政府間合意が日本人に与える「戦う勇気」

 今では朝鮮日報の論説委員の椅子に収まっている鮮于鉦氏が書いた「【コラム】日本政府の拠出金10億円は恥ずかしいカネなのか」(朝鮮日報日本語版9月17日)。

要旨は
「元慰安婦の中には日本からの金を受け取って和解に応じたいと考えている人もいるはず。あの金が法的賠償でないという理由で『恥ずかしい金』と決めつけることは、そうした彼女らを傷つけるものだ」
というもの。
 珍しく、最近の韓国メディアがほとんど【無かったこと】扱いしているアジア女性基金について触れていました。

 日本が20年前に「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」を設立し、元慰安婦に「償い金」を支払った時もそうだった。当時、元慰安婦支援団体を率いていた数人はこの資金を「人間の尊厳と名誉を再び毀損(きそん)するだろう」と言った。政府に登録された元慰安婦238人のうち61人が金を受け取った。61人は金を受け取ったことにより、自ら人間の尊厳と名誉を再び毀損したのだろうか。韓国社会の厳しい批判のせいで心に傷を負い、社会から疎外され、静かに息を引き取った元慰安婦たちは少なくない。



20年前のアジア女性基金にも日本国民の真心が込められていた。そうでなければ、あれだけ多くの人々が募金に協力することはなかっただろう。彼らの募金はほぼ同時期、韓国で集まった元慰安婦への募金の数倍に達した。この時日本国民が基金側に金と一緒に送った謝罪の手紙は今でもインターネット上で見ることができる。それに対して「人間の尊厳と名誉を毀損するもの」と言われては、その善意の人々も傷付くのではないだろうか。



 「その善意の人々も傷付くのではないだろうか」
 この文はちょっとおかしいのではないでしょうか。アジア女性基金を韓国側が「汚い金」と呼んで踏みにじったのはもう20年も前のこと。すでに基金は終了しています。なぜ鮮于鉦氏は過去形で語らないのでしょうか。
「我々はかつて日本の善意の人々を傷つけた。同じことを繰り返してはいけない」
と。
 …書きたくないし、書けないんでしょうねえ。日本人を傷つけたことを認めるのは被害者様としてのプライドが許さないし、一度でも認めれば「乙」の立場に転落して日本から永遠に謝罪を要求されかねませんからね。
 でも、アジア女性基金の失敗が日本に大きなトラウマを残したことは事実。基金の主要スタッフの中にも、当時の韓国の頑なな態度を痛烈に批判する人が少なくありません(下村満子氏など)。

 一部メディアの報道によれば、和解・癒やし財団の内部では「安倍首相に謝罪の手紙を書いてもらってはどうか」という議論が出ているとのこと。

中央日報日本語版9月21日
韓国外交部「慰安婦財団で日本首相の書簡など追加措置を議論」



 これは明らかにアジア女性基金の焼き直しを狙ったものでしょう。財団側は「前回書いたんだから今回も書けないはずはない」と気やすく日本に要求するつもりでしょうが、こういうことをやればやるほど、日本側から
「アジア女性基金と同じことをやれというのなら、どうしてあのとき受け入れなかったんだ」
「政府間合意になかったことを要求するのなら、合意に含まれている慰安婦像の件で誠意くらい見せてみろ」
 と突っ込まれるのは目に見えているでしょうに。

 もし日本政府が財団の要求を受け入れれば、韓国は手紙の内容に口を出したり文句をつけたりしてくるのは火を見るよりも明らか。故加藤紘一氏みたいなハト派がのさばっていた20年前ならいざしらず、今の安倍政権がこんなことに応じるわけがありません。ありませんよね…!?
 韓国側に理性があれば、こんな内輪の議論を公表すること自体、相手国に不信感を抱かせ自分たちの立場を悪くしかねない考えるものですが、そこは韓国。意外とあっさり10億円を振り込んでもらえたから調子づいて、さらに有利な交渉ができないかモーションをかけてきたのでしょう。そんなの、安倍政権に通用するはずがないじゃないですか。はずがないですよね…!?

