「駄目だコリア」を理屈抜きに実感させる金慶珠

 日韓問題を巡るテレビ討論が行われるとき、必ずといっていいほど登場するのが東海大学教授の金慶珠氏。本人やテレビ局はどこまで意識しているか分かりませんが、彼女こそ2012年以降の嫌韓ブームを牽引してきた最大の功労者の一人だと思います。桜井誠や竹田恒泰がどんなに騒いでも、彼女の「話術」には及びません。

 彼女は独特の鼻声で、流暢な日本語を淀みなく喋ります。ペラペラペラペラペラペラペラペラ、壊れた蛇口のようにいつまで経っても止まりません。司会者や他の出演者が割り込んでストップさせても、しばらくすると『この人たち、なんにも分かってないわね』とでも言いたげな表情で「あの~」と口を挟み、また抑揚のない言葉を早口でペラペラペラペラペラペラペラペラと垂れ流し始めるのです。
 一体何を熱弁しているのかとようく聞いてみると、内容のほとんどは事情や経緯の説明です。前知識として有用なものもありますが、すでに皆が承知していることだったり、必ずしもいま聞いておく必要があるとは思えないものがほとんど。いつになったら結論――彼女自身の分析や見解、主張が述べられるのかと聞き手は辛抱強く耳を傾けますが、それが語られる前に彼女の話題は別の方向に逸れ始め、いつまで経っても終わりません。業を煮やした司会者が割って入り、何やら不満そうな金氏は次のスピークの機会をうかがう、その繰り返しです。
 ときどき、彼女が主張めいたものを開陳することもありますが、韓国側を擁護するための強引な論法を使うことが多く、他の出演者から袋叩きに遭うのが「お約束」になっています。

 日本のテレビ討論番組に登場する韓国人は顔ぶれが限られており、しかもその多くが在日。「韓国生まれ韓国育ち」の金慶珠氏は貴重な存在であり、我々日本人にとっては「生粋の韓国人」の代表的存在です。
 しかし彼女のスピークは聞き手をウンザリさせ、「この人とまともな議論はできそうにない」と実感させます。彼女はそうした相手の感情や場の雰囲気をまったく理解できていないようです(もし自覚的にやっているとすれば、彼女は嫌韓ネトウヨのために働く工作員の可能性が大です)。

 相手に構わず一方的にまくしたてる、長々としゃべってるわりに大したことは言っていない――要するに韓国人は自己中で薄っぺらい人たちなんだというイメージを、金慶珠氏は日本人の脳裏にせっせと刷り込んでいるのです。

 そういえば、韓国の言論界や学界では持って回った長ったらしい文章で箔をつけるのが伝統だと聞いたことがあります。実際に韓国メディアのコンテンツには、やたら文字数が多い割に何が言いたいのかよくわからない社説やコラムが散見されます。
 先日発表された日韓合意の「新方針」も、あやふやで矛盾だらけの無様なシロモノでした。

 こうして、まことしやかにネットに流布する「韓国人の扱い方マニュアル」の説得力は補強されていくのです。「韓国人の話は聞くな。どうせ大したことは言ってない」。

 早くまともな生粋韓国人論客が登場しなければ、日韓関係はますますねじくれていくことになるでしょう。
 わたしはネトウヨですから日韓関係がねじくれるのは一向に構いませんが、あの人は純粋にウザいですからね…。
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