろ韓国人の典型例にしか見えないんですよね。
 
 韓国国内では最近、オッサンがいきなり刃物を振り回したり銃を乱射したりする凶悪犯罪が立て続けに起きています。今年になって発生した大事件だけでも以下のとおり。

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1月12日
 鞍山市で46歳の男が妻の前夫の家に侵入、帰宅した家族4人を次々と拉致して立てこもり、前夫と彼の下の娘を殺害。娘に対しては性暴行を試みていたことも判明。犯人は暴力癖を持つギャンブル好きのロリコン
http://www.newsis.com/ar_detail/view.html?ar_id=NISX20150115_0013416494&cID=10803&pID=10800

2月23日
 忠清南道天安のアパートで、そこに住む31歳の男が他人の部屋に侵入、前日に引っ越してきたばかりの一家3人を刃物で襲撃。50代の男性を刺殺、自分の妻を含む3人にけがを負わせた。犯人は精神疾患の疑い
http://www.newsis.com/ar_detail/view.html?ar_id=NISX20150225_0013498050&cID=10201&pID=10200

2月25日
世宗市のコンビニで50歳の男が猟銃を発砲し元恋人とその家族の計3人を射殺して自殺。理由は痴情のもつれ
http://japanese.joins.com/article/046/197046.html?servcode=400§code=430

2月27日
京畿道華城の住宅で74歳の男が銃乱射、兄夫婦と警官の計3人を射殺して自殺、警官1人が負傷。犯人は暴力や詐欺、飲酒運転などで前科6犯、動機は金の無心を断られての逆上
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/02/28/2015022800321.html

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 人口は日本の半分にも満たない韓国で、たった2ヶ月足らずの間に4件の凶悪事件が発生し11人が死亡しているのです(自殺した犯人を含む)。しかも犯人はどうしようもない方々ばかり。
 ほかにも、韓国ではこのところ「憤怒犯罪」が多発しているようです。
 世宗市の乱射事件が起きた後、2月26日の中央日報(日本語版)の社説。
http://japanese.joins.com/article/091/197091.html

最近、瞬間的な怒りを抑えられず極端な行為をする「憤怒犯罪」が相次いでいる。この1カ月間だけでも楊州の50代の主婦が言い争いをする途中、自ら体にシンナーをかけて火をつけ、命を絶った。浦項(ポハン)では40代の男が別れを告げられたことに恨みを抱き、車に乗って女性に突進した。蔚山(ウルサン)の保育園の園長は泣く幼児の口にウェットティッシュを入れたりもした。自分のサービス基準に外れるという理由で乗務員に乱暴な言行をした大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)事件も、瞬時の怒りを抑えられず非理性的な行動に出た憤怒犯罪だった。


 去年6月に起きた韓国軍兵長乱射事件(5人死亡、7人負傷)の記憶もまだ新しいというのに、なんかもう、韓国って完全に病んでませんか。あ、キャッチフレーズが浮かんできました。

「万人の万人に対するテロ攻撃」 
「ほら、あなたのとなりに金嬉老」

 こういうのと比べれば、金基宗さんのやったことなんてかわいいもんですよね。

 米国大使が襲われた直後は、ことの重大さに縮み上がっていた韓国世論も、米国の冷静で寛大な態度に安堵し、いまでは「災い転じて福となす」「テロに屈しないウリナラホルホル」とハイ状態になっているようです。

中央日報日本語版 2015年03月07日
http://japanese.joins.com/article/447/197447.html

【社説】成熟した韓米同盟、テロに屈さず

米国政府がリッパート駐韓米国大使テロ事件にもかかわらず、韓米同盟に対する変わらない信頼を表明した。米国務省のハーフ副報道官は5日(現地時間)の声明で、「韓米同盟は強固だ」とし「我々は分別のない暴力行為(acts of violence)に委縮しない」と強調した。

白昼にソウルの真ん中で米国の特命全権大使が襲われるという前代未聞の事件が発生したが、これによって韓米同盟が揺れることがあってはならないと、あらかじめ一線を画したのだ。テロという表現の代わりに個人の犯行とみる「暴力行為」という表現を使った点も目を引く。個人の非理性的な行動と国家の関係を分離して眺める米国の冷静かつ落ち着いた状況認識が引き立つ。
(中略)
今回の事件の本質は、極端な外国勢力排撃性向を持つ一個人の非理性的な突出行動である可能性が高い。徹底的な捜査を通じて正確な犯行の動機と背後の有無などを明らかにするべきだが、軽率な予断で公然と国内の葛藤をあおることは避けなければいけない。


中央日報日本語版 2015年03月07日
http://japanese.joins.com/article/441/197441.html

<駐韓米大使襲撃>「リッパート効果」 テロに勝つ

(前略)
襲撃事件の初期は韓米同盟に及ぼす悪影響を懸念する声が多かったが、むしろ両国関係に前向きな状況が表れている。最近、シャーマン米国務次官の発言で悪化した対米世論も弱まっている。リッパート大使を攻撃したキム・ギジョン容疑者(55)は印刷物に「米国が日本の集団的自衛権主張に沈黙した」という内容まで入れ、反米情緒を刺激しようとしたが、「リッパート効果」の影に隠れて反対の現象が起きているのだ。