 韓国人って、慰安婦問題を安易に考え過ぎなんですよね。
 知日派(≠親日派)であるはずの鮮于鉦氏も、このコラムでこんなことを書いています。

個人の賠償権は誰も無効にできない。元慰安婦支援団体は韓国をはじめとする世界各国の法廷で賠償努力を続ければいい。「最終的かつ不可逆的解決」という約束は当然、政府だけを縛るものだ。10億円は「少女像」撤去の代償なのだろうか。そうならば、日本政府は少女像がまだ設置されている今の時点で送金しなかっただろう。



 あの合意に拘束されるのは政府だけだから、民間はこれまでどおり世界中でイアンフガーを叫び続けていればいい、という理屈です。
 確かに、合意を文面通りに読めばそうでしょう。でもあの合意の一番の目的は、日韓関係を改善することにありました。韓国側は、これ以上日本との関係が悪化すれば自分たちの国益を損うと踏んだからこそ、国内からの猛烈な反発を覚悟の上で合意に応じたはずです。
 一方、日本にしてみれば、像の移転を待たずに10億円を拠出したのは、国内のサヨク野党の批判を封じ、韓国の逃げ道を断つのが目的。「われわれは合意を履行した。おまえたちはいつになったら誠意を見せるのか」と、像の移転が実現するまでネチネチ圧力をかけるためです。たぶん。

 もし鮮于鉦氏が日韓関係の改善を願う立場ならば、民間レベルの反日だって容認すべきではありません。日本人は体面を気にする国民性ですから、国際的な場で恥をかかされるのを何より嫌います。これまで長いこと韓国に甘い顔をしてきたのは、お人好しな民族性だけでなく、ソトヅラを気にしてきたからという理由が大です。
 昨年の政府間合意を不満に思う人たちは、日本国内にも少なくありません。鮮于鉦氏もこのコラムの中で「10億円が恥辱的だという彼らの主張は、この金を支払うようにさせた日本側の加害者に当てはまる話だ。」と書いています。
 10億円を払わされたうえ未来永劫まで世界各国の法廷で訴えられ続ける日本国民の気持ちを、鮮于鉦氏は想像できないんでしょうか。これ以上の嫌韓リバウンドが日本を覆ったら、政治、経済、安全保障などさまざまな面で韓国の国益がどれほど損なわれるのかを想像できないんでしょうか。
 韓国の人たちって、ほんと「思いやり」がありませんね。いや、べつに日本人に同情しろとか寛大になれとか言うわけじゃなく、相手の感情や思考を推察してもっとクレバーに振る舞えないのかってことです。

 …それとも、日本は甘ちゃんだから、どんなに挑発しても大した反撃はしてこないと見くびってるんでしょうかね。
 彼らにしてみれば、被害者であるワレワレがなぜ加害者のことを慮らねばならんのだ、日本の嫌韓でウリナラが不利益を被ったなら、もっと大きな声でニホンガーを叫べばいいだけだ、くらいの意識なのかもしれません。

 実際、最近の韓国では、民間団体だけでなく地方自治体も暴走ぎみです。
 京畿道水原市は、ドイツのフライブルク市と2015年に姉妹都市提携を行ったのをよいことに、フライブルクのど真ん中に慰安婦像を建てようと画策しました。

9月06日中央日報
「慰安婦少女像、欧州で初めてドイツに設置」



これに対し、水原市と姉妹都市関係にある日本の福井市が「それマジか。本当だったら市長訪問取りやめるぞ」と騒ぎ出しました。

9月8日福井新聞
「福井市長の韓国水原市訪問中止も 独への慰安婦像設置報道で真意確認へ」



 同時にフライブルク市に対しては、1989年から姉妹都市提携している愛媛県松山市が
「それをやられちゃうとこれから仲良くできなくなるから、考え直してくれない?」と要望。

