日本人の「信頼力」を「無気力」と信じたがる朝鮮日報

 朝鮮日報のデジタルニュース本部副本部長・朴垠柱なる人物が書いたコラム「日本人と違って韓国人に「不可逆」的なものはない」は、韓国人のメンタルを理解するのにとても役立つ素晴らしい記事でした。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/04/25/2016042500862.html

 コラムはまず、大地震で被災しても取り乱すことなく、冷静にマナーを守る日本人の姿について「これは美談ではなく「神話」のレベルだ。うらやましいくらいだ」と素直に羨望の意を示し、こうした日本人の性質の根底には何があるのだろうか、と問いかけます。
 彼女がみずから示した答えは、「日本人は自然災害に襲われすぎて無気力になっているから」というものでした。

 日本はプレートの上に建てられた国だ。日本の歴史とともに始まった地震や津波は、「人間にできることなど何もない」という判断をひそかに後世に伝える役目を果たしているのかもしれない。日本について研究するある学者は「日本で仏教と神道が融合し、宗教的権威の代わりに刀を持った武人に圧倒された日本の封建制以降の歴史を根拠に、来世よりも『現世』や『現在』を重視する観点が生じた」と分析する。多くの神社があるにもかかわらずだ。

 一言で整理すると、「仕方ない」という考え方だ。恨みはむなしいことなのだ。状況を変えることができなければ、今に忠実でなければならない。あるいは日本人は環境がつくり出した唯物論者だ。評判や和合が重要で、迷惑を掛ける人間は共同体から排斥される。「品格ある犠牲者」の根底には受容、放棄、虚無主義も交じっているだろう



 なるほど、日本古来の自然観(=畏怖)と仏教的無常観の融合により、ある種の諦観が日本人に染み付いている可能性はあるかもしれません。
 ここでいう「唯物論者」というのは、言い換えれば「現実主義者」ということになるでしょう。
 そこまではまあいいのですが、引用部分の後段からは、とたんに韓国人らしい悪意と矛盾がちらつくようになってきます。

>評判や和合が重要で、迷惑を掛ける人間は共同体から排斥される。「品格ある犠牲者」の根底には受容、放棄、虚無主義も交じっているだろう。

 解せませんねえ。来世よりも現世、未来よりも現在を重視する現実主義者たる日本人たちが、なぜ生きるか死ぬかという極限状態において、貴重な食料を他人にむざむざ譲ってしまうのでしょうか?
 自分の命を危険にさらしてまで「評判」やら「他人の迷惑」を気にするような人間を唯物論者と呼ぶのはおかしくないですか?

 結局これって、知性のない韓国ネット民のひねくれた日本サゲと同じ論法なんですよね。
→参考:中央日報「韓国人がヒトデナシなのは日本のせい」

 コラムの後半は、災害にあうと互いに騒々しく罵り合う韓国人への苦言を並べる一方で、そういう騒々しさが韓国人のダイナミックさなのだと開き直り、返す刀で日本の保守層を批判してみせます。韓国人の論法ってほんと、こんなのばっか。

 韓国人の属性が最もよく表れている「なんとかしろ」という言葉は、なんだか妙な感覚を抱かせる。「助けてくれ」は急いでいる場合、どんな文化圏でも簡単に聞ける言葉だが、誰かに向かって「なんとかしろ」と叫ぶ文化圏はそう多くない。韓国で起こる災難のほとんどが「天災地変」というよりは「人災」であることが多いためか、韓国人にはこうした態度が共同体に対して無礼だと思う気持ちもない。

 日本をよく知る人々は、日本は相変わらずすごい国だが、国家の活力(ダイナミックス)は韓国には及ばないという。日本人が自民党をあまりよく思っていないにもかかわらず自民党を圧倒的に支持するのも「集団的無気力」「集団的流れの認定」の象徴だという。逆らうことができなければ受け入れるようにだ。

 大規模な自然災害の記憶がほとんどない韓国は、人のすることは全て覆すことができると考える。ある日本人記者は、今回の韓国の総選挙の結果をめぐり「日本人が自民党体制を認めるように、韓国でも同じような結果が出るものと思っていた」と語った。韓国人は心の中で地震を起こし、「コンクリートの支持」に最初から活断層を作り出した。