尹徳敏(ユン・ドクミン)国立外交院長は「リッパート大使が築いた公共外交により世論も友好的」とし「米国は2002年のミソン・ヒョスン事件(議政府米軍装甲車女子中学生轢死事件)などがあり、公共外交を重視するよう外交接近法を変えたが、リッパート大使がこれを忠実に履行した」と分析した。


 韓国と米国が力を合わせて困難を乗り越え、きずなをさらに深め合ったとすっかり美談が出来上がっています。そんな中でもこっそりと大昔の米軍の落ち度を持ち出して自国の非を薄めようと努力しているあたり、いかにも韓国らしくて笑えます。
 韓国人が「おたがいさま」を言うのは自分が不利な時だけなんですよね。

 今回の大使襲撃事件は確かに異常な個人の非理性的な暴力によるものでしょう。でも問題なのは、韓国には非理性的で暴力的な異常者が多すぎること、そして韓国社会がそれに対する自覚も自浄能力も持っていないこと、それどころかむしろ非理性的な暴力を「愛国」の名のもとに助長させていることです。

 韓国は、伊藤博文を暗殺した基地外青年を英雄と呼び、"テロ被害国"である日本にまでその歴史観を押しつけようとする国です。要するに彼らの理屈は、「悪いやつ相手なら、銃で撃とうが果物ナイフで切り裂こうが構わない。そいつが悪いかどうかはオレが決める。おまえらはおれに異を唱えるな」というもの。――そんな無茶苦茶な価値観、日本が共有できるわけないじゃないですか。

 韓国の皆さんに忘れないでいてほしいのは、たとえ今回の事件が丸く収まったとしても、それはあくまで米国側の寛大さのおかげであるということです。もしアメリカ国内で韓国大使が襲われたら、韓国のメディアや市民団体は同様に寛大な態度を示せるでしょうか?

 米国政府が広い度量を示したのは、べつに彼らがキムチ好きだからでもお人好しだからでもありません。こんなことで腹を立てるより、韓国に恩を売って米韓同盟を強化した方が、対中・対北戦略の上で有利だとわかっているからです。変なプライド(=民族主義)を自制して同盟国・友好国と共有する利益のために行動せよ――シャーマン国務次官が日(中)韓に向けて呼びかけたことのお手本を、米国は実践してみせているのです。 

 このことを韓国政府は理解しているんでしょうか? 日本の首脳がずいぶん前から対韓評価を変えていたのにそれに気付かず、今ごろになって慌てるようなドンくさい人たちですからねえ。米国の態度についても、自分たちの都合のいいようにしか解釈できないかもしれません。
 だとすれば、米国から"赦し"を得た韓国は、今後ますます調子づいて反日にのめり込む可能性があります。彼らの思考はたぶん次のような展開をたどるでしょう。

「あんな事件があっても米国は怒らず韓米同盟がさらに深まった!」
 ↓
「これはウリナラが重要な国、優れた国だと米国が認めた証拠だ!」
 ↓
「そんなウリナラと価値を共有しない安倍政権はやはり極右だ!」
 ↓
「韓米が協力して日本を懲らしめよう! そうだ中国も引きこもう!」

 うん、間違いない。これしかないw

読売オンライン3月5日
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150305-OYT1T50094.html

韓国に警備強化を要請、米大使切りつけで菅長官
(前略)
菅氏は在韓日本大使館を通じ、在留邦人に不審者などへの注意を呼びかけ、韓国政府に大使館などの警備強化を求めたことを明らかにした。ソウルでは今月下旬、日中韓外相会談が開催される予定で、外務省は韓国側に厳重な警備を要請する方針だ。


 こうした日本側の対応は当然ですよね。ただ、いくら警備を強化しても警備するのが韓国人じゃあ、不安は払拭できませんが。
 もし邦人が韓国人テロリストの標的になったら? ああ、韓国人の反応も日本のサヨクの反応も想像がつきすぎて、逆につまんないや…。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

たった一つの質問で日韓の価値観が根本的に一致しないことを証明できる

朝鮮日報日本語版 2015/03/06
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/06/2015030601487.html

【社説】韓国格下げ、拙劣で子どもじみた日本の対応

 日本の外務省が、ホームページ上で韓国を紹介する際の文言を大幅に格下げしたという。従来は「わが国と、自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有する重要な隣国」となっていたが、ここから肝心な部分を大幅に削除し「わが国にとって最も重要な隣国」という単純な表現に変えた。これは、安倍晋三首相が国会で行った施政方針演説と歩調を合わせたものだという。安倍首相は2年前「韓国は、自由や民主主義といった基本的価値と利益を共有する最も重要な隣国」と語っていた。しかし昨年は「自由や民主主義」という部分を省略し、さらに先月は「基本的価値と利益を共有する」という部分まで取り除き、単に「最も重要な隣国」としか言わなかった。

 菅義偉官房長官や外務省サイドは、2カ月に1度行われる改定作業の一環とだけ説明している。これは、する必要もない釈明だ。日本政府は、なぜそのように変えると決めたのかについて「いちいちコメントはしない」としか言っていない。日本政府が最低限の背景説明すらしないのを見ると、あえてやったことと考えざるを得ない。