9月16日産経ニュース
「ドイツの慰安婦像計画、松山市が懸念伝達 姉妹都市交流に影響も」



 結果、フライブルクは像の設置を取りやめ、それを通知された水原がフライブルクに対して遺憾を表明し、さらに松山に抗議するとのこと。

9月21日産経ニュース
独フライブルク市への慰安婦像設置断念 韓国水原市が発表 日本側が「圧力」と批判



 こんな険悪な雰囲気では、福井市長の水原訪問も難しいかもしれませんね。
 韓国の一市長の安易な思いつきが、ドイツと日本の自治体を巻き込んだぐっちゃぐちゃの「姉妹都市戦争」に発展しようとしているわけです。
 国家間の揉め事ならプロの外交官や政治家に任せておけばいいですが、自治体レベルの不和は市民感情に直結します。
 日本のサヨクは特亜に対していつも「政治レベルではぎくしゃくしていても、民間レベルでこつこつと友好関係を深めていけばいつかきっと分かり合えるはず♪」などと言っていますが、いま韓国側がやろうとしているのはまさにその暗黒版。民間レベル、草の根レベルでコツコツと日本にダメージを与えようとしているのです。
 まさに「邪悪」って言葉がふさわしいですね。
 邪悪な韓国の民間(非政府)勢力を、日本人はどうやって国際社会から排除していけばいいのでしょうか。
 善良であるわれわれが手にできる武器は、「事実」と「誠意」の二つだけ。その「誠意」を具体的に象徴するものが、昨年末の政府間合意です。アジア女性基金は国連人権委員会などに「不十分」のレッテルを張られましたが、今回は当事者である韓国政府が納得づくなのですから、国際社会が口出しする余地はありません。
 日本人は昨年までよりずっと、自分たちの立場の主張をしやすくなったのです。

 朝鮮半島で日本軍が女性たちを組織的に強制連行した事実はなく、しかしながら女性たちが辛い目にあった点については、日本は道義的見地から何度も公式に謝罪している。さらに昨年は政府間で「不可逆的に解決」し、合意に基づいて一人あたり1000万円近くも拠出した。しかもこれは20年前に行われた基金の事実上の再実施である。このように日本は重ねて誠意を示しているにもかかわらず、韓国人はいまだ日本大使館の前に不法に設置した像を手がかりに過度な抗議を続けており、それを貴国に輸出して「従軍慰安婦はホロコースト犠牲者と同じ」と主張しようとしている――。
 こういうふうに理詰めで説明すれば、フライブルク市長がまともな人なら納得してくれるのは当然でしょうね。

 フライブルクにしてみれば、つい昨年に姉妹提携したばかりの水原が、四半世紀以上におよぶ松山との友好関係をぶち壊しかけたのですから迷惑な話。さらにこの件で水原から遺憾表明されたうえ、松山まで水原に因縁をつけられるとあっては、フライブルクの顔は泥の二度塗りになるでしょう。水原市がこれ以上騒げば、フライブルク市と福井市の双方から姉妹都市関係の解消をつきつけられることになってもおかしくありません。

 10億円はもらっとけ、海外での反日活動はもっとやれ。
 韓国の最有力紙の論説委員様がそうけしかければ、今回みたいな騒動が世界各地で繰り返されるようになるでしょう。
 韓国が草の根レベルで反日を続ければ、日本の嫌韓も社会にますます根を広げ、さらなる力を持つようになります。事なかれ主義に傾きがちな日本の地方自治体が、今回ばかりは波風が立つのを覚悟で声を上げるようになったのはその表れでしょう。
 自治体の勇気を後押ししたのは、まぎれもなく政府間合意という大義名分の存在です。そして松山市、福井市の行動と成功は、われわれに勇気を与えてくれました。いいですねえ、この勇気の好循環。

 こうして考えていくと、「慰安婦支援団体は世界じゅうの法廷で自由に訴訟を起こせばいい」という、一見無責任なように見える鮮于鉦の発言は、もしかしたら彼なりの自嘲なのかもしれません。
 このコラムで彼は、あのキム・ヒョンジン弁護士がカリフォルニアで起こした訴訟があえなく失敗した件について触れています。

