仁義なき旭日旗戦争〈2〉 素人提言「反日と闘うNGOがほしい」

 前回記事では、旭日旗問題が誕生し急拡大した背景を分析(ってほどでもありませんが)しました。

 韓国国内での旭日旗狩りは例が多すぎていちいち拾う気になれません。ていうか、わたしとしては韓国人が韓国国内で旭日デザインをタブー視するのを日本がとやかく言うわけにもいかないと思う立場です。ただしスポーツ応援などで日本人が旭日旗を振るのを韓国政府が禁止するのは許されないし、まして旭日旗を冒涜するような反日パフォーマンスには日本がきっちり抗議しなくちゃいけないでしょうけれども。

 それより迷惑なのは、調子づいた韓国人が無関係な第三国で騒ぐ場合です。これまでに韓国人が海外でしでかした旭日クレーム騒動の相手を、拾えただけ並べてみました(スポーツ関係を除く)。

2012年9月 Canyon(東欧や中東などに店舗を持つ電子機器メーカー)
東日本大震災復興支援商品→販売中止
http://news.livedoor.com/article/detail/6997406/

2013年2月 ニューヨーク近代美術館
PRポスター→拒否
http://japanese.joins.com/article/524/168524.html?servcode=A00§code=A10

2013年3月 ジョルジュ・サンピエール(カナダの総合格闘家)
道着→謝罪、日本メーカー生産中止
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1364300184/

2013年3月 ライジングサンスシ(英国の寿司レストラン)
会社のロゴ→変更
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0402&f=national_0402_008.shtml

2013年3月 ニューヨーク自然史博物館
壁画→拒否
http://news.donga.com/3/02/20140311/61607256/3

2013年4月 ミューズ(英国のロックバンド)
映像→削除
http://japanese.joins.com/article/803/170803.html

2013年5月 Benjamins社(イタリア)
スマホケース→抵抗するもサイトをハッキングされ削除
http://www.j-cast.com/2013/05/10174859.html?p=all

2013年11月 ブッシュウィックコレクティブ(ニューヨークのアート団体)
壁画→削除
http://studio.donga.com/View/?idxno=201311010010

2014年3月? ジェイミー・オリバー(英国人シェフ)
書籍の表紙
http://news.donga.com/3/02/20140311/61607256/3

2014年6月? ペンシルバニア大学
1928年に設置されたステンドグラス→説明文設置
http://www.news-postseven.com/archives/20140610_259673.html

2014年12月 JPモルガン・チェース銀行(米ニューヨーク)
壁画→削除
http://www.recordchina.co.jp/a99210.html

2015年1月 ウォルト・ディズニー(米)
映画「ベイマックス」の1シーン→「そんなシーンはない」
http://www.recordchina.co.jp/a100988.html

2015年1月 パラダイスホテル(ドミニカ共和国)
広場の照明→中止
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2015/01/09/2015010902112.html

2015年1月 REDSKINS(フランスのファッションブランド)
Tシャツ
http://news.livedoor.com/article/detail/9742499/

 以上、14件中少なくとも8件で撤去に成功。さらに少なからぬ相手から「あの模様にそんな意味があるとは知らなかった。感情を害したなら謝罪する」とのコメントまで引き出しています。

 こうした事例リストから見えてくるのは、韓国人が海外のターゲットに選ぶのは、欧米の企業や著名人に集中しているということです。
 残念ながら、これはとても賢い戦略であるといわざるを得ません。
 欧米人は東アジアの歴史に疎いうえにナチスアレルギーを強く持っています。しかもほとんどの企業やタレントは自己のイメージダウンを嫌いますから、面倒くさいクレーマーと論争したくはありません。韓国側の勝率が高くなるのは当然です。

 ですから、韓国はアジアの企業にはゲームを仕掛けてきません。中国にはそもそも旭日デザインを扱う企業がないのかもしれませんが、インドや台湾、東南アジアに旭日模様がないはずはありません。いやむしろ、韓国人がびっくりするほど旭日旗にあふれている国もあるようです。

2015年2月9日 フォーカスアジア
旭日旗がバンコクを占領・・韓国の大学生が初の海外旅行での体験を仰天報告、韓国ネット「道路も日本が無償で作った」「タイで暮らしてるが…韓流が虚しい」
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20150209/Xinhua_08908.html

 韓国人たちは東南アジアが旭日旗だらけだと知っているくせに、悔しがるばかりでそれらの店に突撃したりはしません。その理由はやはり、彼らの最大の武器である「被害者ヅラ」がこの地域では通用しないからでしょう。そして得意の「旭日旗=鉤十字論」も相手にしてもらえないと分かっているからでしょう。
 勝てそうな相手ばかりを選んで仕掛ける業務妨害ゲーム。ほとんど説教強盗(しかも愉快犯!)じゃないですか。

 彼らにとって最高の成功体験は、2014年10月?にFIFAの公式マガジンの表紙を修正させた件でしょう。
http://crx7601.com/archives/41265466.html

FIFATHEWEEKLY1.jpgFIFATHEWEEKLY2.jpg

FIFAの広報担当者は「公式な苦情はないが、もし感情を害した人がいるなら謝罪する」との談話を出し、「政治的な意味合いは全くない」との見解を示していた。


 公式の苦情もないくせに、日本人の感情が傷つくことを想像しないまま韓国人のクレームにあっさり屈するとは…。FIFAサイテーですね。理事も職員も全員逮捕されちゃえ!