 「自由民主的基本価値」と「市場経済」は、韓国だけでなく、北朝鮮など一部の国を除き、現代国家においては憲法の骨格を成す基本精神だ。国連が韓国戦争(朝鮮戦争)に参戦した理由もこれだった。50年前に韓国と日本が、過去の被害・加害関係をひとまずおいて国交正常化を決断できたのも、こうした価値の共有が裏付けになっていたからだ。韓日関係が、さまざまな紆余(うよ)曲折を経てきたにもかかわらず、破局を避けることができたのも、この土台の上に立っていたからだ。韓日関係が良くない状況にあるとしても、日本政府のこうした措置は拙劣で、子どもじみたものにすら見える。

 現在の韓日関係は、国交正常化以降最悪といえるほどの状況だ。こういう時だからこそ、互いに相手を刺激する言動は慎まなければならない。安倍首相が2度にわたって朴槿恵(パク・クンヘ)大統領に親書を送ったのも、そういう努力の一環だったことだろう。しかし、「韓国格下げ」と受け止められるような日本政府の振る舞いは、表向きは関係改善を要請しながらも内心では別のことを考えているという印象を与えかねない。8月15日に合わせて出すという「安倍談話」への懸念も、さらに高まることは避けられない。日本政府は、今回の件についてもう少し率直に釈明すべきだ。


 外務省サイトの該当文言が変更されたことをわたしが最初に知ったのは楽韓Webの記事でしたが、あのときは驚きました。「こんなことまで観察してる人がいるのか!」と。
 今回の変更は、日本政府の対韓認識の変化に合わせてHPも整合性をとっただけのことですから、外務省がわざわざプレスリリースを出すはずもありません。知らされなければ韓国人だって無駄に火病することもなかったのに、罪なものです。
 とはいえ、日本政府要人の発言が以前から変化していたことを、韓国外交部は気づいていなかったんでしょうか? 気づいてなかったみたいですね。でなければ今ごろになって「どういうことだ、日本政府は説明しろ」なんてつっかかってくるはずありませんから。

聯合ニュース日本語版2015/03/04
http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2015/03/04/0400000000AJP20150304002400882.HTML

外務省HPで韓日関係の表現変更 「日本は説明を」=韓国当局者

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部当局者は4日、日本の外務省ホームページで韓国との関係を紹介する記述から「基本的価値を共有する」との文言が削除されたことについて、「どのような経緯で修正されたのか日本政府が説明する必要がある」との考えを示した。

 また、別の関係者は「まずは説明を受けようというのがわれわれの立場」とした上で、「対応すべき部分があれば対応する必要がある」と説明した。
(以下略)


 「説明」を求められた日本政府の回答が、記者会見での菅官房長官の発言でした。「外務省はホームページをどんどん更新しているから、その部分だけことさら、ということではないと思う」。

 朝鮮日報はこれを「する必要もない釈明だ」と批判しています。日本側はべつに「釈明」してるつもりはありませんし、それ以上の説明を求められたら肩をすくめて「だったら自分の胸に聞いてみな」と返すしかありません。

>日本政府が最低限の背景説明すらしないのを見ると、あえてやったことと考えざるを得ない。

 はいそのとおり。ついうっかりではなく意図的に変えました。では、なぜ「あえてやった」か想像できますか?

>50年前に韓国と日本が、過去の被害・加害関係をひとまずおいて国交正常化を決断できたのも、こうした価値の共有が裏付けになっていたからだ。

>現在の韓日関係は、国交正常化以降最悪といえるほどの状況だ。こういう時だからこそ、互いに相手を刺激する言動は慎まなければならない。安倍首相が2度にわたって朴槿恵(パク・クンヘ)大統領に親書を送ったのも、そういう努力の一環だったことだろう。

 そこまでわかっているのに、結論はお決まりの「日本が悪い」なんですよね。
 両国が「ひとまずおいて」きた過去を先にゴリゴリと蒸し返してきたのはどっちなのか、野田・安倍の両首相が送った親書に対して韓国側がとった態度はどういうものだったのか。それらに思い至らない朝鮮日報はどこまで馬鹿なの? それとも必死で馬鹿のふりをしているの?

 今回のやりとりは、奥ゆかしすぎる日本人とデリカシーのなさすぎる韓国人との文化の違いがハッキリ表れました。のらりくらりと言葉を濁す日本、その本意を汲み取れず不信と被害妄想を膨らませる韓国。まるで夫婦喧嘩みたいです。
 日本にしてみれば、相手を傷つけないよう最大限の配慮をしてるつもりなんですけど、そういう曖昧な態度こそが戦後の日韓関係に膿を溜めてきたともいえるわけですから、奥ゆかしさも良し悪しですな。

 日本と韓国が価値を共有できるかどうかは、両国民に次のような質問をすればはっきりわかると思います。

「あなたは、伊藤博文は殺されて当然の人物だったと思いますか?」

 たぶん、日本人で「そう思う」と答える人はほぼゼロでしょうが、韓国人はほぼ100%が「そう思う」と答えるはずです。
 朴槿恵は中国に安重根の記念碑建立をおねだりし、習近平から贈られた安重根記念室というプレゼントに狂喜し、「安重根はテロリスト」という日本の立場を激しく批判しました。