 韓国人には取り返しのつかないことなどない。不可逆もあり得ない。仕方がないことも存在しない。それが横車を押して騒ぎを生み出し、時には予測できない変化をつくり出す。「現実は心の持ち方によって変わってくる」という素朴な観念論者であると同時に、「成せば成る」という朴正煕(パク・チョンヒ)精神の末裔(まつえい)なのだ。



 なあんかこれ、日本のサヨクジャーナリスト(若宮啓文とか)が垂れ流す卑屈なおべんちゃらを真に受けてるニオイがプンプンするんですけど・・・。

 韓国人が災害時に「なんとかしろ」と騒ぎ立てるのは、日本人のような無力観に毒されておらず、人間の力でどうにかなると信じているからだと。 へえ、そうですか。

 ポイントは、韓国人が叫ぶ言葉は「なんとかしろ」であって「なんとかしよう」ではないってとこですね。
 「成せば成る」ではなく、ただの他人任せ。しかもなぜか上から目線。
 どうすればいいのか自分でも分からないけど、とにかく他人にやらせようとするからこその、「なんとかしろ」。
 プライドに固執し、「被害者様」という道徳的優位性を確立する必要があるからこその、「なんとかしろ」。
 危機的状況にもかかわらず、お互いにそれをやるから状況を混乱させ、事態をますます悪化させる。
 そういうのはダイナミックスとは言いません。ただ愚かなだけです。

 国家的活力でいえば、朴正煕の「漢江の軌跡」なんかより、極東の島国のくせに一気呵成に富国強兵して列強相手に世界大戦を繰り広げ、原爆2発くらって本土を焼け野原にされたのにあれよあれよという間に経済大国として復活した某国の方が、よっぽどダイナミックだと思いますけどね。

 度重なる自然災害を通じて日本人が身につけたのは、虚無主義ではなく危機管理能力でしょう。
 こんなときにお互いいがみ合っても何の得もない。それを知っているから無駄なけんかをせず、自分のできることに徹するだけ。おとなしく救援を待つほかないなら、叫びたい衝動をぐっとこらえ、体力を温存して静かに待つのがもっとも賢明であることを理解しているのです。
 さらにいえば、このコラムでは冒頭で2杯のおかゆを8人家族が文句も言わずに分け合ったエピソードを「驚くようなニュース」として紹介しているのですが、この8人がなぜ冷静だったかといえば、あと少し待てば救援物資が届くに違いないという、社会への信頼があったからです。

 かたや韓国は、自然災害の少ない恵まれた環境にありながら、大規模な人災を繰り返してきました。
 当事者たちが率先してなんとかすれば防げる事故にもかかわらず、結局おたがいに「なんとかしろ」と他人任せをやめられないから、同じ過ちを繰り返すのです。お互いを信頼できないから、不安にかられてますます騒ぎ立てる悪循環なのです。

 日本人の「信頼に裏打ちされた冷静さ」を虚無主義と呼び、自分たちの疑心暗鬼な無責任体質をダイナミックスと呼ぶ。一流のメディア人がこんな不様なコラムを書いちゃってる事実そのものが、韓国がいつまでたってもダメな理由を物語っています。

> 韓国人には取り返しのつかないことなどない。不可逆もあり得ない。

 この部分は、シンシアリー氏が指摘するように、昨年末の日韓政府間合意を意識したものでしょう。
 韓国人はダイナミックだからあんな政府間合意なんかいつでもちゃぶ台返しできるんだぜ!と息巻いているわけです。

