李明博を忘れた韓国人にお願いしたいこと
2016/02/13 朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/02/13/2016021300597.html
「歯舞」読めない島尻領土問題担当相にお願いしたいこと
日本の内閣で沖縄・北方領土政策を担当する島尻安伊子沖縄・北方担当相が9日の記者会見中、日本が北方領土だとしている「歯舞(はぼまい)」という地名の読み方が分からず、「ハボ…ええっと、何だっけ」と記者会見で発言、秘書が「はぼまい」とささやくという出来事が毎日新聞で報じられた。歯舞は日本がロシアに返還を要求している4島の一つだ。
島尻氏は2013年に島根県が主催した「竹島の日」に内閣代表として初めて出席した人物だ。当時次官級だった島尻氏は、この行事出席して以降、有名になった。この方にお願いしたいことがある。「竹島の日」にまた出席なさるなら、「韓国の鬱陵島の東にあるタケ…ええっと、何だっけ」とぜひおっしゃっていただきたい。他国の地名はよく知らないという一貫性でもあれば…。
これを書いたのは東京特派員の金秀恵記者。本人は日本に対して鋭い皮肉を言ってやったつもりでしょうけど、突っ込みどころがでかすぎますね。
学生時代のわたしは、北方領土は知ってましたが竹島も尖閣諸島も知りませんでした。授業中に寝ていたのかもしれませんが、日本史でも公民でも習った記憶がありません。北方領土については、たしか小中学校でも習った記憶があるし、テレビやラジオでも関連ニュースが時々流れていましたから、中学時代なら「歯舞」くらいは読めたかもしれません。・・・でも、日本が中国や韓国とも領土問題を抱えている(正確に言えば、日中間に領土問題は存在しませんがw)なんてことはまったく知りませんでした。
つい数年前まで純朴なリベラルだったわたしが竹島問題の存在を知り、関心を持つようになったのは、李明博大統領が上陸して日本中が大騒ぎになった2012年8月からです。
そして立て続けにロンドン五輪でのプラカード騒動。さらに韓国人がアメリカの新聞広告や屋外広告を使ってまで「独島アピール」をしていることを知り、素朴な疑問を抱いたのです。
「実効支配しているのは韓国側なのに、なぜ彼らがわざわざ波風を立てたがるの?」
その疑問を解くためにネットでいろいろ検索し、知識を得た結果、わたしはすっかり韓国嫌いになってしまった、という流れです。
2016/02/11 朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/02/11/2016021100625.html
独島:日本の中学歴史教科書全8種「竹島は日本領」
今年から日本の中学校で使われる歴史教科書8種類で、「竹島(独島)は日本の領土」という内容が盛り込まれることが明らかになった。
東北アジア歴史財団のキム・ヨンス研究員が10日発表した論文「韓国と日本の中学校における歴史分野の教育課程と歴史教科書の独島に関する内容の比較」によると、2011年には日本の中学校用歴史教科書7種類のうち、1種類だけで独島に関する内容が具体的に記述されていたが、昨年には歴史教科書8種類全てで独島に関する内容が盛り込まれた。(以下略)
韓国人はこのニュースに「やはり日本はけしからん!」と怒るのでしょうが、このニュース自体が、日本政府がつい最近まで自国民に竹島問題を「隠してきた」ことをはっきりと伝えるものです。やはりわたしが授業をサボっていたわけではありませんでした。
過去の日本政府がなぜ竹島問題にフタをしてきたかといえば、同じ民主主義陣営である韓国との友好関係を最優先にしてきたから。その誠意を韓国は、大統領、サッカー選手、大学教授、マスコミなどなどの皆さんが、官民挙げてブチ壊したのです。
島根県が条例で竹島の日を定めたのは2005年。日本政府が初めて政府代表を式典に送ったのが2013年。安倍首相ですら、第一次内閣のときには式典をシカト(←死語)していたのです。・・・ってことは、韓国が行動を自制できていれば、島尻さんが竹島の日式典に出席することもなく、日本国民は今も「は、竹島? なにそれ」状態だった可能性が高いでしょう。
勝手に寝た子を起こしておいて、いまさら「竹島のことを忘れてくれ」? 一貫性がないのはどっちだっての。
島尻さんのアレはたしかにかっこ悪いものでしたが、李明博のやらかしたアレは見事に韓国の国益を損ないました。日韓関係にヒビを入れ、結果として米韓同盟すら揺るがせたのです。セヌリ党支持の朝鮮日報はそんなことすら覚えてないんですか? 島尻さんを笑ってられる立場ですか。
コメント欄のあるコリア語版の記事になら、そうした冷静なツッコミが韓国の読者から寄せられているかもと期待して覗いてみたのですが、…やっぱりゼロでした。
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2016/02/12/2016021201771.html
今回のエントリー、あんなタイトルをつけてしまいましたが、すっかりネトウヨになってしまったわたしが彼らにお願いすることがあるとすれば・・・いいよその調子、もっとやれ! ってとこですかね。