 もし韓国が「自由民主的基本価値」を共有し、日本と穏便な関係を保ちたければ、記念碑なんか建てたがるべきではなかったし、少なくとも日本側の「安重根はテロリスト」発言にいちいち反発すべきではありませんでした。

 戦前の日本が対韓政策を誤ったにしても、日本人にとって伊藤博文は近代日本の基礎を築いた偉人です。その伊藤を公衆の面前で殺した安重根をテロリストと呼ぶことが、なぜ許されないのか。
 国が違えば歴史認識が異なるのは当然のことだし、100年以上も前のことなのだからそっとしておけばいいのに、自我を保つためには日本を自分と同じ価値観に矯正せねば気が済まない韓国。
 「おたがいさま」を理解しようとせず、脊髄反射的に日本を批判するデリカシーのなさが、外務省のHP修正に対する今回の韓国側の姿勢にも表れています。
 そしてそれは、日本大使にコンクリート片を投げつけ米国大使にナイフで切りつけたあのヒゲ&ハゲのおっさんの狂気と同根であり、米国のシャーマン国務次官が指摘したことでもあったはずです。

 多くの日本人は、米大使に重傷を負わせたキムギジョンをテロリストと呼ぶ韓国人が、伊藤博文を殺した安重根を英雄扱いしてはばからないことに矛盾を感じているはずです。
 わたしがおぼろげに理解するのは、韓国人は「不都合な相手は殺せばいい、それが正義」と信じているらしいこと。今回の事件、もし被害者が米国大使でなく安倍首相だったら、少なくとも韓国世論の半分は喝采していたでしょう。

 キムギジョンは2010年に日本大使を襲撃したことで、かえって愛国者として株を上げました。裁判ではみずから志願した弁護士が無償で彼の弁護を引き受け、キムギジョンが出版した自己弁護本は多くのメディアに取り上げられました。反日愛国団体の代表という立場から、民族和解協力汎国民協議会にも加わっており、同協議会が主催したリッパート大使の講演会の招待状も受け取っていました。業界()では有名人で、だから当日の受付では顔パスで入場証の発行を受けていたのです。

朝鮮日報朝鮮語版2015.03.06
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/03/06/2015030602684.html

2010年7月プレスセンターで開かれた講演会に出席したキム・ギジョンは、当時の重家俊範在韓日本大使に向かって二度にわたりセメントの塊を投げつけた。この事件で、現場にいた日本大使館の職員が怪我をした。拘束起訴された彼は裁判所で懲役2年、執行猶予3年を宣告された。
 彼のこのような行動に対し、多くのメディアは独島に対する日本の主張は受け入れられないが、外交官に対する暴力は決して正当化されることがないという反応だった。
 一方、一部のメディアは、キム氏の行動を「独島愛運動」として評価し、彼の主張を濾過せずに報道したところもあった。聯合ニュースは、金氏が執行猶予で釈放された2010年9月、ソウル外交部庁舎で1人デモしていたキム氏に面会した際のインタビューを掲載した。キム氏はこのインタビューで、「独島は岩だらけなのにどうして『竹』島になるのかと伝えたくて石を持っていただけで、投げたのも偶発的なものだった」とし「謝罪の意を込めた文書を渡したが、日本大使館からは回答がなかった」と主張した。
 進歩性向のインターネット媒体である「統一ニュース」は、ネチズンの反応を引用して「金氏は、独立運動家尹医師【=1932年に上海で爆弾テロを起こし日本人を死傷させた尹奉吉/引用者注】のように怒りを投げて」と報道した。
 執行猶予期間が終了したキム氏が昨年9月に事件を振り返った本を出版したとき、ハンギョレ新聞はキム氏にインタビューしている。当時ハンギョレ新聞は、「独島愛がすぐに民族統一運動」という彼の主張を紹介し、「日本大使を傷つけるつもりはなかったが、独島を竹島と呼ぶ行動に怒って、偶発的に起こった事件」という彼の言葉を報道した。キム氏はさらに「現在、米国を背景にした韓日間の癒着は、朴正煕時代を凌駕する。日本の外交官に関連する刑事訴訟で有罪判決を受けたのは私が初めてだ」と裁判の結果に不満を示した。
 インタビューが掲載された6ヶ月後の今月5日午前、キム氏は「韓米連合軍事訓練に反対する」とし、リッパート大使に向かって凶器を振り回した。ハンギョレ新聞は6日から、彼について「2007年大統領府の前で焼身を試み、2010年には日本大使を攻撃し、2014年にはパク・ウォンスンソウル市長のイベントで無法な振る舞いをするなど突出した行動が頻繁な人物」と報道した。


 韓国人たちの「愛国無罪」的な民族主義が、米韓関係に亀裂を入れる結果になりました。シャーマン国務次官の懸念が早くも見事的中したのです。
 想像ですけど、キムギジョンがこのタイミングで米国大使を襲ったのも、韓国内の反米感情に乗じてのことではないでしょうか。