勝算がなかった米国での訴訟は、韓国側弁護士の怠慢で棄却された。そのあきれて物が言えないような出来事の経緯が先月10日、金徳翰(キム・ドクハン)本紙ニューヨーク特派員のコラムに書かれている。



コラムというのは→これですね。 (朝鮮日報コリア語版)

 訴訟を先導したキム・ヒョンジン弁護士は日本の企業だけでなく我が国の天皇陛下まで告発し、「原告を1万人集める」と豪語。クラウドファンディングで1千万円以上もの資金を集めることに成功したものの、実際は法廷にろくな証拠も提出せず、どうやら訴訟の目的は母国で国会議員になるための売名だったらしいというオチでした(しかも議員候補にすらなれず)。→関連過去記事
 韓国人のみなさんがこれと同じことを世界中で始めたら…すごくウザいモグラ叩きゲームになりますね。でも、日本側がきちんと反論すれば、世界中で韓国の評価を落とす絶好の機会になるはずです。

 もし日韓合意に批判的な人物が韓国の次期大統領になっても、日本は「合意を破られたらどうしよう」とおびえる必要はありません。むしろ「合意を破ったらどんな制裁をくれてやろうか」と手ぐすねひいていればいいのです。先方が本当に合意を破棄すれば、日本は韓国に「約束を守れない非常識国家」の烙印を押す権利を獲得するわけですから、甲の立場から乙をネチネチといたぶってやればいいのです。

 実際にどんな制裁が可能なのかはけっこう悩ましい問題ですけど、通貨スワップの交渉打ち切りとか竹島問題の国際裁判所への提訴とか、韓国大使館に対馬の仏像のレプリカを建てるとか、嫌がらせの手段はいくらでもあります。でもまあ、とりあえずはビール、じゃなくて謝罪要求から始めましょうか。

 韓国はアジア女性基金と政府間合意の2度にわたって我が国の誠意を踏みにじり、いまだに世界中で日本人の尊厳と名誉を傷つけている。これはあきらかに民族差別であり、断固として許されるべきでない。韓国はこのことを真摯に反省し、誠意をもって謝罪せよ!

 みなさん、大きな声を出せるように今のうちから喉を鍛えておいてください。

 追記で、当該コラムを全文引用しておきます。




朝鮮日報日本語版 2016/09/17
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/09/14/2016091400615.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/09/14/2016091400615_2.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/09/14/2016091400615_3.html

【コラム】日本政府の拠出金10億円は恥ずかしいカネなのか

 10億円が日本から届いた。昨年12月28日の韓日合意で旧日本軍の元従軍慰安婦たちが負った心の傷を癒やすため、日本政府の予算から拠出すると約束した金だ。元慰安婦個人の傷を癒すのに受け取った金をどう使うかは、今後の韓国側の役目になる。しかし、このままではこの金は元慰安婦たちに新たな傷を残すことになりそうだ。

 おとといの大統領府での会合で、野党代表が朴槿恵(パク・クネ)大統領に「10億円で歴史を消し、我々の自尊心を売ってはならない」と言った。別の野党代表は元慰安婦支援団体と共にした場で「日本政府の名分のない10億円は元慰安婦たちにとって恥辱的だ」と話したという。「スティグマ理論」という言葉がある。否定的な烙印(らくいん=スティグマ)を押すと、押された対象が実際に否定的なものに変わってしまうという理論だ。10億円が恥辱的だと言うなら、その金を受け取った元慰安婦はこの社会でどのような烙印を押されるのだろうか。野党代表は今、横暴にも金ではなく実は元慰安婦たちに烙印を押しているのだ。

