五輪後に試練が待っている文在寅

左派系のメディアや言論人がこぞって「安倍首相は平昌五輪に出席すべきだ!」と訴えています。

毎日新聞社説「平昌五輪開会式と首相 むしろ出席した方がいい」
https://mainichi.jp/articles/20180112/ddm/005/070/115000c

東京新聞社説「安倍首相は大局に立って、開会式への参加を表明すべき」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018011902000167.html

古賀茂明「安倍首相が参加しないと日本は世界から孤立する」
https://dot.asahi.com/dot/2018011400012.html

リテラ「五輪の開会式に出ないなどと恫喝し、慰安婦問題を葬ろうとする安倍政権は異常だ」
http://lite-ra.com/2018/01/post-3734.html

彼らは口をそろえて「五輪に政治を持ち込んではならない」と訴えていますが、だったらなおさら日本の政治家が参加する必要ないじゃないですかw

日本のサヨクの訴えを尻目に、ホストである韓国は日に日に平昌五輪の政治利用を露骨化しています。平和友好の美名のもとに自国の選手を政治の力で抑えつけて南北統一チームを結成した強権ぶりには、韓国国内からも批判が上がっています。平気でそんなことをする政府が、日本に対しては「当事者の意見をないがしろにして政治決着を試みた」などといって慰安婦合意を無視するのですから、お家芸とはいえつくづく見事なダブルスタンダードです。

スポーツイベントで南北融和を演出したところで、核やミサイル問題の解決にならないことは左派系メディアも認めるところ。

前述の東京新聞社説より。

…このままなら、「北朝鮮は平昌五輪にただ乗りし、金氏王朝を宣伝する舞台に変質させようとしている」という韓国紙の批判にも同意したくなる。一方の北朝鮮側は、朝鮮半島の非核化に関する議論には応じず、逆に十七日付の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は「関係改善に障害をつくり出す」として、韓国に対し平昌五輪・パラリンピック後の米韓合同軍事演習について、中止するよう要求した。

五輪には協力するが、望まない話には応じない。対価はよこせという姿勢が露骨だ。それでも、今の和解ムードまで否定すべきではない。北朝鮮は外部との対話が続いている間は、挑発行動を控える傾向がある。また、より多くの北朝鮮の人が韓国に来て現状を見れば、意識も変わるだろう。非核化に関する議論も早急に始め、本当の緊張緩和につなげてほしい。

【太字引用者】

 要するに、五輪を通じた関係改善なんてその場しのぎでしかないけれど、その場しのぎができるだけでもありがたい、ということですね。核問題にまともに向き合う気力がゼロ。

「より多くの北朝鮮の人が韓国に来て現状を見れば、意識も変わるだろう」とのことですが、北からいらっしゃる皆様がどんな方かといえば、その代表が金正恩の元カノとも噂される、いかにもセレブなこのおばさん。
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http://japanese.joins.com/article/754/237754.html
 選手はもちろん、応援団も管弦楽団もみんな金正恩体制下でエリートの地位を獲得している人たちなんですから、彼らの意識が変わることを期待するのはアホですし、そんな「草の根変革」に期待して北朝鮮を甘やかしてきた結果が現在の核ミサイル危機なわけで。

 信濃毎日新聞すらも、平昌五輪に対して冷め切ったコラムを載せていました。2018.1.22付1面の「斜面」で、南北統一チームの過去について触れたうえで、次のように述べています。

かつてのような期待感は持ちにくい。来月の平昌五輪の開会式で統一旗を掲げて合同入場行進することを国際オリンピック委員会(IOC)が承認した。…合同での行進やチーム結成は、韓国の文在寅大統領が提唱してきた。急展開は、年明けに金正恩朝鮮労働党委員長が五輪参加に言及したのが発端だ。核・ミサイル開発をやめようとしない北朝鮮である。国際包囲網の分断を狙ってのことではないか◆バッハIOC会長は「五輪精神が全ての人をつなげた素晴らしい日だ」と自賛し、北朝鮮が参加する意義を強調している。韓国は南北関係改善につなげようと考えているものの、北朝鮮の出方は見通せない。せっかくの「平和の祭典」が政治利用によって興趣をそがれるとすれば残念である。



 日本の自称リベラル派にもこういう認識が広まってしまった平昌五輪に、わざわざ安倍首相が出席しなければならない理由はありませんね。たとえ韓国に恩を売るつもりで参加しても、相手は「よっしゃ、安倍も合意無効を受け入れた!」と都合よく解釈し、ますます調子に乗るだけですから。

 文在寅政権にとって、平昌五輪は大きな賭け、しかも分の悪い賭けです。五輪が開幕する前から、強引な南北合同チームの結成をめぐり、韓国の若者の反感を買っただけでなく、日本やスイスなど対戦国からも白い目で見られてしまうことになりました。IOCと国際アイスホッケー連盟の決定によれば、平昌五輪の女子アイスホッケーでは、南北合同チームのみチームエントリーの人数を35人にするとのこと。対戦する他国より12人も多いのですから、露骨なえこひいきと言われても仕方ありません。

 かといってその分だけ強くなるのかといえば、実力の低い北朝鮮から選手を入れた急ごしらえのチームなのですから、むしろ戦力は弱体化するリスクが大。さらに韓国選手の士気が下がっているとの報道もあるくらいです。まして日本に惨敗、しかもその敗因の多くが北朝鮮選手のプレーだったりすれば、韓国世論は一気に沸騰するでしょう。

 今回の五輪は強国ロシアが不参加のうえ、もともと韓国はさほど冬季スポーツが盛んとはいえないお国柄。スピードスケートの李相花はこのところずっと小平奈緒に勝てていませんし、お家芸であるショートトラックでは暴行事件が発生して有力選手が脱走するやらコーチが職務停止になるやらの騒ぎを起こしています。
 韓国は、名誉のかかった競争となると日本以上に目の色が変わるお国柄です。韓国民にとって五輪の「成功」とは自国がたくさんメダルを取ることに他なりません。選手や運営へのプレッシャーは並大抵のものではないでしょう。五輪本番で彼らが何をやらかしてくれるのか、日本の嫌韓ネトウヨは固唾を飲んで見守っています。

 五輪が終われば、米国は延期していた米韓合同軍事演習を再開しようとするでしょうし、それに北朝鮮が反発するのは必至。核実験やミサイル発射がいつ再開されるか分からない状況に戻ります。
文在寅が「平和五輪」の成功に向けて北朝鮮に譲歩すればするほど、五輪後に緊張がぶり返すことで、彼の無力さ、みっともなさが際立ってしまうのです。韓国は存在感・発言権を失うばかりか、「韓国の左派大統領すら対話に失敗した。もはや外交的解決はありえない」と、トランプに北爆への口実を与えることにもなりかねません。

 また、五輪の熱狂が終われば、財政収支はどうだったのか、施設の後利用をどうするのかといったシビアな問題にスポットライトが当たることになります。冬季五輪が黒字になることはありえませんから、招致は本当に必要だったのか、責任をだれがとるのかといった内輪もめが始まる可能性も大きいでしょう。
 後に、「2018年の平昌五輪こそ文在寅大統領のレームダックの始まりだった」…なんて語られることになるかもしれません。

 かたや日本では、2019年新天皇即位、2020年東京五輪と、ビッグイベントが相次ぐスケジュール。関連の式典には、ぜひ韓国の大統領も招待してあげてほしいと思います。

 
 
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