 けれど韓国人は、自分たちの民族主義がいびつなものであることをまったく自覚しようとしません。韓国の反応系まとめサイトをみても、今回の事件に対する韓国人のコメントは「従北主義者め」「これだから全羅道は」「米国に嫌われたらどうしよう」「これで米国に逆らえなくなった」「日本が嘲笑ってやがる」みたいな声ばかりです。

 負い目を作った韓国は、これから米国相手に必死で媚を売るでしょう。それに対してオバマ政権は、寛大さを示すことで米韓同盟を強化しようとするでしょう。その場合、韓国は以下のような思考を展開させるんじゃないかと思います。

「大使にあんな迷惑をかけたのに、米国はウリナラを見捨てなかった!」
 ↓
「ウリナラが米国にとって重要な国であることが証明された!」
 ↓
「そんなウリナラと価値を共有しない安倍政権はやはり極右だ!」
 ↓
「韓米は協力して日本を懲らしめねばならない! そうだ中国も引きこもう! ウリナラのバランサ―外交マンセー!」

 こうやって韓国はますます日米の価値観から遊離していくのです。

韓国が用日させてもらえるのはいつまでか

 朝鮮日報(日本語版)が、過去に当ブログでも紹介した趙世暎教授(元外交部北東アジア局長)の主張を取り上げて、朴槿恵政権の対日外交を批判していました。
 とくに目新しいことは言っていませんが、全文引用します。太字引用者。

朝鮮日報日本語版2015/03/04
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/04/2015030401472.html

「韓国政府は韓日首脳会談と慰安婦問題を分けて対応すべき」

 従軍慰安婦問題の解決を韓日首脳会談の前提条件にしている現在の韓国政府の方針をめぐり、この方針に反対する意見が提起された。

 趙世暎(チョ・セヨン)東西大学特任教授は3日「東アジア研究院日本論評」に寄稿した「韓日関係打開案:首脳会談と慰安婦問題の分離対応」と題する報告書で、このような見解を明らかにした。

 趙教授は「韓国政府は現在、慰安婦問題の解決を首脳会談の前提条件にしているが、日本社会の雰囲気や日本政府の立場からみて、韓国国民の目線に合わせた合意案を出すことは難しい」と指摘した。

 続けて趙教授は「慰安婦問題を前提条件にすることは、決して韓国の交渉力を高める方法ではなく、むしろ韓国の選択の幅を狭める結果になる。慰安婦問題という単一の事案が対日外交全体を縛るのは望ましくない」と批判した。

 さらに趙教授は「首脳会談と慰安婦問題を切り離して対応する方法を模索すべき。歴史問題や独島問題では断固たる立場を堅持しつつも、安全保障や経済分野では実用的に協力しなければならない」と主張した。

 趙教授は「韓国の国内世論に向けては、『慰安婦問題を首脳会談から切り離すことは、決して日本に対する譲歩ではなく、首脳会談とは別のルートで、請求権協定の解釈問題を日本に対しきちんと問うため』と説明することで説得力を持てるだろう」とアドバイスした。


 韓国の用日論者って、惜しいんですよね。頑固一徹な朴槿恵さんよりずっとアタマは柔らかいのですが、それでもやっぱり自己中心的な思考から抜け出せない。シャーマン国務次官にたしなめられても「おたがいさま」の概念が理解できない。
 もし「おたがいさま」が理解できている人なら、

>歴史問題や独島問題では断固たる立場を堅持しつつも、安全保障や経済分野では実用的に協力しなければならない

 なんてのんきな用日論を唱えてる余裕はないはずです。むしろ、

「歴史問題や独島問題で断固たる立場を堅持していたら、安全保障や経済分野でも実用的な協力が得られなくなるかもしれない」

 という悲観論になるのが自然でしょう。

 安倍政権は、これまで「韓国」の枕詞にしていた「基本的価値を共有する」という社交辞令をついに捨て去りました。韓国とは価値観を共有できないことを認めたのです(→楽韓Web)。
 このまま行けば、歴史問題や領土問題だけでなく安全保障や経済分野でも利害を共有できなくなる可能性は十分にありますし、すでに大きな摩擦をはらんでますよね。

 安全保障面では、
・韓国は日本の集団的自衛権行使容認に反対している。
・韓国は軍艦に「独島」「李舜臣」「安重根」など、日本を挑発するような名前をつけている。
・韓国は自衛隊の正式な旗である旭日旗を否定している。
・韓国人が沖縄などで「在日米軍は出て行け」と抗議活動をしている。
・国会議員や地方議会、民間が堂々と対馬の領有権を主張しており、韓国政府はそれを野放しにしている。

 これらはすべて日本の安全保障に挑戦する行為です。ていうか本来、領土問題は安全保障と切っても切り離せないもののはず。にもかかわらず韓国は竹島に海上警察を配備したりその周辺で軍事演習したり大統領が上陸してホルホルしたり「ハワイはアメリカ、対馬は朝鮮、独島は我が領土♪」と歌ったり。目一杯挑発しておいて「でも安全保障では協力を」ですからね……。そんな虫のいい話がこれまで通用していたのは、相手が世界一のお人良し国家・日本だったからにほかなりません。

