中央日報「極右のアベが嫌々謝罪した!嫌々だから合意違反だ!」

 韓国政府の国内説得が難航する中、韓国メディアがさっそく責任を日本になすりつけようと必死のイチャモンを開始しました。

中央日報日本語版 2015年12月31日
http://japanese.joins.com/article/244/210244.html


【社説】慰安婦合意の成否、説得と真正性にかかっている

28日にかろうじて妥結した韓日慰安婦の合意が激しい抵抗にぶつかった。一部の市民団体と野党は汎国民反対運動まで行う勢いだ。韓日協定50周年を迎え、困難の中で用意された関係改善の契機が水の泡になる局面だ。

今回の合意は、日本側の法的責任の拒否と元慰安婦女性との事前疎通の不在によって初めから問題を抱えていた。それでも未来志向的な韓日関係の構築という名分で、長年の懸案が円満に解決されることを期待したのが私たちの率直な心情だ。

だが合意後、日本から出る一連の発言と報道を見ると、安倍政権の謝罪に対する真正性を疑わざるをえない。

何よりも安倍晋三首相自身が「もう謝罪はない」と釘をさしたという部分は衝撃的だ。ユダヤ人虐殺を犯したドイツは1970年、当時のヴィリー・ブラント首相がポーランドのワルシャワのゲットー記念碑の前でひざまずいて謝って以来、首相・大統領が過ちの赦しを請い続けてきた。日本の作家、村上春樹が指摘したように「謝罪は被害者がもういいというまですること」だ。

日本大使館前の慰安婦少女像も同じだ。日本は、少女像の事前撤去が補償金10億円の支給条件だと言い張っている。少女像は民間団体が設置したものであり政府が移転を約束できない事案だ。合意内容にも「関連団体との協議などを通して適切に解決されるよう努力する」とだけされている。

これだけではない。「韓国政府が慰安婦の記録物の世界記憶遺産の登録を見送ることにした」という日本メディアの報道や、安倍首相夫人の昭恵氏が慰安婦合意の当日に靖国神社を訪れたのも全て納得し難い。

「国際社会で相互非難・批判を控える」という合意内容の前には「日本政府が表明した措置が確かに実施されるということを前提に」という但し書きがついている。日本政府が約束した通り「慰安婦に対する責任を痛感して心からおわびと反省の心を表明しなければ」、韓国の怒れる市民たちがただちに妥結の無効化を叫ぶことは明らかだ。今回の慰安婦合意の成否は結局、韓国政府の対国民説得と共に日本の真正性いかんにかかっている。



 像の移転が資金拠出の前提だなんてことは合意にない。
 メディア報道や首相夫人の動向が気に食わない。
 韓国が「もういい」と言うまで謝罪を続けない限り「心からのおわび」とは認めない。
 だから日韓合意が破綻しても責任は日本にあると。

 そんな理屈が国際社会に通用すると思いますか。
 メディアのたわごとが合意に影響するはずもありませんが、もしかしたら韓国側がこういうゴネ方をしてくる可能性があることを、日本政府は織り込み済みでしょう。
 日本の報道に対し、韓国側が不快感を示すのも織り込み済み。
 もし何か不満があるなら、国際司法裁判所に提訴してみたらどうですかね。安倍首相の言動に「真正性」があるのかどうかを公平に裁いてもらえばいいじゃないですか。「不可逆的」という言葉の重みを思い知ることになるでしょう。

 安倍首相は今回の合意で、おそらく心底嫌々ながら「おわび」をしました。「あれで終わりだ」と吐き捨てたと報じられたところを見ると、これは相当のものです。実際、日本国内の保守層からはかなり突き上げを食っているそうですから、安倍さんにとっては一種政治生命を賭けた決断だったのです。

 韓国人だってそのことを十分に知っていたからこそ、合意文が発表されたときは驚き、そして狂喜したのでしょう。村山富市や河野洋平や鳩山由紀夫や菅直人みたいなヘタレ政治家からホイホイ謝られるよりも、たとえ外相の朗読を介してとはいえ、「極右のアベ」が現職総理大臣の名において苦虫を噛み潰すような思いで表明した、心からの(悔しさがこもった)言葉を聞くほうが、韓国人にとっては何倍もの喜びであったはずです。

 「極右のアベ」が不満をこらえて謝罪を表明した事実の重さ、それが日本の「誠意」であり「真正性」です。日本国民のほぼすべてが、世界中の指導者とメディアがそれを知っています。いま世界から「誠意」を問われているのは韓国の側であり、慰安婦像の撤去はその踏み絵なのです。
 韓国の外交部は合意後ただちに元慰安婦たちに接触し、説得を始めました。朴槿恵大統領は彼女なりに必死で誠意を見せようとしているのです(たぶん)。
 それを、地元の韓国メディアが応援しなくてどうするんですか。

 合意文は政治決着のための作文ですから、双方の原則が衝突しないようにわざと「穴」を開けています。
 安倍さんはそうした穴をあえて放置しながら、「最終的、不可逆的に解決」という言葉だけには執着を見せました。これは「穴」を悪用して妙な真似をすれば容赦しないぞという、脅しに近いものがあります。穴というより罠に近い。
 それだけの「脅し」をなぜかけられるかといえば、米国や国際社会への根回しを済ませ、韓国が逃げたくても逃げられない状況、逃げればむしろ日本側が有利になるだけの状況を構築したという自信があるからです。
 もともと、両国の関係悪化でダメージをくらっていたのは韓国の側です。どちらが先に破るにせよ、合意が破綻することで大きな損害を受けるのは韓国の方です。

 韓国の保守系メディアは、元慰安婦たちが日本に「法的賠償」を求めることは無理があることを内心は理解しています。そして国際社会も同様の立場です。
 それを知りつつ、すでに謝罪を終えた相手国の首相に「真正性がない」なんてくだらないイチャモンをつけるような韓国メディアの報道こそ「誠意」に欠け、国益を損なう愚かな行為です。
 「極右のアベが軍国主義を復活させて朝鮮再侵略を企てている! 恐ろしい!」と騒ぎ立てるくせに、その恐ろしい相手が礼を尽くして頭を下げたとたん、「なんだその不満そうな顔は。もっとちゃんと謝れ!」と要求するなんて、度胸があるんだか馬鹿なんだか。
 馬鹿だよなあ、やっぱり。こういう態度が日本人をますます嫌韓に駆り立て、結果として日本の「右傾化」に磨きがかかるのです。

 茨の道と知りながら(知らなかったらアホですが)大きな決断をした朴槿恵さんには敬意と同情を表しつつ、「やっぱり韓国だなあ」とニヤニヤが止まらないわたしです。
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