 でもねえ。慰安婦問題だって、結局のところ韓国は日本に向かって「なんとかしろ」を繰り返すだけでしたよね。
 そしてようやく「なんとかなった」のが、あの合意だったわけで。
 これ以上同じことを繰り返したら日韓関係がどうなるのか、韓国の皆さんは想像しないのでしょうか。
 もしかしてこの本部副部長様は、韓国が盛大に横車を押して騒ぎを生み出せば、無気力で虚無的な日本は「仕方がない」と諦めて土下座してくれると思っているのでしょうか?
 そうですねえ。たしかに今までの日本は、「仕方がない」といって何度も譲歩してきました。
 でもそれは、韓国という災害wを畏れて屈したからではなく、韓国という発展途上国を哀れんでいたからです。まがりなりにも韓国を基本的な価値を共有する相手と認め、互いに譲歩することで融和がかなうと信じていたからです。
 その信頼を裏切り、恥ずかしげもなく横車を押して騒ぎたてるような相手を、もはや日本は共同体の一員とは認めないでしょう。
 そして日本人は、一度「よそ者」のレッテルを貼った相手には、けっこう冷酷なところがあります。

 日本人は度重なる自然災害に鍛えられ、災害にどう対処すればいいのかを冷静に学んできました。
 対韓外交も同じです。安倍政権は過去の失敗を冷静に反省し、韓国に対処するノウハウを蓄積しつつあります。おそらくその知識は後の政権にも引き継がれていくでしょう。
 現実主義的で冷徹な日本と、観念主義的で無駄に騒々しい韓国との闘いは、どちらに軍配が上がるでしょうね。
 まあどちらも無傷では済まないでしょうが、結局は韓国が折れるか滅ぶかするしかないんじゃないですかね。

 本部副部長様がおっしゃるように、韓国人が『「現実は心の持ち方によって変わってくる」という素朴な観念論者』なのだとすれば、たとえ韓国は負けても大丈夫。あれこれ自分に言い訳をして観念の世界に引きこもっていれば、きっとなんとかなりますよ。日韓併合も朝鮮戦争も、ある意味「なんとか」なった結果ですからね。

 追記に元記事を全文引用しておきます。

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人フン教授と反日国家の共通性

 ハンギョレ日本語版に『「人糞教授事件」の教訓』という、けったいなタイトルの寄稿が載っていました。オスロ国立大の朴露子という教授が書いたものです。
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/23920.html
 内容がどうであれ、日本人の学者なら自分の原稿にこんなタイトルはつけないでしょうし、日本の新聞ならこんなタイトルは許可しないでしょう。大学教授も大手新聞デスクも「人糞」という言葉を平気で露出しているのですから、やっぱり韓国という国は根本的なところでウンコ好きなんだなあと思います。

 で、寄稿文の中身はというと、韓国インテリ特有のダラダラとくどい文章が続くのですが、要約すると以下のとおり。

・昨年、韓国のある私大の教授が教え子を虐待していたことが判明して話題になった。問題の教授は「教授採用の可能性」という餌で教え子を縛り、給与も与えず奴隷のような生活を強制したうえで、人糞を無理やり食べさせるなどの暴行を常習的に行っていた。
 まるで封建時代か辺境の軍隊のようなこの事件は数年間も世間に知らされないまま放置されていた。

・権力を過信した人間は脳内物質の分泌により攻撃性が高まるものだが、長期的な「権力中毒」は自制機能を損なう。こうしたことを防ぐには、絶対的な権力を排除し、あらゆる層(階級)が互いに統制しあうことが必要だが、韓国の学界、特に私大にはその機能がない。暴力と隷属の関係は世代を超えて連鎖していく。

・こうした横暴な「貴族」集団を生み出したのは朴正煕の独裁政治であり、下位の奴隷人材を搾取する構造を作り出したのは競争を至上のものとする新自由主義である。大学と学界の民主化は急を要する。



 どんな話題でも強引に自分に都合のいい結論に持ち込む論法には毎度驚かされますが、わたしはこれを読んで、「ああ、韓国の対日歴史要求も同じ構図だな」と感じました。エサで釣って支配下に置き、思いのままに嬲ろうというその態度が。

 日韓関係の場合、エサに相当するのが「真の友好」とか「真の和解」とかいう甘い言葉です。「仲良くしてほしきゃ土下座しろ」、「これ以上騒がれたくなければ言うことをきけ」。そう韓国から迫られて四苦八苦していたのが、慰安婦問題を突きつけられた当時の宮澤政権だったのでしょう。
 もちろん、当時の盧泰愚や金泳三はもっと柔和な表現をしていたでしょうが、要求の実質は同じことです。そしてほとんどの韓国人は、いまもそうした立場を変えていません。

