ハンギョレの「合意固辞論」が陰険すぎて哀れなレベル

ハンギョレ新聞の東京特派員、キル・ユンヒョンという記者が、カッとなると見境がなくなる韓国人の典型ともいえるすばらしいコラムを書いてくれました。

2016.10.07 ハンギョレ日本語版
[特派員コラム] 12・28合意と決別しよう
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/25340.html

コラムの中でキル氏は、例の安倍首相の国会答弁をテレビで見ていて最初は言葉の意味が分からなかったこと、それが「毛頭=毛の先ほども」であることを教えられて「堪えきれない怒りとこの上ない無力感」に襲われたと述懐しています。
われわれ日本国民にとっては、「毛頭」という言葉に挑発的な意味はさほどありません。安倍首相の言い方も、べつに当該フレーズを厭味ったらしく強調したわけではありません。安倍さん自身、韓国世論がこれほど猛烈に反発するとは思っていなかったんじゃないでしょうか。

シンシアリー氏の解説によると、韓国では物事をキッパリ言い切るのは上の者(甲)が下の者(乙)に接するときの態度だそうで、つまり今回の韓国の火病ぶりは、日ごろから日本を下に見ていたことの証拠なのですね。

キル特派員によると、韓国社会では12・28合意について、「合意なんか破棄しろ」派と「あれこれ追加要求すればいい」派とに分かれて対立していたのだそうです。
…えっと。「合意をそのまま履行しよう」派はゼロだったという理解でいいんですかね?

分かってたつもりではいましたけど、韓国の皆さんってほんと、社会性に欠けた人たちなんですね。「最終的かつ不可逆的に解決」との文言がある以上、合意にないことを追加要求してしまえば、その時点で合意違反のそしりを受けても仕方ないでしょうに。

ウリナラは日本よりも上の存在だから、いくらでも追加要求していい。
それなのに日本は下の分際で、ウリナラの要求をキッパリと断りやがった。
せめて断るにしても、下相応の口の利き方ってものがあるだろう。
無礼千万なチョッパリめ、いったいどうしてくれようか。

…というのが、キル記者の「堪えきれない怒りとこの上ない無力感」の中身でしょう。
これ、純粋な民族差別ですよね。
日本が戦犯国家だからとか、日本は過去を真摯に反省していないからとかいう理由で正当化できるものではありません。

合意に不満なら、日本に謝罪して10億円を返還するのが道理というものでしょう。
でも、キル特派員が提言する「決別」方法はまったく違うんですね。

 これからどうすべきか。第3の道を提案してみる。名付けて「合意固辞論」である。

 韓国政府は、日本側に傾いた12・28合意という不利な戦場から組織的に退却すべきだ。この合意を何とか正当化しようとする痛ましい努力はやめてほしい

 まず、「和解・癒やし財団」は日本政府から受け取った10億円の執行を停止し、状況を静観しなければならない。さらに、日本政府の関心事である少女像の問題について、もう少し原則的な立場を明らかにする必要がある。韓国は過去の合意で「少女像について関連団体との協議などを通じて、適切に解決されるよう努力する」としただけで、移転そのものを約束したことはない。安倍首相の言葉をそのまま返すと、少女像の移転は「(合意)内容の外」である。

 政府は合意で「国際社会において、この問題について互いに批判・非難することは控える」と約束した。この約束は、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)などの民間団体が女性の普遍的な人権懸案である慰安婦問題を解決しようとする国際的な努力まで拘束するものではない。政府は、民間団体の活動を今よりも積極的に支援する必要がある。慰安婦問題という歴史的な痛みを経験した韓国社会が、最終的に到達すべき目標が12・28合意でないなら、徐々に、しかし明確な方向性を持って、合意と決別していかなければならない。



彼の主張を整理すると、

1.日本政府から受け取った10億円の執行を停止する。
2.状況を静観する。
3.慰安婦像に対して原則的な立場を明らかにする。
4.政府が民間団体に出資して国際社内でも反日活動を強化する。

…「名付けて合意固辞論である(キリッ」とか「明確な方向性をもって決別せよ(ドヤッ」とか言ってますが、日本に10億円を突き返すわけではなく、正式に合意破棄を通達するわけでもない。慰安婦像の移転を断固拒否すると宣言するわけでもない。「もう少し原則的な立場」って、なんですかそりゃ(失笑。
要するに、日本との和解に向けた努力をのらりくらりとサボタージュし、裏から手を回して合意をなし崩し的に踏み倒そうってことですよね。うっわぁ、ヤクザ。陰険。かっこわるい。

そんな卑怯なマネが国際社会で通用すると思ってるんですかね。
…思ってるんでしょうね。いままで韓国がいくらゴネても日本は懐深く受け止めてくれましたもんね。それこそが韓国が上で日本が下である証拠だったわけですもんね。