 経済面でも、日韓はけっこう危うい関係にあります。
・日本と韓国は得意とする輸出品目の多くが重複しており、ライバル関係にある。
・日本は韓国の産業育成に多大な貢献をしたが、それは「韓国が豊かになれば日韓関係は良くなるだろう」という期待に基づくものだった。
・日本人が韓国嫌いになったせいですでに、韓流ブームの終焉、コリアンタウンの衰退、韓国産品(キムチやマッコリ等)の輸入減少、在日団体への支援縮小、通貨スワップの延長停止などが起きている。

 てゆーか、水産物の不当な輸入規制で日本に嫌がらせしておいて「でも経済では協力を」なんて、どの口が言うんだっての。


 結局のところ、国と国の関係は力の差で決まるのです。いくら日本が世界有数の経済大国だといっても、米国や中国には勝てません。だから日本は米国に従順ですし、中国には慎重な態度を保っています。官製デモで日系企業を焼き討ちされても泣き寝入りし、射撃管制レーダーを照射されても反撃せず、尖閣や小笠原を公船や漁船でうろつかれても手出しせず、尖閣諸島に港や灯台を作ることすら自粛しているのです。

 一方、韓国は日本に対して遠慮がありません。何かにつけて「軍国主義」呼ばわりし、まるで日本が世界侵略を企んでいるかのように騒ぎ立てます。でもそのわりに、日本の反撃を警戒する様子はまったくありません。口とは裏腹に彼らは日本の平和主義を信じきっており、日本がちょっと素っ気ない対応をするだけで「後頭部を殴られた!」と嘆くのです。
 要するに甘えてるだけなんですよね。

 事実、日本は平和国家ですから、韓国がいくら挑発してきてもそれが「挑発」レベルにとどまっている限り、露骨な反撃は行わないでしょう。けれど、韓国への感情が今後さらに悪化すれば、陰険な制裁ならじわじわと増えてくる可能性はあります。たとえば
韓国産品や韓国企業への監視を強化したり、
知的財産権をめぐる訴訟を片っ端から起こしたり、
PKOで韓国軍に銃弾を貸すのを渋ったり、
通貨危機が起きたらいち早く韓国から資金を引き上げたり、
北朝鮮が対韓テロを計画しているのを察知しても通報しなかったり、
韓国が国際機関の重要ポストに立候補するとき反対票を投じたり、
あとは……そうそう、首脳会談を拒否したり。
って全部陰険な上に露骨かもw


 「価値を共有する隣国」という社交辞令が葬り去られたいま、次に引導を渡されるフレーズは「対話のドアはつねにオープン」でしょう。
 アメリカの手前、当面"ドア"を閉めることはないでしょうが、一度でも日韓首脳会談が実現したり、米国が韓国に愛想をつかしたりすれば、安倍政権にとって無理にドアを開けておく必要はなくなります。沖縄の翁長知事なんか見事に冷遇されてますからねえ。
 そういえば日韓の局長級協議だってろくに進展がないみたいですから、いつまで続くことやら。

 最後に、趙先生には二つ良いことを教えてあげましょう。
 一つ、韓国は用日を「する」のではなく「させてもらう」立場であること。二つ、いつまで用日させてもらえるかは韓国の態度と日本の気分次第であること。

 以上、ネトウヨ日本人の一人として隣国の健闘を祈ります。がんばれー(棒

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

日本への訴訟テロを米国で敢行する韓国人の自爆願望

 イワユル従軍慰安婦とその親族が、日本の政府や企業、さらには皇室までを相手取った損害賠償訴訟を米国のサンフランシスコ連邦地裁に起こすことになったとの報道。
 いろんな面で「韓国らしい」話題ですね。ホワイトハウスのサイトに陳情するだけでもアレなのに、こともあろうに米国の裁判所まで巻き込むとは…。

 以下、ヤフーニュースの2月28日毎日新聞配信記事を引用。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150228-00000064-mai-int

<韓国>元慰安婦、米で提訴へ 「人道に反する罪問う」 

 【広州(韓国中部)大貫智子】旧日本軍の従軍慰安婦だった韓国人女性らが3月中旬にも、日本政府などを相手取り、米カリフォルニア州のサンフランシスコ連邦地裁に損害賠償訴訟を起こすことを検討していることが28日、分かった。原告側は人権問題に敏感な米国を舞台に救済を訴える考え。元慰安婦の親族や遺族は28日に遺族会を結成、米国での訴訟などで連携する方針だ。

 弁護士によると、原告は米国や韓国に住む元慰安婦の韓国人で、今後は中国や台湾、東南アジアなどの元慰安婦にも訴訟への参加を呼びかける。「国際法上の人道に反する罪」を問い、1人当たり200万ドル(約2億4000万円)の賠償を請求する方針。「当時の統帥権者として責任は免れない」として、皇室を訴訟対象に含めることも検討しているという。

 この日発足した遺族会は14人。うち1人は、米国での訴訟に加わる元慰安婦の親族だ。遺族会側は「日本政府の公式謝罪と法的賠償を求めていく」と話している。

 米国では2000年にも、韓国などアジアの元慰安婦らがワシントンの連邦地裁で対日損害賠償訴訟を起こした。同地裁は01年、米国の裁判所に管轄権はないなどとして請求を却下。原告側は再審請求したが、06年に連邦最高裁に却下されている。