 弟子に人フンを食べさせて喜ぶ教授も、フンぞりかえって日本に謝罪を要求する韓国も、ハラスメント中毒という点では同じです。相手の目の前にぶらさげた「エサ」の価値に絶対の自信を持ち、相手が反撃してこないことでますます図に乗り、自分には力があると過信して行動をエスカレートさせてきたわけです。

 けれど、韓国のアカハラ騒動と日韓外交では、大きく違う点が三つあります。

 一つは、権力のありか。上司が部下を虐げる権力には、社会的身分や人事権といったリアルな裏付けがありますが、韓国が日本を攻撃する根拠は、被害者意識に基づいた「道徳的優位性」という主観的なものしかありません。しかもそれは日本が新たな加害を行わない限り、どんどん経年劣化する性質のものです。
 朴槿恵大統領が就任直後に「加害者と被害者の関係は千年たっても変わらない」と宣言したのも、道徳的優位性の風化を恐れたからでした。

 もう一つの違いは、エサの中身。実社会において就職や出世は下位者にとって死活問題であるとともに、上位者にとってはリスクなしに与えることができるカードです。
 けれど日韓関係では、韓国から「許し」や「友好」がもらえなくても日本は別に困らないということが、すっかり日本にバレてしまいました。エサを蹴った日本を罰しようとして韓国が邁進した「告げ口外交」も失敗しました。かといって新たなエサを用意することもできません。それどころか、自国や中国の経済的低迷、北朝鮮の脅威増大などによって、乙であるはずの日本に協力を乞わなければならない状況に追い込まれています。

 結局のところ、アカハラとかパワハラとかいった種類の暴力は、閉じられた世界でしか通用しないということです。職場という檻から抜けだそうとする人は経済問題という鎖と格闘することになりますが、日韓外交はべつに檻の中のデスマッチではありません。日本を縛っていた戦争責任という鎖も、だいぶ錆び始めています。これが第三の違いです。

 反日メディアや反日国家が、特亜三国のことをあえて「アジア諸国」と大雑把なくくりで表現したがるのは、世論の視野を狭めてあたかも日本を閉じ込める「檻」が今も存在するかのように演出したいからです。
 けれど彼らのそうした報道や主張は、彼ら自身が狭い価値観にとらわれていることを自白するものです。中国は中共独裁体制。韓国はウリナラマンセー。日本のサヨクは選挙に勝てないルサンチマン。そうした狭い価値観を維持するためには、日本は戦後レジームという檻の中にいてくれないと困るのです。檻の外から日本をつついていじめるのが、彼らの最大のストレス解消法だったのですから。

 でも、日本がそんな遊びに付き合う義理はありません。我々は肩の力を抜いて遠くを見渡し、戦後レジームの枷から足を抜けばいいのです。自分の足で自由に歩くという当然の権利を行使できずにおいて、「専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占め」ることなんて、どだい無理じゃありませんか。

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中央日報「韓国人がヒトデナシなのは日本のせい」

 「みずきの知韓宣言」 「ホル韓ニュース速報改」といった有名どころの「韓国の反応」まとめサイトを見る限り、今回の熊本大震災に対する韓国人の反応は、ほぼまとまっています。
 すなわち
「これは良いニュースだ」「そのまま沈没してしまえ」「日本猿が死んだくらいでなぜ騒ぐ」「5年前たくさん支援してやったのに裏切りやがって。二度と助けるな」「これは罪深い日本への天罰だ」…etc

 ほんと、「ゲス」という表現が似合う人たちです。

 こうした発言は、日本のまとめサイト側が意図的に集めてきたわけではありません。韓国紙の中央日報も自国のネット世論の悪質さを嘆いて(?)います。
http://japanese.joins.com/article/592/214592.html
【噴水台】日本の地震を見る韓国の変わった目
2016年04月18日07時49分 

