ミュージックステーションはBTS吊し上げの絶好の舞台だったのに

 防弾少年団(BTS)の原爆Tシャツの件。ネットの右派世論がマスメディアを動かすほどの力を得たのは感慨深いことです。
 Tシャツの問題が取り上げられるようになったのは徴用工あらため朝鮮半島出身労働者訴訟の大法院判決が出る前だそうですが、あの判決がなければ番組への出演中止もなかったはずです。大法院のおかげで、日本ではあらゆる分野で「韓国離れ」が許容・肯定されるようになりました。

 個人的にBTSには興味ありませんし、彼らが原爆Tシャツを着ていたからといって驚きも怒りも感じません。
 中央日報の論説委員が堂々と「原爆は神の懲罰」と言い、原爆被害者を取材した朝鮮日報の女性記者が「自業自得の日本がいつまでも苦しんでいる姿は疎ましい」と言う国です。そもそも韓国世論は自国の核武装に前向きで(→たとえばこちらこちら)、文在寅が北朝鮮の核放棄よりも制裁緩和と南北統一を優先しているのは、統一コリアの核保有を目論んでいるからと分析する識者の見方もあります。
 要するに、BTSのメンバーはごく普通の韓国人なのです。

 今回の件、日韓のBTS擁護派は
「原爆Tシャツはただの口実でネトウヨは韓国ヘイトをしたいだけ!」
「ごく少数の極端な連中が大声で騒いでいるだけ!」
「本人たちに悪気はない!」
と訴えていますが、ブーメランになりかねませんね。
 今回のバッシングは人権団体や韓国人たちがこれまで実践してきた「やり口」とまったく同じですから、軽々しく反論すれば簡単に逆手に取られます。ろくな根拠もなく上記のような反論を行うなら、今後は下記のような主張も受け入れなければならなくなります。

「慰安婦はただの口実で、韓国人は日本ヘイトをしたいだけ」
「人権侵害なんて、ごく少数の極端な連中が大声で騒いでいるだけ」
「旭日旗を振る行為に悪気はない」

 わたしは嫌韓ネトウヨですから、韓流が日本から干されることは歓迎する立場です。でもたとえ韓流芸能人が日本を席巻したとしても、内心ウンザリするだけで、彼らを排除するために積極的に行動や発言をする気にはなれません。彼らのファンが日本に多いのなら仕方ないことだと思いますし、嫌なら観なければいいだけのことなので。

 むしろ願うのは、原爆もナチスも旭日旗も人種差別も含めて、もう少しタブーというものが減ってほしいということです。
 核兵器の使用は恐ろしいことですが、原爆を落とした米国はいまだに謝罪も後悔もしていないし、核保有国の数がちっとも減らない現実がある以上、原爆に一定程度の意義を認める価値観を抹殺しようとするのはおこがましいと感じます。必要なのは拒絶ではなく相互理解への努力だとリベラルのみなさんもおっしゃっていることですし。

 韓流芸能人が原爆Tシャツを着たからといって「反日」呼ばわりするのはナンセンスです。われわれ嫌韓ネトウヨ界隈では、反日でない韓国人など存在しないというのが定説になっているのですから。
 あのTシャツを作ったデザイナーも、売ったショップ店員も、着ている韓国の消費者も、心の奥底で「原爆を落とされた日本ざまあ」と思っているはずです。そうでなければ、今回の騒動で韓国の世論もメディアも政治家もそろって「あの程度のことで腹を立てる日本は偏狭だ」と一斉に反発するはずがありません。

 茂木健一郎氏が「BTSに出演してもらって、番組内で、この問題についてのわだかまりを解くような一言を放送できたら、ものすごく価値が生まれたのに」とツイートしたそうですが、ある意味同感ですね。
 気に食わないから拒絶するというのは、トラブル回避の知恵ではありますが、あまり面白くありません。
 あえてBTSに出演してもらい、曲よりもまず例のTシャツについて説明を求め、

「あのきのこ雲の下では何万人もの人たちが一瞬で焼き殺されたんですよ。そういう写真の入った服を着ることをあなたがたは格好いいと思うのですか」

 と、冷静かつネチネチと追及してあげればよかったのにね。もちろん、質問内容をきちんと事前通告したうえで。

 そうすれば、テレビ局がわざわざ出演拒否を伝えるまでもなかったように思います。
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