 突っ込みどころが多すぎます。

・「国際法上の人道に反する罪」は終戦後の軍事裁判で、日韓の請求権は1965年の協定でカタがついているのに、なぜまた今ごろ騒ぐのか。
・日本軍慰安婦は日韓の問題なのに、なぜ米国の裁判所に提訴するのか。
・米国内で訴訟を起こすなら基地村問題(米軍慰安婦)の件を先にすべきではないか。
・日本軍の責任すら問えるかどうか怪しいのに、天皇の責任まで追及して勝ち目があると思っているのか。
・GHQすら昭和天皇の訴追を控えたのに、当時「日本国民」だったコリアンたちが戦後70年も経ったいま、どういう目算があって今上天皇を追及しようというのか。
・15年前に同じことをやってきっぱり却下されているのに、なぜまた同じことを繰り返すのか。
・一人あたり2億4千万円の賠償を要求って、おまえらはISILか。

 …なんて、まじめに指摘するだけ野暮ですね。

 日本人の目からは基地外の所業としか思えないのですが、中心人物らしき担当弁護士は得意満面で中央日報日本語版の写真に収まっていました。

以下、本文は全文引用、太字は引用者。
http://japanese.joins.com/article/178/197178.html

「慰安婦被害者1万人集めて米国で集団訴訟起こす」

20150302091210-1.jpgキム・ヒョンジュン弁護士

日本軍慰安婦問題に対する日本政府と日本企業の損害賠償責任を問う集団訴訟が今月15日、米サンフランシスコ連邦裁判所に提起される。この集団訴訟を担当しているのは法務法人「靖世」のキム・ヒョンジュン米国弁護士(52)だ。訴訟の被告には裕仁天皇の子孫である明仁天皇とその家族が含まれる予定だ。

キム弁護士は先月28日、「天皇を相手に戦争の賠償責任を問う訴訟は今回が初めてで、米国裁判所で日本王室の戦争責任を判断できる機会になるかもしれない」とし「天皇が最高統帥権者だった以上、訴訟対象になりうる」と主張した。

キム弁護士は米国連邦法である外国人違法行為法(Alien Tort Claims Act)と国際法である人道に反する罪(Crime against humanity)等を適用して訴訟を起こす予定だ。これら二法はともに海外で発生した違法行為に対する責任を米国内で問えるようにした法規定だ。

キム弁護士が目標としている訴訟原告は1万人だ。1人あたりの賠償額は200万ドル、合計200億ドルを賠償額として請求する。>現在はナヌムの家に住んでいる慰安婦女性1人だけが参加した状態で、この他9999人を集めなければならない。キム弁護士は「訴訟が起こされることになれば海外各地にいる慰安婦被害者が参加すると思う」とし「1万人の原告も最大限多くの被害者が参加することができるようにするための象徴的な数字で、何人集まろうが訴訟は成立する」と話した。

キム弁護士は美術など知的財産権専門弁護士だ。キム弁護士が慰安婦訴訟に関心を持ったのも美術品関連の訴訟のためだ。キム弁護士は「ホロコースト訴訟の中で美術品の返還訴訟が多い。そのような訴訟の判例に接するうちに自然に慰安婦問題が目につくようになった」と話した。キム弁護士はその後4年間、各種資料を集めて今回の訴訟を準備したという。

慰安婦問題が米裁判所で扱われるのは今回が初めてではない。2000年にも韓国・フィリピンなど慰安婦被害女性15人がワシントン連邦裁判所に訴訟を提起した。米連邦最高裁は2006年「政治問題に介入できない」として原告敗訴の判定を下した。キム弁護士は「日本の地位が当時と大いに違い、その後米国内のホロコースト裁判で原告が勝訴しているだけにその時とは違うだろう」と話した。キム弁護士はコメディアンである故キム・ヒョンゴン氏の弟だ。


 なんだかますます基地外じみてますね…。合計200億ドルって、ISILよりもタチが悪いじゃないですか。

>日本の地位が当時と大いに違い

 日本の経済や国力が低下してるから今度こそ勝てる! って発想、いかにも韓国人らしいですね。
 韓国以外の国の元慰安婦にも参加を呼びかけるとのことですが、乗る人なんかほとんどいないでしょう。その場合、韓国の皆さんはまた「おまえらは日本に毒され歴史を忘れた」と逆ギレするんでしょうね。中国なら乗ってくる可能性はありますが、その場合は韓国の同盟相手である米国本土で自国と中国の親密度をアピールするという、とても愉快な構図ができあがります。

 この弁護士さんが訴えの根拠としている「外国人違法行為法」なるものは、ウィキペディアなんか見ると、"外国企業が外国で行った違法行為でも、その企業が米国内で商売していれば米国の裁判所が裁きを下すことができる"みたいな感じで説明されています。
 けれどほかの情報を見ると、どうやらこの法律が適用されるかどうかは法律違反の内容(国際法かアメリカ法か等)、場所(他国の管轄領域内か否か等)、アメリカとの関わりの深さなどいろいろな条件から判断されるらしく、いくら「世界の警察」を自認(オバマ政権はむしろ"辞任")している米国といえど、犬も食わないような慰安婦論争に首を突っ込むとは思えません。裁判長がよほど反日親韓派でない限り。