  5年前の東日本大震災で約1万8000人が犠牲になると、韓国では驚くようなことが起きた。「過去は過去であり、人間的に日本を助けよう」というコメントがインターネット上を満たすと、すぐに赤十字だけで寄付金456億ウォン(約45億円)が集まった。その5倍近い約8万7000人が犠牲になった2008年の中国四川大地震当時に集まった寄付は46億ウォン。東日本大震災ではその10倍ほどの金額が集まったのだ。韓国人の中国選好度が日本よりやや高かった時だった。 

  なぜこうなるのか。韓日間の愛憎関係のためというのが専門家の診断だ。親近感を感じる相手が恨めしい行為をして生じる感情が愛憎だ。この場合、相手がうまくいけば憎いが、大きな問題が生じれば愛情が飛び出してくる。過去の恋人が成功すれば恨めしいが、不幸になれば同情するようなものだ。どこへ行っても日本料理、漫画があふれる韓国だ。対日拒否感が強くても無意識の中には「良い点も多く親しみがある国」という認識も共存する。大地震の時はこのような愛憎のメカニズムが作動したのだ。 

 こうした民心が今回の熊本地震では大きく変わった。愛憎のうち愛が蒸発した。今回は「募金であろうと何であろうと10ウォンも与えてはいけない」というひどいコメントがあふれている。情け深い韓国人がなぜこのようになったのか本当に残念だ。 

  過去の大地震当時に熱心に用意した救護品が一時受領拒否されたということに腹が立ったのかもしれない。
しかし根本的な責任は両国の政界にある。大地震当時に民主党政権は隣国との和解に努めた。このおかげで2011年に日本に対して「好感を感じる」(41%)と「感じない」(44%)と答えた韓国人の比率は似ていた。一方、安倍政権の歴史修正が本格化した昨年は「非好感」(74%)が「好感」(17%)の4.4倍だった。朴槿恵(パク・クネ)政権もしばらく「慰安婦問題の解決なしには対日外交もない」という立場を守り、両国関係を不通にした。

  より大きな悪材料は「韓国人が井戸に毒を入れた」という流言が日本のSNSに広まったというニュースだった。約15万人が犠牲になった1923年の関東大震災当時に同じ噂が広まり、韓国人約6000人が虐殺された悲惨な記憶が民心を刺激した。 

  事情を知らない日本人なら韓国人の怒りを理解できないだろう。東北アジア歴史財団によると、日本の教科書は関東大震災当時の韓国人の被害を希釈させる方向に改編中という。こうした流れならお互いの無知と誤解は拡大するしかない。韓日共同歴史教科書の普及が急がれることを見せる生きた事例だ。 

  ナム・ジョンホ論説委員

 ため息が出るくらい、突っ込みどころ満載です。
>5年前の東日本大震災で約1万8000人が犠牲になると、韓国では驚くようなことが起きた。「過去は過去であり、人間的に日本を助けよう」

 日頃は不仲でも緊急時には助け合う。日本人にとっては当たり前のことですが、韓国人にとってこれは「驚くべきこと」なんですね。

>過去の恋人が成功すれば恨めしいが、不幸になれば同情するようなものだ。

 それって要するに、相手の不幸を見て優越感に浸っているだけじゃないですか。

> こうした民心が今回の熊本地震では大きく変わった。愛憎のうち愛が蒸発した。

 別にさほど変わってないんじゃないですか? 韓国人から蒸発したのは「日本に対する愛」ではなく、「優越感を示す余裕」なのですから。

>過去の大地震当時に熱心に用意した救護品が一時受領拒否されたということに腹が立ったのかもしれない。

 これは、韓国が大量の辛ラーメンを差し入れようとしたところ、日本側から「扱いに困るから…」と断られた、というエピソードのようです。

>しかし根本的な責任は両国の政界にある。

 民主党政権は優しくしてくれたのに、安倍政権は気に入らないことばかりする。朴槿恵の外交姿勢も頑なだった…「両国の政界に責任」とは言いながら、要するに「安倍が悪い」ってことですよね。
 朴大統領の強硬的な対日外交が悪化させたのは日本人の対韓感情ですから、今回の話題とは関係ありません。韓国人の反日感情を刺激したのはむしろ、慰安婦問題をめぐる昨年末の政府間合意の方でしょう。