でも、それがもう通用しないことは、他でもない安倍首相の「毛頭」発言がはっきりと示しているのです。さらに、首相の発言を日本の世論が受け入れています。質問をした民進党だって、べつに挺対協の肩を持ってるわけじゃない。あの河野洋平さんですら「もう少し言い方があっただろうに」とボヤいてるだけ。
日本の一部のサヨク団体は、安倍首相に手紙を書くよう要求する声明を出しましたが、それを報じるメディアの反応は韓国側すら冷ややかでした。

2016.09.29 ハンギョレ日本語版
日本の市民団体、「安倍首相は慰安婦被害者に謝罪の手紙を」
http://japan.hani.co.kr/arti/international/25273.html


28日「慰安婦問題解決の会」緊急記者会見 
被害者たちの本質的な要求との隔たりあり、根本的な解決策にはならず


(本文前略)
 しかし、被害者女性たちが12・28合意を拒否する理由が日本首相の手紙の有無ではないことを考えた時、彼らの運動には根本的な限界があると言わざるを得ない。
 
東京/キル・ユンヒョン特派員



オイッ! 貴様か、キル・ユンヒョン!
書いても無駄な手紙なら、安倍首相が拒絶するのは当たり前じゃないか!
無意味な手紙を要求し、それを拒否されたからといって逆上し、卑怯な手を使って約束を踏み倒そうとするあなたがたに、他人の「誠意」だの「真正性」だのを要求する資格があると思うのか!
…あると思ってるんでしょうね。韓国のみなさんは。永遠に日本は下だから。

でも実際は、左派の雄たるハンギョレすら「合意を堂々と破棄せよ」と言えなくなっている時点で、もう実質的に韓国の負けでしょう。
立場の上下ってのは、結局のところ力関係で決まるんですよ。国力とか経済力とか外交力とか。
朴槿恵政権は限界まで反日外交を繰り広げて挫折しました。米国の人権派大統領、国連の韓国人事務総長という「追い風」があったにもかかわらず。
韓国が勝てなかった理由は3つあります。

1.日本を挑発することはできても、強制する力がなかった。
2.韓国国内と国際社会とは、価値観の物差しが違った。
3.勝敗ラインの設定が無謀もしくは曖昧すぎた。

キル特派員は12・28合意を「最終的に到達すべき目標」とは認めないと言っていますが、では彼らの目標は何なのか。それは実現の見込みがあるのか。
合意に反対してる韓国人の中で、そのことをきちんとわきまえている人って、たぶん皆無なんじゃないですかね。
だから、周囲に不幸を撒き散らすことはできても、自分たちは満たされない。永遠に勝利を実感できないまま、腹一杯にどす黒い恨みばかりをつのらせる。
まさにヘル朝鮮。地獄ですね。

国家の威信をかけた戦いで勝てなかったのに、民間レベルの嫌がらせで日本政府を動かせるわけがありません。本当に日本政府を屈服させたければ、日本の国内世論を抱き込んで内部から突き動かすしかありませんが、キル記者の提言する戦略は余りに薄汚なすぎて、日本国民の嫌韓を助長することしかできません。
まして、国際社会を舞台に民間レベルでさらなる反日を展開するとなれば、あのフライブルク市への慰安婦像計画のように、泥沼の戦いになります。その場合、韓国側が先に合意を踏み倒したという事実は、かなりのハンデになるでしょう。
人を呪わば穴二つ。日本の非道徳性を訴えているつもりの行動が、韓国人の陰湿さ、無責任さ、幼稚さをみずから世界に知らしめることになるのです。

・・・などと願望まじりの将来展望をしてみましたが、どうなることやら。
最後に、朝鮮日報のコラムを引用しておきます。

2016/10/06 朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/06/2016100601120_2.html

【コラム】韓国唯一のノーベル賞が平和賞なのは偶然ではない

(前略)

 100年余り前、西洋の宣教師が撮影した韓国の姿は乳をあらわにした女性たち、数カ月は水浴びしていないであろう子どもたち、ふん尿だらけの光化門通りだった。それに比べれば現在の韓日の差は縮まった。それでも格差は存在する。韓国が気付かないだけだ。韓国人は「世界で唯一日本を見下す韓国人」という言葉を聞くと悪い気はしない。そんな声に酔う人もいる。実はそこに「おかしな韓国人」という言葉の意味がひそんでいる。実際には日本を見下す国など世界に存在しないからだ。日本を見下すためには日本に対し無知でなければならない。ろくに知らずに大言壮語して虚勢を張る人だけが日本を見下すことができる。
(以下略)

楊相勲(ヤン・サンフン)論説主幹






 ただし、こんなしおらしいことを書いている朝鮮日報だって「日本のアラを探せば合意なんか余裕で破れる!」と言ってたことは忘れちゃいけませんね。
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テーマ : 従軍慰安婦性奴隷制問題
ジャンル : 政治・経済

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