   ◇  ◇

 もとはといえば、奇誠庸の日本人に対するヘイトパフォーマンスがきっかけだったのに、国民的「逆ギレ」によって韓国はまんまと「被害者様」の地位を確立してしまいました。そして被害者様を装いながら、やってることは完全に加害者様。その矛盾を見ようとしないオレ様根性にヘドが出ます。
 過去との整合性などおかまいなし、些細な手がかりを逃さず力づくのプロパガンダで既成事実をでっち上げるやり口は、慰安婦問題や靖国問題とまったく同じです。ついでにいえば中国の尖閣領有権主張も同様ですね。やっぱ大陸の連中はすごい。

 いや、感心している場合ではありません。我々はこの事態を放置していいのでしょうか。
 慰安婦問題だって、1991年8月にたった一人の元慰安婦が名乗りを上げるまで、ほとんど問題視されていませんでした。日本兵を相手にする売春婦がたくさんいたことは常識であり、「それがなにか?」という空気だったのです。しかし韓国(と日本のサヨク)はそれをあっという間に日本外交を揺るがすほどの怪物に育て上げました。

 旭日旗問題が同様の怪物に育たない保証はありません。
 厄介なのは、良くも悪くもあのデザインが、自衛隊と旧日本軍との連続性を見る人に感じさせてしまうこと。我が国の大切なシンボルを冒涜するのは許せない! と日本が叫べば叫ぶほど、「シンボルの重要性を分かっているなら、なおのこと自衛隊旗は別のデザインにすべきだったよね」と言われてしまいます。
 菅官房長官が「誤解がある」「昔から大漁旗にも使われていた」と弁明しても、「ハーケンクロイツだって、ナチス以前から使われてたよ」と返されたら、論破はなかなか難しいところです。「日本は軍国主義を反省していない!」と騒ぎたい韓国中国にとって、これほどオイシイ獲物はありません。
 中国はまだこのゲームに本格参戦していません。おそらくカードとして温存しているのでしょう。軍事対立に直結しかねない問題なので慎重になっている可能性は高いですが、民間を使って韓国と連携するくらいのことは今すぐにでもやりそうです。

   ◇  ◇

 一方、韓国は着々と「勝利」を重ねています。韓国のクレームを一度受け入れた企業や芸能人はずっと旭日旗を避けるでしょうし、そうした空気が他の企業や業界に広がっていく可能性は十分あります。そうやって外堀を埋めた上で、本丸である自衛隊旗に挑む――それが韓国の長期的な目標でしょう。

 すでに韓国議会では、政治や法律のレベルで旭日旗を抹殺しようとする動きが始まっています。

2012年09月12日 中央日報 韓国議員68人、旭日旗使用禁止決議案を発議
http://japanese.joins.com/article/340/159340.html?servcode=A00§code=A10

安敏錫(アン・ミンソク)民主統合党議員は先月29日、「日本の旭日旗使用・競技場内搬入禁止対応要求決議案」を代表発議した。与野党国会議員68人が参加したこの決議案は、今月末にも国会の文化体育観光放送通信委員会を通過すれば、本会議に上程される。この決議案が国会を通過すれば、政府に旭日旗使用禁止のための積極的な外交を促すことができる。

安議員は「旭日旗禁止に対する政府の努力が不足している。IOC、FIFAなどにずっと意見を述べていくべきだ」と強調した。

しかしスポーツ法専門家のソン・ソクチョン南ソウル大スポーツ経営学科教授は「政府が直接動けば韓日両国に政治的な葛藤を招く」とし「政府よりも民間レベルで旭日旗が持つ意味を世界に知らせ、日本が旭日旗禁止法を制定するよう圧力を加える必要がある」と述べた。


 切り込み隊長は民間に任せ、日本の「良心的勢力」を抱き込んで内側から日本政府に圧力をかける――やっぱこの人たち、慰安婦戦争の勝ち戦が忘れられないんだろうな。

2013年09月26日 中央日報
旭日旗の使用時は処罰…韓国議員、刑法改正案を発議
http://japanese.joins.com/article/501/176501.html?servcode=A00§code=A10

改正案には、旭日旗をはじめとして日本の帝国主義を象徴する徽章や服などを韓国内で製作・流布したり公共交通、公演や集会、大衆が密集する場所で使ったりした場合、1年以下の懲役または300万ウォン以下の罰金に処する内容が盛り込まれた。