>より大きな悪材料は「韓国人が井戸に毒を入れた」という流言が日本のSNSに広まったというニュースだった。

 あんなツイートを真に受ける日本人なんかいませんよ。今どきの日本で井戸を使ってるところなんかほとんどないんですから、93年前の流言をそのまま引用したネタだってことくらい、歴史に疎い日本人だって分かります。そういうデマに対して多くの批判が寄せられていることも日本では報じられているはずですが。

 そもそも、あのツイートが韓国のネット世論にどれほど影響を与えたのでしょうか?
 わたしがざっと検索したところ、韓国のネットメディアのうちで、問題のデマツイートをもっとも早く報じたのはソウル経済でした。

2016年04月15日 10:28
[日本地震]熊本強震直後、いかがわしい噂が出回る「韓国人が井戸に毒盛った」
http://www.sedaily.com/NewsView/1KV1PZIAV2

しかし韓国ネチズンはそれより早い時期から好き放題のヘイトスピーチを並べていました。
ホル韓ニュース速報改によると、

2016年04月15日 03:00
[熊本地震] 朝までに日本が海に消える事を皆で祈願するニダ! ⇒ 熊本で続く地震を韓国メディアも大きく報じるby 韓国の反応

2016年04月15日 06:00
[熊本地震] 独島が誰のものか聞いてから寄付するニダ!!! ⇒ 地震によって3人死亡 200人余りが負傷 by 韓国の反応
 結局のところ、「韓国人が心ない発言をするようになった最大の原因は日本人の悪質なデマである」という中央日報の記事の方こそ、デマ性が高いと言えそうです。
 もちろん、例のツイートは悪ふざけとはいえ不謹慎かつ悪質ですから、発言者は厳しく批判されるのが当然だと思います。
 でも、ごく一部の馬鹿ツイートを喜々として話題にする人たちもどうかと思うんですよね。
 
  民進党はさっそくこれを国会で取り上げていました。

4月18日 衆議院TPP特別委員会
民進党大西健介議員の質問


(32:12~)
「ネット上でデマが広がるということも今回起きています。たとえば朝日新聞が報じるところによると、熊本の動物園からライオンが逃げ出したというデマを流した人がいると。また中日新聞の特報のコーナでは地震の直後からツイッター等に『朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ。暴動に気をつけて』といった関東大震災時における朝鮮人虐殺を思わせる流言飛語が出回ったことを指摘しています。卑劣で許せない行為であって一種のヘイトスピーチだというふうに思います。

 現在与野党双方でヘイトスピーチを規制する法案を参議院に提出していますが、野党案はネット上での差別行為も法案に明記しているのに対して、与党案ではネットについて触れられていない。安倍総理もヘイトスピーチは恥ずかしい行為であって国会で法案を通すべきだとおっしゃっていますけれども、今回の地震での差別的なネット上の投稿は許せないものだと思いますので、しっかり対応すべきだと思います」

 なんか、「ライオンが逃げた」までヘイトスピーチにひっくるめそうな勢いですが。
 自民党のヘイトスピーチ規制法案に関しては、民団が「罰則規定がなくちゃ意味がない!」と文句をつけています。

朝鮮日報日本語版
記事入力 : 2016/04/16 08:04
自・公提出ヘイトスピーチ禁止法案に処罰規定なし
民団、実効性ある法律制定求める

 日本の連立与党である自民党と公明党が最近、ヘイトスピーチ(特定集団に対する公の場での差別・憎悪発言)禁止法案を国会に提出したが、その内容は「ヘイトスピーチを禁止する」という原則だけで、具体的な処罰規定がないため「名ばかりで中身がない」と批判する声が出ている。これについて、在日本大韓民国民団(民団)中央本部は15日、記者会見を行い「実効性のある法律を制定すべきだ」と求めた。
 民団の呉公太(オ・ゴンテ)団長は「安倍晋三首相が今年1月、韓国の国会議員たちと面会し『ヘイトスピーチは日本の恥だ』と発言したが、その後与党が作成した法案には実効性が全くない。『差別的な言動を容認しない』という文言だけで、どう処罰するかという内容が抜けている」と指摘した。
東京=金秀恵(キム・スヘ)特派員