 日本が20年前に「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」を設立し、元慰安婦に「償い金」を支払った時もそうだった。当時、元慰安婦支援団体を率いていた数人はこの資金を「人間の尊厳と名誉を再び毀損(きそん)するだろう」と言った。政府に登録された元慰安婦238人のうち61人が金を受け取った。61人は金を受け取ったことにより、自ら人間の尊厳と名誉を再び毀損したのだろうか。韓国社会の厳しい批判のせいで心に傷を負い、社会から疎外され、静かに息を引き取った元慰安婦たちは少なくない。

 慰安婦問題における法的賠償は韓国が成し遂げるべき目標だと信じている。何よりもまず元慰安婦がそう望んでいる。長い間彼女たちを支援し、慰安婦問題を世界的な女性の人権問題として取り上げた支持者たちも望んでいる。そうした人々の意志は絶対に尊重されなければならない。だが、法的賠償でないという理由で、すべてを恥ずかしいと考えてはならない。20年前のアジア女性基金にも日本国民の真心が込められていた。そうでなければ、あれだけ多くの人々が募金に協力することはなかっただろう。彼らの募金はほぼ同時期、韓国で集まった元慰安婦への募金の数倍に達した。この時日本国民が基金側に金と一緒に送った謝罪の手紙は今でもインターネット上で見ることができる。それに対して「人間の尊厳と名誉を毀損するもの」と言われては、その善意の人々も傷付くのではないだろうか。

 法的賠償は簡単なことではない。最も理想的な当事国での賠償判決は残念ながら不可能になった。日本の法廷はこれまで元慰安婦の賠償請求訴訟をすべて棄却している。日本の過ちを否定したからではない。時効など法律上の制限に阻まれたのだ。勝算がなかった米国での訴訟は、韓国側弁護士の怠慢で棄却された。そのあきれて物が言えないような出来事の経緯が先月10日、金徳翰(キム・ドクハン)本紙ニューヨーク特派員のコラムに書かれている。こうした状況で賠償を実現させるには、日本の国会が特別法を作る方法しかない。元慰安婦団体はこれを要求している。しかし、戦後の日本の政治的基盤から見て実現の可能性はない。元慰安婦が存命中にこの基盤が変わる可能性もほぼない。

 日本が支払った10億円はどんな性格のものなのだろうか。「法的賠償」に取って代わる金なのだろうか。個人の賠償権は誰も無効にできない。元慰安婦支援団体は韓国をはじめとする世界各国の法廷で賠償努力を続ければいい。「最終的かつ不可逆的解決」という約束は当然、政府だけを縛るものだ。10億円は「少女像」撤去の代償なのだろうか。そうならば、日本政府は少女像がまだ設置されている今の時点で送金しなかっただろう。

 野党代表は10億円を「名分のない金」と言った。昨年の韓日合意文を読めば誰でもすぐ分かるが、「日本政府の責任を痛感」「首相の謝罪と反省」が名分だ。10億円が恥辱的だという彼らの主張は、この金を支払うようにさせた日本側の加害者に当てはまる話だ。元慰安婦にとって恥ずかしい金であるはずがない。野党は「昨年の韓日合意は元慰安婦の同意なしに行われた」と批判している。もしそうなら、韓日合意に彼らが押した烙印も元慰安婦全員の気持ちをどれだけ反映しているのか、検証すべきだろう。

 日本政府から10億円を受け取った財団の名前は「和解・癒やし財団」だ。これに対して元慰安婦支援団体が主導する財団の名前は「正義・記憶財団」だ。「和解・癒やし」も「正義・記憶」も重要だ。政府に登録した元慰安婦のうち198人が亡くなった。あとの40人の平均年齢は約90歳だ。このうち誰が存命中の和解と癒やしを求めているのかは分からない。日本政府の責任痛感と首相の謝罪をそのまま受け入れたいという人もいる可能性がある。もちろん、ただ切実に金を必要としている人もいるだろう。正義と記憶のために一生をささげた元慰安婦たちの意志が尊重されたように、受け取りを希望する元慰安婦の意志も尊重されるべきだ。

鮮于鉦(ソンウ・ジョン)論説委員

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テーマ : 従軍慰安婦性奴隷制問題
ジャンル : 政治・経済

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