韓国の負け戦【第2幕】、舞台はユネスコ

 安倍首相の訪米で勝手に「一人負け」した韓国が、また負けました。
 国を挙げて反対キャンペーンを繰り広げてきた「明治日本の産業革命遺産」を、諮問機関のイコモスがユネスコの世界遺産に登録勧告をした件です。
 信毎(ていうかたぶん共同(ry)も5月5日付け3面で

官邸主導で世界遺産勧告
韓国反発 懸念材料
委員会審査 議論紛糾も

と報じていました。

 登録の懸念材料は、やはり韓国の反発だ。政府の交渉担当者によると、韓国は戦時中に九州の炭鉱や八幡製鉄所など23施設のうちの7施設に朝鮮半島から約6万人が徴用され、100人前後が死亡したと主張している。朴槿恵大統領自ら委員国に対し、登録阻止を呼びかけているのが実態だ。
 今年、日韓両国はともに委員国になっているため、7月の会合では議論が紛糾する恐れもある。登録勧告が覆された例はまれだが、交渉担当幹部は「韓国は多数決に持ち込み、登録を阻むのが狙いだろう。審査に政治的、外交的な判断が入る余地がある」と警戒を強めている。


 日本の世界遺産登録委員の任期は今年が最後。安倍政権としては、このチャンスを逃さず戦後70年に華を添えたいがために、有力視されていた「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を後回しにしたのでしょう。
 長崎のキリスト教関連遺産といえば、キリシタン弾圧や原爆が連想されますから、「罪のない民衆を虐げる国家権力」というイメージから必然的にサヨク的価値観との親和性が高くなります。一方、炭鉱や製鉄所は大日本帝国政府の富国強兵政策の成果ですから、この対比は象徴的ですね。
 しかも今回勧告を受けた施設には、安倍首相の地元山口や麻生副首相の地元福岡のものが多く含まれ、吉田松陰の松下村塾や戦艦武蔵を造った三菱長崎造船所なども入っています。そりゃ、戦時徴用問題を抜きにしても韓国にとって面白かろうはずがありません。

いつもの中央日報記事データベースから、これまでの韓国の抵抗の様子をピックアップすると。

2013年11月06日 【社説】日帝の徴用現場が世界文化遺産とは=韓国

2015年03月31日 韓国政府、日帝強要地の世界遺産登録反対の立場を強く表明

2015年05月04日 韓国国会「日本の徴用施設の世界文化遺産登録、糾弾決議」

国会外交統一委員会はこの日午前に全体会議を開き、日本が徴用施設の世界遺産登録推進で侵略の歴史を産業革命に美化して苦痛の中で犠牲となった韓国国民を愚弄したとして、日本政府が真の反省と責任ある姿勢を促す内容の決議案を可決した。

決議案には、日本の今回の登録推進の試みを北東アジアの平和と安定に否定的影響を及ぼす外交的挑発行為と規定し、これに対して大韓民国国会が厳重に警告して国際社会に強力な糾弾の意志を表明するという内容も含まれた。


 うわあ…。「愚弄」とか「挑発」とか、韓国の国会決議の言い回しってホント、北朝鮮の声明文そっくりですね。
 こうした必死の抵抗もむなしく、イコモスを舞台にした第一ラウンドで韓国は惨敗し、崖っぷちに立たされました。
 国会は反日ムード全開ですし、朴大統領も日本に対する「歴史認識闘争」の続行を宣言しましたから、7月の世界遺産委員会本番での劇的大逆転を目指し、メンバー国に対してさらに反日外交を強化するのでしょう。
 委員会メンバーは、よそさまのブログによると以下の面々です。

アルジェリア
コロンビア
クロアチア
フィンランド
ドイツ
インド
ジャマイカ
日本
カザフスタン
レバノン
マレーシア
ペルー
フィリピン
ポーランド
ポルトガル
カタール
韓国
セネガル
セルビア
トルコ
ベトナム

 さて、この中で韓国に同調してくれる国がどれほどあるでしょうか。
 ……うーん、「韓国」以外には見当たらないなあ。せいぜい華僑の多いマレーシアか、「日本嫌い」なドイツか。いや、ドイツ人は日本以上に韓国嫌いだし。
 明治の近代化遺産は日露戦争勝利の原動力となった施設も多いですから、東南アジアの人たちにとっては近代化のお手本になった存在として意義深い面もあるでしょう。せめて中国とロシアがメンバーに加わっていれば韓国の訴えに耳を貸してくれたかもしれませんが、残念でしたw

 朴政権が必死に「日本を落とせ!」外交を展開する一方で、安倍政権も一生懸命「ぜひ日本に一票を!」外交を展開するわけです。外交戦になれば、結局はその国の底力、これまでの国際貢献度がものを言います。
 どの国だって将来の世界遺産登録を目指す物件の一つや二つ抱えているのがふつうですから、国際社会で不必要に敵を作りたくなんかありません。韓国はそれを上回る説得力、もしくはメリットを示せるかがカギになるわけですが、「説得力」の点はすでにイコモスに却下されましたから、こりゃ、完全に負け戦でしょう。
 そもそも、今年の遺産委員会では韓国も「百済歴史遺跡地区」の登録を目指しているわけで、よそを蹴落として自分は受かろうなんて態度を、他の委員国はどう思うでしょうか。

 今回の外交戦で負ければ、韓国の価値観が世界から「孤立」している現実が改めて突き付けられます。しかもその決定は光復節を間近に控えた7月という絶好(最悪?)のタイミング。
 朴政権は国内からまた叩かれるでしょうね。ただしその叩き方は「これ以上反日するな!」ではなく「反日のやり方が下手だ!」でしょうけど。 
 「明治日本の産業革命遺産」がめでたく世界遺産に登録されたあかつきには、各施設のパンフレットや案内板の解説文に「韓国の熾烈な反対工作を乗り越えて登録が実現した」的な文言がさらっと入っていれば面白いんだけどな。
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