 民進党はこれに加えて「ネット上のヘイトスピーチも規制すべき!」と主張しているわけです。

 …じゃあ、今回の地震に関して日本への罵詈雑言を垂れ流している韓国人たちはどうなるんですかね?
 韓国人が韓国の掲示板で何を書いても日本の法律は適用されない…なんてのはフェアじゃないですよね。産経の加藤さんは日本の産経新聞のサイトに載せた日本語の記事を理由に韓国検察から起訴されたんですから、ふだんから母国で日本蔑視発言を繰り返してるような韓国人は、日本に入国したとたんに逮捕&起訴&処罰されても文句は言えないことになります。
 一方で、極限下でもマナーを忘れない日本人の姿にスポットが当てられるのも、災害報道での「お約束」になりました。
 韓国のネット世論でも
「やはり先進国。日本人は気に食わないが、学ぶべきところは学ぶべき」
「もしウリナラで同様の災害が起きたら暴動になっているだろう」
「これほど高い精神を持つ国民が、なぜ歴史を否定するのか分からない…!」

 などという声が上がっています。
 ただしこうした発言に対しても、
「日本人の礼儀正しさはうわべだけなのだ」
「あれは世間体を気にしてマニュアルにすがる臆病さの表れ。表面的なルールよりも情の厚さを大切にする我々が見習う必要なんかない」
「日本人は自国民同士では助け合うが他国人に対しては冷酷なのだ」
「日本の過去の蛮行と油断ならない本性をもっと世界に知らせなければ!」

 という反論がついてまわります。

 韓国の人たちは、自分たちの矛盾に気が付かないのでしょうか。
 家を失い食料や飲み水もない極限下でも維持される日本人の行動を「うわべ」と呼ぶ自分たち。
 懸命に災害と戦っている日本人を安全なところから罵りあざける自分たち。
 エクアドルでは熊本よりも巨大で深刻な地震災害が発生しているにもかかわらず、「地震は天罰」と言ってはばからない自分たち。
 歴史論争では「日本が植民地時代の朝鮮を近代化させたのは自国の利益のためだから感謝なんかする必要はない」と言うくせに、援助する立場になると「あれだけ助けてやったのに日本は感謝も見返りもよこさない」と恩着せがましい自分たち。
 地震という天罰とは無縁な境遇にありながら、基本的なルールすら守れないために人災を起こし、何百人もの命を犠牲にする自分たち。
 危機に陥ると自国民同士ですら争いあうのに、ワレワレは日本人よりも寛大で情に厚いのだと信じて疑わない自分たち。
 
 そんな自分たちの姿をほかの外国人が見たらどう思うのかを、想像しないのでしょうか。
 短慮で無神経な国と冷静で思慮深い国が論争した場合、国際社会から支持を得やすいのはどちらでしょうか。

 慰安婦問題では人権を盾にすることができましたが、その他の歴史認識や領土をめぐる対立で同じ手は通用しません。第三国の支持を得たければ、客観的な論理性と日頃の信用が鍵となります。

 日本に対して「甲」の立場を築きたければ、日本が苦しんでいるときこそ歯を食いしばってでも「うわべ」をとりつくろい、「良き隣国」を演じなければならないのに、それすらできない韓国のみなさんには哀れみすら感じます。

 結局のところ、中央日報が主張しているのは
「韓国人が心ない発言をするのは極右のアベと無知で無反省な日本国民のせい。だから韓国の歴史観を反映した教科書を与えて日本人を再教育すべき」
 ということ。相手の不幸に乗じ、自分たちのヒトデナシな行為すら武器にして他国にエゴを押し付けようとする独特の論理展開は、まさに韓国人の面目躍如です。

 人間はいざというときに本性が現れるものであり、中央日報のこのコラムも彼らの「本性」をまざまざと見せつけてくれました。我々日本人の目には醜悪なものにしか映りませんが、彼ら自身がそれを誇りとしているのですから、これはもうどうしようもありません。
 われわれは「相応のつきあい方」をしていくしかありません。

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