 これ、反日活動家向けに「旭日旗を損傷する目的で使用する場合はこの限りでない」なんて条文が入るんでしょうかw

   ◇  ◇

 一度坂道を転がり始めてしまった以上、韓国の旭日プロパガンダは止まらないでしょう。日本はこれからどうなるか、どうすればいいか。
 放っておくのは危険です。かといって日本政府が直接乗り出すわけにもいかない。やはり民間が前面に立つ必要はあるでしょうね。素人なりに、これからのわれわれが取るべき対策を5つほど考えてみました。

1.国内の、とくにスポーツ団体の意識を改革し、韓国の圧力に屈しない態勢を整える。

2.海外の旭日クレーム事案を早期に発見し、被害者に対し①現在の旭日旗は軍国主義と関係がないこと②それをむやみに撤去することは日本人の心を傷つけること、を訴える。

3.そのためのツールとして、旭日旗の正当性を説明するサイトやパンフレットを作成する(なるべく多言語で)。

4.旭日模様を利用した魅力的なコンテンツを発信する(韓国人が「かんしゃく起こる!でもほしい!」と悶えるようなの)。→韓国および他の国々にアピールするとともに、日本国内に残る「旭日旗アレルギー」を減らす。

5.海外に理解者を増やし、第三者の立場から韓国の主張に反論してもらう。

 こういう活動を専門でやっていくNGOがほしいですね。名称は「反日110番イン・ザ・ワールド」とか(かっこわる)。旭日デザインを扱う世界中の団体・個人に対し、クレーム対策を支援するのが主な活動内容になるでしょう。被害を受けそうな相手を韓国人よりも先にピックアップし、事前に対策をレクチャーできれば理想ですよね。
 いやあ、これは総力戦になりそうだ。しかも世界全土が戦場です。交戦国は日本と韓国、他はみんな被害国w

 海外の協力者として有力なのは、米国と東南アジアでしょう。米国は日本との同盟関係を強化していますし、在日米軍の中には旭日模様をマークにしている部隊も多いですから、理解を得やすいはずです。
 また、東南アジアとくに南シナ海沿岸の国々は、中国に対抗するため自衛隊に高い期待を寄せています。なにより、東南アジアは韓国にとって鬼門です。とくに韓国軍に蹂躙された過去を持つ「被害者様」ベトナム、慰安婦強制連行(白馬事件)の被害国にもかかわらず大の親日国であるインドネシアを対韓包囲網に引き入れることができればかなり心強い味方です。インドネシアは2.5億もの人口を抱えて経済成長中ですから、将来は大国に化ける可能性があります。斜陽経済が目前の韓国にとって、手強い相手になるでしょう。

 いろいろ書いてきましたが、最低限、できるだけ早いうちに、世界中のスポーツ大会で日本のファンが堂々と旭日旗を振れるようになりたいものです。日韓戦では当面控えるとしても、他の国との試合でバシバシ旭日旗をメディアに露出させ、国際的な市民権を勝ち取らなければなりません。
 それができれば、韓国人が海外企業に旭日クレームを仕掛けた時でも、企業側が「ジャパニーズは世界中で旭日旗振ってるジャン。どうしてオレらに文句いうわけ?」と反論してくれるでしょう。

   ◇  ◇

 正直いうと、わたし、ちょっと前までは旭日旗=街宣車、みたいな連想をしてしまう側の人間でした。だから旭日旗になんか興味も愛着もありません。――いや、ありませんでした、というべきかな。
 今回この記事を書いているうち、韓国のみなさんの「手口」のどす黒さを改めて見せつけられました。そして旭日旗がすごく可哀想に思えてきました。
 そりゃ、戦前はあの旗の下で多くの血が流されたでしょう。でもだからといって、なんでも切り捨ててしまえばいいという単純なものじゃないはずです。戦前と決別しろというのなら、日章旗はどうなるのか。君が代は、天皇制は、「日本」という国名は。われわれのおじいちゃんやおばあちゃんは。

 自衛隊が創設されて60年余。国際社会の厳しい目にさらされながらも、我が国はみずからをきちんと律することで、特亜を除く世界各国の信頼を勝ちとってきました。集団的自衛権行使容認は特亜を除くほとんどの国から理解と支持を得ていますし、防衛装備品移転三原則の開始と同時に、多くの国から装備品の購入や共同開発などの打診が舞い込んでいます。それもこれも、「信頼」があるからじゃないですか。60年間の信頼の重みこそ、平成時代の旭日旗が象徴するものじゃないですか。
 そんな大事な旗を、無責任なmonKIのツイッターの犠牲にしていいはずがありません。
 いま、わたしは日本人的「判官贔屓」の発露として、旭日旗に情が移りつつあるのを実感しています。

 それもこれも、韓国のみなさんのおかげです。ありがとう、奇誠庸。きみのこと、ぼくは死ぬまで許さないよ。
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