>キム弁護士はコメディアンである故キム・ヒョンゴン氏の弟だ。

 中央日報がすでにオチをつけてますけど、結局これはウケ狙いというか売名目的、もしかしたら詐欺目的かもしれませんね。
 弁護士さんは「4年かけて準備した」とか言ってますけど、それほど前から準備をしてきたのなら、訴訟への参加が決まっているのが一人だけって、どう考えてもおかしいでしょ。日本の悪行を米国司法に訴えたいという願望は以前から温めていたかもしれませんが、直接のきっかけはISILの邦人人質事件と日本の朝日新聞集団訴訟に触発されたからじゃないんですかね。とりあえずナヌムの家で暮らしてるハルモニのうち認知症っぽい人を抱き込んで体裁を整え、三一記念日直前のプレスリリースに間に合わせたってのが内情なんじゃないでしょうか。

 もっとも、中央日報以外の韓国メディアの報道をざっと見すると、今回の提訴はナヌムの家が全面的に関わっている様子。ナヌムの家はただの老人ホームではなく、朴裕河教授らを告訴して『帝国の慰安婦』を発禁に追い込むなど活動実績がありますから、彼らが本気ならポーズでもなんでもなく、提訴を実行するのかもしれません。

 ナヌムの家は曹渓宗が中心となって設立した施設のようですが、元慰安婦を手元に囲い込んで日韓関係を引っ掻き回す手口は挺対協などと同じですね。過去には園長である僧侶・慧眞氏が女性職員にセクハラして辞職・僧籍返上するなどスキャンダルもあった様子。訴訟詐欺は太平洋戦争犠牲者遺族会もやってますから、同じことを思いつく人たちが現れても不思議はありません。今回の訴訟を担当するキム弁護士は美術品関連の事案を担当してきた人物とのことですから、文化財返還訴訟で大活躍の曹渓宗僧侶・慧門氏あたりとも関係があるのかもしれません。

 この訴訟は韓国の国益を確実に損ねるでしょう。米国の裁判所に天皇を訴えるなんて暴挙に出れば、日本人は嫌韓どころか憎韓に染まります。2012年を振り返れば、李明博大統領がオフレコ気分で天皇に謝罪要求しただけで日本の世論は一気に嫌韓に傾きました。それが今度は正式な告訴、しかも米国の裁判所にですから、日韓関係が破綻するだけでなく、米韓関係にもでっかいヒビが入るでしょう。

 いまや国務次官までが「お互い様なんだからいつまでも過去の敵を挑発するな」と釘を刺すほど、オバマ政権は特亜諸国の反日的態度にウンザリしています。日中韓外相会談がようやく実現しそうな機運の中、朴槿恵大統領も三一記念日の演説で「未来志向的な韓日関係構築」に言及しました。こういうタイミングを見計らったかのように民間が暴走したのですから、韓国政府が常識を備えていれば「ちょっと、何をしてくれちゃってんの!?」と慌てるはずの場面です。

 この訴訟の判決が出るのはいつごろになるのでしょうか。裁判所が訴えをさっさと却下すれば問題はありませんが、前回の訴訟では6年かかって連邦最高裁までもつれ込んだとのこと。今回も同様の事態になれば韓国政府にとってますます厄介なことになるでしょう。
 前回の裁判は日本でほとんど話題にならなかったでしょうが、韓国批判報道が解禁された今回は違います。加えて、日米韓をめぐる状況は近い将来、これまで以上に敏感なものになっているはずです。

①韓国では自称性奴隷のおばあさんたちが続々と寿命を迎え、生存者がゼロになる「Xデー」が目前に。韓国内で反日感情に拍車がかかる可能性あり。
②日本では今上天皇が高齢化し、健康に関する報道が増えてくる可能性あり。そんなときに天皇の責任を追及する訴訟が米国で大詰めを迎えれば、国民感情を逆なですることに。
③オバマ大統領の任期は2016年まで。レームダック化すればオバマ政権は共和党に媚びた政策を取らざるを得ないし、その後共和党政権になったら韓国への風当たりは今よりも格段に強くなるはず。

 こんなタイミングで判決が出たらどうなりますかね。原告側はほぼ100%敗訴するでしょうから、韓国世論は日本だけでなく米国まで逆恨みして大騒ぎ、日本は堪忍袋の緒を切り激怒、米国は完全に韓国を見限って――なんて光景が目に浮かびます。

 日本相手に勝ち目のない闘いを挑み、米国をも巻き込んで混乱をもたらし、確実に韓国の国益を損ねることになる今回の訴訟は、見事なまでの「自爆テロ」です。韓国が得られる実質的メリットがあるとすれば―みずから退路を断って離米媚中を加速できることくらいでしょう。むしろ、今回の提訴を中国が裏で煽ってる可能性はありませんかね?

テーマ : 従軍慰安婦性奴隷制問題
ジャンル : 政治・経済

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